東方魔神伝   作:紅蒼の魔神

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第3話です!

えー、以前感想にて、「アニメキャラでも百万年も特訓に付き合うわけない」とご指摘を受けましたが、特典による神様パワーで特訓の為だけに創られた存在……。つまり、限りなく本物に近い偽物と特訓するという事です。また、英霊に関しては、『座』の記録をコピーして生み出されたので、特訓の記録が英霊に還元されたりはしません。

つまり、本物じゃなく、神様パワーでコピーした本物に限りなく近い偽物で特訓をしていたという事です。

因みに偽物と言っても、強さや性格などは本物と遜色ありません。
あくまで「特訓の為だけの存在」なので、百万年もの特訓が可能だったということです。

長々とすいません。では、第3話どぞ(っ´∀`)っ


取り敢えず最初に行うこと

これまでのあらすじ

 

  不幸な出来事により死んでしまった名も無き青年だった俺。しかし、神のおかげで転生する事になった。そこで俺は、俺がこれから生きるための名前「紅神蒼魔」の名を手にする。

 

  そして、転生特典として「身体を書き換える程度の能力」と「アニメ、特撮の登場人物達から百万年分訓練を受ける」

この二つを選んだ。二つ目の特典は、転生前に行い、転生後の身体に反映させるとのこと。また、魂にもしっかり鍛錬の結果が刻まれてるため、精神世界やゲームの世界でも問題ないらしい。そんな俺は、転生直前に「邪神」という存在を滅ぼし、俺自身の『異常』とやらを克服。神に見送られて転生するが……

 

蒼魔「って、あらすじ長い!もっと簡潔でもいいはずだろ!」

 

 

  俺は眼を覚まし、声を出しながら起き上がろうとする。どうやら倒れていたらしい。

 しかし……。

 

 ビキィィィ!!

身体中に途轍もない痛みが走り、倒れ込んでしまう。

 

蒼魔「ギッ!?グァァ……っ!これ、が……!転生、してからの……特典のっ、反映、か……っ!」

 

  転生前に魂にも特訓結果が刻まれてるため耐えられるが、もしそうでなければ、俺はこの辺りを転がっているな。マジ痛いって!

 

 キングクリムゾン!痛みが消えるまで!

 

 

 

  やっと痛みが引いたな。さて、ここは何処だろうか?

俺は起き上がり、周りを見渡す。するとそこに見えたのは……

 

密林、密林、川、プテラノドン、トリケラトプス、ティラノサウルス……ハイ?

 

(⊃д⊂)ゴシゴシ

 

(・д・)チラッ

 

密林、密林、川、プテラ!トリケラ!ティラノ!

 

工エェェ(;゚Д゚)ェェエ工⁉︎

 

  どういう事だ?!

俺は東方Projectの世界に転生したのではないのか!?

 

  軽く(?)混乱している俺の足元に紙が落ちてるのに気付いたので、俺は一旦落ち着き、手紙を拾う。それは神の爺さんからの手紙だった。

 

手紙「最初に謝っておく。済まん。御主が転生したのは確かに東方Projectの世界じゃ。しかし、時間軸の設定をミスしてしまい、八意永琳が産まれるより遥かに昔、20億年も早く転生させてしまった。が、まあ御主なら乗り越えられるじゃろ。時間軸をミスした影響で、恐竜がいたり、隕石が降ってきたりするじゃろうが、まあ頑張れ。

 

 P.S. だからと言って不老不死をつけたりはせん。理由は分かるじゃろ?」

 

  ビリビリビリ!

俺は無言で手紙を引き裂き、処分する。

つまり?原作からは20億年以上も昔に転生したと?不老不死も無いと?

 ついでにそんな時間に恐竜もいないぞ?なんでいるの?

理解したく無いが理解してしまった。つまり俺は、途轍もない時間を生きねばならないと。そして……。

 

ティラノ「ゴガァァァァァ!!」

蒼魔「やかましい!」

 

  俺はある意味、生と死を賭けた生存競争に放り込まれたっつーことだ。ぶっちゃけ、参加する気ないがな!

 

蒼魔「死ぬわけには行かねーよ。二度目の人生、満足したいからな!」

 ティラノの噛みつきを、ティラノの頭に飛び乗り回避。そしてそのまま背中を伝い尻尾まで移動し、掴む。

蒼魔「そぉぉ……おいっ!」

ティラノ「ゴァァァァァァ!!!」

 

 ズドォォン!!

 

  そして尻尾を掴んで、思いっきり背中から叩きつける。特訓のおかげとはいえ、恐竜を持ち上げて、ぶん回し、叩きつけるとは……。

 まあいいか。これから生きること考えないと。

 

取り敢えずティラノにトドメ刺すか。

俺は能力の(転生してからの)試験運用も兼ねて腕を斬れ味のいい刀に書き換える。すると、左腕が光に包まれる。特に違和感を感じてはいないが、左手の指が動かない感覚を覚えた。

 

左腕を見ると、肘から先がいかにも『ぶった斬る!』感があふれる刀に変化していた。

その腕を倒れているティラノの首めがけて振るうと、

 

 

骨ごと首を刈り取った。

 

…………強すぎないか?

 

 さ、さて。気を取り直して、これから20億以上の時を生きる為に身体を書き換えないと。

 

転生者変換中……。

 

こんなもんでいいかな。

・不老

・何を食べても腹を壊さない

・体調を崩さない身体

・水に足を浸すだけで全身清潔になる

 

 今はこれ位でいいかな。俺の『身体を書き換える程度の能力』は、見た目だけでなく、こういった概念、能力を追加できるのだ。

 不死を付けないのは、まあ、アレだ。今の戦闘で恐竜も倒せると分かったからだ。

 

 さて、次は武器の鍛造をするか。

 特訓の際、俺は武器の扱いの手解きを受け、あらゆる種類の武具が使えるようになった。馴染むのにとんでもなく時間がかかったが。

 また、武具の鍛造も教わった。というより、叩き込まれた。

  いざという時に信じられるのは自分の腕だとか。

 

 そして、最も俺に馴染んだのは二刀流。刀剣類が最も馴染んだのだ。その際、紅い弓兵が、

「やはり日本人だからか?」

 と呟いていた。何でや!日本人関係ないやろ!西洋剣も扱えるんやで!

 

……無駄な時間を割いてしまった。

 とにかく、特訓のおかげだ。

 

 さーて、まずは工房を作らねば。

思い立った俺は、ティラノの死骸を持ち上げ、近くの高くそびえる壁に向かう。

そこでティラノ(首なし)を下ろし、気合をいれる。

 

蒼魔「洞窟があれば良かったが、無ければ作る!行くぞぉ!」

 

石やら洞窟やらを(殴って)掘って削って……と。あ、そうだ。

《身体を書き換える程度の能力》を残したまま、俺の望む武器が完成するまで《石を鉱石などに変換できる程度の能力》を付加しとこう。

これで武器の素材には困らない。

 

 キングクリムゾン!

 

 洞窟と工房は出来た。素材も問題なし。後は俺だけのオンリーワン……、俺専用の武器とするための素材として、俺の血と汗をも素材にしてやろう。どんな結果になるか分からないが、まあやってみてからのお楽しみか。え?生存競争?知らんな。

 

 そして、俺の武器鍛造が始まった……。

最初に血と汗を搾り取ったが、そのせいで丸一日潰れた。

 

翌朝

蒼魔「増血の速度上げるか…」

ということで、再び書き換えを行う。

・血を抜かれても、高速で増血する

・増血の際、汗が多量に出る

 

これで血と汗が大量に採れ、素材に使えるな。

俺は左手を『石や鉱物を切れる刀』にして、素材の一部を刀鍛冶の土台に作り変える。

 

さぁて、鍛造の開始としよう!

え?工具?両腕を書き換えれば何とかなるよね?(無理矢理)

カーンカーンカーン!

 

蒼魔「ま、マジかよ……」

 

 そして出来上がったのは失敗した刀。刀身はグニャグニャ、刃は刀らしくなくノコギリに近い。

 いくら血と汗を抜いて鍛造したからってここまで失敗するか普通?いや待てよ?普通の鉄なら良いのかもしれない。だが俺の刀の素材を見てみよう。

 

・オリハルコン・ヒヒイロカネ・ダマスカス・マイクラ仕様のダイヤモンド・ミスリル・アダマンタイト・ウルツァイト窒化ホウ素の塊・俺の血と汗……

 

 普通の鉄どころじゃねえなw

伝説、架空の金属に、地球上で最も硬い鉱石に俺の血と汗という素材では、どう考えても普通の鍛造法で作れねえよな。ただの何の変哲も無い鉄なら、特に問題なく完成しただろうが、俺は納得しない。だからこそ、自分で素材からも作り上げることにしたんだ。

……ダイヤモンドは衝撃に弱いから、あまり刀身と鞘に使うのはやめておこう。鍔と柄、後は砕いた状態で散りばめるのが良いかな?

 

まあそういうのは造りながら調整をしていけばいい。失敗したところで、それも教訓に次の試作に繋げればいいんだ。繰り返して繰り返して、完成を目指そう。

 

 なぁに、時間はたっぷりあるんだ。試行錯誤を重ねて完成させるとしよう。俺だけの武器を。

 




蒼魔「なるほど、コレで俺の武器が出来上がるのか」
といっても、そんなすぐに活躍はしないけどね。
蒼魔「どういうことだ?」
それはネタバレになるから秘密だ。
蒼魔「まあ次回を読めば理由が分かるだろう。読者の皆さん!こんな駄文を引き続き読んでくれてありがとうございます!」
今後とも、早く原作開始出来るようにします!

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