教官   作:takoyaki

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外伝42です!



この章は、これで最後とか言っときながら、そう言えばスキットやってないな、と思い入れました。



てなわけで、どうぞ


スキット

みんなの料理

 

 

 

 

 

エラリィ(以下エ)「ふと思ったんですけど」

ルイーズ(以下ル)「何を?」

エ「教官以外の隊員の料理の腕ってどんな感じなんですか?」

ル「んー…………そうだなぁ、とりあえず、ベイカーの料理は野外実習とかサバイバル訓練の時に食べると美味しい」

エ「へぇ、そうなんですね」

ル「ただし、日常の料理でもそのレベルなので、普通の生活ではあまり食べたくない」

エ「あぁ、この前そんな話ししていましたね」

ル「後、クイーンだけど、彼女は料理上手だよ」

クイーン(以下ク)「そりゃルイーズに比べれば誰だってそうですよ」

ル「ただし、彼女の料理には、予算という概念がない」

エ「え?」

ベイカー(以下ベ)「教官、今月の食料費なんか、もう半分ぐらいしかないんですけど…………」

ル「………クイーン、あの退院祝いのパーティー料理、幾らかかったんだい?」

ク「さあ?」

ベ「じゃあ、レシート見せてください」

ク「あるわけないじゃないですか」

ベ「ちょっと!!取っといてくださいっていいましたよね!?家計簿作るのに必要なんですよ!!」

ク「え!?家計簿作ってたんですか!?」

ベ「当たり前じゃないですか!!みんなで生活に必要なものは、お金を出し合うって言ったの隊長ですよ!!そのお金管理するのに家計簿なくてどうするんですか!!」

ク「あぁ、家計簿ってそういう使い方するんですね。ずぅっと、本読んでてもイマイチピンとこなくて」

ベ「教官!!あなたの友人どうなってるんですか!!」

ル「…………忘れがちだけど、遺産が使えなくても金目当てに男が寄ってくるレベルのお金持ちなんだよね彼女」

エ「はははは」

 

 

 

 

 

 

 

 

みんなの料理2

 

 

 

 

ル「なんやかんやで聞き損ねたけど」

エ「何をですか?」

ル「そう言う君は、料理どうなんだい?」

エ「あぁ、僕は」

ク「エラリィは、おにぎりが上手なんですよ!!」

ル「へぇ」

ク「何せ、ご飯を鍋から炊いて作るんですから!!」

ル「そうなんだ」

ク「後、海苔も一度軽く炙ってから使ってるんですよ!!」

ル「へ、へぇ………」

ク「とにかく美味しいんですから食べてください!!」

ル「き、機会があったらね。ところでエラリィ、クイーンの言ってる事って本当?」

エ「えぇ。まあ、それしか出来ないんですけどね」

ル「そ、そうなんだ…………」

ベ「(小声)き、教官、十年近く口を利いていなかったエラリィの得意料理をどうしてそこまで隊長は、詳しく知っているんですか!エラリィ、詰所で作ってないですよね!!」

ル「(小声)私が知るわけないだろう!!というか、知りたくない!!聞きたくないぃぃいい!!」

 

 

 

 

 

 

ルイーズのお菓子

 

ル「ピーチパイ焼けたよ〜」

ベ「おっと!用事を思い出しました!!」

エ「僕も腹痛が!!」

ク「まあまあ、二人とも」

べ&エ「「いだだだだだだだ!耳がもげる!」」

ル「じゃあ、四当分?八当分?」

ク「八当分で」

ル「ほいほい……………と、さあどうぞ」

べ&エ「「……………………」」

ク「それじゃあ、いただきます!!………うん、美味しい」

べ&エ「「!?」」

ル「だろう?私のピーチパイは、特別だよ!!」

エ「クイーン隊長!!舌が崩れたか?」

べ「教官!!友人の舌死滅させて悪いとは思わないんですか!!」

ル「君達、私になら何言っても許されるわけじゃあないんだよ」

ク「ルイーズは、料理はともかくお菓子作りなら美味しいんですよ」

べ「…………覚悟を決めるぞ!!エラリィ!!」

エ「骨ぐらいは拾ってやる」

べ「お前も食うんだよ!」

エ「お前が食ったら食ってやる」

べ「いただきます!……………あれ?美味しい?」

ル「おい、はてなマークいらないだろう」

エ「マジだ!!何故!!」

ク「本当、料理はエサ以下のモノを作るクセにお菓子だけは美味しいですよね」

べ「どうしてそれを料理でも活かせないですか!!こんな美味しいもの作れるくせに何をどう間違えればいつもいつもいつもいつもいつもエサと毒の合いの子みたいなもの作るんですか!!」

ル「君達、私になら何言っても許されるわけじゃあないんだよ!!」

 

 

 

スカートとズボン

 

 

 

 

 

ク「ルイーズ、たまにはスカートと履かないですか?」

ル「いやだよ。動きづらいし」

べ「………せっかく隊長も言ってる事ですし、履いてみたらどうですか?」

ル「何?そんなに私の下着が見たいの?」

べ「どうして、そういう話になるんですか!!」

ル「いや、あんな防御力の低いもの履いて欲しいとか言うから」

エ「履いて欲しいまでは言ってなかったような…………」

ク「見せないように気を使うんですよ!!ルイーズ!仮にも女子なんですから、それぐらいは心得ててください!!」

ル「面倒くさいからズボンがいい」

ク「あぁもう!!」

 

 

 








久々にスキットをやりました。

やっぱり楽しいです。


では、また本編で

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