俺の一族がレアモンスターなんだが。   作:鰹ふりかけ

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ローマのサーヴァントの扱いが酷すぎるように思うの
いくら何でもなーーーあれは酷すぎる





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この木なんの木 気に(ローマだ!)

「所長が見つからない………コフィンに入ってても無傷だからこっちに来てるなら居るはずなんだけど」

先程から竜牙兵を四方八方にやって捜索させているだが全くなんの手がかりもない。

 

 

もし仮にオルガマリーが居て放置が続けることになれば…………

 

 

 

テレレレレレーーーーテーテーテーテレレーーーー

魔物の群れが現れた

 

スケルトン(A)

スケルトン(B)

スケルトン(オルガマリー)

 

あかんやつや………

 

「探せーーー!所長が隠れてそうな穴とか隙間も見逃すなーーーーーー」

ポーチから追加の竜牙兵を撒きながら指示する

 

「…………先輩?」

「どうしたマシュ!」

「私には筋肉さん達がスケルトンに向かっているようにしか見えないのですが……」

「はい?」

慌てて荷物から望遠鏡を取りだし竜牙兵の様子を見る

 

 

 

「スケルトンが居たぞ!ーーーーー」

「「「「「「「殺せーーーーーー」」」」」」」

 

「骨だけの体で我らに向かってくるとは笑止!」

「消えるまえに筋肉の素晴らしさを教えてやろうぞ!」

「兄弟よ力を貸そうか?」

「ありがたい!喰らえジャーマンスープレックス!」

バコン!

 

「お前らーーーーーーーーーーーーーー!!」

 

 

 

 

いろいろあったが…………

 

 

「見つかったぞーーーーーーー」

やっぱり居たらしい

暫くして竜牙兵に担がれて所長が姿を見せる

目立った外傷はなく無事なようだ。

 

「何処に居たんだ?」

「橋げたの陰で丸まってました」

所長…………

 

「で、何をやったらこうなる!」

「嫌ーーーー!食べないでーーーー私なんて美味しくないからーーーー。来て、助けてよレフ!いつだって貴方だけが助けてくれたじゃない!」

見事な錯乱ぷりです

 

「特に何もしておりません」

「そうか……マシュお願い」

「はい!」

 

「しっかりしてください!オルガマリー所長!」

「マシュ!何で貴女がここに?それにその姿……」

「これは……」

「わかってる。サーヴァントとの融合デミ・サーヴァントでしょ見れば分かるわ。それよりも!」

「いきなりこんなところに放り出されるし!怪物はいっぱいいるし!さっきなんて全裸の筋肉の化物に連れて行かれそうになったし」

それが原因か…

「所長それが……」

 

竜牙兵達「やあ!」

「………キャーーーーーーー」

 

「で、何で貴方もいるの?」

一通り具田修……略してぐだ男とマシュと言い合いをした後にその矛先がこちらに向かって来た

 

「サイレンが鳴った後に避難しようとして巻き込まれました」

コレが一番現実的な理由だろう

 

「貴方もつくづく不運とゆうか間抜ね」

そこまで言う必要はなくね。泣くぞ

 

「この筋肉達は何?」

「竜牙兵」

「は?」

もう慣れました………

 

「じゃあ?貴方は魔法に近い事をそんな片手間にやったの?………ねえ冗談でいってる。そうよね?」

この人全然信じてないな………

 

「まあ、いいわ。私が居るからにはこれからは私の指示にしたがってもらいます。いいですね?」

「はい」

とりあえず今はしたがっておいたほうがいいだろう

 

「じゃあ、まずは拠点の設置ね………」

 

 

その後召喚サークルを設置し終えてカルデアとの通信が回復したのだが………

 

「それにしても所長あの爆発の中のよく無事でしたね」

 

「ええ、レフが助けてくれたと思うの!」

 

「そのレフ教授なんですがこちらに姿がありません」

 

「じゃあレフもこっちにいるの?じゃあ早く合流しなくちゃ。レフが居ればもう安心よ!」

 

 

なんじゃそりゃ………これは酷い………

やめろ!竜牙兵悲しそうな顔で肩をポンポンするんじゃない!

 

しかし、どうしたものか………このままオルガマリーがレフに接触しようものなら高確率でカルデアスミキサーにかけてられてしまう。

かといってここで「それはやめておいた方がよいのでは」と言おうものもなら「貴方にレフの何が分かるの!」で聞く耳すらもってくれないだろう。

 

おのれ!レフめ貴様はどれだけ邪魔になるんだ!

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

それから暫く町の探索をしていたのだが…………

 

「ダメだ!ボルトが当たらない!」

「あの細腕になんであんな力が出るんだ……」

「槍でも剣でもいい!何か投げて奴の足を止めろ!」

「奴を止めろーーーーーーー」

目下敵シャドウサーヴァントと交戦していた

 

「正直サーヴァントをなめていた………」

町を捜索中に敵シャドウサーヴァントと遭遇する

本来ならば出会うのは1体のみのはずだがそこには2体目がいたのだ。

オルガマリーはすぐさま撤退を指示するが、当然ながら人の足では逃げきれない。

案の定すぐに捕捉されて追い付かれた。

マシュが片方を担当しているがご覧のように竜牙兵では相手にならない。

いや、足止めできているだけでも十分に凄いのだが……

えっ所長?所長なら壁の裏で震えてるよ

 

 

「やっぱりサーヴァントはサーヴァントでしか倒せないか……」

そう言ってポーチから竜牙兵のスケルトン殲滅の副産物である聖晶石を取り出す。数はきっちり4つだ

 

 

「頼むぞ!概念武装なんて出たら本気で死ぬから」

普段信じているとは胸を張って言えないが神に祈る

サーヴァントは触媒や縁によって召喚される人物が決定するという

どんな英雄が出てくるんだろうと期待しながらどんどんと光輝く魔方陣を見つめる。

 

 

 

 

やがて現れたのは…………

引き締まった褐色の肉体

思わず平伏したくなるプレッシャー

真紅の木を表すような槍をもった

ローマを守護する一柱

 

「ローマ(私)がローマだ!」

 

ローマ帝国を建国した偉大なる神祖ロムルスだった

 

「マスター逃げてください!」

直後に竜牙兵の悲鳴のような声が聞こえてくる

防衛線が突破されたようだ

恐らくはサーヴァントの気配を感じ取りそのマスターを狙ってきたのだろう

 

 

しかし、

「ローマ!」

こちらに来たシャドウサーヴァントはロムルスに切り伏せられて光の粒となって散っていく

 

敵シャドウサーヴァントが完全に消失したのを確認してロムルスがこちらに近寄ってくる

「お前からローマを感じる」

いや、確かにローマ帝国に祖先が居たみたいだけれど

 

「お前はローマか?」

「…………」

「いやローマだ!」

「偉大なる神祖よどうか……お力をお貸しください」

「ローマはなぜ戦う?」

「世界の未来のために!」

「世界こそローマ。ローマもまた世界なのだ……」

「では!」

「いくぞ!ローマのために」

良かった戦ってくれるみたいだ。それにまともなサーヴァントが出てくれて………安心した

ロムルスは世界の誰よりも世界を愛しそのありのままを受け入れる。このfate世界でトップクラスの良識があるサーヴァントだ

出会ってからすぐにこの御方なら最後まで戦えるそう思えるぐらいだ

これで戦って行けるレフをぶっつぶせる!!

 

 

 

戦闘が終わり無事だった竜牙兵が集まってくる。

しかし、様子がおかしい………

「このもの達は?」

「私が造った竜牙兵です」

「ならば!ローマから生まれたこのもの達もまたローマだ!」

 

「ローマはローマが好きか?」

「それもまたローマ」

 

「ローマに栄光あれ!」

 

「「「「「「ローマ万歳ーーーーーーー」」」」」」

 

「ローマ!」

「ローマ!」

「ローマ!」

「ローマ!」

「ローマ!」

 

 

………あれ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ローマ万歳
おまけ
ロムルス
ローマ帝国の建国王にしてローマの守護神
偉大なるローマを建国した御方
ローマによって産み出された学問、技術、文化はこの人によって始まったといっても過言ではない
今の人類史の基礎はこの人が創った
偉大なるローマだ!
…………偉大過ぎてなんとも言葉にできない
とにかくローマ
偉大過ぎて竜牙兵がおかしくなるくらいローマ



そこのポーズを馬鹿にした奴今日は朝までロムルス様の偉大さを語ってやるby石工







閑話


英霊トーサカ
「ずっと英霊の座で待機していました………」

英霊エミヤ
「ぷすぷす」(何とか止められたか)

ありがとうエミヤ、君の戦いを私は決して忘れない









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