おっぱいドラゴンに柱間ァ……!大好きクレイジーサイコホモがinしました(休載中)   作:ふくちか

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(一応)この作品のマダラはノンケです


理由としてはイッセーの魂と融合していて、イッセーが持っていたスケベ心がマダラに移ったからです


まぁ今でも柱間ァ……!に対しては畏敬の念を抱いてますが



第三話「兵藤一誠は勧誘される」

 

 

「……成る程」

 

あの後、俺は家に(仕方なく)グレモリー眷属を招き、主のリアス・グレモリーに事の経緯を説明した。

 

「つまり、堕天使側は貴方の持つ神器(セイクリッド・ギア)を脅威の対象と捉えて殺そうとした、と」

「或いは篭絡、だろうな」

 

ま、恐らく天野夕麻は無理やりさせられたのだろうが。

普通殺す対象の人間の心配なぞしないからな。

 

「……ですが、あの女の人は兵藤先輩に謝ってました」

「彼女は少しなら信頼出来そうだけど…………」

「甘いな」

 

とは言え、信頼出来るかと言えば答えはNOだ。

 

「例え心優しくとも向こう側は俺を殺そうとした。腹に一物抱えていても可笑しくはない」

「……だけど」

「人の(はらわた)なぞ、簡単に理解できんさ。そう、簡単にはな…………」

 

全員が柱間の様に、腑を見せる程お人好しではない。

特に欲を抱いた者の腑は、おぞましく黒い。

 

穢土転生を創った扉間の様に……奴も何を考えてあんな禁術を創造したのやら。

 

 

 

「…………」

 

リアス・グレモリーは何か言いたげだったが、言葉が見つからないらしく、言い澱んでいた。

 

「話が終わりなら帰れ。今日は……」

「おにいちゃーん!!」

 

と、俺の言葉に割り込むように、玄関から声が響いた。

普通ならイラッとなるが、その甘ったるい声音を聞いた俺は頬を緩めた。

 

「たっだいまー!」

 

俺の愛妹、イズナの帰宅だ。

 

「お帰りイズナ。テストはどうだった?」

「うん!お兄ちゃんの教えてくれた所がテストにも出ててね!100点は無理でも90点は楽勝だよ!」

「そうか。フフ、イズナは賢いからな」

 

俺は立ち上がってイズナの頭を撫でる。

イズナは擽ったそうに身を捩るが、手を振り払おうとはしない。

 

「えへへ~。……お兄ちゃん、この人達は?」

 

イズナはここで漸くリアス・グレモリー達に気が付いた。

と言うか、俺も忘れていた。

 

 

余りにも!イズナが可愛すぎるからだっ!!

 

 

「……お兄ちゃんの知り合いだ。今大事な話をしていてな」

「ふーん。あ、そーだ!今日お父さん達遅いんだって!ご飯どうする?」

「そうだな……。よしっ、お兄ちゃんと一緒に作るか!」

「……うん!」

 

にぱーと笑うイズナに、俺は思わず立ち眩みを感じた。

何だろうか。この笑顔を見てると、俺はこんなにも穢れているのを感じる…………。

 

前世の俺なんて…………「待っていたぞーーーー!柱間ァ!!!」とか叫んでたなぁ……。

 

あぁ、恥ずかしい…………昔の自分に樹界降誕をぶちかましたい。

 

「じゃあ部屋で待っててくれるか?」

「うん!イズナ待ってるね!」

 

俺はイズナと約束すると、改めてリアス・グレモリー達に向き直る。

 

「貴方の、妹さん?」

「……言っておくが」

 

 

 

 

 

俺は試すつもりで、殺気を放つ。

勿論、この部屋だけに充満するように。

 

「イズナや、俺の家族に手を出すならば…………俺は貴様等を敵と見なす」

 

俺の殺気に案の定、眷属達は顔をひきつらせた…………が、リアス・グレモリーは違った。

 

「……私の領内の人達は、私の家族同然。絶対に手は出さない」

「言葉だけなら幾らでも取り繕える。言った筈だ。人の腑など、簡単には理解できんとな」

「…………祐斗。剣を寄越しなさい」

「え……?」

「良いから」

 

リアス・グレモリーの言葉に戸惑いながらも、木場祐斗は何もない空間に剣を作り出した。

包丁サイズのその剣を受け取ったリアス・グレモリーは、自身の首に剣を突き付けた。

 

「ッ!?」

「部長!!」

「リアス、何を!?」

「……もし、悪魔が貴方の御家族に手を出せば、私の命をあげる。貴方の大切な御家族とでは、私の命なんて釣り合わない事は分かってるわ。でも…………」

「………………」

 

 

 

 

「これが…………私、リアス・グレモリーの覚悟よ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

………………クククッ。

嘗てのお前と似たような事をする馬鹿がいたとはな。

 

 

 

 

 

 

ーーーー柱間。

 

 

その覚悟に嘗てのライバルを見た俺はリアス・グレモリーの腕を掴んだ。

 

「お前の腑は、分かった……」

「……!」

「慣れないことをするもんじゃない。震えていたぜ?」

「まさか…………試したの?」

「…………信じよう、お前を。リアス・グレモリー」

 

リアス・グレモリーはどっと疲れたようにへたり込んだ。

 

 

「……有り難う」

 

ポツリと漏らされたその言葉には、隠しきれない程に、感謝の念が籠められていた。

 

「…………烏滸がましい事なのは理解してるのだけれど、兵藤君。私の眷属になってくれない?」

 

話も落ち着いた所で、リアス・グレモリーからそんな提案が出された。

眷属ね…………。

 

「悪魔になって、俺にメリットはあるのか?」

「えぇ。と言っても……貴方にとってはデメリットかもしれないけど、寿命が延びるのよ」

「…………イズナと、生きれないッ!?」

 

その発想にたどり着いた俺は、稲妻が落ちた様な衝撃に見舞われた。

何と言う事だ………………だが、イズナは何れ結婚する身だ。

 

そろそろ妹離れするべき…………なのは分かっているのだがっ!!

 

「メリット云々は兎も角、この申し出は受けなくても良いのよ。私の身勝手な我が儘だし」

「…………」

「だけど、この申し出を受けないと言っても、私は貴方の御家族を見捨てたりはしないわ。そこだけは安心して」

「………………一応、考えておいてやる」

 

リアス・グレモリーの言葉に嘘偽りはない。

少なくとも俺の中では、彼女への信頼は割りと高い方になっている。

 

『後ろ楯を得る意味では悪くない話だと思うぞ。それにグレモリーとは情愛深い悪魔で有名だからな』

 

そうか。

それも視野に入れると、コイツの眷属になるのも悪くないかもな。

 

 

俺一人で家族を守れる事は守れるだろう。

だが、今の俺は前世程の力を持っている訳じゃない。

 

 

驕れる者は必ず足許を掬われる。

最強と呼ばれた俺やドライグも、最後には敗れた。

 

 

 

………………悪魔、か。

 

 

 

「あ、それと兵藤君。オカルト研究部に入らない?」

「……悪魔がオカルト研究とはな」

「もうっ、そう言うのは言わないの!世界各地で確認されてるUMAを調査したりする部活なの。良ければどう?」

「それに兵藤先輩、帰宅部ですよね……?」

 

塔城、何故そんな事を知っている?

 

「……ま、暇潰しにはなるか。ただし、毎日は無理だ。俺には何よりもイズナを優先する男だからな」

「それでも構わないわ」

「よし、入ろう」

『良いのかそれで?』

 

ま、新しい人生なんだ。

 

 

こう言う刺激的な生活をまた求めるのも、悪いことではあるまい?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




忍術ですが、前世で輪廻眼を開眼した影響で五遁全てを使えます。

後、柱間細胞も身体に流れてるので木遁も使えます。樹界降誕とか花樹界もバンバン使います。

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