教官   作:takoyaki

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外伝26です。


寒かったり暑かったりと騒がしいですね。



そんなわけでどうぞ


「よーく、反省したまえ」

「ちょっと、待って………」

ベイカーの声が震える。

自分が電話をかけた相手は誰だ?

あの時、電話に出たのは誰だ?

(教官………!!)

ベイカーは、悪手を放ってしまったことを悟った。

「お前が助けを求めたのは、誰だ?」

ニヤニヤと笑う切り裂きジャック。

「まさか………GHSは、壊()なかったじゃない?」

「そう、壊()なかったんだ」

ベイカーは、奥歯を噛み締める。

最初から切り裂きジャックの手のひらだった。

切り裂きジャックは、あえて手加減をして助けを呼ばせたのだ。

ルイーズを誘き出すために。

「まあ、出会ったのは偶然だが………それでもプランに変更はない」

誘き出すだけでは、まだ足りない。

その先が必要だ。誘き出した、その先が。

「その交渉のために俺を使うって算段?」

「大正解」

ベイカーは、足を一歩後ろに下がる。

(ヤバイ………状況が最悪過ぎる………!!)

「さてと、お喋りはここまでだ。そのがくがくの足で戦えるか?」

ベイカーは、更に一歩下がる。

「それとも」

切り裂きジャックは、そう言うとベイカーの左肩を貫いた。

「ぁぐ!!」

「懐探って逃走道具でも引っ張りだすか?」

ベイカーは、激痛で顔を歪めながらニヤリと笑う。

「残念。ハズレ」

ベイカーは、そう言うと右腕の袖から煙玉を取り出し、地面に叩きつけた。

「!?」

もくもくと煙が広がり切り裂きジャックの視界を遮る。

ベイカーは、その隙に刀を引き抜いて逃げ出した。

「芸の無い奴だ」

切り裂きジャックは、そう言って一歩踏み出す。

「っ痛」

踏み出した足に痛みが走る。

思わず痛みの元を見ると足元には、まきびしが転がっていた。

「煙玉にまきびしって………忍者かよ」

そう言いながら足に刺さったまきびしを引き抜く。

煙で目をくらませ、更に足元にまきびし。

二段構えの罠に切り裂きジャックから、思わず舌打ちが出る。

「嫌な手を使ってきやがる」

黒いまきびしは、夜ではさらに見えづらい。

更に微妙に我慢出来る痛みというのが更にタチが悪い。

別に大した怪我ではないから進んでもいいのだが、足に小さな痛みが走り続ける。

長引けばそれは、精神的にも来る。

「まあでも、逆に言えば」

そう言ってまきびしの先を睨む。

まきびしの(この)先にいるってことだな」

切り裂きジャックは、まきびしを魔神剣で蹴ちらし現れた平らな地面を走り出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇◇◇◇

 

 

 

 

 

 

「ったく、あの馬鹿。場所を教えないで切りやがって………エラリィ、位置情報は?」

「大分近づいていますが、なんか微弱です。電池切れが近いのかも……」

エラリィの返答にルイーズは、走りながら舌打ちをする。

「それより、私は命令に背いて切り裂きジャックに挑んだことについて問いただしたいです」

クイーンは、座った目でそう言う。

そんなことを話しているとルイーズのGHSが鳴り響いた。

ルイーズは、慌ててGHSに出る。

「ベイカー!?」

「『………教官ですか?』」

「そうだよ!!君今どこにいるんだい!?」

「『それより、聞いてください』」

「それよりじゃないだろう!早く場所を」

「『いいから………!!』」

苦しそうな声でベイカーが、ルイーズを遮る。

「『切り裂きジャックが誘い出したい軍人は、教官です』」

GHSから漏れる言葉にエラリィとクイーンが息を飲む。

「『あいつは、俺をダシに教官を手に入れるつもりです………だから』」

「知ってる」

今度はルイーズがベイカーの言葉を遮って返した。

「『……………今なんて言いました?』」

「いやだから、そんなことあいつに会った時から知ってるって言ってんの」

クイーンは、ベイカーがGHSの向こうでどんな顔をしているか容易に想像できた。

ルイーズは、そんなことに構わず更に続ける。

「私はこれでも優秀な技師だったんだよ?戦力として迎え入れるなら、私以上はないだろう?」

「『…………全部分かった上で来てるんですか?』」

「当然。思惑に気が付かないほど馬鹿じゃあないよ」

「『大馬鹿です!!』」

ベイカーの怒鳴り声と共にGHSからキーンという音が響いた。

ルイーズは、堪らず耳を離す。

「『今すぐ帰ってください!!教官一人で勝てる相手じゃないんですから!!』」

「安心したまえ。ちゃんとクイーンとエラリィも連れてきてるよ」

「『………………本当ですか?』」

全くルイーズを信用していない声色にルイーズは、エラリィにGHSを放り投げる。

「僕だ。教官に連れてこられた」

「『いや、なんでいるの?』」

「お前が場所言わずに切ったからだろうが!!僕の機械なければお前がどこにいるかマジで分からないんだからな!!」

今度は反対にベイカーがGHSから耳を離さなければならないほどの音量が送られた。

エラリィは、言うだけ言うとクイーンにGHSを放り投げる。

クイーンは、わたわたとGHSをお手玉して地面に落とさぬよう耐えてから出る。

「ベイカー」

「『本当に隊長がいる。教官嘘つかなかったんですね』」

「そんなことより、私はベイカーに聞きたいことがあるのですけど」

ゾッとするほど静かな声にベイカーは、小さく何でしょうかと尋ねた。

「何で切り裂きジャックに挑んだんですか?私言ったはずですよ、一人で挑むなって」

「それは…………」

ベイカーが言いづらそうにしていると隣で聞いていたルイーズが呆れたように続ける。

「どうせ、誰かが切り裂きジャックに襲われてるところ助けちゃったとか、そんなところだろう?

言いよどんでるのは、なんか言い訳みたいで嫌だから、違う?」

的確に言い当てたルイーズにベイカーは、しばらく黙った後、その通りですと答えた。

「『よく分かりましたね。見てきたように』」

「そりゃね。何てったって君の教官だもの」

そう言ってからニヤリとルイーズは、笑う。

「あの時、助けるんですか?とか言ってた君からは、信じられない行動だねぇ」

「『そりゃあね。何てったってあなたの訓練生ですから』」

ベイカーも負けじと言い返してきた。

それからポツリと続ける。

「『憲兵の仕事ってそういうもんでしょ?』」

ベイカーの返事にルイーズは、満面の笑みを浮かべる。

クイーンは、ため息を吐いてから続ける。

「事情は、了解です。でも、自己犠牲は許さないです」

「…………」

「だから、ベイカー、一言欲しいですね。そうすれば今回のことは不問にしようと思うのですけど?」

GHSの向こうがしばらく静かになる。

それから、ポツリと言葉が漏れる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「『助けてください』」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「もちろんです!」

クイーンは、笑顔でそう言うと更に続ける。

「ところで、どこにいるんですか?」

「『─────です』」

GHSの向こうから告げられた場所に先ほどまで笑顔だったクイーンを含めて額に血管が浮き出た。

『『馬鹿!!』』

 

 

 

 

 

 

 

◇◇◇◇

 

 

 

 

 

 

 

「さて、どこだ?」

切り裂きジャックは、走りながら辺りを窺う。

まきびしは、早々になくなったため、切り裂きジャックを遮るものは、何もない。

脇道を何度見てもどこにもいない。

「あの怪我でそんなに遠くに行けるとは思えないが………」

力量の差は歴然だった。

ヒヤヒヤする瞬間はあったが、切り裂きジャックは、一撃ももらうことはなかった。

逆にベイカーは、かなりの量の攻撃を受け、あの時立つのすらやっとの状態だった。

アレが演技だったとは考え辛い。

そうなれば、そろそろベイカーの痕跡が見えてきてもいいはずなのだ。

だが、地面を見てもまきびしは、おろか、血の跡さえ無い。

「逃げながらも痕跡を消しているってことか………」

切り裂きジャックは、ベイカーにそこまでのことが出来るとは思っていなかった。

あの洋館では、目立ったところは一切なく逃げ出していた。

正直に言えば自分にハンマーを食らわせた男や刀をもった女の方が印象に残っている。

「ふうん………」

切り裂きジャックは、そう呟くと立ち止まり、耳をすませる。

そう遠くに行けるはずがない。

そうなれば、この近くにいるはずなのだ。

僅かな音も聞き漏らさぬよう切り裂きジャックは、全神経を研ぎ澄ませる。

呼吸音、話し声、そのどれかでも聞き取れれば切り裂きジャックの勝ちだ。

しばらく佇んでいると切り裂きジャックの耳にある音が届いた。

「これは………話し声か………」

切り裂きジャックは、ニヤリと笑うと話し声のする方へと走り出した。

 

 

 

 

 

 

 

◇◇◇◇◇

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「早く合流しないと………」

ルイーズは、ぎりっと歯ぎしりをする。

「切り裂きジャックに見つからないとも限らないですしね」

「それもあるけど………」

ルイーズは、先ほどのGHSに出たベイカーの苦しそうな声を思い出す。

「あの声の感じ、確実に怪我してるからねぇ………早いとこ見つけないと大変なことになるよ」

「とは言ってもですよ………」

先頭をクイーンは、げんなりしながら目の前の一本道を睨みつける。

その後ろを走るエラリィにルイーズが後ろから話しかける。

「ベイカーの位置は?」

「大分近いんですけど………」

エラリィは、機械の画面を見ながらため息を吐く。

画面に映し出される地図によれば、次の道を左に曲がれば着くのだが………

「そこの道曲がれますか?」

「無理。真っ直ぐな道しかない」

「ですよね………」

エラリィは、ため息を吐く。

地図と道が合わず中々たどり着けないのだ。

「戻ったらこれ、バージョンアップしますね」

エラリィは、ため息を吐く。

「二人とも曲がり道ですよ!!」

左に曲がる道が現れた。

「よしっ!!」

クイーンは、急いで道を左に曲がり、ルイーズもそれに続いた。

「待っていたまえよ………ベイカー!!」

 

 

 

 

 

 

◇◇◇◇

 

 

 

 

 

 

 

「会話はもう聞こえないが………ふむ……呼吸音が近づいてきたな」

切り裂きジャックは、さらに歩みを進める。

納めた刀に手をかける。

カツカツと足音が響き渡る。

呼吸音が近づいてくるのが分かる。

目の前には、曲がり角だ。

 

 

 

 

(ここを曲がった先だな)

 

 

 

 

 

 

 

 

◇◇◇◇

 

 

 

 

 

 

 

「エラリィ!?まだかい!?」

「もう少しです!!」

エラリィは、画面と睨めっこしながら走る。

足音が響き渡る。

「次曲がれば確実にいます!!」

クイーンは、曲がり角を見落とさないように目をこらす。

「あった!曲がり角です!!」

クイーンを先頭に一行は、曲がり角を曲がった。

 

 

 

 

 

 

 

 

◇◇◇◇◇

 

 

 

 

 

 

 

ベイカーは、ぐわんぐわんする頭を押さえながら近づいてくる足音を聞いていた。

正直足音が幾つ聞こえるとかまでに注意をしていられない。

何とか意識を保つのに精一杯だ。

足音は、ついに目の前の曲がり角まで迫っていた。

 

 

 

 

(さあて………どっちだ?)

 

 

 

 

ベイカーは、祈るように曲がり角の先を見る。

 

 

 

 

 

 

 

 

◇◇◇◇

 

 

 

 

切り裂きジャックは、いつでも刀を抜けるようにして角を曲がる。

そこにいたのは

 

 

 

 

 

 

「うぉ!!なんだ!あんた!?」

 

 

 

GHSを弄っている無精髭を生やした男だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇◇◇◇

 

 

 

 

 

 

 

曲がり角の先にはベイカーが壁に背中を預けていた。

「ベイカー!!」

現れたルイーズ達の姿にベイカーは、大きなため息を吐いた。

「良かった…………」

ぐったりとしながら返すベイカーにルイーズは、駆け寄る。

緊張の糸が切れたベイカーは、ふっと目を閉じようとする。

そんなベイカーの頬をルイーズが両手で挟んだ。

「おい、まだ意識を失うんじゃあないよ。少なくともここから出るまでは、起きていたまえ」

ベイカーは、ぐったりとしながらルイーズを睨みつける。

「鬼教官………」

「何とでも言いたまえ」

ルイーズは、そう言うとベイカーを背負って駆け出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

◇◇◇◇◇

 

 

 

 

 

 

「…………どういうことだ?」

切り裂きジャックは、狐につままれたようにポカンとしている。

その間に無精髭の男は、GHSをしまってその場から消えた。

「見落としたのか………?このオレが?」

全くありえないとは言えない。

だが、にわかには信じがたい。

走りながらも周囲には気を配っていた。

最後に耳を澄ませたのだってダメ押しだったのだ。

もうこれ以上先にベイカーがいることはありえない。

あの怪我で切り裂きジャックより早く逃げることなど不可能だ。

切り裂きジャックは、元来た道をもう一度戻りながら、何度も物陰を確認する。

何か凹凸があるわけでもない、道を戻るが、やはりベイカーは、どこにもいない。

そんなことをしているうちに最初の場所まで戻ってしまった。

足元には散らばったまきびしが転がっている。

「くくくくくっ」

そのまきびしを見た瞬間、切り裂きジャックから、笑みがこぼれた。

「ハーッハッハッハッハッハッハッハッ!!」

高笑いをしながら切り裂きジャックは、目の前の道をギロリと睨みつける。

「そうか!そういうことか!!」

切り裂きジャックは、思い切り刀を叩きつけた。

「やられた!!あのガキ、オレを出し抜きやがった!!」

切り裂きジャックは、再び笑いだした。

「まきびしをまいたのと逆方向(ヽヽヽ)に逃げやがったな!!」

煙玉に紛れさせてまかれたまきびし。

それを看破したと思ったが、それすらも囮。

自分で気付いた事は疑わない。

切り裂きジャックは、まんまと引っかかったのだ。

格下だと思っていた相手の思わぬ反撃に切り裂きジャックは、笑うしかない。

そして何より、逃走経路にも察しがつく。

ここまで時間を使わされ、更にその逃走経路を使われれば今更追いつく事は不可能だ。

「やれやれやれやれ…………一筋縄じゃいかないってか?」

切り裂きジャックは、そう呟くと刀を鞘にしまい夜の闇へと溶けていった。

 

 

 

◇◇◇◇◇

 

 

 

 

 

 

 

「というわけですから、たぶん大丈夫だと思いますよ」

ベイカーは、ルイーズに背負われながら切り裂きジャックを巻いた方法を説明していた。

「よくそんな手を思いついたもんですね」

「教官の捕獲訓練の時に食らったことありますから」

ベイカーは、すこぶる嫌そうにそう言う。

ルイーズは、今思い出したとでもいうような眉を上げる。

「あぁ、やったね。そう言えば」

「おかげ無駄に探し回ってへとへとだったんですからね」

「あの時、お前が部屋に帰ってくるなり倒れたのはそれが原因だったんだな」

エラリィも納得したように頷いている。

「へとへとのところをこの人容赦なくボコボコにしたからね」

「だって容赦してちゃ訓練にならないもの」

ベイカーの恨み節をどうでも良さそうに返しながらも走り続ける。

「なるほど。反対方向に目を向けさせて時間を稼ぎつつ、このルートを逃げればまあ、まず追いつかないね」

「でしょ?」

得意気なベイカーにエラリィは、首を傾げる。

「というか、そもそもどうしてお前はまきびしなんて持っていたんだ?」

首を傾げるエラリィにベイカーは、ルイーズの後頭部を見ながら続ける。

「教官に何回か食らったからね。その時に幾つか拝借したんだ」

「ルイーズ、そんなものまいてたんですか?」

「まあね。授業の度に不意打ち仕掛けられるの結構鬱陶しいし」

呆れるクイーンにルイーズは、面倒くさそうにそう返す。

「おかげで不意打ちする時は教官の近くの地面は、踏まないようになりましたよ」

ベイカーは、恨みがましそうに返す。

エラリィは、そんなルイーズを引き気味に見る。

「ベイカーの不意打ち対策のためにまきびしなんて買ったんですか?」

「それぐらいしないとこの子の最近の不意打ち防げないからね」

ルイーズの言葉に誰よりもベイカーが驚いていた。

「嘘?そんなに?だって、いつもボコボコに返り討ちにされてましたよ?」

「そりゃあ、私だって本気だもの」

ルイーズは、そう返しながら歩みを進め、それから少しだけ間をあけると言葉を続ける。

「………ちゃんと君は強くなってるよ」

突然の言葉にベイカーは、ポカンとしてしまった。

会話が途切れたせいで危うく眠りそうになる。

「今なんて?」

「ちゃんと強くなってるよ、君は。私は正直、切り裂きジャックと戦うのを覚悟してきた。でも、君はちゃんと逃げ切った」

ルイーズは、そう言って優しく笑う。

「誇っていい。君は、今日切り裂きジャックに勝ったんだ」

「………逃げただけですけど」

「切り裂きジャックから一人で逃げ切ったってのは、そういうことだよ」

不満気なベイカーにルイーズは、嬉しそうにそう続けた。

「ただし、逃げ込んだ先はダメだね」

さっきまでの優しい声音は何処へやら。

「え?なんで?」

一転厳しい調子で続ける。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そんな傷だらけで、下水路(ヽヽヽ)逃げ込むなんて、破傷風になりたいって言ってるもんだよ!!馬鹿!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

ルイーズの言葉にクイーンとエラリィは、頷く。

そう、ここは地下道、もっと言うなら下水路なのだ。

ベイカーは、さらにもう一つ策を重ねていたのだ。

上の道を探しているうちは、決して見つかることはない。

エラリィは、ため息を吐きながら、画面を睨む。

「地下にいるせいで電波も弱いし、道も街と全然違うしで大変だった」

エラリィがボヤく。

エラリィの受信機は、街の道を元に作られている。

そのため、地下道と道が違うのだ。

「いや、でもあの場で死ぬより………」

「破傷風だって死ぬんですよ」

絶対零度の声音で告げるクイーンの言葉にベイカーは、冷や汗をかく。

「そういうこと」

ルイーズは、そういうとベイカーの方を振り返る。

 

 

 

 

 

 

「よーく、反省したまえ」







案として、切り裂きジャックが追いつき、そこにルイーズ達が助けに来るってのもあったのですが………いや、やめよう。私は違う展開がみたいと思い、こうなりました。
個人的に格上相手にいっぱい食わせる展開が凄く好きなので、ベイカーには、当初より策を練ってもらいました。



では、また外伝27で( ´ ▽ ` )ノ

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