転生した彼は考えることをやめた   作:オリオリ

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|電柱|・ω・`)ノ ヤァ アケマシテオメデトウ
ま、またもや遅くなりました。
すいませんでした。
最近寒いですね、皆さんもしっかり防寒してくださいね。
それでは、どうぞ。
あ、今回かなり短いです。


第二十一話彼の日記帳 その二

 ◎月Ω日 晴天だった、けど心は曇天……というより大雨

 

 生き残った。

 生き残れた。

 今の俺はこうして日記を書くことができたことに凄まじい安心感を感じている。

 というか、俺ちょっと勘違いしてた。

 卍解まで取得できたから俺強いんじゃね?とか思った。

 調子に乗ってすいませんでした。

 ちくしょう、公式チートマジやべぇ。

 速さだけは誰にも負けねぇと思ってたのに、なんで反応できたし。

 もしかして勘か?勘なのか?

 オーちゃんに教えてもらった『雷神罰』を結構溜めたのに、斬魄刀投げて避雷針代わりにするし、その後は殴り合いになるし。

 斬り合いじゃなくて、殴り合いになったし……いや、斬り合いよりはましだけど。

 なんか霊圧とかヤバかったし、避けても拳が追いかけて来るし(以降延々と愚痴が書かれている)

 

 

 

 √月д日 今日は曇り、相変わらず心は雨

 

 ちくしょう、公式チートめええええ!

 前回の戦闘の所為か、やたらと絡まれるようになった!

 しかもイーちゃんが教えてくれた槍の内包世界へ簡単に入ってきやがる!

 どうやって知ったのか知らないが、毎回手順を変えているというのに……!

 しかもなんで冬獅郎と修行している時に来るのか。

 最近では冬獅郎にまでちょっかい出しやがるから、冬獅郎への罪悪感ががががが

 いや、忘れよう。

 せめて日記の時くらいあの戦闘狂から解放されようそうしよう。

 

 よし、今日は冬獅郎と俺で十番隊の仕事を全部終わらせたな。

 あれ?乱菊さんと一心さーん?

 貴方達の仕事ですよー?

 冬獅郎にどっちが隊長かわかんねぇなって言われて思わず変な顔になったと思う。

 一心さんは確かに脱走癖があるけど、頼れる隊長だと思うけどな。

 そういや、もうすぐヨン様の隊に移動する時期かな。

 あぁ、ルキア達の卒院ももうすぐだった。

 何かお祝いに贈り物を考えておこう。

 

 

 @月@日 今日は晴れ、心も晴れ渡る(真顔)

 

 今日は泣くかと思った。

 遂に明日から五番隊の副隊長に就任することになった。

 それをしった十番隊の奴らが盛大なお祝いをしてくれた。

 魂になって既に百年以上たってるけど、年甲斐もなく大泣きしたくなった。

 こうしてみると、俺も立派なお爺ちゃんだねぇ……

 ついでに大魔法使い超えて、魔神にでもなってんじゃないのってくらいだけど……

 はははっ、どうせお爺ちゃんには恋人なんていませんよ?

 身体が若くても心が老いていくよ……あれ?なんか悲しい……。

 

 けど十番隊のみんなありがとう。

 まさか皆でお金を出し合って、瀞霊廷一件分もするお酒をくれるとは思わなかったです。

 これは大事に飲ませて頂きます。

 プレゼントも嬉しかったけど、一番嬉しかったのは惜しむ声だな。

 他の隊に行かないでって言われると、慕われてたんだなって思えるぜ……勘違いじゃないよね?

 

 あとめっちゃ驚いた事がある。

 まさか剣八から祝いの品をもらうとは思わなかった。

 ちなみにもらったのは髪紐でした。

 似合わないって思ったのは俺だけでしょうかね?

 まぁ、ありがたく使わせてもらいます。

 あとやちるちゃんからはお菓子をもらいました。

 けど、十一番隊には絶対に行きません。

 誘われても行きません。

 内包世界に戦いに来るじゃないか、諦めろ、諦めて、諦めてください。

 

 いや、しかし冬獅郎も随分強くなったねぇ。

 ていうか、卍解の能力が原作と違ってかなりぶっ飛んでたなぁ。

 まさか時間を凍結させるとは……どこかに吸血鬼が混じってませんか?

 それとも吸血鬼のメイドさんですか?

 これって速さで負けてね?負けてるよね?

 ちょっとスター〇ラチナみたいに速さで時を超えてくる。

 

 

 @月ω日 快晴だ!

 

 今日はヨン様に隊を案内してもらった。

 まさか隊長直々に案内してもらうとは思わなんだ。

 回ってみた感じ、この隊は凄く穏やかである。

 十番隊と違ってすごく落ち着きがある。

 やっぱり隊長によって隊の雰囲気も違うね。

 

 後、修練場でヨン様と軽く模擬戦をした。

 ハッハッハ、チクショウ、全く拒否できなかったぜ……

 これで俺も鏡花水月の虜ですね(白目)

 っていうか、ヨン様にも幻影って見えてるんかね?

 水を操る云々をパントマイムしてるのかな?

 そんな気がする……あれ、俺剣八と戦いすぎてなんか勘が鋭くなった?

 ま、まぁ悪い事じゃないしいいや!

 

 それと初日と言う事で、仕事は少なめだった。

 ……いや、少なすぎて、始めて一時間で終わった。

 おかげで、ヨン様と二人で将棋とかしてた。

 イーちゃんの知恵を借りて何とか勝った。

 うん、なんか目をめっちゃ見開いてたけど、どうしたんヨン様?

 イーちゃんの知恵を借りるのはずるいかなって思ったけど、仕方ないよね。

 だってラスボスだし、普通にやったら勝てるわけないし。

 

 

 定時アップって素晴らしいね。

 仕事が終わったら朽木家へ行ったら、副隊長の就任祝いだった。

 先日に続き、嬉しい事ばかりだ。

 皆から贈り物をもらった。

 凄く充実してるな、俺。

 ちなみに贈り物はこんな感じだった。

 銀嶺  

 なんかめっちゃ高そうな湯呑

 

 蒼純  

 銘酒一ダース

 

 白哉  

 銀白風花紗の首巻

 

 緋真  

 銀の耳飾り

 

 桃花  

 手編みのデフォルメ人形

 

 ルキア 

 画伯の絵画集

 

 恋次  

 木彫りの実家模型

 

 どれも嬉しいけど、恋次、いつになったらルキアの誤解を解くんだ?

 もし忘れているようなら、全力で卍解修行を手伝ってやろう。

 

 

 @月▽日 曇りでも心は晴れ渡る。

 

 五番隊で副隊長になってはや数日。

 ……予想以上に楽です。

 いや、流石裏切るまでは素晴らしい隊長。

 仕事から逃げない、仕事が早い、相談にも乗ってくれる。

 ほんと、なんでこの人裏切るのかな。

 俺が副隊長になってからの五番隊の日常は、午前中で書類が終わります。

 その後は、隊士に稽古をつけるか、ヨン様と将棋している。

 …………なんて平和なんだ。

 

 素晴らしい。

 素晴らしすぎるぞ!

 どうにかしてヨン様の裏切りをしないようにできないかな……

 仕事は充実しているし、給料は素晴らしい。

 終生までこのままでありたい。

 無理かな……無理だろうなぁ。

 

 

 

 ▽月±日 雨だったが、晴れにした。

 

 遂にルキアと恋次が護廷十三隊に入隊した。

 ルキアは十三番隊に、恋次は十一番隊に行った。

 何でも両隊の隊長が争奪戦に勝ったらしい。

 ルキアはともかく……恋次、強く生きろよ……

 多分、何か嗅覚が働いたんだと思うから。

 

 それはさておき、ルキアと恋次に贈り物をした。

 ルキアはチャッピーがやっぱり好きみたいだから、等身大人形とキーホルダーもどき。

 恋次は原作でつけてたサングラスを贈った。

 そしたら、二人とも目をキラキラさせてはしゃいでたな。

 

 久しぶりに可愛らしい妹と弟を見れて俺は嬉しいよ。

 ちなみに晩御飯は朽木家でした。

 最近朽木家が集会場みたいになってる気がするな。

 まぁ、蒼純さんや銀嶺さんと話すのも楽しい、白哉達の様子を見れるから良い事ばっかりだけど。

 

 最近楽しい事ばかりだなー。

 もう五番隊に移動してから1年かー、早いもんだな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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