アラガミ転生記〜ザイゴートからの成り上がり〜 作:トイレの紙が無い時の絶望を司る神
知っている人は本当にすみません。あっちは休止して知識を少し持ってから再開します。
初めましての方は初めまして!!トイレの紙が無い時の絶望を司る神、略してトイレの紙様です。
GOD EATER、良いですよね、俺はアリサとシエル、得にシエルは大好きです。
クエストに行く時はたとえ不利になろうとも絶対にシエルを連れていきます。
ちなみ作者は武器はロングブレード、重火器はスナイパー、盾はシールド、ブラッドアーツは韋駄天を使っています。
俺はその日、普通に暮らしていた。
いつも通り学校に行き、いつも通り帰路に着いた。
そしていつも通りPSVitaに手を伸ばし、いつもの様にゲームをする。
大好きなゲーム、GOD EATERの5作目である、レイジバーストをやっている。
新作は金の都合で買えてない。
しかもレイジバーストは最近買った。
PVのあのカッコイイモードが何かは知らないが、いつかは見れるだろうとウキウキしながらゲームをプレイしていた。
やはり所々修正が入っていたり、ストーリーが若干違ったりしているのを見つけるのも楽しい。
ふと、冷蔵庫の中が空になっていることを思い出した。
仕方ないので、ゲームの電源を切り、重い腰を上げて買い物に出掛けた。
買う物も買って家に帰っていると、公園で子供が遊んでいた。
元気がいいなぁなんて考える俺はジジくさいだろうか。
そして、鬼ごっこをしていた子供が2人こちらに走ってきた。
そのまま通り過ぎて横断歩道を渡っていった。
おいおい、信号が青とはいえ危ないな。
信号無視でも居たりしたらどうする........!?
俺は気付いたら買ったものを投げ捨て、走り出した。
そう、信号無視だ。
信号付近だと言うのにスピードも下げずに猛スピードで子供たちに向かうトラック。
居眠り運転だろうか?なんにしろ子供たちが危ない!!
俺は子供たちに追い付くと、飛び込んで子供たちを抱えて前に投げ出した。
安堵して横を見ると、目の前にはナンバープレートが目と鼻の先にあった。
あぁ、終わったな。
とんでもない衝撃が俺の骨と内臓を潰す。
トラックは俺を轢いた後も勢いを止めずに走り、衝撃で前に跳ねられた俺を再度下敷きにして引きちぎる。
その後、壁にぶつかって派手な音がする。
薄れゆく意識の中、泣きわめく子供の声と、トラックのエンジン音だけが木霊していた.....。
目が覚めると、薄汚い天井が目に入り、少し肌寒いが、心地の良い風が吹き、同時に暖かい日光が俺の体を照らした。
俺は.....生きてるのか?
腕を動かす。少し動きにくい。っていうか動かない。まるで腕をなにかに貼り付けられているように。
立とうとすると、足が無い。
......まさか俺は、両手両足をあの事故で失ったのか?
そう思ったが違った。
俺の体は浮き上がった。
その事実に、目をパチパチさせる。
やけに瞬きがしにくい。目もすぐ乾くが、あまり気にならない。
体をみると、胸があった。
豊満な胸が。
そしてその次に、白い肌が目に入った。
先程動かなかった腕をみると、何か俺の体に付いている卵の様なものに接続されていた。
.....転生でもしたのか?やけに嫌な予感がするが。
俺の頭には今、とんでもないことが浮かんでいる。
転生と言う事実はすんなり受け入れられた。それもそうだ、あれで生きている筈がない。
問題はその姿だ。
俺は鏡を探した。右に大きめのガラスがあった。
俺の姿くらいは簡単に映るだろうと思い、その前に立った。
いや、立ったという表現はおかしい。なにせ足が無いのだ。
大きな一つ目の付いた大きな卵に女性が取り込まれた様な姿をしている自分の姿。
見覚え?大いにある。
序盤では武器にさせてもらったし、討伐も多かった。
進むにつれて、邪魔をするただの浮かぶ卵になった。
しかし、集団でかかられたら結構めんどくさい。
オウガテイルに並ぶGOD EATERの名脇役であり名雑魚。
ザイゴート、人はそう呼ぶ。
......俺は絶望した。
「キィァァァァァァアアアァァァ!!!!」(なんでだぁぁぁぁぁぁぁあああぁぁぁ!!!!)
もはや喋ることすらも叶わない声帯、俺は自らの声にも絶望しながら神を恨んだ。
俺は、一度死んだ。
そして転生した。
転生にはへりくだっている神様と特典が不可欠だ。
俺にはそれは無い。
あるのはこの絶望的な現実のみ。
大穴が空いたビルの中で俺は叫んだ。
俺は、ザイゴートになった。
こんな感じですw
正直こっちの方が自由にできるのでクオリティは高くなるかもです。
二作目ともあって少しは慣れたつもりです。