B級の比企谷くん【ワートリ×俺ガイル】   作:あなたのハートにイオナズン!

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思いつくままに書いた妄想なのですがとりあえずここまで


ラヴコメェ? そんなの幻想でしかないねッ!

 

 

「――で、比企谷、これはいったいなんだ?」

 

「……国語の課題、ですね」

 

 

 一夜明けて翌日放課後、結果だ、結果だけがこの世に(ry。

 昨夜の悪寒はそこそこ当たっていた模様で、生活指導の平塚先生(独身)に呼び出されて今に至る。

 どーにも俺の書いた国語の課題がお気に召さないご様子。

 その辺りは感性の問題だと思う。

 ラノベや漫画を馬鹿にする奴らがひとむかし前には溢れていたわけだが、今となってはそれも下火。

 日本が誇るサブカルチャーの一角を担うそれは、子供から大人まで小金を巻き上げる希少な財源の一角だ。

 みんなも、ガガガ文庫を読もう! 面白いよー、うしおととら。白面の者の気持ちがよくわかるわ。

 

 

「そんなのは見ればわかる、問題なのは中身だ。なんだ最後の一言にリア充爆発しろって、異論は無いが学校の課題でテロリスト宣言はヤメロ」

 

 

 異論は無いんですか……あっ(察し。

 

 

「わかりました、書き直してきます」

 

「ああ、そうしてくれ。私だって暇じゃないんだ、他の先生方からは仕事を振られるし、そのうえ国語教科まで受け持って下手な騒動の火種は御免だ」

 

 

 若手ですものね。

 思わず心中で敬語になってしまう。

 生活指導なればこそ、高校生という無駄に幼稚さが抜けきれない学生の悩みなんかを請け負う方面でも精力的になっているのかもしれない。

 年の差を如実に前面へ押し出さない程度の差異を見え隠れさせる高校生という生き物は、時に己の幼稚さを自覚できずに暴走することが已む無きことも無きにしも非ず。

 その点で云えば、幼稚園の保母さん方と遣ることに差異は無いのかもしれない。

 がんばってください! ひらつかてんてー!

 

 

「……折角だし少し話していこうか、比企谷。そのなんだ、キミは、友達は居るのか?」

 

「とくに要りませんが……」

 

 

 あれ、なんかニュアンス間違えたかな。

 平塚先生が口元抑えて顔を背けた。

 笑いを堪えているのですかコノヤロー。

 

 

「い、いや、すまん。では、恋人とかは……」

 

「強いて挙げるなら仕事が恋人です」

 

「オイヤメロ、それは私に酷く効く」

 

 

 真顔になって下されたお言葉は少々エッジの利いた鋭いニュアンスであった。

 先生の琴線を刺激したよ! やったねハチマン! 余計なこと言っちゃった!(嗚咽。

 

 

「んんっ、そういえばバイトをしてるのだったか。……キミのような人材を取ってくれるバイト先があったことに驚きだが」

 

 

 どれだけ見下してんだコノヤロー。

 まあ同感ですけどね。

 

 

「と、なると部活も所属してない、か……。ふむ」

 

 

 んー? なーんか嫌な予感がするな。

 というか、この先生の今の目は、俺を当て馬にしようと画策していた中学のクラスメイトを思い起こさせる。

 俺がリア充を好きになれない理由のひとつに、奴らにとって俺は体の良い『踏み台』として利用されるから、というモノがある。

 そいつらと同じ目をしてる。

 所詮高校でも教師は教師ですか、そうですか。

 

 

「――よし、キミに今回のペナルティとして奉仕活動を命じる。ついてきたまえ」

 

「お断りします」

 

 

 考えが纏まったであろう平塚先生の意気揚々とした宣言に、俺は拒絶の意を明確に示すのであった。

 

 

 

  ☆  ★  ☆  

 

 

 

 俺は柏のスペースガンマン! 右手のサイコガンが火を噴くぜ、ヒューッ!

 そんなテンションで、本日の防衛任務はスナイパーである。

 頭数の足りないところへ派遣されるわけだから、やる人のいない仕事を割り振られることがしばしば。

 やれることはやるだけやっておけば生き延びる確率も増える、っておばあちゃんも言っていた。決め台詞は「マタギとヤマネコは眠らねぇ!」。

 ところで場所は三門市だが……まあ同じ千葉だし、いっそ同一存在と呼んでも過言ではないか。但し舞浜は別。奴は千葉の冠を抱くに値しない裏切者よ……。

 どちらにしろ千葉の国境を守るお仕事、深夜というのも相俟ってテンションは鰻登りである。

 黙って国境を跨ぐ奴はネイバーだ! 御断りを入れる奴はよく訓練されたネイバーだ!

 

 あの後の平塚先生は俺を何処かへ拉致ようと妙にしつこかったが、向こうが進級を盾に脅しをかけてきたので出来なくても問題ないですと切り返しておいた。

 対立というものは弱みを見せたら負けである。

 ぶっちゃけ、進級できなくなったらなったでボーダー関連で別箇の進学先を選定してもらうこともできる。

 無理して総武高に居続ける必要性も無いわけだ。

 というか、本当にそういう話になったとしたらその辺りの実情交えて他の先生方とお話するだけで問題は無かった。

 話を大きくしたら無事でいられないのは平塚先生の方であるし、他の先生方も巻き込まれる話になる前に事を収められてよかったですなー。

 

 

『比企谷くん、2時の方向にゲート発生。其処から見える?』

 

 

 おっと、お仕事お仕事。

 2時方向、アレか。距離は400、適当だけど。

 ――狙い撃つぜ!

 

 




アンチヘイトとかやる気は無いにゃん
でも元々が問題ありなラノベだからロジカリックに二次創作書くとどうしたって齟齬が出るにゃん
その辺りを突っ込まれても何とも言えないとしか言いようがないにゃん
おれっちにはよくわからないにゃん


…ジバニャン?
なんのことだかおれっちよくわからないにゃん

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