柘榴は花恋 -近頃、私、愛したい-   作:純鶏

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2話 恋愛

 霞ヶ丘(かすみがおか)高校の今日1日の授業は全て終わり、太陽はオレンジ色に変わる。同様に、青く晴れていた空は夕暮れによって夕焼けの色に染まっていた。

 

 時刻は夕方の17時30分。生徒達は授業を終え、各々が自分達のことに時間を費やしに向かう。部活動に勤しむ生徒や学校に残って談笑を楽しむ生徒。勉強や宿題をする生徒。帰らずに学校の中に残っている生徒もいれば、夕焼け空の下で悠々と帰って行く生徒もいる。

 そんな中、相田(あいだ)は学校創立祭の役員の仕事を終え、3階の南校舎の視聴覚室から自分の教室へと向かいながら、ぼそりと呟き始める。

 

「……はあ、疲れた」

 

 霞ヶ丘高校には中庭を挟むように校舎が2つある。北の校舎が主に生徒達の教室で、南の校舎は主に教科ごとに使われる教室か職員室であった。そして、南校舎より南の方にグラウンドや運動部の部室などがあり、東側には体育館やプール、西側には玄関や自転車置き場や駐車場があり、教師と生徒達はそこから出入りしている。

 相田の教室は、学校の北校舎の1階にある1年5組の教室。教室に戻ると、相田が戻ってくるのを待っていた宇垣(うがき)が本を読みながら机に座っている。それを見て、相田は宇垣に声をかける。

 

「ごめん、待たせたな」

「あ、終わったんだね。じゃあ、行こうかな」

 

 宇垣は今まで読んでいた本に栞を挟み、本をとじてカバンの中に入れる。カバンを持って相田のところまで行くと、2人は学校の玄関へと向かって歩き始める。

 

「で、仕事の方はどうだったの?」

「んーと、手伝いさせられただけかな。部活してない人だけ、手伝えって感じだった」

「そうなんだ、それはお疲れさまだね」

「うん、疲れたわ」

 

 元気のない声で受け答えをする相田。宇垣は相田に労いの言葉をかけるが、相田はあまり表情を変えずにいる。どことなく、心ここにあらずといった状態で歩いていた。そんな様子の相田を見て、宇垣は本当に疲れているんだなと感じていた。

 

「……はぁ」

「どうしたの、政?」

「いや、明日から何のために生きていこうかなって」

「え? それはどういうこと?」

 

 相田と宇垣の2人は学校の玄関で靴を履くと、急に相田が深いため息を吐いてはそう呟いた。思い詰めた表情を浮かべ、元気のない様子で呟く相田の姿を見て、宇垣は心配になっていく。

 いつも帰り際は調子の良いことを言うくらい元気なのに、今回は様子がおかしい。そう思った宇垣は、心配そうな表情で相田の呟いた言葉の意味を尋ねていた。

 

「ほら、創立祭が延期になったからさ。これから俺、何を糧に頑張っていけばいいのかなって」

「え、まだそんなことを気にしていたの? 学校の都合だから、仕方ないんだろ?」

「そうなんだけどさ……でも、なんかモチベーションが上がらないんだよな」

 

 宇垣は呆れ顔を浮かべて、相田の顔を見つめる。てっきり、人生の悩み事とか進路とか、もっと深刻なことで悩んでいるのかと思っていた。

 ところが、話を聞けば相田が悩んでいたのは延期になった創立祭のこと。そんなことで、明日をどう生きようか悩んでいると言って、思い詰めていた表情をしていたのかと思うと、宇垣は悲しくなっていく。自分がわざわざ心配したのがアホらしい。そう感じて、宇垣はため息を吐きたくなってしまう。

 

「ねぇ、政ってそこまで創立祭を楽しみにしてたの?」

「べつにさ、すごく楽しみにしていたわけじゃなかったんだ」

「それならそこまで気にしなくてもいいじゃないか」

「だけど、色々と面倒なことになったからさ。しかも、よりにもよって夏休みにするなんて……マジでありえねぇ」

 

 相田は眉毛を眉間に寄せたりしながら、最後は少し苛立ちを含んだように呟いていた。

 朝に創立祭の役員である相田が職員室に呼び出された理由。それは、何らかの事情で学校創立祭の行われる日にちが延びてしまったことを知らせるためであった。それに伴って、8月の上旬である夏休みの最中に行われること。更には、創立祭をもっと盛り上げるために創立祭の役員の仕事が増えたことを先生から知らされる。それを聞いた相田は気難しい表情を浮かべ、1日中そのことを気にしていた。

 

「ほんと、大人達のせいで俺達が振り回されてしまうよな。あいつら、マジで調子に乗ってるだろ!」

「まぁ、気の毒だとは思うよ。せっかくの夏休みに、わざわざ学校に行って準備させられるのはね」

「くっそ、こんなことなら創立祭の役員なんかなるんじゃなかった」

「それこそ今更じゃないか。自分で選んでおいてよく言えるね」

「だってさ、あの時は聞いた感じでは楽そうだったんだ。それに楽しそうだと思ったんだよ!」

 

 相田は面倒なことを押しつけてきた先生達に憤りを感じながら、つい自分の中で抱えていた不満を宇垣にぶつけてしまう。そんな相田を宇垣は哀れむように、ただ苦笑いを浮かべていた。

 

「ま、諦めて勉強するしかないでしょ。政、次の期末試験で赤点を取ったら終わるって言ってなかった?」

「……実は今日言われたんだけどさ。次で赤点を取ったら、夏休み返上して補習させられることになったんだよ」

「えっ!? それなら、勉強頑張らないと。もし赤点を取ってしまったら、余計に夏休みが減ってしまうじゃないか」

「でも、別に創立祭に出られなくなるわけじゃないし……んー、もういいかな」

 

 相田は次の期末試験のことを思いだすと、余計に面倒に感じたのか、どうでもよくなり始めていた。相田は段々と顔に力が抜け始め、少しずつ声も無気力になっていく。

 

 元々の予定では、学校創立祭が行われる日は7月の上旬にある期末試験の後。期末試験が終わってから行われる予定であった。そんな学校創立祭を、相田は楽しみにしていた。

 ところが、相田は昔から勉強嫌いで学校の成績があまり良くない。担任の教師からは、期末試験の成績で赤点を取ったものは創立祭に参加させないと釘まで刺されていた。それだけに、相田は創立祭のために期末試験に向けて勉強を頑張る気持ちを奮い立たしていたのだった。

 

 しかし、創立祭が8月に延期したため、相田は期末試験に向けて勉強を頑張る気力を失い始めていた。

 そんな相田に対して、宇垣は少し面倒臭さを感じずにはいられないでいた。だからと言って、このままでは実際に赤点をとりかねない。そう思った宇垣はとりあえず、相田にやる気を出してもらうようにしなくてはと考える。

 

「まだ期末試験まで1ヶ月くらいあるじゃないか。政、部活してるわけじゃないんだし、難しくないでしょ」

「そうだな。でも、とりあえず今は勉強を頑張れるテンションじゃないから、また明日にするよ」

「明日にするって……まあいいのか。まだ1ヶ月あるし、べつに今は焦る必要はないからね」

「そうそう、中学の頃と違って部活して無いし、勉強する時間くらいまだまだいっぱいあるさ」

「……それで後悔しないといいけどね」

 

 宇垣は相田の“明日にする”という発言を聞いて呆れてしまう。そう言って、ちゃんとやるやつもいるのかもしれないが、相田がちゃんとやる人間には到底思えない。信じられないと、宇垣は心の底から思ってしまった。

 しかし実際に今はまだ焦る時ではない。今日や明日がダメでも、試験の日が近づけばきっとやる気を出してくれるだろう。そう考えた宇垣は、これ以上試験のことを話すことをやめた。

 

「とりあえず、自転車を取ってきなよ。自分は先に行ってるからさ」

「ああ、そうだな。じゃあ、また後で」

 

 そう言って相田が自転車置き場へ走っていくと、宇垣はその姿を少し見つめながら、帰り道へと歩き始めていった。

 

 

 

    ×     ×     ×     ×

 

 

 

「はぁ……やっぱ遠いね」

「いや、まだ近いだろ」

 

 相田が歩いている宇垣のところまで自転車を漕いでやってくると、宇垣は気だるい感じでそう言った。そんな宇垣に、相田は自転車を降りて歩いては、ついツッコんでしまう。

 

 相田の家は隣町であるが、宇垣の家は霞ヶ丘町の中にある。霞ヶ丘高校から近いわけではないが、特別遠いわけでもなく、歩いて20分くらい。もし、宇垣が自転車に乗っていた場合なら、10分もかからない距離である。

 そんな距離に住んでいる宇垣が自転車に乗らないのは、本人の運動神経の悪さが影響している。宇垣は今まで自転車でケガをすることが多くあり、一度は田んぼの中へ落ちてしまったことがあった。それ以来、自転車を乗ることを極力避けるようになり、学校には歩いて行くようにしている。

 

「そういや、涼平って中学の時、部活は書道部だったんだっけ?」

「そうだよ。でも何で?」

「いや、もし部活してたら、俺も涼平も何か変わっていたのかなって。ちょっと思ったから」

「どうかな? 自分はそんなのはあんまり考えないからさ」

 

 相田は自転車置き場で自転車を取りに行った際、部活動に勤しむ生徒の姿を見かけた。その時に、相田は自分がもし部活に入部をしていたらという想像を浮かべては、歩いている宇垣に追いつくまでの間、部活に入っていた場合のことを考えていた。

 宇垣は相田が部活のことを聞いてきた理由を知り、どうでもよさそうに返答をする。ただ宇垣は、今まで自分が部活動に入った時のことなんて少しも考えたことがなかったため、ふと自分が部活動に入った場合のことを想像してしまう。

 

「ただ、自分は部活に入ったところですぐに辞めていただろうね」

「なんでだよ?」

「前に話したかな? 自分って、中学の頃に書道部の先輩に誘われたんだけど、その先輩に憧れて部活に入ったんだよ」

「そういえば、そんなこと前に言ってたな」

「その先輩、豊条(ほうじょう)先輩って言うんだけどね。その人の書く字や文がとても綺麗でさ。その人のおかげで書道の楽しみを知ったんだ」

「へー、そうなんだ」

 

 書道に関しては全く興味のない相田は、宇垣が意気揚々と話すのとは裏腹に、適当に相づちをうちながら言葉を返す。字の綺麗さなんてどうでもいいと思っているし、書道自体に苦手意識を持っていたため、つい興味のない素振りをしてしまう。そんな相田を無視して、宇垣は懐かしむように当時のことを思い返していた。

 

「ん? それじゃあ、なんで部活入らなかったんだよ」

「……だってその豊条先輩は、もうここにはいないからさ」

「え? もしかして、死んじゃったのか?」

 

 相田は聞いてはいけないことを聞いてしまったのかと思い、しまったと言わんばかりの苦い表情を浮かべる。その様子を見て、宇垣は焦って訂正し始める。

 

「あ、そういうわけじゃないんだけど……ちょっと色々あってね。2年ほど前に引っ越しちゃったんだ」

「ああ、なるほど。そういう感じか」

「べつに書道なんて家でだってできるだろ? だから、部活に入る意味はないんだよ」

「でも、スキルを上達したいとか賞を取りたいとかさ。なんか、そういうのはないのか?」

「べつに自分のスキルを上達したいとも、賞が欲しいとも思わないからね。それは政も同じだろ?」

「え?」

「政だって、野球のスキルを上達したいとか大会で勝ちたいとか、そんなこと思わないんじゃないの?」

「うーん、たしかに」

 

 宇垣の言葉を聞いて、相田は頷く。宇垣の言わんとしていることが分からないでもない。そう思って、納得した顔をする。

 相田が部活に入らなかった理由は、部活動に入ると色々と面倒なことになるのを知っていたからである。中学の頃は顧問や先輩、同級生などの同じ部員との人間関係で苦労し、毎日部活のしごきや練習で苦労してきた。そんな苦労の日々を高校でも過ごさなければならないことに相田は心の底から嫌気が差していた。それだけに、学校生活は自由に過ごしたいと考え、結局どこにも入部をすることはなく、今はこうやって宇垣と帰っているわけである。

 

「そう言われるとそうだな。なんか、涼平が部活に入らない理由が分かったわ」

「でも、もしあの豊条先輩がこの学校の書道部にいたら、きっと入っていただろうね」

「なんかそれって、運動部に入るマネージャーみたいだな」

「うん? それはいったい、どういうこと?」

 

 宇垣は相田の言うことに、疑問を問いかける。運動部に入るマネージャーと自分との共通点がいまいち分からない。

 困惑気味に問いかける宇垣に、相田は少し笑みを浮かべながら疑問に答え始める。

 

「いや、部活でマネージャーとして入部する女子ってさ。なんで、部員ではなく、マネージャーになるか分かるか?」

「それは、その部活には入りたいけど、女子は部員として入れないからじゃないの?」

「それがさ。あいつら、憧れの先輩とか好きな男子と一緒にいたいのが理由で、単に彼氏が欲しいからなんだぜ」

「え、そんなまさか。そんなくだらない理由で?」

「でも、それ以外の理由が思いつかないだろ?」

 

 相田にそう言われ、宇垣は考え込む。しかし、相田の言う通り。それ以外の納得できる理由があまり浮かばない。考えれば考えるほど、宇垣は相田の言う理由が本当にそうなんじゃないかと思えてきていた。

 

「そうだね……なるほど。つまり彼女らは、部活の中身ではなく部員を目当てとして入部していたわけか」

「そういうこと。だから、涼平もそれに似てるなって思ったわけ」

「そんな人達と同じにされたくはないけれど、たしかに。似ているという点は否定できないね」

 

 宇垣は難しそうに苦笑いを浮かべ、また考え込んでいく。そんな人達と自分が一緒にされたくない想いもあってか、宇垣は考えを終えると、また話しだした。

 

「でも、自分はべつに豊条先輩に憧れているだけだし、あの人の彼氏になりたいわけでもないから。やっぱ一緒にはされたくないかな」

「……え、彼氏? ちょっと待ってくれよ」

「うん? どうしたんだい、政」

「その豊条先輩の本名は?」

「“豊条(ほうじょう) 月菜(つきな)”っていう名前だけど?」

「“つきな”ってことは、その人は女性なのか?」

「え、そうだけど?」

 

 驚きの表情を浮かべる相田に、宇垣は戸惑ってしまう。相田が何を気にしているのか分からないだけに、不思議そうに顔を見つめる。

 

「はー、マジかよ。男の先輩だとばかり思ってたわ」

「あれ? 言わなかった? 自分はてっきり、女だと分かっていたからマネージャーの話をしてきたのかと」

「そんなわけないだろ! てか、それだと話が違うじゃないか!!」

「え、なにが?」

「それだと好きな女性ということになるじゃないか」

「いやいや、自分は今も好きなわけじゃないから。単に憧れているだけだからね」

 

 宇垣がそれを言った瞬間、相田がニヤリと笑みを浮かべる。そんな相田を見て、宇垣は少し不気味に感じてしまう。

 

「今も好きなわけじゃない。ということは、昔は好きだったのか」

「ええと…………」

 

 相田の言葉に、宇垣はなんて言おうか悩んでしまい、つい言い淀んでしまう。悩んだ末、言い逃れはできないと思い、宇垣は重たい口を開いて話し始める。

 

「正直のところ分からない。けど、好きじゃなかったのかと言われたら、きっとそれは嘘になってしまうのかもね」

「じゃあ、やっぱりそうか」

 

 相田は予想が的中し、嬉しそうな様子で指パッチンを鳴らす。

 しかし、宇垣は何かを思い詰めたように段々と険しい顔になっていった。

 

「でも、あの頃の自分はなんて言うか……自分が分からなくてね。あの人のことばかり考えていたから」

「それ、完全に恋しているじゃねーか」

「そうだね。だから自分は後悔しているよ。あの後、転校してしまったしね」

「うん? それは、その先輩に告白をしなかったことを後悔してるってことか?」

 

 その問いかけに、宇垣は黙って歩いて行く。宇垣の反応を待ちながら、相田は宇垣の顔を見つめる。

 

「いいや、後悔しているのは……」

 

 さきほどまで険しい表情をしていた宇垣だったが、少しだけ目を閉じると、目を開いた瞬間に微笑み始める。少し悲しげに、弱々しく、宇垣は答えを告げた。

 

()()だよ」

「え?」

「残念だけど、続きは今度だね」

「な、なんで……ってそうか。もう家の前か」

 

 歩きながら喋り込んでいるうちに、2人は宇垣の家の前まで来ていた。

 相田は宇垣の話に集中していたせいか、宇垣の家の前まで着いたことに今気づく。

 

「またね、政。また明日」

「ああ、また明日な。涼平」

 

 宇垣はそう言って軽く手を振ると、相田もそれを返すように軽く手を振る。宇垣が家の扉を開けて入るのを確認すると、隣町である自分の家に向かって自転車を押しながら歩き始める。

 ただ、歩き始めながら、相田は少し考える。何故か、考えてしまっていた。宇垣の言った、あの言葉を。

 

「しかし……恋愛ってどういうことだろ?」

 

 宇垣は相田が予想とは違う答えを言った。

 後悔しているのは、“告白”ではなく、“恋愛”であると。

 

 失恋したのであれば。好きであることを好きな人に伝えて、拒絶されたのであればだ。きっと、告白したことに対して後悔していることになる。

 だが、宇垣は後悔していることは恋愛であると言った。それは、彼女を好きになったということを後悔しているということ。恋してしまったことを後悔しているということ。そこが、相田には理解できないことであった。

 

 たしかに、告白できない状況で、付き合うことも好きと伝えることもできないのであれば、恋なんてしなければよかったと。好きで居続けることが辛いと。恋愛感情を抱いたことに対して後悔することはある。

 だが、恋愛を今までしてこなかった相田には、その気持ちや感情は分からない。考えたところで、そこは相田が経験したことも知ることもなかった未知の領域である。そのため、納得のいく結論に至ることは出来ず、渋い顔を浮かべたまま悩み続けていた。

 

「……うーん、まぁいいか」

 

 ある程度歩いたところで、相田はくしゃくしゃと頭をかく。考えたところで分かりそうにない。それはまた今度聞こう。相田はそう思い、自転車にまたがって漕ぎ始める。

 夕焼け空は暗くなり、太陽は落ち始めていた。相田は、朝に鬱陶しく感じていた太陽が沈みかけているのを見て、今回は落ちないでくれと思いながら、足早に自転車を漕いで帰っていった。


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