俺の一族がレアモンスターなんだが。   作:鰹ふりかけ

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いや、真面目にレフを抹殺しようとかんがえたが
あれ無理じゃね?

という訳でレフを抹殺して主人公が助かる未来ってあるのかな 絶望


猿でもできるレフ教授暗殺計画(絶望)

オルガマリーを助ける

 

そのためには3つの関門を突発しなくてはならない

 

その一つがレフ・ライノールだ

レフ・ライノールいやレフ教授は緑のコートとシルクハットの紳士的で才能に溢れた人物である。

 

である………である…………

その本性は真っ黒一寸の光すらもない、原作でもここまでの外道はいないだろう。

というよりオルガマリーを殺害した張本人である。

 

 

「いっそもう殺るか?」

そもそもこいつが爆弾テロを起こしたうえに全ての元凶なんだよな。

はっきり言ってこいつを殺れば何もかもがうまくいく

 

 

後ろにいる親玉はグダ男かグダ子に丸投げすればいい

 

 

しかし、

「ダメだ………勝てる訳がない」

正面から戦って勝てるビジョンが見えん。

たとえ自分が銃や弓で狙撃したりしても死にそうにないし自家製の竜牙兵で囲んでも全部吹き飛ばしそうだし

特攻したとしても倒せるかどうか……

「サーヴァントじゃなきゃ無理だよあんなの」

 

 

「暗殺が一番現時点で最良かな?」

暗殺したっていいじゃないか、人間だもの

 

今のところは奴には接触はしていない。

 

奴がいくら魔術師として優れていたとしても、初対面の人間からの暗殺を防ぐのは難しいだろう。

 

さらに言うならば彼は原作で主人公を凡人だからという理由でテロの標的からわざと外しているのだ。

もし、仮に主人公を徹底的に潰しておけば奴の思うがままに世界はなっていたと思う。

 

奴には人を見る目がないのか?

いや、全ての人間が虫以下の存在として見えている可能性すらも有り得る。

 

ならば、自分は奴にとって自分は言葉を話す背景に過ぎず興味すらもわかないだろう

 

だからこそ可能性がある

 

「だけどねぇ」

ここでもし仮に奴の暗殺がうまくいったとしよう。毒殺、刺殺なんでもいい。

 

問題はその先にある地雷だ………

 

救出対象のオルガマリーはレフに対して依存とも言えるような信頼をしている。

そこに自分が彼女又は世界のために奴を暗殺したらどうなるだろうか………

 

「ねえ?起きてよレフ!何で?何でなの?何故貴方が死ななくちゃいけないの?許さない絶対に許さないレフを殺したのは誰なの!」

こうなる事が容易に想像できる。これでは本末転倒も甚だしい

 

加工エンドに一直線だ。

 

 

しかし、人理は救われる。

仮に自分が衛宮系男子ならば進んでするのだろう………だが、あいにく自分は自分の身が一番可愛いのだ。

爆発すると分かっている道を自ら進みたくはないだろ

 

何?奴が裏切るという証拠を集めて暴露すればいい?

 

それこそ無理だ。

奴はこのカルデアに目的のために少なくとも10年以上も前から潜伏しているのだ。

しかも、カルデアに必要な近未来観測レンズ・シバの技術を提供しており職員の中には彼を疑う者は皆無だろう

 

そこに構成員ですらない人間が奴はスパイだ!裏切り者だ!と声をあげても噂にもならない

 

そして、そこまでしている奴が分かりやすい証拠を残しているはずもない

 

それどころか 、それによって自分を危険と判断した奴が直接的または間接的に自分を亡き者にするのがおちだ

 

 

 

 

 

 

「あれ?詰んでね……自分が助かる道がない……」

 

 

 

 

 

 

 

気分を切り替えて次だ!

2つ目と3つ目は1つ目が突破不可の場合に出てくる問題だ

それは、いかにしてレフの爆弾からオルガマリーを守りそれを妨害してくるレフをどうするかだ

 

爆弾については自分が造った護符で何とかなると思う

しかし問題は後者ホントにどうしよう。

 

 

「まあ、そこは調べるとしてまずは護符の製作だ」

事前にマシュに頼み込みマシュ監視下のもとなら行動を許可されている。目指すは工房、自分の戦場だ!

 

 

「君が工房を使いたいという変わりものかい?」

工房に着くと直ぐに声をかけられる。

レオナルド・ダ・ヴィンチだ

「はい!」

「何故に自分の魔術工房を使わない?」

「自分には魔術の防壁や使い魔よりも溶鉱炉や研磨機の方が重要だからです」

「君とは仲良くできそうだよ、名も知らぬ魔術師さん」

「こちらこそ光栄です」

 

 

「先輩は何を造るつもりなんですか?」

「御守りだよ」

そう言って慣れた手つきで鉄を熱していき

 

そして、

 

「さあ、君は何に成りたい?」

そう言って手に強化をかけながら赤く光る金属を握る

 

「そうかい、それがいいんだね」

自分の魔力をゆっくりと金属に魔力を移しながら形を整えていく。

こうなれば簡単だ後は金属が望むままにしていくだけ

 

形が完成したら次に宝石に目一杯魔力を詰め込み表明にルーンを刻み金属に固定する。

 

「よし、完成」

「お見事です。先輩」

「実に興味深い!!」

気が付いたら見学者二人との距離が短くなっていた。

 

「どうしたんです?」

特にダ・ヴィンチちゃんの興奮具合が凄い

美女に詰め寄られるのは気分的にはかまわない、むしろうれしい(一人は精神が男だが)

 

「どうもこうもないよ!何故に君がそれを知っている?」

「何がですか?」

「ああ、言い直そう。君の今使った技術は本来は失われている物だ何故君が知っているんだい?」

「さあ、なぜでしょうか?」

 

 

「まあ、いいだろう人間は秘密があった方がおもしろい」

「そうしてくれるとうれしいです」

言えないよな………祖先が教えてくれましたなんて

 

 

「マシュこれあげるよ」

「いいんですか?こんな立派な物を……」

「もらっておけばいいじゃないか、きっとそれはマシュの役にたつさ」

「では、ありがたくいただきます。先輩!」

 

「そうそう、君これからこの工房好きに使っていいよ。ただし、作業を私に見せてくれるならね」

「いいですよ」

「いいのかい!そんなに簡単に決めて」

「はい、そんなに見ることはないと思いますが………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから一週間の後…………

 

 

おかしい、間違いなく彼は異質だ

なんと言えばいいのだろうか………技術の年代が違う

明らかに現代よりも古代の手法が多く使用されている。

なんと言うか、その時代を生きていたみたいだ……

 

「古代ルーン文字に魔導銀………これだけでも戦争が起こりかねないのに今度は空気中の魔力の結晶化って………何がしたいんだい君は?」

 

 

「よし、完成!」

「なんだい?それは」

「魔力駆動式のクロスボウです。矢じりは呪いを込めた魔力結晶でシャフトには魔導銀を使ってます。自身の魔力で自動装填して連射も出来ますよ」

「そうかい……」

「ついでに竜牙兵も作りました」

「はじめま(ギャーーー喋ったーーーー)」

「君は戦争にでもいくのかい…………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




魔導銀………本作品オリジナルの素材
一族秘伝の比率の合金に時間をかけてゆっ
くりと魔力を込めてできる。
魔力伝達と魔力の蓄積に秀でている




閑話どうして主人公がそんな知識があるのか

主人公の結晶に宿る先祖
「なんだこれ?」

主人公の前世の記憶を発見
ガヤガヤ
「未来が、世界がヤバイ!」
ガヤガヤ
「鍛えなきゃ」

毎晩枕元に降臨
ガヤガヤ
「次、私ね!」
「いや、俺だ?」
「間をとってわしじゃな」
「「引っ込んでろ爺ーーーー」」

主人公(眠)「うーーん、うーーん」
(そこ、力が入っとらんぞ!)
(もっと金属を優しく扱え!)
(鎚の持ち方違ーーーーーーう)



「どうしたんですか先輩?」
「いや、この頃寝不足でね」




おまけ
一族危険度チェッカー
赤い悪魔
危険
↑ ┃宝石爺┃←絶望
┃ ┃時計台ロード┃←闇にのまれよ
┃ ┃封印指定執行者┃←詰んだな
┃ ┃ 宝石爺の弟子 ┃ ←┃運がよけば
┃ ┃ 時計台宝石魔術師 ┃←┃上と同じ
┃ ┃ 時計台一般魔術師 ┃←┃努力しだい
┃ ┃ 野良魔術師 ┃←┃上と同じ
↓ ┃ 学生魔術師(天才除く ┃←何とかなる
安心

注意
魔法生物も多すぎる我一族の魔力を感知して集中的に襲ってくるので注意すること
特に亡霊やスケルトンがこの傾向を持っています

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