やっぱり失敗のない告白をしたい戸部の甘い考えは間違っていた   作:春の雪舞い散る

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 奉仕部+αで初詣にいきます

 勿論マイナーヒーローの八幡は近所じゃ人気者だから気の休まるときがありませんがそんな八幡の目に前で事件が起こります


やはりかわいいは正義っ! は間違っていない。

やはり可愛いは正義っ!は間違いない。

 

 人混みが苦手俺が初詣になんか行きたく無いがもはや環境が許してくれない

 

 道中俺の手を握っているのはケーちゃんと留美で小町は大志なら許さんが次男の蒼空なんで男ではあっても許そう

 

 ケーちゃんと留美の手を握っている俺は確実にブーメランで返ってくるし親父みたいに俺がケーちゃんと仲が良いのを見て血の涙を流す…

 

 そんな大人にだけはなりたくはないからな

 

 だが… なんでこうなる?

 

 「 あーっ、はーちゃんセンセーだ~っ、ケーちゃんずるいぃ~っ♪ 」

 

 多分ケーちゃんのお友達らしき子が声をあげるとほんとだほんとだとばかりにクリスマスに来てくれた人達が集まって身動きがとれないと言うか今更逃げられない

 

 留美とケーちゃんに引っ張られるように初詣を済ませ…

 

 ん?あのおっさん…

 

 挙動不振なおっさんを見掛けた俺は川崎に留美とケーちゃんを預けステルスヒッキーを駆使しておっさんに接近

 

 そして財布をそっと抜き取った瞬間

 

 「 おっさん、ナニやってんだよ? 」

 

 そう言って財布を持つ手首を掴むとすり取ったばかりのか財布が足元に落ち被害者もそれに気付いて大騒ぎ

 

 後は巡回警備中の警官に詰め所に連行されて一件落着で被害者の財布は容疑者の指紋などついているからと中身を出して証拠品として警官に持っていかれたそうだ…

 

 クレジットカードやキャトシュカードに免許証、果ては保険証って一緒にしてちゃマズイでしょ?

 

 まぁ俺もそれなりに色々聞かれたが最後に

 

 「 どうだい、卒業後の君の進路に警察官と言う選択肢を増やしてみては? 」

 

 そう笑って言って去っていくの彼の姿を見送っていると雪ノ下さん達が近付いてくるのに気付いて

 

 「 待たせて済まなかったな 」

 

 そう言って頭を下げると

 

 「 ナニ言ってんだい? あの被害者の財布の中身を見たんだろ?

 

 あれ知らないうちに持ってかれたら相当にマズイんじやないの? 」

 

 「 あーしもそー思うしさっすがあーしらのヒキオって思うだけしぃー、ね?ケーちゃんっ♪ 」

 

 「 うん、やっぱりはーちゃん格好いい 」

 

 「 八幡格好いい 」

 

 と、留美とケーちゃんにまで言われて照れてると

 

 「 比企谷君の事を格好良いって思ってるのは残念ながら私達だけじゃないんだよねぇ~っ♪

 

 ただでさえ強敵揃いなのにこれ以上ライバルが増えるのは勘弁してほしいんだけどなっ♪ 」

 

 と、黒笑みを浮かべる雪ノ下さんが怖い

 

 「 まぁ冗談はおいといて今回は良いけどどこぞの名探偵みたいにあんまり危険なとこに首は突っ込まないようにね? 心配する私達の為にも 」

 

 そんなことを言われて思わずそのどこぞの名探偵みたいに幼児化した自分の姿を思い浮かべてみた………

 

 ルミルミとクラスメイトとか子供だから働かなくても良いとかって最高じゃね?

 

 思わずそんな事を想像しちまったじゃねぇかよ?

 

 いや、アホな事でした… ルミルミ以外の視線がマジ怖いっ!

 

 って思ってたら

 

 「 八幡がクラスメイトになるのも悪くないね?(そしたら当面のライバルは京華だけになるんたから )」

 

 等と恐ろしいことをさらっと考えていたルミルミの青春ラブコメ化計画は間違っているのか?


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