東方project × ONE PIECE ~狂気の吸血鬼と鮮血の記憶~   作:すずひら

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前回のまとめ
・失踪未遂
・大戦争の戦況
・図書館魔女の事情


大戦争ダイジェスト版です。
超駆け足。


崩壊の訪れと名もなき鎮魂歌

戦線は拡大の一途を辿った。

天竜連合は巨人族を陣営に引込み、またプルトンの戦線投入を開始した。

対して統一王国側もポセイドン、及び悪魔の実の能力者による部隊を繰り出し、徹底交戦の構えを見せる。

 

正直なところ、どうしてこうなった、という念に堪えない。

 

最初はそう、ただの――今ならば素直に認められるが――痴話喧嘩だった。

私は大人げなかったし、美鈴は潔癖すぎた。

それが当人の間で拗れるならまだしも、既に状況は私たちの手を離れてしまった。

 

10年。

それが、この戦争――統一王国と天竜連合の激突――の過ぎ去った期間。

世界中を巻き込み、地表の五分の一を焼き払い、多くの国や集落を滅亡させ、世界総人口の三分の一を喪わせた。

 

これがどのくらい異常なことだか分かるだろうか。

たとえば、第二次世界大戦での死者の数は諸説あるが、多くとも一億人には届かない。

これは当時の世界人口の約三%だ。

 

こっちは三%じゃない、三分の一だ。

比喩でなく、海が血に染まったのだ。

 

 

普通は、ここまでの事態になる前に止まるはずだ。

たとえば、物資が足りなかったり、民衆が反乱を起こしたり、停戦合意が結ばれたり、なにかしらあるはずだった。

だけど、現実はどうだ。

誰もかれもが狂騒の坩堝に放り込まれてしまったかのように、止まることができなかった。

その先が破滅しかないと知っていながらも、突き進むことしかできなかった。

 

あるいは、私の狂気が世界に伝染したのだろうか。

あるいは、世界そのものが狂っていたのだろうか。

 

 

天竜連合は巨人族を戦線に投入した。

巨人族は力に心酔するふしがあり、美鈴のことは種族全体で非常に高く買っていた。

おそらくはそのツテでの同盟、参戦だろう。

彼らは強い。

その巨体は戦場にあって味方を守る巨大な盾であり、それ以上に敵をまとめて吹き飛ばす強靭な矛である。

唯一、戦場への輸送が困難だという欠点はあるものの、拠点防衛ならば彼ら以上に適任はおらず、攻め込まれる側だった天竜連合にはまさに天の配剤と言えた。

 

これに対抗するために、統一王国側は悪魔の実の能力者を集めた部隊を戦線に投入した。

悪魔の実の能力者は非常に少なく、土地によってはおとぎ話だと思われているほどに稀少ではあるが、曲がりなりにも世界の半分を支配していた統一王国ではある程度まとまった人数の能力者を揃えることができていた。

加えて、統一王国には私が関わったことで、悪魔の実の発生条件である妖力溜まりが発生しやすくなっており、他の地域に比べて能力者が多かった。

能力者は鍛え上げればその実力は一騎当千、巨人族を相手にしても引けを取らない。

特に自然系(ロギア)の能力者には一定以上の覇気を持つ者でないと抵抗はできず、戦場を左右できる戦術兵器として猛威を振るった。

 

これを打破すべく天竜連合が用意したのが、プルトンだった。

それはかつて月の民が地上を侵略した際に用いた飛行戦艦プルートのダウングレード版、飛行能力を廃した代わりに製造コストや運用難度を下げた戦艦だ。

もともとはにとりが作り出し、ラフテルの防備に用いられていたものだ。

どうやらその設計図がどこからか漏れたらしく、戦争のかなり初期の段階から天竜連合側では研究と配備が進められていたらしい。

設計図がラフテルから漏れた、という線はなくはない。

如何に私への狂信度が高いラフテルと言えど、あれから随分と長い時が経っているし。

ただまぁ、たぶん設計図を漏らしたのはにとり本人だろうと思う。

彼女はなんというか、そういうところが緩いというか、好奇心のためならある程度までの無茶や約束破りはやっちゃうというか、長生きするにつれそういう傾向が強まってきていたのは確かだから。

ただ、それにしたって天竜連合側の科学者の質が良かったのだろう。

まさかアレを大量生産する技術までを確立させてしまうというのは。

 

ここが多分、帰還不能地点(ポイントオブノーリターン)

おそらくは美鈴も想定していなかったであろうイレギュラー。

 

悪魔の実の能力者が戦術兵器だとすれば、プルトンは戦略兵器だった。

その砲の一撃は島を消し飛ばす破壊力を持ち、戦場を左右するどころか、全てを壊滅に追いやった。

特に、統一王国の本拠がある北の海、前線基地が築かれていた南の海はその尽くが焦土と化した。

民間人への配慮などなく、怒りの炎は善も悪も敵も味方も一緒くたに葬り去った。

 

この時点で私と美鈴は双方ともに危機感を持ち、密かに会った。

そして互いに非を認め過去のことは水に流し、これからのことを話し合った。

そうとも、私たちの喧嘩など、ちょっとしたすれ違い、ちょっぴりばかりの意地の張り合いでしかなかったのだから、解決しようと思えばこんなにも簡単に終わる、ただそれだけの事だった。

だけれども、とっくに大きな、大きすぎる()()()となった大戦争は、私たちの力をもってしても簡単には終わらなかった。

 

帰還不能地点(ポイントオブノーリターン)は私たちが気付かない間に、過ぎ去ってしまっていた。

既に、国の上層部を説得したところでこの流れは止まらない。

プルトンの一撃が国の中枢に撃ち込まれたことで統一王国側の指揮系統はぐちゃぐちゃになってしまい、各地の指揮官が好き勝手に動いているような状態で。

戦争に関係のない土地を襲う部隊も居て、もはや山賊海賊と代わりはない。

頭にあるのはただ、殺し、壊し、貪ることで、全ては理性を離れ、狂気に突き動かされていた。

 

対する統一王国も、最終兵器ポセイドンを持ち出した。

天竜王国側にとって不幸だったのは、プルトンが戦艦であり潜水艦ではなかったことだろう。

海底深くに存在する魚人島、そこにいる人魚姫――ポセイドンに彼らは手も足も出せなかった。

《ポセイドン》リリファは《残された王子》の命に従って、あまねく海王類に敵対勢力の殲滅指令を出した。

特に、統一王国に対し反乱を起こした西の海、天竜連合の本拠がある東の海は地形が変わるほどに徹底的に攻撃を受けた。

 

王子(ボーイ)は悔やんでいた。

彼はもともとリリファをポセイドンとしてではなく、一人の人魚姫として愛するために国を欺き戦う覚悟を決めていたのだから。

そのためのクーデターの計画もあった。

各地に自身の勢力を密かに築いてもいた。

だけれども、そんなちっぽけなものは世界大戦に吹き飛ばされ、既に統一王国は存亡の際まで陥り、リリファは全力で破壊命令を出さざるを得なかった。

 

私はそんな彼と彼女のことを知っていて、しかし、何もしてやることはできなかった。

私と美鈴は、事ここに至って――本来の当事者でありながら――さながら傍観者のようにただただ事態を眺めていることしかできなかったのだ。

世界が滅んでいく様を、ただ、ただ。

 

 

プルトンとポセイドンの戦いは、否応なく周囲を巻き込み、世界中を戦火で焼き払った。

そうして世界が滅びに近づき、このまま全てが終わるのかと思われたその時、唐突に終わりが来た。

最初に力尽きたのは、ポセイドン。

人魚姫は限界を超えた力の連続行使により倒れ、息絶えた。

そして、戦場でその報を聞いた王子もまた、その戦火の中に姿を消した。

制御を失った海王類は、操られ猛った心そのままに無差別に暴れまわった。

自身が傷つくことを厭わずもろともに破壊を振り撒くその姿は、理性なく錯乱しているようにも、姫の死に狂乱しているようにも見えた。

 

私と美鈴はこの戦況の変化が踏みとどまれる最後のラインだと直感で理解し、行動を開始した。

まずはプルトン。

海王類という敵がいなくなった今、プルトンを残しておくことはただ被害を拡大させるだけだ。

私はフォーオブアカインドを使い四人に分身したのち、四つの海に分かれそこでプルトンを破壊しまくった。

いくら攻撃力に優れた兵器とはいえ、かつてのプルートのような防御力がない以上私の敵ではない。

もちろん同時に暴れまわる海王類を止めることも行った。

 

一方の美鈴は、統一王国側の最後に残った戦力である、統一将軍ジェニラと彼の率いる悪魔の実の能力者部隊との決着を付けに行った。

 

 

 

 

「そうか、お前が天竜連合の実質的なボス……紅美鈴か」

 

「ボスというのは少し違いますが、まあ作り上げてまとめたというのならば、そうです」

 

東の海にある絶海の孤島。

その崖上で紅美鈴と統一将軍ジェニラ率いる能力者部隊が対峙していた。

彼らは天竜連合の本拠を叩くための決死の最終突撃を計画していたが、その最中敵のトップである女が護衛もつけずに単独で孤島にいるという情報を掴んだのだ。

十中八九、罠。

しかしそれでも、彼らに行かないという選択肢はなかった。

 

「我らが王の血は絶えた。我らが悲願も既に遠く叶わぬ夢物語と成り果てた。しかし――いや、だからこそ――我らは止まらぬ、止まれぬのだ」

 

「王の血、ですか。統一王国は世襲制ではなかったのでは?」

 

「表向きはな。たとえそうだったとしても、我らが抱く王は彼の方、そしてそのご子息のみ。故に紅美鈴、ここでお前を討ち、せめてもの手向けとしよう」

 

その言葉と共に、ジェニラから莫大な覇気が吹き荒れた。

それは紛れもなく、覇王色の覇気。

王と王子亡き今、彼はこの世界で最強の個である。

 

――ただしそれは、人間の中で、だが。

 

「私も正直なところ、申し訳ない気持ちはあるんですよ。自分のちっぽけな、でも譲れなかったこだわりがこんな事態を招いてしまった。しかし――いや、だからこそ――私もここで終わらせなければいけない。それが、私に残された最後の役目ですから」

 

覇気ではない、妖力でもない。

それは言うなれば、気。

ただ単純な力の奔流であり、()()()()()()()()()だけで、物理的な衝撃さえを生み出した。

 

そんな圧倒的な力を受けてさえ、ジェニラは笑った。

 

「確かにお前は強いのだろう。しかし、この状況。俺たちはてっきり罠であると思って、覚悟を決めて乗り込んだんだが……まさか、本当に単身ただ立っているだけだとは思わなかったぞ」

 

ざっ、とジェニラの後ろに控えていた悪魔の実の能力者部隊が散開した。

その数、実に千を越える。

対するは崖を背にした紅美鈴ただ一人。

 

こんな状況を人はなんというか。

四面楚歌、絶体絶命、孤立無援、そして……。

 

「私一人で背水の陣ですか」

 

ややどや顔で言い放つ美鈴。

それは余裕の現れか、本当に背後に水を背負った状況に気をよくしたのかは分からないが。

 

「……お前一人で陣なのか?」

 

「ふふ、あなたたちは何も分かっていませんね。――龍は水を得てこそ強くなる! 一騎当千の龍の力、見せて差し上げましょう!」

 

言うや否や、美鈴の体から虹色に光る龍闘気が溢れ出す。

その姿形も変化を見せ、頭部には天を衝かんばかりの威圧を放つ二本の角が現れ、瞳は爬虫類のように金色に光る瞳孔が縦に開き、露になっている首もとや両の腕には暗緑色の鱗が現れていた。

同時に、美鈴の背後の崖下から海水で作られた二頭の龍が鎌首を見せる。

 

「リュウリュウの実の能力者……! 伝説かと思っていたが、()()()()とはそういうことか!」

 

「いえ、リュウリュウの実ではなくドラドラの……まあ、今はいいでしょう。――さあ、統一王国将軍ジェニラ並びに悪魔の実の能力者部隊諸君、そろそろ幕引きの時間です」

 

「ほざけッ!」

 

 

――語られることのない歴史に残る激闘はこうして始まり、島の消滅と共に永遠の歴史の闇に葬られることとなる。

彼らの勇姿を知るは、ただ一人の龍人のみ――。

 

 

 

 

「おーい、パチュリー。ちょっとこっちこっちー」

 

「……何よてゐ、私は忙しいんだってば……って、これ」

 

「なんだよつれないなあ。パチェがあんまりにも忙しい忙しいって言うもんだからこうして本の整理手伝ってあげてるのにさぁ」

 

「いや、ちょっとてゐ、これなに?」

 

「え? 人間じゃない?」

 

「いやだから、何で人間なんかが転送室にいるのよ」

 

「あれ、パチェが昔オハラに来たときもここに飛ばされたんじゃないの?」

 

「そうだけど、あれから術式は改良して人間を本と一緒に転送するようなことはなくなったはず……」

 

「現にここにいるけど?」

 

「むきゅー」

 

ぶつぶつと言いながら術式の点検を始めた友人の姿を見て苦笑しつつ、因幡てゐは床に倒れこんでいる人間を見る。

倒れているのは壮年の男性だ。

腹に深手を負っており生命力が随分と弱っていて、このまま放置すれば半日と持たずに死ぬだろう。

いや、治療したところで助からないか。

これは人間であり、高い生命力を持つミンク族とは訳が違う。

てゐは自分の中での怪我の基準が、故郷のミンク族以外だと不死人である蓬莱人二人と悪魔と紫の魔法使いであることに気がついて首を振った。

 

それにしても、こんな死にかけの人間を見ても助けようとすらしないのだな、とてゐは友人の紫もやしことパチュリー・ノーレッジのことを意外に思う。

彼女はオハラに住む小悪魔、八意永琳、蓬莱山輝夜、少し前に月からやって来た河城にとり、そして自分には随分と親切で世話焼きだから。

さっきだってなんのかんのと言いながら、呼んだら仕事をほっぽってすぐにやって来てくれたし。

 

ただまあ、その親切心はどうやら身内限定だったらしい。

思えば奴隷身分の境遇から、もともと他者にかける情も持ち合わせていなかったのかもしれない。

 

「まあ、そんなこと言ったらわたしゃどうなるんだって話だけどね」

 

てゐは床に転がっている男を小さな足でげしげしと蹴り転がした。

直後、それまで男がいた場所に虚空から本がバラバラと降ってきた。

本から助けるために蹴ったにしても、重体の身を蹴り転がす畜生ぶりである。

 

「おい、人間。起きろー」

 

「うっ……」

 

ぺちぺちと頬をはたかれた男は息も絶え絶えながら、目を覚ました。

 

「ここは……」

 

「お目覚めかい? ここはオハラ。全ての叡知の行き着く先、智者の楽園――らしいよ」

 

「オハラ、か。寡聞にして聞いたことがないな……。君はウサギのゾオンかい?」

 

「うんにゃ、悪魔の実の能力者じゃあないよ。ミンク族だから。それで、あんたは何で死にかけてるのさ」

 

「ああ、それはね……」

 

男はそうして、少々長い己の半生を語った。

統一王国の王子として生まれた自分。

出会って一目惚れし、身分の違いから一緒にはなれないと悟った海王類の姫。

戦争に乗じて姫にクーデターを起こさせて自分がそれを解決することで、結果的に魚人・人魚族の地位を向上させ地上にまで魚人島の勢力圏を広げる計画。

戦争の後期に現れた天竜連合との戦い。

劣勢に陥り計画を凍結し抗ったもののついには押しきられ。

そして、ついに夢の半ばで姫が倒れ。

自分もまた突如暴れだした海王類から深手を受けて、何の約束も果たせないままに、このまま死ぬだろうということ。

 

その話を、因幡てゐは何を思ってか、軽口すら挟まずにじっと聞いていた。

 

話し終え、しばしの静寂があり、男が口を開いた。

 

「あー、お嬢さん、なかなか夢から覚めないんだけど、もしかしてこれって現実? それとも死後の世界だったりする?」

 

「残念だけどこれが現実ってやつだよ」

 

「いやあ、そうか……王宮の図書館でも見たこともないくらいの本の山に、不思議な見た目の女の子がいるから、もしかするとと思ったんだが……うっ、この腹の痛みはどうもくそったれの現実らしいな……」

 

「そんだけの怪我で長話してよく死なないもんだね。ミンク並みの生命力あるんじゃないの?」

 

「まあ、体の頑丈さはちょっとした売りだったからね、……ごほっごほっ」

 

「それでも流石に時間切れみたいだけど。まあいいや、面白い話聞かせてくれたお礼に小さなお願いなら一つ聞いてあげないでもないよ」

 

「そこは“なんでもお願いを聞いてあげる”って言うところじゃないのかい?」

 

「なんでもなんて言うわけないでしょ」

 

「ははは……そうだな、それなら伝言でもお願いしてくれないかな。この体じゃ彼女の元へ行くことはできなさそうだ……」

 

「すぐに向こうで会えるよ」

 

「生憎と俺は地獄落ちだ。会えやしないさ」

 

「どーだかね」

 

「俺は彼女に墓すら作ってやれなかった。だからせめて、最後の言葉くらいはな」

 

「ふーん、まあいいよ」

 

そして男は少し考え、伝言を少女に伝えた。

少女は一つ頷き、そしてふと思い出したように男に尋ねた。

 

「そういえばあんた、名前は?」

 

「俺は、エドガー・D・ジョイ……」

 

(……いや、俺には"D"を継ぐ資格も、王族としての資格もない、か。

――そうさ、彼女にさえ、伝わればいい。

俺は、お姫様に惚れてしまった、役に立たない使用人で十分だ)

 

「……名前はいい。ただ、ボーイ、と」

 

「それじゃあ流石に伝わらないと思うけど」

 

「――いいんだ。俺は、ジョイの名は彼女の前くらいでしか、使わなかったのだから……」

 

そう、呟いたきり、男は動かなくなった。

兎の少女はその姿をしばしの間見つめ、それからいまだにぶつぶつと呟いて魔法陣を弄っている友人へと声をかけた。

 

「パチュリー。ちょっと外出てくるね。それと、にとりさんに会ってくるからしばらく戻らないよ」

 

「――でもこの部分を弄ったら駄目だし、やっぱり生物と非生物の定義が……でももしかしたら生きている本、なんてものがあるかもしれないし、もしかして定義付けから考え直す必要があるのかしら……」

 

「だめだこりゃ」

 

呆れたように溜め息を一つついて、てゐは男の亡骸を両手で持ち上げた。

 

「伝言ねえ。直接か、手紙か……いや、相手も故人なんだっけ。それに墓、かあ。ミンクには墓をたてる風習はないけど、確か石に名前を刻むんだっけ? ふむ」

 

何かを思い付いた顔でニヤリと笑うと、てゐは穴を掘る道具を借りに河城にとりの元へと歩を進めた。

そしてそこで、月の石――歴史の碑文(ポーネグリフ)とそれに文字を刻む技術を知ることになる――。

 

 

 

 

 




「地上が全面戦争とか私がいる限りはありえないし」
26話『にとりの懇願と石の話』でのフランの台詞
人これをフラグと言う。

悪魔の実の総数
原作では不明ですが、既出で100くらいだった気がするから一万くらいはあるのかな……?
情報網の発達していないあの世界なら、その程度の数だと幻とか伝説扱いされそう。

エドガー・D・ジョイ
色々企んでたけどうまくいかなかった可哀想な人。
だいたいフランのせい。
原作のボーイさんは一体何をして謝っていたんだろうか。


文字数実に十分の一以下にまでスリムになりました。
これで次話で戦争編終わって新章が始められる。

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