俺ガイル×ニセコイ   作:従属人間

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どうも従属人間です。

相変わらず更新が遅いですね(他人事)

最近は名前の通り会社に従属しています。
関西と関東を行ったり来たりしてました。

いまいちモチベが上がらずにいたのですが、久々に気分が乗ったので書いてみました。

キリがいいので投稿しました。
早ければ今日か明日にもう一個でるかも・・・?

まぁ、短いですし久々すぎて既に需要があるのか分かりませんが、良ければ読んでやって下さいまし。



俺ガイルアニメ第3期おめでとう!!




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鶫を送り届けた日から暫くたった。

 

あの日から、今までの間に一条が体調を崩し、見舞いに行かないかと小野寺から誘われたが、辞退した。

なんでかって?

理由はいたって単純。やーさんの家に行くの怖い。

俺みたいなのが行ったらどんな騒ぎになるかわからん。

ていうか、俺は一条とそこまでの仲になった覚えはないしな。

そんな俺とは違い、見舞いに行こうと思える小野寺は凄いと思う。これは所謂恋する乙女パワーなのかね。

 

 

ちなみに、その件を断った後日の宮本はもっと怖かった・・・。

 

 

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まぁなんやかんやで今日は、林間学校の日である。

 

班分けは俺、一条、マイマイ、桐崎、鶫、小野寺、宮本となっている。

まぁ、俺としてはどこの班でも良かったので特に文句は無い。

しいて言うなら班決めの時の宮本の圧が凄かったという事くらいだろうか。

 

***

無事に目的地に到着である。

バスイベント?そんなもん知らんな。

乗る時、先生に「俺、バス酔いしやすいんで」と言い、先生の横のポジションを取り、音楽を聴きながら外を眺めてたら着いたし。

 

 

「よーし、みんなよく聞けよー!

プリントにも書いてあるけど、お前らは今から近くのキャンプ場で飯盒炊さんとカレー作りだ。

楽しんで作れよ~!」

 

「「「「「あーい」」」」」

 

さて、到着して間もないが、いきなり難所の到来である。

キャンプ場で、みんなで仲良くカレーを作る。

なんて事のない、いたって普通の林間学校のイベントだ。

だが、ここで問題なのは小野寺だ。

思い出すのは、調理実習の時のケーキ。

見た目は素晴らしく、美味そうなのに味が、その・・・あれだ。うん・・・。お腹痛くなってきた・・・。

正直、桐崎も不安だが、あいつは逆に見た目は酷いもので、味は美味いと小野寺と間逆なので、最悪の場合は見ないで食えば良いだけだ。

他の奴らはどの程度の料理の腕前なのかは知らないが、小野寺に料理をさせるのは拙い。

下手したら、林間学校の間ずっと布団と仲良く過ごすだけになってしまう。

それはそれで、色々気を使わなくてもいいのかもしれないが、あの時の二の舞は御免だ。

それとは別にあまり部屋に篭る様な事も、今回は避けたいからな。

しかし、ここで俺が出しゃばってこの場を仕切ろうものなら「え?何急に張り切ってんの?キモ・・・」って思われてしまうだろう。どうしたものか・・・。

 

 

「小野寺と宮本は薪を貰って来てくれ。

桐崎、お前はここで俺が指示する。勝手に動くなよ」

 

 

俺がどうするか悩んでいると一条がテキパキと指示を出し始めた。

そういえばお見舞いの時にお粥作って貰ったとか言ってたっけ。なるほど、あいつも被害者だったか。ならあいつに任しておけば問題なさそうだな。

 

 

そうして出来上がったカレーは普通だった。

 

 

 

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「おお~~~!

ここが今日オレ達が泊まる部屋か~!」

「思ったより広いね~」

 

「こういうとこ、ウチのガッコ気前良いよな~」

 

最初の難所を越え、俺達が今回泊まる部屋にやってきた。

部屋は和室となっており、窓から見える景色も悪くない。

部屋自体は素晴らしいもので、一日陽に当たりながらゆったり過ごすのも良いかもと思う。確かにマイマイの言う様に学校側も気前がいい様に思える。

だが・・・・・・

 

 

 

「その上、ふすまごしとはいえ女子と同じ部屋で寝られるなんて・・・

オレこの学校入ってホント良かったよ・・・!!」

 

 

そう、女子と同室なのである。

本当に何考えてるんだこの学校!

あれか?良い宿取ったらお金足らなくなっちゃったの?だったら宿のランク落としてもいいからちゃんと男女別に取れよ。何かあってからじゃ遅いんだぞ!

まぁ俺の場合、「ヒキタニと同じ部屋とか、絶対なんかされんじゃん~。マジ無理だから~。アンタ押入れね~。同じ部屋に置いてあげるだけ感謝して欲しいわぁ」みたいな事になってもおかしくは無かった。今回、同室は小野寺達だし、変な事は言われないだろう。どう思ってるかは分からないが・・・。

そもそも学校側が男女別に部屋を取ってくれていればこんな事に頭使う必要なかったというのに・・・!!

生徒の事を信用してるんだか、何も考えてないの一体どっちなんだか・・・。

なにはともあれ、こういった事もあってなるべく部屋には篭っていたくはないのだ。

 

女子陣から一番離れた場所に荷物を纏め、飯の時間まで少し辺りの散策しようと部屋を出ようとする。

 

「あれ?比企谷どこ行くん?

トランプやんねーの?」

 

マイマイから声がかかる。

他のメンバーは初コイのエピソードを語るという罰ゲームでトランプをやるらしい。

 

「いや、俺はいい。

辺りを散策してくるから。

飯の時間までには戻るし、気しないでくれ」

 

「そんな事言って~、負けるのが怖いのか~?」

 

「あほか。そんな挑発には乗らん。

第一初コイの事なんざ昔すぎてもう忘れたわ。

朝から団体行動ばっかしてんだ。ここらで1人の時間が欲しいんだよ。」

 

そう言ってさっさと部屋を出る。

 

 

 

 

 

 

 

しかし、初コイねぇ・・・。はて、俺の初コイは一体何時だったんだけか?

 

 

 

 

 

 

 






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