新しい世界で俺は忍者になる!   作:ルーニー

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・追記
表記ミスがありましたのでここに記載させていただきます。
時々後頭部に頭ぶつけて気絶したこともある。
→落ちたときに時々後頭部ぶつけて気絶したこともある。

指摘してくださった読者様、まことにありがとうございます。


最初の一歩が遠すぎた

超人のいる道場に入ってから数年。あれやこれやと修行と練習を重ねた俺はようやく忍術が使えるようになってきた。とは言っても影分身とか豪火球の術とかはまだ使えない。精々が変化の術と変わり身の術、あと分身の術と壁登りの行と水走りの行ができるようになったぐらいだ。

 

いやぁ。長かったよ。必死に印を調べて何度も何度も反応しない印を結んで分身の術!って叫ぶのは精神的にヤバイね。あの時はリーとナルトの気持ちがすごくわかったよ。あれはヤバい。出来る出来るよゆーよゆーって公言して失敗したとき並みにヤバイ。諦めずにやったリーとナルトと俺偉い。うん。

 

そんで、もう今は無理だと感じた俺はうんともすんとも言わなかったから忍術の前に壁登りの行と水走りの行を訓練した。あれチャクラコントロールの訓練になるって記憶あるし、実際に成果が目に見えてるからやる気も上がるのよ。

まぁ最初は漫画の通り壁登りの行、というか木登りか。あれやってたんだけど、まぁ落ちまくって背中に痣が出来た出来た。最初の頃なんて道場で動きが鈍くなったり印を調べる際に図書館で出会った車イスの少女に心配されたりしたもんなぁ。時々落ちたときに後頭部ぶつけて気絶したこともあったし。

そんな感じで傷だらけになった甲斐あって壁登りの行も出来るようになったし、ちゃんと壁に対して垂直に立てるようになった。あれ壁に立ってるのクソ辛いだろとか思ってたけど、チャクラ回していれば大して辛くないのね。はじめて知ったわ。

 

んで、壁登りの行が出来るようになったから次は水走りの行に進んだんだよ。まぁ、ヤバイね。壁登りと比べてはるかに難しいわ。

イヤね。足の裏にチャクラを溜めて放出するってのは覚えていたんだけどこの放出する量がホント絶妙に難しいのよ。量が多すぎたら水が破裂してバランス崩すし、逆に少なかったら沈むし、慌てて量を多くしたら爆発するし。あれホントシビアだよ。チャクラ使いすぎて溺れかけたことあったし。あれは死んだと思ったねさすがの俺でも。

でも今ではチャクラと体力があれば何時までも水面に立っていられるようになったんだよ。いやぁあれはいいね。出来たときは感動で泣いたもん。泣いてチャクラ乱れて落ちちゃったけど。

 

と、まぁ忍者の基本をやりとげたあとで忍術の修行をしたんだけど、なんと失敗はしたけどちゃんと発動できるようになってたんだよ。しかも身体能力も格段に上昇してたし。チャクラコントロールが出来るようになった副産物かなこれは。

身代わりは道場での修行で出来るようになってきてたし、変化も段々と効果範囲が広がってるし、分身の術に至ってはヘロヘロだけど自分の分身がちゃんと出てたんだよ。もうこの失敗には興奮したね。ちゃんと忍術使えるんだって分かって修行しまくったもんだ。時々修行に熱中しすぎて帰るのが遅くなって大目玉くらったりしたけど些細なことだ。

 

しかも修行の成果がちゃんと出ているのが身に染みて分かるのがホントに嬉しい。今では分身の術も変化の術も変わり身の術も出来るようになってるし道場でも師範代の息子さんと手加減ありとはいえ結構打ち合えるようになってきてるし。師範代にここまで出来るようになるのは滅多にないって褒めてくれたりもしたのだ。超人から褒められるってかなり嬉しいね。

 

でもやべぇよ。ホント忍術超楽しい。いや忍術というより忍術が使えるのが超楽しい。やべぇマジパネェ(語彙力低下)。

 

いかんいかん。忍術を楽しんでる場合じゃねぇ。早く修行しなくては。とりあえずの目標は影分身と手裏剣術も火遁の術を出来るようにだ。影分身が出来たら修行のスピードも上がるしな!

 

 

 

あ、そうそう。すごくどうでもいいけど1年前に小学生になりました。なんか私立の小学校らしい。

まぁそれはどうでもいいか。しゅっぎょおっのじっかんっだよっと。


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