おっぱいドラゴンに柱間ァ……!大好きクレイジーサイコホモがinしました(休載中)   作:ふくちか

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今だからぶっちゃけますけど、実は会長には卑劣様を憑依転生させようとしたんだよぉ!!
ブァハハハハハハハハ!!!!!ブウゥゥゥン!!!(ガッチョーン)


第七章:放課後授業の覇天神龍
第三十八話「逢引のち、邂逅」


 

イッセーだ。

先日冥界での一騒動を終わらせて、体育祭を終わらせた数週間後の話だが………

 

 

「イッセー君♪」

「………」

 

何故か俺の腕には、姫島が引っ付いていた。

しかも何時もと違い髪を下ろし、年頃の女が着そうなカジュアルな服装で、だ。

 

 

端的に言えば、今俺は姫島と逢引をしている。

 

 

何故なのか俺にも理由が分からんが、姫島曰く以前の騒動での報酬、らしい。

何でも敵の女王を先に倒した方が俺と逢引する権利が与えられると塔城がほざき、そいつの相手をしていたリアスと張り合った結果との事だ。

 

雷の速度は今のリアスには超えれんからな。

致し方なしとは言え、本人の意思を無視して行うとは解せぬ。

 

今度塔城はお仕置き確定だな、と心に誓う中、姫島が上目遣いに聞いてきた。

 

「ねぇイッセー君」

「…何だ」

「今日一日だけは……イッセー、って呼んでも良い?」

「………好きにしろ」

 

投げやり気味に言うと、姫島は花が咲いたような笑顔を見せる。

 

「やったぁ。ありがとう、イッセー。あ、後ね……」

「…まだ何かあるのか」

「……わ、私の事も………朱乃って、呼んでほしいの。…………ダメ?」

 

 

 

………夢見る乙女か。

 

もうさっさと終わらそうと決意し、俺は朱乃(・・)の手を掴んだ。

 

「行くぞ……朱乃」

「!――――うんっ」

 

……単純な女だ。

後ろから此方を追いかけてきている連中もな。

 

 

 

 

ーーーー

 

 

 

 

さて、一周り回ったところでリアス達を撒き、着いた先はそういった宿泊施設が立ち並ぶ路地裏へと来てしまっていた。

 

「おい、さっさと行くぞ」

「………ょ」

 

だが朱乃は俺の服の端を掴んだまま動こうとしない。

 

「……良いよ。私、イッセーになら…………」

「馬鹿を言うな」

 

その場から去ろうとするが、尚も朱乃は微動だにしなかった。

 

「イッセーは……私達の事、女だと思ってないの……?」

「………女ではないのか?」

「っ、だったら!」

「前にも言った筈だ。お前達小娘に、欲情などする気はないとな――――で、北欧の神というのは覗き見が趣味なのか?」

 

俺が物陰に声をかけると、そこからローブを着た小柄な老人が出てきた。

 

「ほっほっほ。女子からの誘いを断るとは、お主も中々罪づくりな男じゃて」

「俺が誰を抱こうが俺の勝手だ。だが……この女はそういう対象ではないのは、確かだ」

「!」

 

後ろで朱乃が顔を強張らせたのを背後で察したのと同時に、銀髪の女が前に出てきた。

 

「オーディンさま!このような場所をうろうろとされては困ります!……か、神様なのですから、キチンとなさってください!」

 

そう言えば、あの時は鎧を着ていたな。

この介護士擬きは。

 

「よいではないか、ロスヴァイセ。お主、勇者をもてなすヴァルキリーなんじゃから、こういう風景もよく見て覚えるんじゃな」

「どうせ、私は色気のないヴァルキリーですよ。あなたたちもお昼からこんなところにいちゃだめよ。ハイスクールの生徒でしょ?お家に戻って勉強しなさい勉強」

「余計な世話だ、生娘」

 

図星であろうことを吐き捨てると、介護士は泣き叫び始めた。

 

「き、生娘ぇ!?私だって好きで処女じゃないのにぃぃぃ!!!……って言うか!自分が年上みたいに振る舞わないの!一応あなたよりは年上です!!」

「そんな餓鬼臭い精神年齢だから未だに男を知らんのだろう?生娘介護士」

「だぁれが好き好んでこんなクソジジイの介護なんかするかぁぁぁぁ!!!」

「ロセ、儂泣くよ?」

 

と、下らないやり取りを繰り広げていると、朱乃が武骨な男に迫られていた。

 

「あ、あなたは……!」

「朱乃、これはどういうことだ?」

 

男の方はキレ気味で、声音に怒気が含まれている……流れるチャクラの色からして、此奴の肉親か?

そう思っていると、男は朱乃の腕を引っ張ろうとする。

 

「とにかく、ここはお前が来るべき場所ではない。早く去るんだ」

「いや、離して!」

「朱乃!いい加減に――――!」

 

俺は男の首筋にアスカロンをピタリと添える。

 

「年頃の娘の扱いがなっていないのではないか?――――父親なのだろう、貴様」

「………如何にも」

 

男は朱乃の手を放すと、此方へと振り返った。

 

「私は堕天使陣営グリゴリの幹部、雷光のバラキエル――――君の言うとおり、朱乃の父親でもある」

 

 

……取り敢えず、朱乃は母に似たのだな。

 

 

 




さっさとロキ戦まで持っていきたいので、頑張ります

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