奇跡のなく頃に   作:ゆるポメラ

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ゆるポメラです。
投稿が遅れてしまい
申し訳ありません……
今回の内容も前回と同じ
オリジナルになります。
そして前回の予告通り視点は
羽入ちゃんになります。

それではどうぞ。


第7話 穹と羽入

あうあう。

皆さん、おはようなのです。

僕は梨花と穹を捜しているのですが…

 

「2人共、どこに行ったのでしょう…」

 

起きたら梨花がいなかったので

捜そうと思い今に至る訳なのです。

しかし梨花も酷いのです!

僕を起こしてくれてもいいじゃないですか!

あう?、自分で起きれるだろうって?

だって眠かったのですよ!?

二度寝なんて誰だってある事だと僕は思うのです!

個人的な意見ですが…

 

「もしかすると……」

 

穹の事です。

この世界(カケラ)に戻ってきて

間もないから状況整理や考えたい事を

したいから近くの川辺で釣りをしてると思います。

僕の考えが合ってるなら梨花も多分、一緒にいる筈……

 

「行くだけ行ってみますのです、あうあう!」

 

僕は2人がいると思われる

川辺に向かう事にした。

 

 

 

 

ーー近くの川辺ーー

 

 

 

 

 

 

 

「あ、穹と梨花なのです♪」

 

僕の予想通り、2人を見つけました。

ただ声をかけるのも面白くないので

僕らしいやり方で穹をビックリさせるのです。

そろりそろりと穹の背後に近づき……

 

「え~い、なのですぅ~」

「っ!?、ビックリした。羽入ちゃんか…」

「むぅ~、全然ビックリしてないじゃないですか……」

 

穹に抱きつくと案の定の反応だったのです。

もうちょっと驚いて欲しかったのですよ……

 

「そういえば梨花の反応がないような…?」

「あぁ、梨花ちゃんなら……」

「あう?」

 

穹の目線を追って見ると…

 

「すぅー、すぅー……」

 

穹の肩に寄り添いながら

綺麗な寝息を立てている梨花がいた。

 

「隣、座ってもいいですか?」

「うん、いいよ~」

 

梨花が隣で寝ているので

僕は穹の反対側に座る。

 

「羽入ちゃん、二度寝しちゃったの?」

「あぅあぅ、な、何故それを…///」

「梨花ちゃんに聞いたら声をかけても返事がないから放置したって…」

 

あう!?

じゃあ梨花は僕が起きないから

そのまま放置したって事ですか!?

 

「梨花は僕に対してイジワルなのですぅ……」

「そうかなぁ…?」

「聞いてくださいよ、この間なんか……」

 

僕が愚痴を言うと

穹は苦笑いしながらも聞いてくれた。

この際ですから、ここ最近の事も話してしまうのです。

 

「…てな事があったのですよ」

「あはは……」

「僕が辛い物が苦手なのに敢えて食べるのですよ?」

「羽入ちゃん辛いもの苦手だものね…、梨花ちゃんは平気だけど…」

「たまには甘い物が食べたいのですよ、あうあう……」

 

特に僕はシュークリームが大好きなのですよ。

梨花は嫌いじゃないけど甘ったるいから

あまり好きじゃないと言ってましたが……

 

「全部が終わったら、僕が何か作ってあげようか?」

「ほ、本当ですか!?」

「羽入ちゃんが食べたい物なら何でも」

「じゃあじゃあ僕は、穹の手作りパフェが食べたいのです!」

「今更なんだけど、エンジェルモートの方がいいんじゃ……」

 

穹が言ってる『エンジェルモート』とは

魅音の双子の妹の詩音が働いているメイド喫茶なのですが

僕の存在は普通の人には感じないので見えないのですが

今は人の姿をしてるので普通の人でも見えるのです。

というか……

 

「…穹、あそこの制服が見たいだけなんじゃないですか?」

「あ、ひどーい」

「まぁ僕なりの冗談ですよ☆」

「…冗談に聞こえなかったのは気のせい?」

「気のせいなのです、あうあう~☆」

 

こうやって穹と一緒にいるだけでも

僕は嬉しいのです。

欲を言うとですね?

どうせなら2人きりの方が……

なんて僕が思った時…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「へぇ、羽入あんた私の事そんな風に思ってたの……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「り、梨花……?」

 

黒い笑顔で僕の事を見てる梨花がいた。

ちょ、ちょっと待ってください?

さっきまで寝てた筈ですよね…?

 

「梨花ちゃん起きたの?」

「うん。ごめんね穹、私あのまま寝ちゃって…」

「疲れてたんでしょ?。気にしないで」

 

あうあうあう!?

絶対、梨花は寝たふりをしていたのです!!

あ!!、まさか僕が穹に抱きついたあたりですか!?

 

「…へぇ、あんた穹に抱きついたんだぁ……」

「やっぱりあの時から起きてたのですね梨花!?」

「あら?、私は愚痴を言った辺りから起きてたんだけど……」

 

は、はめられたのですぅ!?

黒い、黒いのですよ!!

くっ、かくなる上は……!!

 

「だいたい梨花はいつもいつも……!!」

「はあ!?、それならあんただってそうじゃない!!」

「僕をはめるなんて神が許さないのですよー!!」

 

すると穹が…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…それ以前に神様である羽入ちゃんが言う?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あ、そうでしたね。僕は神様でした……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




内容が短くなってしまい申し訳ありません……
次回の視点は穹になります。
更新速度が遅くなりそうですが
これからもよろしくお願いします。

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