新しい世界で俺は忍者になる!   作:ルーニー

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猛烈に青春してますガイせんせぇぇぇ!

なんか病院で爆発とかすごい事件があったらしい。(小並感)

 

いやぁ。病院で爆発とか並べるだけでもおっかないな。病院っていっても動物病院なんだけど、何にしてもあそこを担当していた会社はなにやってたんだろうね。ちゃんと経年劣化とか計算して余裕のあるときに交換とかしてたんだろうな。これだからブラック企業はダメなんだよ会社全体に余裕がなくなってるんだからこうなるんだよ(偏見)。

 

まぁそれはともかくだ。病院が爆発した恐ろしいよのなかだけれどもだ。最近の俺は機嫌がいい。理由?めっちゃいい感じの長さの階段を見つけたからだよ!そこそこ角度もあって長さも結構ある神社に続く階段。どこかいい修行場所はないかと探していたところに見つけた足腰ついでに両腕を鍛えられるスーパーな階段があったんだよ!

これが興奮せずにいられるとでも!?靴に重りを仕込んで重くして太ももを上げながら階段をかけ上がっていくんだぜヒャッハー!

 

修行場である階段前で準備運動をして体をほぐし、脱げないように靴をいつもよりきつく締めて階段前に立つ。

入学祝かなんかで親戚からもらってたらしい腕時計を確認し、秒針がゼロになると同時に階段ももあげダッシュをスタート。

 

感想、キツい!

いやホントこれキツいわ。あまりのキツさに無意識にチャクラで体を強化してしまったりしてしまうぐらいキツいわ。

チャクラを流さないように制御し、疲れとそれのせいでろくに動かない体を這うように神社の方へ動かしていると、なんか青い宝石っぽいのもが目の前にあった。

 

はて。なんでこんなところに宝石っぽいのがあるんだろ。誰か落としたのかね。高そうに見えるし、おもちゃってわけでもなさそうだしな。警察に届けるか。

這いながら見つけた宝石っぽいのを手に取り、ブルブル震える足を動かしてそれをポッケに入れる。これ端から見たらただの不審者だな。まいっか誰もいないし。

 

いやしかし、いきなり重りつきもも上げ階段ダッシュはホントキツいな。ちょっと木陰で休憩しよ。帰りどうしようかな。逆立ち歩きでいいか。足休憩させてるし、腕の修行になるし。

 

「あら。こんなところに人が来るなんて珍しいわね」

 

休憩をするために木陰まで移動して休んでいたらワンコの散歩をしていた女性が珍しそうに俺を発見した。ワンコかわいいよワンコ。

まぁ確かにここの神社寂れてる感じあるからほとんど人来ないんだろうなぁとは思うけど。それでもそんなにここに人が来ないんだろうか。

 

「えぇ。ここに人がいるなんて滅多にないから散歩コースにしてたんだけど、まさか君みたいな子がいるとは思ってもなかったわ」

 

いやぁ、修行として階段ダッシュしてたんですよ。こんなに長い階段があるのを見つけれてテンション上がっちゃいましてね?ちょっと無理して足震えてる状態になっちゃうまでやっちゃいましたよ。

しかし、今は疲れよりもわんこだよわんこ。大型犬でもやっぱわんこはかわいいなわんこー。

 

「グルルルル」

 

え。なして唸られたの?あれ。もしかして嫌な臭いしてる?汗臭いのダメなの?

 

「あ、ごめんね。この子あまり他人のこと好きじゃないのよ。だから人気のない場所で散歩してたの」

 

あー。なるほど。それは仕方ない。人慣れしてないってことは、もしかして野良犬か捨て犬だったとか?

 

「そうなのよ。しかも虐待されてたのか身体中に傷があったの。そのせいかどうしても家族以外になつくことがないのよ」

 

あー。それは、懐きにくくても。これはあまりここに来ない方がいいですかね?

 

「大丈夫よ。私が時間をずらせばいいだけなんだから。神様のいる場所を占領しようだなんて罰当たりなことはできないわよ」

 

いえいえ。そんな毎日来るわけでもないですから、こっちが時間をずらせば問題ないですよ。

 

「そう?ごめんねぇそんな配慮なんかさせちゃって」

 

そんないい感じに女性と軽くお話して、ワンコが早く散歩の続きをしたかったのか女性を引っ張り始めたのをきっかけにこれでお話をやめて女性は去っていった。

いやぁ。いい人だったなぁ。なんて思いつつ休憩にもなったから今度はもも上げをしながら階段をかけ降りる。

……なんか、やけに体が重いな。全体的に重りがつけてあるような感じがするけど……。気のせいか?

体力が無くなってきているせいか体が重くなってきているのを感じつつ、下まで着いたらそのまま逆立ちをして家まで歩く。地味に家まで遠いから少なくとも40分はかかるなぁと今度はチャクラを練りながら限界ギリギリまで逆立ち歩きを続ける。

 

「見つけ、た……え?」

 

そんな最中に、唐突に後ろ……うしろ?背中の方を前にしてるから声をかけられたのは前からになるのか?でも視界から考えたらうしろからになるよな。まぁうしろでいいか。

逆立ちをやめて声をかけられた方を見るとレオタードみたいな服装になんかの杖っぽいものを持った、犬連れの女の子がちょっと困ったような表情をしてこっちを見ていた。

 

ん?どしたの?周りに誰もいないから俺に声をかけたんだよね?

 

「え?えっと……はい」

 

……う、ん?会ったこと、ないよな?うん。ないはず。知らないはず。いや、知らない?知らないよね?学校で会ったことあるとかないよね?

 

「え?あ、うん。初めてだよ」

 

だよな。うん。よかった。また先生に怒られるところだった。初めてじゃないのに初めましてって言って修行なしになるのはもう嫌だぞ。

 

「……えっと……」

 

あ、これは失礼。で、なんのご用で?

 

「……ジュエルシードを渡してください」

 

ん?ジュエルシード?なにそれ?俺が持ってるの?修行道具以外持ってないと思うんだけど……あ、もしかしてこれ?

 

「それを渡してください。さもなければ……」

 

はい。

 

「……え?あ、え?い、いいの?」

 

いや、いいもなにもこれ君のだろ?

 

「え、あ、そうじゃ、ないけど……」

 

んー?違うの?あ、もしかしてお母さんの?落としたのを探してたの?いい子だねぇ。おじさん感動で泣きそうだよ。およよ。

 

「え、えっと……」

 

さぁ。早くこれをお母さんに渡すんだ。落とさないように気を付けるんだぞ。

 

「あ、はい」

 

それじゃ!さらばだ少女よ!私は修行を続ける!テンション上がってる今なら逆立ち歩きで1時間以内に自宅につくことなど余裕のよっちゃんなのだよ!ふはははははは!

 

「あ、行っちゃった……」

 

いやぁ!いいことした上にいい子に出会っちゃったからテンションうなぎ登りぃ!しかも体もめっちゃ軽くなった!今ならできなかったことができるような気がするぞい!逆立ち歩きを終えたら螺旋丸の修行じゃああああ!今日こそ水風船を片手で割ってゴムボールを両手で割るんじゃあああああ!

 

 

 

 

 

なお、さすがに体力がもたず5分ぐらいで大の字になって倒れてしまったワイ氏だった。

チクショウ。修行が足らなさすぎた。もっと修行して体力をつけなくては。

 

 




原作軽くブレイクである。

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