果てがある道の途中   作:猫毛布

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今更ですが。
毎度の誤字訂正、ありがとうございます。
推敲はしているような気がしないでもないので、見落としもあります。許してくださいなんでもしますから。


第13話

「ひぃ、ふぅ、みぃ……なんや、もうちょい露天詰めれたなぁ」

「これ以上は運営に支障を来しますので、よろしいかと」

「そんなモンか」

「はい、我が君」

 

 しっかりと被ったフードの奥で露天を数えたナッツの言葉に隣に居た女騎士然としたウィードが応える。

 七十五階層主街区《コリニア》は活気に満ちていた。古代ローマを思わせる造り。その象徴とも言うべき巨大なコロシアムの前に露店が所狭しと並び、商人達が声を上げている。

 

「我が君」

「なんや?」

「人波でハグレない様に手を繋ぎましょうか? 誘拐されては大変危険です」

「誘拐犯が何言うてるん」

「失礼ですね。私は我が君のお手を撫で回したいだけであって、誘拐など、そんな……ふへっ」

「ボロ出とるでぇ……」

 

 ふえへへへへ、と妄想の世界に旅立った美人を放置してナッツは溜め息を吐き出した。

 SAO始まって以来の大イベント――キリトとヒースクリフの戦い。それこそ攻略組と呼ばれるメンバーは決着に興味はあるし、観光としてこの街に来ている人にも大きな宣伝にはなる。

 キリトを勇者にはしたが、それは未だに広まっていない。もしも、キリトが前線を退くというのならば――……そこまで考えてナッツは思考を切り捨てる。

 キリトが前線を退く確証はない。それこそ、あのキリトが前線から遠ざかるのが想像出来ない。

 

「ナッツはん、ウィードはん。おおきに、おおきに」

 

 血盟騎士団内にて制服が似合わない事で追随を許していない男、ダイゼンがその立派なお腹を揺らしながらナッツとウィードに近付いてくる。

 

「あら、ダイゼンさん。お腹をハムの様に縛られたいのなら私に仰って下さればいいものを」

「せやねん、最近どうにもたぷたぷして――ってちゃうわい! ウィードはんは綺麗な顔して言う事が過激やわぁ」

「冗談ですよ」

 

 ニッコリと笑っているウィードを横目で見たナッツは息を吐き出して視線をダイゼンへと戻す。ウィードの言葉は半ば本気であることは当然黙っておくとして。

 

「それで、売上はどない?」

「エラい儲けさせてもろてますわぁ! 急な事やったけど、ナッツはんのお陰で色々都合つきましたわ!」

「ボクは商人達と情報屋に話通しただけやって。ウチも融通してもろてるし」

「いっそ月一でやってくれれば助かりますなぁ!」

「無理やと思うでぇ。あのキリトやし」

「俺がなんだって?」

「おぉ! キリトはんにアスナはんまで。おおきに!」

 

 心底疲弊している顔をしたキリトとその横で苦笑いしているアスナがようやく転移門からやってきた。

 キリトのその疲れた顔でナッツを睨みつける。

 

「どうしてこんな大事になってんだよ……」

「そりゃぁ、神聖剣様と黒の剣士様のデュエルやで。こんなデカい儲け話、逃すわけないやろ」

「……本音は?」

「こんなデカい娯楽、皆で楽しまな損やろ」

「逃げたい。逃げようアスナ。今ならまだ間に合う筈だ」

「もう遅いと思うなぁ……」

「せやで。キリトはん! ここで逃げたら男が廃る、ちゅぅヤツや!」

「…………本音は?」

「ギルドの儲けがパァになってまうやろ!」

「………………はぁ」

「それに血盟騎士団とは非公式にコッチでトトカルチョまでやっとるんや。不戦敗は洒落ならんで」

「ナッツはんも悪やなぁ!」

「ちゃっかり取締に噛んどるダイゼンさんほどでは」

 

 なっはっはっはっはっ! と大きく笑うダイゼンといつもの様にクツクツと意地の悪い笑いを浮かべるナッツ。キリトは「あぁ、競走馬ってこんな心境なのか」とどこか達観している。

 そんな競走馬を付き添いと一緒に控え室へと案内していくダイゼンを見送りながらナッツは視線を後ろに向ける。

 

「それで? なんでサチは隠れとるん?」

「ふぇっ!?」

 

 転移門の柱の影からナッツ達を覗いていた黒髪の少女へと呆れた声で問いかけてみれば、驚きと焦りの声を出したサチ。

 手をバタバタとしながら言い訳を考えているサチに微笑みを浮かべながらウィードが口を開く。

 

「あら、サチさん。いらっしゃったんですね。相変わらず影が薄くて気が付きませんでした」

「それ、笑顔で言う事じゃないと思うんですけど……」

「失礼しました。可愛い子を苛めるのが趣味ですので」

「……ナッツも危なくない?」

「コレに襲われとるんやったら、もうコレはボクの目の前に居らんよ」

「ええ、そういう事です」

「……あ、黒鉄宮に送られるもんね」

 

 それなら安心か、と息を溢したサチの間違いを二人は訂正することもなかった。言った所で意味の無い事である。

 

「それで? なんで隠れてたん?」

「こう……キリトを見てるとやっぱり、ね」

「失恋なんざ腐る程するモンやろ」

「うぐっ。ナッツ……そうやって私の心を抉るのはやめてっ」

「そうですよ、サチさん。沢山恋愛をして、女は綺麗になるんですよ」

「ウィードさんが言うと説得力がありますね……私、頑張ります!」

「まあ私は元々美人でしたけどね」

 

 何かを察した様な顔をして、流れるように地面に手を突いて落ち込んだサチ。そんなサチを見て満足げに、何かに満たされたウィードが微笑みながら見下している。

 そんなウィードに溜め息を吐き出してナッツはフードを深く被り直す。

 

「サチ、他の黒猫団は?」

「あ、えっと……皆、私に気を使ったみたいで……」

「あっそ。ボク怖がって先行った訳やないんやね」

「う、うん、ソダヨー」

「……ふぅん」

「我が君、今度黒猫団のギルドホームを尋ねられては如何ですか? きっと楽しいですよ」

「それ、ウィードが楽しいだけやろ」

「ええ」

「……はぁ。まあエエわ」

 

 いい加減、自分に正直過ぎる従者もどきをどうにかすべきなのか。ソレはそれで面倒であることも分かってしまうので、どうにかする訳もなく、自身に害が無いことも事実なので結局どうにもしないのだけれど。

 

「ナッツも観戦するの?」

「当然や。その為に今回の祭りを裏で取り仕切っとる訳やし」

「……ナッツって本当に子供?」

「さぁ? どうやろなぁ」

 

 クツクツと逸らかすように笑ったナッツにサチは不満な表情を浮かべる。そんな表情にも微笑みを浮かべていた加虐者を見て、サチは肩を揺らしてしまう。

 

「じゃ、じゃあ私は皆の所に戻るから」

「あら、ご一緒でもいいんですよ?」

「遠慮します!」

 

 文字通り逃げるように去ったサチを見送って、相変わらず楽しそうに笑みを浮かべるウィード。そのウィードに溜め息を吐き出すナッツ。

 

「ウィード。あんまり遊びなや?」

「ふふ、つい我が君が愛おしくて」

「……礼は言わんで」

「従者として当然の行いです」

「さいで。……ほな、行こか」

「我が君が照れて可愛くて生きるのが辛い」

「ならさっさと死ね」

 

 息を荒くしている美女を放置してナッツは足早にコロシアムへと入っていく。ウィードはウィードでストーカーの様にナッツを追いかけていった。

 

 

 

 

 

 

◆◆

 

 

「ぶはっ。いやぁ、似合わなんなぁ。黒ずくめ(ブラッキー)の愛称も取り下げやな」

「ナッツ、お前は心配してきたのか笑いに来たのかどっちなんだよ」

「そら、笑いに来たに決まっとるやろ」

「もう、ナッツもキリト君も喧嘩しないの!」

 

 ヒースクリフとのバトルに負けたキリトは諦めたのか、ジタバタする気もなく、あっさりと血盟騎士団へと入団した。

 二日という準備期間を経て、血盟騎士団では地味な方であるらしい純白に赤いラインの引かれた制服を纏っている。普段の姿格好を思い出せば、全く真逆ということもあり違和感がある。

 普段の外套姿のナッツといつも通りの制服を纏うアスナ。そして真逆のキリト。

 

「それで? 結局、ギルドには入ったけど服装変わっただけでいつも通りなんやろ?」

「まあな。ただソロで動いていた時よりも自由が効かないと言うか」

「私が許しません。あと、ナッツも前のボス戦みたいな戦い方、許しませんからね!」

「おっと、あの説教は勘弁してや」

「私はまだあの時にナッツの武器が一本足りないのを怒ってるんだからね!」

「いやぁ、気合と根性で一発ぐらい弾けるかなぁ、思て」

「弾けませんっ!」

 

 けらけらと巫山戯た様に笑うナッツを叱りつけるアスナ。何かと言って、ようやくいつもの慣れ親しんだ空間が戻った事にキリトは少しばかり安堵する。

 

「それにボクの武器もまだ直してないし」

「まだ直してないのかよ」

「ああ、まあサブで使ってる武器はあるから問題ないんやで。耐久寄りじゃないからなんとも言えんけど」

「つまり、普通の曲剣なのね」

「ま、キールの方は直せる見込みも出てきたから――」

「やっぱりイベントがあったのか」

「そうそう。キリトの言うた通りやったわ」

 

 SAO内で耐久値が無くなったモノは全てポリゴンになって砕け散る。それこそプレイヤーも然りである。

 そんな中、耐久値が無くなって刃だけが砕けた曲剣――《フォレスト・キール》。日々の積み重ねか、何かしらのイベントフラグになっているかもしれない、とナッツに伝えたキリトも「まさか本当にフラグだったとは」と唸っている。

 

「曲剣カテゴリーから出る可能性もそこそこあるから、あんまり嫌やねんけどなぁ」

「ナッツの戦い方だと盾を持っても邪魔なだけだしな」

「速さも必要だしね」

「ステータスビルドが変な感じやしなぁ。まあ一から始める事はないやろ」

「いやいや、ユニークかもしれないぜ?」

「その時はリズベットに新しい曲剣打ってもらうわ」

「勿体ねぇ……」

「別にユニークでも構わんけど。カウンター出来んようになるんわなぁ」

「そこまでカウンターに拘る意味はないでしょ?」

「ソロの効率と安全性の問題やな」

「十分危険だと思うんだけど?」

「なんで? 確定しとる動作に反撃したらエエだけやん」

「それをアッサリ言うお前が怖いわ」

 

 知っていた応えを聞いてしっかりと引くキリトとキョトンとしているナッツ。アスナにしてみれば危険な行為はやめてほしいのだが、最早言っても無駄だと言う事は知っている。

 

「ああ、そうやアスナさん。ヒースクリフさんとちょっとお話出来ん?」

「団長と?」

「うん。出来れば一対一がエエかな」

「うーん……難しいかも。どういう話なの?」

「この前キリトが残念ながら敗北を喫してしまいアスナさんを手に入れる事が出来んようになったお祭りでの売上と裏でやってたトトカルチョでの報酬をちょろっと」

「すげー嫌な言い方だな」

「裏で賭け事してたのね」

「因みに、キリトの方が倍率高かったで」

「あーあー、どうせ負けが決定してましたよー、だ。くそっ」

「もう、ナッツ! キリト君が拗ねて可愛くなっちゃったでしょ!」

「アスナさん。本音本音」

「もうやだこの空間」

 

 先程まで安堵していた空間が自分を苛める為のモノになってきた事に涙しそうになるキリト。ソレを見せれば嬉々として弄り回すであろう鬼畜妖精と軽く咎めるだけであろう閃光様。

 それでも、なんとなく。キリトはこの空間の事が好きであった。

 

仕方ない(しゃーない)。無理やり場所設けるか」

「無理やりって」

「そこまで急ぎなの? それ」

「さっさと精算した方がエエやろ。ダイゼンから渡せれば楽なんやけど、立場的に無理やろぅし。ボクが個人的に行く方が色々都合もエエんよ」

「うーん、ちょっと団長に相談してみるね」

「ホンマに? ありがとう、アスナさん。流石副団長! やっぱりどっかの平隊員とはちゃうなぁ」

「うっせぇよ!」

 

 クスクス笑いながらコンソールを弄りだしたアスナを尻目にナッツはキリトの方を真っ直ぐ向く。散々イジられたからか不貞腐れ顔でナッツを睨んでいるキリトはやや訝しげな表情になる。

 

「……なんだよ」

「今回は助けられんで」

「わかってるよ……もう危険な目に合わせないさ」

「それ、私の事言ってる?」

「……まあそうやな」

「何その含みのある言い方……。キリト君、もしかして何か隠してる?」

「あ、いやぁ……」

「おっと、ほなボクはコレで退散するよって。……後は若い(もん)二人にしましょか」

「ま、待てナッツ! 古いお見合いみたいな言い方してドコに行くんだ!」

「そうよ、ナッツが一番若いじゃない!」

「二人とも赤ぁなって何言うとるんさ……頑張るんやで!」

 

 邪気も何もない笑顔を浮かべてサムズアップしたナッツが扉を閉める。システムの都合で中の音は聞こえないが、それでも二人の性格をある程度把握しているナッツは状況は思い描ける。

 細く息を吐き出して、ナッツは扉から背を離す。

 

「おう、ナッツ。キリトの格好はどうだった?」

「もう爆笑モンやで。ただ今は入らん方がエエで」

「……なるほどな。キリトには別口で何か請求しとくか」

「まあ今回はボクの責任もあるよって、接客手伝うで」

「その姿で言われてもな」

「安心し。ちゃんと外套外して接客するよって」

「本当かッ!」

 

 そりゃ売上が期待できるな。と意気揚々と喜ぶエギルにナッツは苦笑する。ちらりと先程出てきた扉を確認して、ナッツは何かに気付いたのかフードの上から頭を掻く。

 瞼を閉じて、一度深呼吸して、求められているであろう可愛らしい微笑みを浮かべて外套を装備から外した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 翌日となり、血盟騎士団団長室の扉が開かれる。

 

「やあ、ナッツくん。来ると思っていたよ」

「どーも、ヒースクリフさん」

 

 フードを外したナッツが笑みを携えてヒースクリフの前に立つ。

 無表情という訳ではないが、学者然とした雰囲気を纏うヒースクリフに対して可愛らしさを備えた少女のようなナッツ。その可愛らしさに狂気が混ざっている事を団員は知っていたので、この一対一の対談も幾人かは否定していた。

 

「なんや、ヒースクリフさん直々に許可出したらしいやん」

「何、私も欲深い人間だ。分前ぐらい求めるさ」

「欲深い、なぁ……まあエエわ。世間話でもしながらトレード始めよか」

 

 慣れたようにコンソールを弄るナッツと同じく流れるようにコンソールを出したヒースクリフ。今回の本題にしていたコルのやり取りをしていく。

 

「そういや、そちらさんのクラディール? やったっけ。エラい悪い噂があるやん」

「アスナ君とのやり取りであるなら、団内で既に罰則を与えた。君が介入する事ではないと思うが?」

「あぁ、そっちや無いよ。なんや――《笑う棺桶(ラフィン・コフィン)》との繋がりが見えてきたで」

「……ほう」

「因みに、この情報は既に売却済みや。いつもお世話になっとるし」

「そうか。アスナ君とキリト君には悪い事をしたな」

「せやなぁ。まあ、世間話はこのぐらいでエエやろ」

 

 トレードのコンソールを閉じたナッツはヒースクリフを真っ直ぐ見つめて、口を歪める。

 

「それで。()()()()はどういう台本を書いてるん?」

「…………驚いたな。君は私をアッサリと殺すと思っていたよ」

 

 驚いた、と言いながらもそれほど顔色を変えた様子もないヒースクリフが言葉を吐き出した。

 ナッツからすれば拍子抜けで、アッサリと認められた事に肩透かしであった。

 

「なんや、気ぃ付かれるとは思っとったんやね」

「君が私と会話した時からね」

「それは買い被りや。前の試合での違和感が決定的やったけど」

「なるほど。キリト君の動きに圧倒されシステムのオーバーアシストを使ってしまった……」

 

 苦笑したヒースクリフにナッツはクツクツと笑ってみせる。

 

「さて、君には私の正体を見破った――」

「報酬とかは無しでエエよ」

「ほう? この世界から脱出出来る可能性もあるのだが……」

「アンタと戦え、いう事やったらボクは役やないよ。それにヒースクリフさんも暗殺、なんて事になったら味気ないやろ」

「……ふむ。では君の望む報酬は無しという事にしておこう」

「それでエエよ。その報酬は次の人に任せるわ」

「喧伝でもするのかな?」

「せんよ。ボクの中で事実は秘匿する」

 

 契約書でも書こか? と苦笑して言ったナッツにヒースクリフは首を横に振った。そんなモノは意味がない。それこそ、ヒースクリフの立場で言えば、口約束以下である。

 

「それで、どういう筋書きにするつもりなん?」

「君もこの世界の楽しむプレイヤーの一人だろう。未来を教える事は出来ないよ」

「ふぅん。ま、エエよ」

「あっさりと引き下がるのだね。先程の報酬を使ってもいいのだが?」

「アナタもこの世界を楽しむプレイヤーの一人やろ? ヒースクリフ団長殿」

「そうだね」

 

 意趣返しのような言葉に応答したヒースクリフに呆気なさを感じたのか、溜め息を吐き出してナッツは踵を返す。

 それこそナッツの中で予定は全て完了した。茅場晶彦の所在を誰かに言いふらすつもりはない。それこそヒースクリフが茅場晶彦など、現状で伝えればマイナスでしかない。

 

 ふと、ナッツは立ち止まり、ヒースクリフに振り向く。

 

「そういえば、会ったら言いたかった事があってん」

「なにかな?」

「この地獄(ゲンジツ)をありがとぉ」

 

 ニッコリと笑みを浮かべて満足したのか、ナッツは団長室から出ていった。

 

「まったく、恐ろしい子供だな。彼は」

 

 小さく笑みを溢し、ヒースクリフは佇まいを直す。慌ただしく入ってきた団員達の言葉に耳を傾けながら、ヒースクリフはこの世界へと埋没していった。




>>ヒースクリフが茅場博士って知ったなら喧伝したらいいじゃんアゼルバイジャン
 世界を救っている正義の味方が実は悪の首領だったなんて、普通の人なら絶望まっしぐらだと思うんですが……。
 ヒースクリフを殺す選択肢もありません。もしも茅場晶彦しかしらない逃げ道(原作のアレ)があったとして、殺せばソレが無くなります。同時に攻略必至だったとしてもヒースクリフの力は大きいので、殺す選択肢はないです。

 数の暴力でヒースクリフを取り囲み、現実に戻すように力を振りかざした所で神様らしく「百層で、待ってるよ☆」されたらプレイヤーにとっては損失です。
 原作を肩代わりしてナッツが茅場晶彦を倒すルートもありません。そもそも主戦力である武器を失ってますし、ナッツはその役目ではないですし、加藤夏樹はこの世界を満喫してます。
 そんな感じ。

>>この地獄(ゲンジツ)をありがとぉ
 一話目参照。

>>クラディール
 裏で処理。アスナさんが全力疾走中です。

>>あとは、若い者に任せて~
 定型文。原作通り。

>>ユニークフラグ?
 居合術とかしたいけど、たぶんしません。ナッツは曲剣を使い続けるんやなって……。

>>「気合と根性で一発ぐらい」
 ナッツの性格上、それは無いです。五本で五回弾ける事、残り一回は肉体を用いた行動です。死亡しますね、やったぜ。

 決して、自らの股間に宿ったナイフ(意味深)ではない(戒め

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