ごめんなさい!!大変遅くなりました!!
てなわけで、どうぞ
「ほんと、あのこの言った通りになりましたね」
「まったくじゃ」
ルイーズの言葉に二人は、夕飯の用意をする手を止めて口々にそう言い合っていた。
「ということは、正解ってことでいいのかい?」
「まあの」
「えぇ」
ルイーズは、リーフとモーリスの返答を聞くとベレー帽をくるりと回す。
「儂からも聞こう、どうしてそう思った?」
モーリスは、大根をおろしの上に置いてルイーズを見据える。
「彼らの推理を聞いて、お姉さんがあの雨の日に二人に私を託した人だってのは分かった。でも、母親というにはいくつか、違和感があったんだ」
ルイーズは、ちらりとモーリスとリーフを見た後、手を一度開き握り直し、指を一本立てる。
「母親だった場合だけど、二人が合わせるとは思えないんだよ」
ルイーズは、そこで眉をひそめて言い淀む。
「ルイーズ、貴女が何を聞こうとしているかわかっていますよ。だから、さっさと尋ねなさい」
リーフは、優しくそう促した。
背中を押されたルイーズは、深呼吸をして意を決して続ける。
「二人には、子どもがいなかったんだよね?」
ルイーズの問いに二人は頷く。
「そんな二人の前に子供を手放そうとする親が現れた。しかも、その親はしばらくして会いたいと言ってきた。二人は、快く私とお姉さんを会わせられる?」
「無理じゃな」
リーフより先にモーリスが答えた。
その言い方にも言葉にも一切迷いがない。
「警察官じゃったから、そういう事情のある人達も見たことがあるし、理解も出来る。じゃが、許容出来るかと聞かれれば話は別じゃ」
モーリスは、ちらりとリーフを見る。
「儂らは、子供には恵まれなかった。どうにもこうにも、まあ、縁というのもあるからのう」
モーリスは、そう言ってルイーズを真っ直ぐ見る。
「でも、子供が要らなかったわけではない。むしろとても欲しかった」
大根おろしに使った大根は、すっかり小さくなっている。
モーリスは、それを鍋の中に放り込む。
「ルイーズ、お前らなら目の前に自分が喉から手が出るほど欲しいものを簡単に手放そうとしている人間に好意的に接することができるか?しかも、その人間は、しばらくしてもう一度見せてくれと言ってきて、快く見せることができるか?」
「……………」
「もちろん、仕事なら割り切るがな」
モーリスは、最後に少しだけ軽くそう付け足した。
「私達は聖人君子ではありません。好ましくない人間にはそれなりの対応しか出来ませんよ」
リーフもそう続ける。
「ごめんね。二人にそんなこと言わせて」
「別に構いませんよ。事実ですしね」
「まあの」
二人は、軽くそう頷きあう。
今でこそそう言えるが、当時はとてもそう思えなかっただろう。
「もう一つは?」
リーフに尋ねられたルイーズは、頷く。
「これは、ほとんど勘みたいなものだけど、あのお姉さんの私に対する接し方は、『母親』じゃなかった。まあ、母親がいたことないから何とも言えないところだけど、ばあちゃんの接し方がそれだというなら、お姉さんの私に対する接し方は、どうも違った」
「なるほど」
ルイーズは、パンと両手を叩く。
「ここからは、想像……いや、最早妄想と言ってもいい話だ」
「君たちは言っていたね。お姉さんは、配偶者から暴力を受けていた」
「えぇ。でも、配偶者ではなかった。となれば意味合いは変わってくるです」
クイーンは、苦虫を噛み潰したような顔になる。
「そう、それは虐待に変わる」
前置きを入れ、ルイーズは更に続ける。
「お姉さんは、虐待を受けていた。そして、それは、私にも及ぶこととなった。まあ、十五、六歳の女の子に暴力を振るうよう奴又は奴らが生まれたばかりの子どもの面倒を見れたとは思えないし、我慢出来る姿は、想像出来ない」
モーリスとリーフから否定が入らない。
「さて、虐待に耐える日々を過ごす中、これ以上はダメだと思ったお姉さんは、私を連れて逃げた」
十五、六歳の少女なら少なくとも連れて逃げることぐらいならできる。
だが、
─────『自分では、育てる事も背負う事もできないから、どうか、この子をお願いします』──────
「
モーリスとリーフは、頷く。
「子どもを育てるのは、親の役目です。少なくとも姉の役目ではありません」
モーリスは、鍋のコンロに火をつける。
「まあ、ばあさんも知らない仲じゃなかったしの」
「えぇ。道場で一緒の子だったんですよ」
「色々突っ込みたいけど、後にするよ」
ルイーズは、咳払いをして続ける。
「………一個確かめたいんだけど、お姉さんは、その後どうなったんだい?」
「どうなったと思いますか?」
質問に対し質問に返すリーフにルイーズは、ため息を吐く。
それは、ルイーズがもう答えにたどり着いていることに気付いている。
「期間はわからないけど、しばらく、ウチにいた、違うかい?」
ルイーズの答えにモーリスは、目を丸くする。
「もしかして、覚えておったのか?」
「いや」
ルイーズは、首を横に振る。
「二人には、本を読む習慣はないんだよね?」
「まあ、新聞なら」
「まあ、料理本なら」
「夫婦そっくりだね」
呆れたルイーズの顔に引きつり笑いが張り付く。
「それなのに、ばあちゃんはアイフリードの航海日誌を読んだことがあると言っていた」
リーフは、ルイーズの指摘に少しだけ視線を迷わせ記憶を探す。
「いいましたね」
「つまり、誰かその本を薦めた人がいる。もう、ここまで言えば分かるだろう?」
そう、アイフリードだ。
「なるほど。でも、道場で薦められたかも知れませんよ?」
「先生と生徒ぐらい年が離れてるのに本なんか普通じゃ薦めないだろう?」
ルイーズは、更に続ける。
「つまり、先生と生徒ぐらいの距離じゃダメというわけだ。となれば?」
「なるほど。少なくとも一緒に暮らすぐらいの距離がある子なら薦めるかもしれない、そういうことですね?」
「そういうこと」
ルイーズは、大きく頷く。
リーフは、エプロンで手を軽く拭いてから、シワを伸ばす。
「就職した十八まではウチにいました。ただし、ルイーズ、貴女と会わないように気を遣っていました」
「どうしてだい?」
「貴女の中に姉という自分を存在させないためです」
ルイーズの目が険しくなる。
「当然ですが、あの子の顔は父親には、割れています。そして、当たり前のことですが、ルイーズ、貴女の顔は割れていない」
「私の顔なんか覚えていないということかい?」
「違います。赤ん坊の貴女の顔しか知らない。という事は成長してしまえば、あの父親は、ルイーズを認知することが出来なくなります」
赤ん坊の顔のままの人間など何処にもいない。
「しかし、ルイーズ、あの子のことを姉と知っていたら?」
「そこから、情報が漏れるってことかい」
「それどころではなく、貴女があの時いなくなってしまった赤ん坊だと、あの父親は知ることとなってしまう。そうなれば、貴女まで狙われてしまう、と考えたそうです」
「…………随分と頭が回ることだねぇ」
「あの子なりに貴女を守ろうと必死だったんですよ」
リーフは、静かに少しだけ不満気なルイーズを諭した。
「そのために…………」
「えぇ。あの子は貴女を手放し、姉妹の縁を切った」
「そっか、だからあの時、父親が乗り込んできた時、私の口を押さえたんだ」
あの時、ルイーズはアイフリードの事を『お姉さん』と呼ぼうとしていた。
ただの何気ない言葉でも万が一というのがある。
だから、アイフリードは、必死にルイーズの口を押さえたのだ。
「うわ言のゴメンもそゆことか」
ルイーズは、少しだけやりきれない顔をした後指を二つ立てる。
「…………さて、話を変えよう。あの人が姉だとすると納得できる部分と意味が変わってくる部分が出てくる」
二人の前にルイーズが指を二つ出す。
「まず、納得できる部分。それは、頑なに『アイフリード』と名乗ったこと。アレは、私の口から父親に存在がバレることを気にしているだけじゃあない」
ルイーズは、少しだけ黒いネクタイを触り更に続ける。
「お姉さんは、名乗りたくなかったんだよ。自分に対してこんな仕打ちをするような人間の付けた名前を名乗りたくなかったんだ」
名前は親からの贈り物。
だが、贈り主に対して憎悪や嫌悪しかないのならば、それは手元に置いておきたいだろうか。
「実際、 『いいでしょ。別に。だって、こっちの名前の方が好きだし』と言っていたから少なくともお姉さんは、自分の名前に愛着はなかった」
ルイーズは、指を一つ立てる。
「これが納得できる部分。次に意味が変わってくる部分」
ルイーズは、出会った時のことを思い出す。
「あの人は、私が『お姉さん』と呼んだ時、こう言った」
ベレー帽を被った自分とそっくりな垂れ目のアイフリードのあのセリフを。
「『 『お姉さん』か………良かった。まだ、ギリギリ呼んでもらえるんだね!』って」
今なら分かる。あのセリフは、もっと別の意味があった。
「私を手放したことであの人は、自分を姉と呼んでもらう資格はないと考えていた。だから、私の言葉は完全に予想外だった」
例え、それがすれ違いだと分かっていても、
例え、それが何もわかっていないセリフだとしても、
例え、それが偶然だったとしても、
アイフリードにとってそれは、何よりも嬉しい贈り物だったのだ。
あの二週間と少しの日々は、アイフリードが諦め、捨てた姉妹の時間だった。
「………………あの、ルイーズとアイフリードさんを引き合わせようとしたのは、お二人ですか?」
遠慮がちにクイーンがリーフとモーリスに尋ねる。
「おや?さっきまでの推理と違うじゃあないか、クイーン」
「だって、そこまで覚悟してる人が、自分から会いたいなんて、思っていても実行するわけないじゃないですか」
クイーンの言葉にモーリスが手を挙げる。
「儂が、促した。たまたま、あの図書館で会ってな、後二週間と少しでここを出て行くと言っておったから、それならルイーズに会って行けと言ったんじゃ」
「色々と打ち合わせ不足だったので、あの子が連れてくるまで、分かりませんでしたよ」
最初、クイーンは、アイフリードの事を不審者だと思っていた。
「仕方ないじゃろ。まさかあの子がアイフリードと名乗るとは思わなかったんじゃから」
圧力をかけてくるリーフに対し、モーリスは、必死に弁明している。
そんな二人を視界にとらえながらルイーズは、気持ちを整えるために大きく深呼吸をする。
「さてと、次は質問だ」
ルイーズは、煮え立つ鍋に目を向ける。
「ばあちゃん、今、お姉さんと知り合ったのは道場だって言ったよねぇ?」
「はい。道場ですよ」
「お姉さんが道場に通えたのは何故だい?」
拳をぎゅっと握るルイーズ。
その拳は誰かを叩きのめしてきた。
一番使いやすい凶器だ。
「普通に考えてあの親たちが自分達に抵抗できるような力を得る場所に通わせるとは思えないんだけど?」
ルイーズの言葉にリーフは、鍋の中の具材をひと回しする。
「あの子自身は料理教室に通っていると嘘をついていたんです」
「………………それで、親を騙せるのかい?」
子供の嘘は思ったよりもわかりやすい。
真偽を確かめようと思えばいくらでも出来るのだ。
「普通の親なら無理ですが、あの二人は別です。金を渡しておけば家から出て行ってくれる。おまけに料理も作れるようになる、良いことづくめですので疑おうとしなかったんです」
「クズな性格が逆に良かったってことかい?」
「そう言うことです」
「因みにその辻褄合わせの料理は、誰が教えていたんだい?」
「私が教えていました」
リーフがそう答えると、ルイーズは少しだけ不満げな瞳でリーフを見つめる。
「何を不満に思っているか察しがつきますが、私もただ、料理を教えていたわけじゃないですよ」
リーフの反論にモーリスが助け舟を出す。
「ばあさんから様子を聞いていた儂は、各機関と調整を図っていたんじゃよ」
「おかげであの子がお前さんを連れ出した時にすぐに対応出来ましたね」
「何事も根回しだということがよく分かった」
「ですって、ルイーズ。根回しですよ」
「私は苦手だから君に任せた」
耳打ちをするクイーンに対して即答するルイーズ。
僅かな望みが潰えたクイーンは、まだこれから来るであろう、苦労の山に大きくため息を吐いた。
「苦労が絶えませんね、隊長」
「まあ、でもベイカーとエラリィも手伝ってくれるですし」
「「え?」」
「話戻すよ。それと、君たちは後で覚えていたまえ」
眠そうなたれ目を半眼にして三人を睨みつける。
「まあ、どっちにしろ、これが最後だけどね」
ルイーズが深呼吸をする。
「最後?」
「そう、最後。この話でまだ触れていない一人の登場人物がいる」
いるべき人間、この人間がいないと言うことはありえない。
「私の母親は、今どこにいるんだい?」
ルイーズの最後の質問。
しかし、リーフ達二人は完全に予想していたようだ。
茶封筒を手間どうことなく、取り出しルイーズに渡す。
茶封筒の中には一枚の紙。
「死亡証明書?」
「流石に、検死結果は無理じゃがこれぐらいならな」
モーリスは、更に続ける。
「お前の母親は、アイフリードがお前を連れ出したその日に自殺している」
ルイーズは、目を丸くする。
しかし、それ以上驚いた様子はない。
ある程度予想は出来ていたのだろう。
「当然といえば当然じゃが、母親ではなく、姉がお前を連れ出したということは、お前の母親も虐待に参加していた。そして、言うまでもないことじゃが、虐待は犯罪じゃ。お前の母親は、それが世間に露見する事を恐れて死を選んだ」
ルイーズは、黙って死亡証明書を読む。
「…………ま、あの父親に比べればまともだったってことだねぇ」
「違いますよ、教官。マシだったというべきですよ」
そんな事をいうベイカーにルイーズが驚いていると、他の面々も頷いていた。
「そう………だね」
ルイーズは、証明書を茶封筒にしまう。
それから、両手をパチンと叩く。
「さ!これで謎は全て解けた。ならば、後はご飯だけ」
ルイーズにならって、ベイカーやモーリス達も両手を合わせる。
分からなかった、
知らなかった、
気付かなかった、
そんな過去の意味を得ることができた。
(ああ、それでも私は
ルイーズは、小さく微笑むと食事の挨拶を口にする。
「「「いただいていきます!!」」」
◇◇◇◇◇
戦争のような鍋を食べ終えた面々は、詰所に戻り、各々眠りについていた。
「うー、お腹が苦しい………」
何となく目が覚めてしまったベイカーは、流しで水を飲む。
何となく窓を見るとそこには、目の前の公園で、ベレー帽を被りながらブランコを漕いでいるルイーズがいた。
ベイカーは、少し迷った後、詰所を出て公園に向かう。
「誰だい?」
足音に気付いた、ルイーズが少し警戒した声を出す。
「俺ですよ」
「なんだ、君か」
振り返ったルイーズは、少しだけつまらなそうにため息を吐く。
「何しに来たんだい?こんな遅くに」
思わず言葉に詰まるベイカー。
「あぁ、ちょっと心配になったのかい?」
「────っだれが!!」
「あっはっは、照れるな照れるな」
カラカラと笑うルイーズに顔を赤くしながら抵抗するベイカー。
「君は優しい奴だよなぁ。ちゃんと、言わないと心配しないとか言ってた癖にしっかり心配するんだから」
「るさいですよ」
ベイカーは、不貞腐れたように隣のブランコに腰掛ける。
「…………大丈夫ですか?」
否定しつつも心配をしているベイカー。
その事に本人も気付いていないのだろう。
ルイーズは、気付かれないようにクスクスと笑った後、ブランコを漕ぐ。
「ちょっと、容量オーバーだけど、別に………むしろ嬉しいぐらいだし」
本当にルイーズは、嬉しそうに笑っている。
ベイカーは、視線をそらしてブランコを漕ぐ。
夜でも灯りがついているトリグラフは、更に星が見えづらい。
代わりに上がる月がルイーズ達を照らしだした。
「何だかさ、不思議な気分なんだよね」
ルイーズは、ポツリと呟く。
「あの日々は間違いなく今の私を形作った大切な日々だ。それは、自覚していた」
そこで言葉を切る。
「でも、それだけじゃあなかった。それ以上の意味があった」
あれは、普通に得られた姉妹の時間だったのだ。
「そう思うとさ、嚙みしめちゃうよね」
「そんなものですかね」
「そんなものさ」
ルイーズのブランコは相変わらず優しく動いている。
ベイカーは、そう礼を述べると再びブランコを漕ぎ始める。
「教官は、もしもの話って考えますか?」
「…………今日のことを言ってるのかい?」
「えぇ」
「それと君自身のことも混ざってるね」
「…………」
図星だった。
「何となく、君の隠し事に察しがついてきたよ」
「………言わなきゃいけませんか?」
「時が来たらでいいよ」
ルイーズは、そう前置きをした後、ゆっくりと言葉を選びながら続ける。
「考えないといえば嘘になる。でもま、もしもの話より、こっちの方がいいかな」
ルイーズは、そう答えながらブランコを漕ぐ勢いを強くしていく。
そして、最後は、ポンと宙を舞って着地する。
「何せ、君たちに出会えたからね」
背中を向けたままルイーズは、続ける。
「だって、お姉さんにあそこであんな風に出会って別れなければリーゼマクシアに行きたいと思うこともなかったもの」
ルイーズは、大きく伸びをする。
「私がリーゼマクシアに行きたいと思わなければ、軍にいない、軍にいなければ君たちに出会うことなんてなかったからね」
ルイーズはニコニコとしながら迷わずそう言った。
迷わずそう言い切ったルイーズが、ベイカーは信じられなかった。
「別れた人間もいるのに?俺たちと出会えた方がいいんですか?」
ルイーズは、迷いも口籠ることもなく、告げる。
「もちろん。何てったって君たちとの出会いは、宝物だからね」
闇夜を照らすその月を背負って振り返るルイーズの姿は、いつもよりも少しだけ浮世離れしていた。
そんなルイーズに思わずベイカーは、目を奪われた。
それと同時にそんなに綺麗なら、いつでももう少し気を遣えばいいのにとベイカーは、思ったがそんなこと言えるはずもない。
「…………ベイカー?聞いているのかい?」
「聞いてますよ」
「それにしちゃあ、ぼーっとしてたけど………あ、分かった。私に見惚れてたなぁ?」
「別に。月が綺麗だなぁっと思ってただけです」
「それはそれは」
ルイーズは、肩をすくめる。
微妙に顔が赤いため説得力が少し足りないのは、言わないのがルイーズの優しさだ。
「────さて、綺麗な月も傾き始めた。そろそろ詰所にもどるよ」
「…………はい」
二人は肩を並べて歩き出した。
もしもの話では、きっと見ることがなかったその光景は、やがて詰所に消えていった。
今回でこの章は終わりです。
気をつけたことは、一個どんでん返しを仕込むこと。
結構大変でした…………
さて、今回出ててきたアイフリード。
テイルズお約束ですね!
せっかくだし出したい!と思ってこうなりました。
語りだすときりがないので、この辺で
ではまた、外伝53で( ´ ▽ ` )ノ