長宗我部盛親で行こう   作:猫座頭 (旧名ねこです。)

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どうも、ねこです。

そろそろ、名前変えようかなと思うので初投稿です。


追記、ノヴをノヴァって書いてました。


十四話

「ォファッッッッ!?!?!?」

 

 

 

モリチカが気付いた時には既にプロハンター3人は本来あるはずのピトーの円の内側にいた。

 

偏に気付けた理由としては周囲の森に潜む寄生虫(モリチカ)のお陰だ。

 

だがそれでももう手遅れ。

 

 

「…見られてますね」

 

「おう、ビシビシと視線を感じるぜ」

 

(はわ、はわわわわ)

 

そして周囲の自分の視覚(覗き見)に気が付かれていることも含めてモリチカは壮大にテンパっていた。

 

彼は慢心はしていたがまともに戦った際に自分が無事ですまないとは思っていた。思っていたが実際目にするまで、これほど勝てる気がしないとは思っていなかったのだ。

 

(やべーヨ!やべーヨどうする⁉︎

ここまで来られた‼︎もう誤魔化せない‼︎)

 

モリチカがしたことはまず蟻を全て巣に引き篭もらせて巣の出入り口を泥で塞ぐことだった。

巣の外壁の泥には寄生虫(モリチカ)が数多に含まれている為、

壁や床、天井を自在に動かされるようになっている。

 

そうして出入り口を塞いだ所でそも、その様子をプロ3人に見られてしまうのだ。

 

「…コリャ、凄まじいのぉ」

 

会長のネテロはその様を見てすぐさま目をよく凝らしてみて

そして理解した。

 

巣全体に生命のオーラが溢れている。

それはモリチカ(寄生虫)のオーラであり、

並の死者の念が可愛く見える程の悍ましい念である。

そしてそのオーラは

自分達の()()()()()()()()()()

 

「!っ会長!」

 

同じように状況を理解できたノヴとモラウはすぐさま離脱をしようと

踵を返し走り出すが肝心のネテロはその場から離れなかった。

 

「落ち着け、2人とも。ワシらは奴さんのテリトリーに入ってはいるが

向こうは襲うつもりはない見たいじゃの。それに、オーラの動きを見ればよくわかる。悍ましいが攻撃するつもりもないし、何より……

こりゃあ慌てておるな」

 

「は、はぁ?」

 

(ファ----wwww)

 

ネテロはモリチカの内心をオーラ越しに読み解いた。

ノヴは理解できない様子だが、

読み解かれたモリチカは

もう笑うしかなかった(絶望していた)

 

 

 

 

 

「どーーーーーすんべこれ…」

 

そして、かれこれ1時間ほど経ったが

巣の近くに依然その3人が居座っている。

勿論、警戒しながら。

 

モリチカは1人思案する。

落ち着いたがしかし余裕はなく

寄生虫をフル稼働し、全ての蟻を眠らせ

いざという時の為に作ったシェルター室に

大事なハーレム要員たちを避難させている。

 

 

「はー……3人を殺るかぁ…?いや、無理だなぁ。直接目にしたらあんなバケモン相手に出来ないわ。モラウは能力だけ見れば簡単かもしれないが絶対サポートに回るだろうしノヴは逃したらヤバいし何より会長が無理だし…なんだよあの流麗なオーラ…どんな修練積めばあんな生命力出せんだよ…あれに比べたら私なんか禍々しくて量が多いだけだわ…ピトーたんと二人がかりでやれば……いやー、ピトーたんが無事じゃ済まないよなぁ…」

 

モリチカは戦うことを諦めた、だからこそ。

 

「……白旗揚げますかなぁ」

 

話し合う決意。

それは歪ながらも彼が守る者のための勇気でもあった。

 

 

 

 

 

 

 

そうして

 

「おっ、入り口が開いたの」

 

「…罠かもしれねぇが…」

 

「さっきも言ったじゃろ、

罠なら既に襲ってきとるわい。

奴さんも考えがまとまったんじゃろう」

 

「そうだといいのですが…」

 

巣への入り口を塞いでいた泥が退き

3人は招かれるまま

その内部に入る。

 

「ど、どうも。取り敢えず殺さないで欲しいですぞ…」

 

そしてそれを迎い入れる白い旗を手に持った

キメラアント(モリチカ)と邂逅した。

 

 

 

 




思いがけない方向に舵を切った気がするぞ。

まあ、5年も前の脳内プロットなんて残ってないからね。

R-18版も書こうかなって思ってたけど多分無理だなぁ。

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