「よし!気を取り直して次にいこうか!」
目を回した沙都子を起き上がらせてからみんなに笑顔を向ける。
机の上に広がったトランプをまとめてシャッフルをしてみんなの手元に配る。
「「「「・・・・」」」」
笑顔でカードを配る俺を悟史を除く全員が無言で見つめ続ける。
いや何か言えよ!身体に穴が開くくらい見つめてるくせに無言が怖いわ!
「灯火、なんかごめん。あと沙都子が起きないんだけど」
「・・・・とりあえず沙都子抜きでやるか。そのうち起きるだろう」
起きたら起きたで先ほどの件でめんどうなことになりそうだが、今はおいておく。
今はこの状況をどう切り抜けるかだけ考えなくては。
せっかく始まった部活動なんだ、こんなところで終わりたくはない。
一応俺が書いた罰ゲームという安全ゾーンもあるわけだし、何とかヤバいやつを躱し続けて遊ぶしかない。
「じゃあもう一回じじ抜きだ!あと数回したら別のゲームをしよう」
「お、おー!」
「「「「・・・・」」」」
悟史が気を使って俺の言葉に応えてくれるが、他の女子達は無言のまま手にトランプを持って構える。
気のせいだったらいいのだが、いつぞやの様に目からハイライトさんが消えかかっている気がする。
いやなんで!?俺が沙都子にやらかしたことがトリガーでこうなったのか!?
彼女達の今の心理状態がわからずに内心で冷や汗をかく。
一回目はみんな楽しそうにワイワイ騒ぎながらしていたというのに、なんということでしょう。
今はまるで高度な心理戦でもしているかのように目をぎらつかせて無言のままカードを取り合っている。
俺と悟史は彼女達のプレッシャーに気圧され、思考停止でカードとることになった。
「あちゃー私の負けだね!私としたことがミスっちゃったよ」
魅音は苦笑い浮かべながら最後の残った一枚を机の上におく。
それを魅音と最下位争いをしていた梨花ちゃんが無言で見つめる。
いやなんでお前らが最後なんだよ!
一位で上がった俺は内心で渾身のツッコミを入れる。
お前が最後はありえないだろ!一回目で一位と二位だったやつが今度は逆ってどういうことだ!
まさかわざと負けたのか。自分から罰ゲームを受けてさっきのと似たようなものを引き当てるために。
「さて、罰ゲームは何かな?」
そう言って手を箱に突っ込んで紙を探る。
他の人たちはそれを冷めた目で見つめていた。
おかしいな、部活ってこんなんだっけ?
俺のイメージと随分と違う光景におもわず遠い目をしてしまう。
そんなことを考えている間に魅音が箱から紙を引き抜く。
「えっとなになに?隣の人からデコピンを十回うける・・・・ちっ」
おい、今舌打ちしたな。
魅音は残念そうだが、あれは俺が書いた罰ゲーム。
つまりは箱の中にある安全な罰ゲームが一つ消えてしまったことを意味する。
まぁ、魅音がさっきのと似たような罰ゲームを引くよりかはいいが。
「隣の人ってことは詩音か。デコピン十回だってさ」
魅音は端の席に座っていて隣には詩音しかいない。
魅音は座っている椅子をずらして詩音へと向き直る。
「・・・・」
目を閉じてデコピンを待つ魅音に詩音は右手を向けてデコピンの準備に入る。
・・・・なんかやけに溜が長いな。
たっぷり数秒の溜めによって力が入った詩音の中指が魅音の額に吸い込まれる。
「っ!!?いったぁぁぁ!?」
予想とあまりに違った衝撃にたまらず額を抑えてうずくまる魅音。
詩音はうずくまる魅音を見下ろしながら告げる。
「おねぇ、あと9回あるよ?このくらいの痛みなんか園崎家次期当主として耐えないとね」
「・・・・上等じゃない!さっさと残り9回やりな!」
詩音に煽られた魅音が再び目を閉じる。
そして彼女の額に9回衝撃が走った。
「ううぅ、詩音!覚えてなさいよ!お兄ちゃん、私の額から血とか出てないよね」
「出てない出てない。少し赤くなってるだけだ」
涙目の魅音に苦笑いを浮かべながら答える。
そうそう罰ゲームってこういうものだよ!
けっして飲み会の席で王様ゲームで命令をしましたみたいなノリじゃないんだ。
「・・・・うぅ、気を取り直して次にいくよ!!」
「「・・・・」」
再びカードを配り始める魅音に礼奈と詩音は無言のまま目を細めている。
これは気づき始めたか?
観察能力が高い礼奈に頭の回転が速い詩音。
2人なら魅音が自分が用意したゲームで勝つための必勝法を企んできていると考えてるだろう。
全員小さい頃から一緒の仲だ、付き合いが長い彼女達なら傷跡でカードを判断していると気付いても不思議ではない。
女性陣が不穏な雰囲気を残したまま第三回戦が始まった。
「・・・・ちょっと詩音、手でカードが隠れて取りにくいんだけど」
「私、この持ち方が集中できるの。どれか声で教えてよ。それを渡すから」
「・・・・いや、普通に渡したらいいでしょ」
「別にゲームに支障がないしいいんじゃないかな?かな?それともみぃちゃんには何か不都合があるの?たとえば・・・・カードの傷でどのカードかわかってたりするとか」
「・・・・右から二番目」
開始早々に詩音と礼奈が動き始めた。
手にカードの大部分を隠して魅音から傷で判断できないようにしたのだ。
おお、うまいな。これなら魅音とついでに梨花ちゃんも反則技が使えない。
これは勝負の行方がわからなくなってきたぞ。
この後は勝負は全員がフェアになったのもあって勝負は混戦へと移行する。
そして最終的に。
「いや、俺が負けるのかよ」
最後一枚になったカードを見つめながらため息を吐く。
まぁ今回は反則があったわけではないから純粋な運の結果だ。
諦めて罰を受けるとしよう。
「・・・・兄、妹系は勘弁してくれよ」
小さくそう呟きながら箱の中へと手を入れる。
もしそういう罰ゲームを引いてしまった場合、俺は礼奈、魅音、詩音の三人から誰か一人を選ばないといけないわけで。
そんなの後が怖くて選ぶことなんてできるわけがない。
ここは自分で選んだ罰ゲームをなんとか引き当てるしかない。
もしくは悟史の書いた罰ゲームだ。
悟史なら俺と同じように簡単な罰ゲームを書いているはずだ。
・・・・これだ!
箱の中から一つの紙を掴んで引き上げる。
「えっと?今月オープンする興宮のファミレスのウエイトレスに応募する・・・・誰だこんなことを書きやがったバカは!?」
今月オープンするファミレスってお前、『エンジェルモート』のことだろ!?
あのいかがわしいお店なんじゃないかと疑うほどきわどい恰好をしたウエイトレス達が働くあのお店だろう!?
そんなところに男の俺が応募なんてできるわけがないだろうが!
「魅音!詩音!犯人はてめぇらか!正直に言いやがれ!」
エンジェルモートは園崎家が関係している店だったはず。
だったらこいつが悪ふざけで書いても不思議じゃない。
「ええ!?いや私じゃないよ!お店のことは知ってるけど書いてなんかないよ」
「私でもないよ。そもそもそんなお店があるなんて初めて知ったもん」
「お前らじゃないなら一体だれが・・・・」
魅音と詩音の否定の言葉を聞いて改めて全員の顔を確認する。
そして一人だけあからさまに俺から顔を背けている奴を発見した。
「・・・・悟史」
「・・・・なに?」
「これ、書いたのはお前か?」
罰ゲームが書かれた紙を見せながら悟史をジト目で見つめ続ける。
悟史はその俺の視線を受けて冷や汗を流しながら口を開く。
「・・・・ボクジャナイヨ」
お前じゃねぇか!!
いきなり不自然な片言で話し始めやがって!
お前あれか!礼奈にこの罰ゲーム引かせて礼奈のウエイトレス姿が見たかったのか!
中学生になってからむっつり野郎になりやがって!
「はいはいお兄ちゃんそこまで!これを誰が書いたかを探るなんてマナー違反だよ!」
「うっ!まぁ確かに」
魅音に痛いところを突かれて思わず同意する。
確かにこういうのは書いたのは聞かないのがマナー。
言ってしまえば負けた俺が悪いのだから。
「だが待て!このウエイトレスの応募は女性限定だったはずだ!だから俺が受けるなんてそもそも不可能だぞ」
妙案を思いついたと言わんばかりに自信満々に告げる。
受けれないのはしょうがない。実行不可能な罰ゲームを書いた奴が悪いのだ。
「え?女装すればいいじゃん」
「いやそんな当たり前のように言われても」
俺の言葉に間髪入れずに答える魅音に驚愕する。
なんでそんな言葉が一瞬の間もおかずに出てくるんだよ。
「あ!思い出した!興宮のファミレスってこの前お兄ちゃんと買い物に行ってた時にお兄ちゃんが食い入るように眺めてたところだ!」
礼奈め余計な事を。
確かに見てたけど!でもしょうがないだろ!年頃の男子がエロい恰好をしたウエイトレスさんを堂々と眺められるなんて知ったらそれは楽しみになるだろう!
ましてや原作を知ってる身としては期待してしまうのはしょうがないだろう!
「・・・・ふーん。まぁ罰ゲームは絶対だからね!お兄ちゃんにはエンジェルモートの面接を受けてもらうよ!店長さんにはよろしく言っておくから安心してね!」
全然安心できない。
おいまさか魅音の告げ口で採用したりしないだろうな!?
開店したら初日に行こうと心に決めていた場所に何が悲しくて店員として、しかも女装をして行かなければいけないんだ!
最悪だ、これなら兄妹系の罰ゲームを引いたほうがよかったのではと思えてきた。
「はうー!女装したお兄ちゃん!!はぁ!はぁ!お、お持ち帰りしてもいい?」
「礼奈落ち着け。お持ち帰りしたって帰る家が一緒なんだから意味ないだろ。あとなんで疑問形?」
俺の女装姿を想像でもしたのか、呼吸を荒くする礼奈にツッコミを入れる。
「つまり私はお兄ちゃんを常にお持ち帰りできるってこと!?はうはうはうー!!」
「よし次だ」
壊れた礼奈を置いてカードを配る。
罰ゲームのことは後から考えよう。
女装して面接に行くのは屈辱だが、さすがに採用なんかされないと思うし。
向こうも経営者だ、オープン初日に女装した野郎なんか出したらどうなるかなんて簡単に想像できるはずだ。
「とりあえず次でいったん最後な。この後は色々部活について話し合おうぜ」
本当はまだできるが、これ以上続けるのは危険と判断して告げる。
ていうか優しい罰ゲームを書いたのは俺だけだったりしないよな?
だとしたら最後までやった日にはどれだけの犠牲者が出るかわかったもんじゃないぞ。
あと沙都子が眠って起きないからこれが終わったら起こさないと。
全員が承諾したのを確認して再度カードを配る。
先ほどのゲームで魅音と梨花ちゃんが反則技が使えないことがわかった。
問題はこいつら、わざと負けようとしてやがる。
罰ゲームもおそらく自分が負けることもしっかりと想定して書いてるな。
会則の狙うは一位のみという言葉はどこにいったのやら。
それとも今の彼女達の頭の中では最下位=1位ということになってるとでもいうのか。
だったら彼女達に最下位を渡すのは危険だ。
だから悟史には悪いが、今回はお前を最下位に落とすように動かさせてもらうとしよう。
「悟史、お前が今持っているのはスペードの7だな?」
「ええ!?ど、どうかな?」
俺の言葉に動揺を顔を浮かべる悟史に笑みを浮かべる。
俺も少しだけだがカードの種類を傷で判断できるようになった。
なので今悟史が欲しいカードがだいたいわかる。
「俺はちょうどお前のほしい七をもってる。これだ」
悟史に手持ちの内のカードの一枚を見せつけるように突き出す。
ちなみに嘘だ、俺の手持ちにあるのは本当だが、このカードではない。
じじ抜きで反則なしにできることなんか限られている。
取られたカードの流れを把握すること、こうして心理戦を仕掛けることくらいだ。
悪いが悟史、お前にはここで負けてもらう!
「むぅ・・・・どうしようかな」
悩みながらも俺の差し出したカードを取ろうとする悟史。
これで違うカードとわかった悟史は俺の言うことを信用しないだろう。
だから次は本当のカードを差し出す。
ふははは!疑心暗鬼になりやがれ!!ただしなりすぎるなよマジで!!
「悟史君、お兄ちゃんの差し出してるカードはスペードの七じゃないよ。右から三番目が本物」
「これ?あ、ほんとだ!ありがとう魅音」
「魅音さん!!?」
予想外の魅音からの助言にさん付けで魅音の名前を呼んでしまう。
魅音の助言を聞いた悟史は俺の手元から目的のカードをとっていった。
しまった、悟史に勘づかれないようにわざとカードを見せていたのがあだになった。
ていうか魅音!まさか自分が最下位になるのではなく、俺を最下位にしようとしてやがるのか!
「・・・・ていうかおねぇ。やっぱりどのカードかわかってたんだ。傷跡を見て判断してるんでしょ?」
「まぁね!勝つためにはあらゆる努力することが義務付けられる!それがうちの部活だよ!!」
反則の正体を詩音に指摘された魅音は堂々とそう告げる。
だからと言ってせっかく心理戦を仕掛けてたのにばらすのはあんまりだろ!
内心で歯嚙みしながら次の策を考える。
しかし、魅音の言葉によってまだ傷跡を覚えていない悟史達はカードを隠してしまう。
だったらこっちも手段は選ばないぞ!
「・・・・」
怪しまれないように机の下で紙に文字を書いていく。
内容は簡単、悟史にわざと負けろと書くだけ。
そしてその下に報酬は礼奈にエンジェルモートに面接に参加させるというもの。
まぁ、小学生の礼奈はさすがにバイトは無理だと思うが、嘘はついていない。
ていうかよくよく考えたら中学生の俺もバイト無理だろ。
まぁ園崎家関係の店ならできてしまうのだろうが。
だが、礼奈にエンジェルモートの衣装を着てもらいたい悟史はその欲望によって現実的な問題に気づいていない。
ならばこの交渉は有効なはずだ。
悟史が納得しないのなら魅音に交渉してエンジェルモートの衣装だけ入手して礼奈に着てもらったらいいだけの話だ。
「っ!!?」
俺の送った紙を見た悟史は静かに目を見開く。
そして俺の目を見つめ、静かに首を縦に振った。
ふ、策は成功だ。
後は俺と悟史で勝負を遅延させ、他のみんなが上がるのを待つだけでいい。
「・・・・」
再び手札を広げるようになった悟史のカードを確認する。
そして悟史が持っていないカードを一枚選んで渡す。
悟史はそれを取って手札へとしまう。
当然そのカードでペアができるはずもないので捨てることはできない。
よしよしとりあえず成功だ。
あとは俺自身が上がらないように気を付けないとな。
そうして悟史と協力してゲームを進めていく。
しかし途中で違和感に気付く。
あれ・・・・?このカードが何かわからなくなった。
悟史の持つカード、そして隣の礼奈の持つカードが何かわからない。
目印にしていた傷が全く別の傷になっている。
わざと新しい傷をつけてカードの判別を妨害してきやがった!
しかも丁寧に他のカードだと誤認識するように似せた傷をつけてるカードもありやがる!
い、いや落ち着け!まだ俺と悟史の手元には無事なペアのカードがある!
これらをキープすれば俺たちが上がることない!
改めて礼奈たちのカードの枚数を確認する。
・・・・なんか思ったより減ってないな。
もしかして俺と悟史がみんなが上がるまで待とうとしているように、彼女達も協力して上がらないようにしてたりする?
俺の考えが正解だと言わんばかりに、カードが見えないように隠していた全員がいつの間にか堂々と手札を相手が見やすいように持ち替えている。
そのことに気付いた瞬間、冷や汗が流れる。
他のみんなは新たな傷の情報を共有している、つまり俺たちのカードが何かよくわかるわけで。
・・・・あれ、やばくね?
得意げにゲームをしていた自分が彼女達の掌の上で踊っていただけの事実に気付いて愕然とする。
まてまて!まだ勝負はわからないはずだ!この短時間で詩音と礼奈が全てのカードの傷を覚えたとは考えにくい。
俺もまた一から覚えなおせばいいだけの話だ!
最後のゲームに勝つのは俺だ!
「ふふ、私の負けだね」
負けたにもかかわらず嬉しそうに笑う詩音。
まぁ今回に至っては負け=勝ちだったから当然だろう。
結局最下位になったのは詩音だった。
魅音達は俺を最下位にするつもりだったようだが、詩音はあくまで自分が最下位になるつもりだった。
その考えが最後の最後で勝負の明暗を分けた。
「さて、何が出るかな」
真剣な表情で箱の中に手を入れる詩音。
そしてお目当てのものを探すかのように箱の中で手を動かし始める。
しかし中々これというものが決まらないのか、箱から手を出そうとしない。
「遅いよ詩音。はやく決めなって」
「はいはいわかってるよ、っ!これだ!」
魅音の言葉の後に勢いよく紙を引き抜く詩音。
そしてそのまますぐに閉じた紙を開く。
「えーとなになに、最下位の人はお兄ちゃんとデートをすること!!あちゃー負けちゃったからしょうがないかー。そういうわけだからよろしくねお兄ちゃん!!」
紙に書かれた罰ゲームを読み上げた詩音が満面の笑みで俺にそう告げる。
まぁキスとかじゃないし、デートくらいは別にいいか。
嬉しそうな詩音を横目に魅音が先ほどの罰ゲームが書かれた紙を手に取って確認する。
「・・・・紙が端っこが千切れてる。あんたこの紙の判別がつけれるようにわざと端をちぎって目印にしたわね」
「なんのことかわからない。偶然千切れただけだよ」
ああ、なるほど。
だから時間をかけて箱の中を探ってたのか。
魅音の言葉を聞いて納得する。
俺もそうすればよかったな。
罰ゲームを書いてる時はまさかこんなことになるとは思ってなかったから、そんなこと考えてすらいなかった。
まぁとりあえずこれでゲームは終了だ。
カードを片付けて箱から他の罰ゲームの紙を取り出す。
・・・・ちなみに他にはどんな罰ゲームがあったんだ?
箱の中から数枚の紙を取り出して確認する。
『引いた人は自分の兄か妹と彼氏彼女になる』
これはゲームの間ってことだよな?
どっちにしろ、これ引いたら終わってたな。
『引いた人は自分の兄か妹の唇にキスをする』
しっかり唇の部分をでかく書いて強調してやがる。
一番最初の罰ゲームでこっちを引いてたら終わってたな。
『引いた兄は妹を抱きしめて愛の告白をする。その後に妹の顎を指で持ち上げて妹が目を閉じたらゆっくりと近づいてキスをして幸せになる』
長いわ!!
恋愛ドラマでも見てたのかこいつは!しかもピンポイントに兄って書いてるし。
『引いた人は生のトウガラシを5個食べる』
あ、これは梨花ちゃんだな。
・・・・まともな罰ゲームがねぇ。
次はデート回