と言うのもそもそもが、スゴい真面目にこの念能力はどんな頭して作ったのだろうかと考えた末にこういう主人公が出来たのです。念能力はその者の思いや、思い入れのあるものに強く影響を受けますからね。
それともうひとつ。その過程で少々主人公が逝っていますが、この小説にそういった直接描写などは一切出さないのでご安心を、Rー18になってしまいますからね。ただ、残酷な描写を含むRー15とタグに予め書いてあるので、それ相応の描写はこの小説はそこそこ出るので気を付けてください。直接描写はしませんけど。
マコに良い一撃を貰った翌日。マコの事はミトさんにはまず魔獣という設定のハクアの事を例に上げてから"マコは小さい頃はオオコウモリに似た姿だったが、大きくなると繭を作って10日ぐらい掛けて人型に育つ魔獣だったみたいなんだ"と適当に話を濁しておいた。ハクアから聞いたマコの出生を聞く限りそんなに間違った事は言っていない。
元々、家の横の木に住み着いていたが、いつの間にか俺が飼っていたペットになっていたモノという事もあり、ミトさんは割りとすんなりマコを受け入れてくれた事は幸いだったな。
流石にもう空き部屋は無いので寝る場所をどうしようかと頭を捻っていると、ハクアの提案によってハクアの巣で寝泊まりする事になった。食事等はこちらの家で取ることになっている。
ミトさんは必要ないと言っているが、俺は自分の生活費を家計に入れており、最近はカエデ、シズクの生活費を入れ始めている。この辺りは豊かで温暖な気候であり、特定の貝類等の一部の海産物や、レアな海水魚や熱帯魚をネットからブラックマーケッ……こほん、ネット市場で捌けば中々金になるのだ。今更数人分入れる生活費が増えたところで特に支障はない程には稼げている。
ちなみに意外にもカエデの中でマコはまだ動物ラインだったらしく、"可愛い……"と呟いて以降、マコを触りたくてうずうずしている。ハクアとどう違うのかさっぱりである。
ならばマコよ。耳を差し出すのだ、さわさわしたい。欲望を包み隠さずカエデと一緒にじりじりと部屋の隅に追い詰めるとマコは飛んで逃げた。おのれ、余計な知恵を付けおって。
正午はハクアといつの間にか俺に着いてきたマコ、それと例の真ん丸な種を頭に乗せてバランスを取っているシズクを連れ、くじら島の頂上に種を植えてきた。明日には生えるらしいので楽しみである。
そして、今はハクアがリフォームを終えたというハクアの巣に来ていた。
「ようこそ、いらっしゃいませぇ」
「わぁ…」
「うわぁ……」
「わー」
ハクアの軽い挨拶を聞き流しながら中に入ると、洞窟内の原型を一切留めない劇的ビフォーアフターによって顔を引きつらせる俺と、内装と設備に感銘を受けた声をあげているマコ、それと何の声なのか全くわからないシズクと反応が別れる。
まず、設置された玄関扉を潜るとそこにあったのは洞窟からは有り得ない程の光り。次に長方形の巨大な空間だ。空間を造るために明らかに巣の内部をくり貫いており、天井には人間を数十人潰せそうな程のシャンデリアが等間隔で吊るされ、床と壁は白い水晶のような大理石で覆われており、宮殿か何かなのかと錯覚を覚えた。
ただ、中央に敷かれたひたすらに長いレッドカーペットを、丸々占拠しているハクアの脱け殻兼卵巣がとてつもなくシュールである。撤去しねーのかそれ。
ハクアに付いて行くままに片側の壁沿いにいくつも取り付けられた扉で、最も出入り口から近いものを開けて中に入ると、広いリビングに数百年前からタイムスリップしてきたような調度品と、現代の家庭ではまず買わないような大型電化製品が並んでいた。
「スッゴい! 天空闘技場のフロアマスターの部屋みたいよ!」
「アナタの部屋だから好きに使っていいわよぉ?」
「本当!?」
はて、天空闘技場のフロアマスター…? 俺の知らない単語である。マコは何の事を言っているのだろうか。
たったの1ヶ月でハクアは改築……というか建築、内装の充実、パイプラインを通す事をゼロからここまでひとりで造り上げたらしい………クラフターかお前は。
「ガテン系女王」
めっ! シズク! そういう事は思っても口に出さない!
1992年6月18日
ぅゎ"
早朝から昨日の反省を行い、ベッドの上で胡座をかいたまま目を瞑って思考する。
負けた。敗北したのだ。あのいっそ清々しい迄に簡素で逆に前衛的なフォルムの植物に一方的に惨敗してしまった。
理由は簡単だ。あれは至極単純に人間の素ステで勝てる相手じゃない、というか強化系か放出系か変化系辺りで勝てたらソイツは人間ではない。ハクアやカエデなら特に苦もなく勝てるであろうが、アイツら文字通り人間じゃねぇし、少なくとも普段の戦闘は放出系一辺倒の俺には勝てる相手ではない。
ハクアはこれで種族的な基礎スペックの恐ろしさというモノを俺に痛感させたかったのだろう。成る程、放出系だからと言って瞬間移動と念弾と体術だけでは遥かな格上にはいとも簡単に捩じ伏せられてしまうのだな。ブリオン……いやブリオンさんの"念能力が念能力なだけに"それが良くわかる。確かに修行にうってつけな相手と言えるだろう。実際に馬鹿正直にブリオンさんにぶつかり続ければそりゃ自分の念能力の特に精度は格段に引き上がる。
だとすると希望は……"特質系"か。それならばブリオンさんの"あの念能力"は使えまい。
実のところ俺は80%程の高さで特質系を修得しているらしい。というか昨日ハクアが思い出したようにポロッと"私にオーラを提供し続けたからアナタ特質系が伸びてるんじゃないかしらぁ? 威力と精度ごとぉ"と言った事で判明したのである。1年ぐらい前から俺がコップに葉っぱを乗せて発をすると水の色が真紫になった上、コップを破壊して丸く纏まってグミのような弾力を帯びるから妙だとは思っていたが、特質系のせいだったらしいのだ。
数年間オーラをちゅーちゅーするだけで他人の特質系を伸ばすとかどんな身体してんだ、本当にありがとうございます。
とすると……。
俺が目を開くと部屋の中を、昔のハクアのように白く外殻を持ち、頭がつるんとした細長い"念魚"が浮遊していた。
なんか部屋閉め切ってぼーっとしていると偶に沸くんだよなぁ…コイツら。最初は何事かと思ったが、俺には特になにもしないどころか部屋の虫とか食べてくれる上、窓開けると消えるので非常に役立っている。
昨日まで夏の虫がウザ過ぎる為に、いつの間にか作ってしまった虫取り用の念獣だと思っていたが、どうやら特質系特有の勝手に発現した念能力だったらしい。なんて下らない事に記憶を使ったんだおのれ特質系め…凄まじく面倒な系統だな…。
だが、特質系だとしてもそもそもコイツの俺の認識は虫喰ってる魚である。その上、窓を開けたりドアを開けると直ぐに死んでしまう。マグロ喰ってるような奴の方がまだ強そうに感じる始末である。一応、魚雷には耐えるしな。
「はぁい」
そんな事を考えているとハクアがベッドの横に突如として現れた。瞬間移動能力でも持っているのだろう。
ハクアに挨拶を返すとハクアは俺の念魚に視線を移した。その瞳は子供のように輝いている。
「あらあらぁ…あらあらぁ」
ハクアは念魚の身体をぺしぺしと触り始め、尻尾と頭を掴んだり、軽く抱き締めたりしている。
「あらあらあらぁ」
俺がハテナを頭に浮かべていると、ハクアはやっと念魚を掴む力を弱めたのか、身体をくねらせてハクアの手から逃げると、さっきよりも少し高い位置を泳ぐばかりのようだ。
「いい念能力ねぇ。可愛らしいし、とおっても優秀」
「優秀…?」
部屋の虫取り用の念魚だと思うのだが……まあ、それにしては昔は30cm程だったが、今では5m程となり、日に日にデカくなっているが本質はそう代わりないだろう。虫とは言え生き物な訳なので、楽に、人道的に、徹底的に、痛み無くあの世にいけるように啄んでやる。俺ならそうするのできっと念魚もそうするハズという事ぐらいしかわかることは無い。
しかし、ハクアはまるで俺の念魚の念能力を全て理解しているかのように感心を示してしている。
「アナタ自分の念能力の事を知らないの?」
「意図的に開発したモノじゃないからな」
特質系の嫌なところは勝手に能力が出来ている事もある事だ。その場合、制約や能力の概要が一切不明なのが最大の問題である。頭の中にゲームのステータスのようにいつでも見れれば良いんだがなぁ。
「特質系系統を持つならアレコレ欲しいとか考えちゃダメよぉ? 出来ちゃうものぉ」
「数年早く言って欲しかったなぁ…」
「んー……怖がるからみんなには内緒よぉ? アナタにだけ特別に見せて ア・ゲ・る」
そう言うとハクアは片手を胸の辺りまで上げた。次の瞬間、俺は驚きの余り目を見開く。
ハクアから徐々にオーラが漏れ出すと、あっという間に俺のオーラ総量を軽く越え、それだけに留まらずそのオーラはガス漏れでも起こしているのではないかと言うほどに爆発的に膨れ上がり、いつしか俺の物差しでは到底計れない程に莫大になっていた。最後に俺が計れたのは俺のオーラの十数倍まで膨れた時点までだが、今のハクアのオーラはその数倍、或いは十数倍は莫大なオーラを片手に集めている。
ハクア曰くオーラとは最大容量、潜在オーラ、顕在オーラに分けられるらしい。最大容量とはそのままその人の全てのオーラでオーラの総量、潜在オーラは体内に残っているオーラで要は目では見えないオーラ、最後に顕在オーラは体外に出しているオーラでこれが目に見えているオーラだ。普通に考えて通常状態、或いは戦闘状態に当たる顕在オーラが最も少ないハズだ。その上、ハクアは纏すらしておらず、片手以外は絶状態と言っても良い。
「まだまだ全然ねぇ……昔の1%ぐらいかしらぁ?」
「今、なんて言った…?」
「なんでもないわぁ、こっちの話よぉ」
ハクアが何か呟いた気がするが、声が小さかったのと、もしかしたらということすら理解することをなぜか脳が拒絶した為に聞き逃してしまった。
更にハクアは部屋の机からペンと紙を取り上げると、俺に渡す。
そして、オーラを纏った指で空をなぞるとその軌道にオーラが留まり、文字を作った。
「"
その文字の完成と共にハクアのオーラは消費される。何かの念能力が発動したのだろう。
「"この念魚の念能力について書き出しなさい"」
「は…? だから俺も知らないと…」
俺の記憶は一端そこで途切れた。
◆◇◆◇◆◇
目を覚ます…と言うよりも転た寝の微睡みから覚めるような感覚で目蓋を開けると、いつの間にか俺は机に座っており、ペンと紙を持っていた。紙には文章が書かれており、その筆跡は間違いなく俺のものだ。
「ほら読んで読んでぇ」
「あ、ああ……」
なんだかよく分からないがとりあえずその紙に目を通した。
"
放出系と特質系の複合念能力。閉め切った部屋でしか棲息出来ない念魚。肉食で特に人間を好む。喰われた方は痛みはなく血も出ないまま、念魚が消えるまでは死ぬことも出来ない。また、密室遊魚は密室が解除されない限り消すことも出来ない。
密室遊魚はゴンズイの髭のオーラ版のような感覚器官を持ち、極僅かなオーラの変化を感知して獲物を探す。その特性上、一切の光りのない暗闇であろうと全く問題なく行動が可能。
ちなみに激しく抵抗する相手には口から念弾を放ち、弱らせてから食べる習性を持つ。
欠点は密室でひとりかつ上の空でいると勝手に具現化される事が稀によくある事と、部屋に魚肉ソーセージとかを置いておくと勝手に持っていかれる事が難点。
制約
①閉め切った空間でしか発動出来ない。
②閉め切った空間を解除すると念魚は消滅する。
③発動者が殺したいと考えている対象、特になんとも思っていない対象、そして死体を、食べてもいいエサと認識する。
④密室でひとりかつ上の空でいると勝手に具現化される事が稀によくある。
⑤密室内で飼育可能な最大数は飼い主の特質系の成長の度合いによって変わる(只今の密室遊魚は25平方メートルにつき1匹。全長は4~5m)。
⑥密室遊魚は自動型の念魚。
⑦肉を食べた密室遊魚が存在している状態で発動者を気絶させるか、発動者が死んだ場合に喰われた箇所は元に戻る(要は完全に身体を喰い尽くされていても密室が解除されない限り、その者は死んでいない)。
「これは……」
"
「私の念能力の中でもオーラ消費量が上から数えた方が早い念能力の内のひとつ。詳細はまだ教えてあげないけどぉ、兎に角、それでアナタの深層意識の遥か下にある
………ええ…それ後遺症とか無いだろうな…? という言葉はぐっと呑み込む。ハクアは善意でやってくれたのだろう。そう信じよう。限度はあるが何事も信じねば始まらないのだ。
ハクアは繁々と紙を見詰めると、鋭利な指を器用に這わせ、最初の方に書いてある一文をなぞった。
「念魚に反映されている"肉食で特に人間を好む"。珍しい趣向の念魚ねぇ?」
「ソイツは…」
断っておくが、これは流星街の一部の常識であり、決して一般常識と混同する事はない。
冷静になって流星街で一番ポピュラーな"肉"が一体何なのか考えてみて欲しい。牛や豚が手に入る環境か? 飼育出来る環境だと思うか? あったとしてディクロニウスを連れたガキに供給があると思うか? だったら一番簡単に手に入るご馳走はなんだと思う?
何を捨てても許されるのが流星街。外の世界の証拠隠蔽やら跡継ぎ争いやらで外傷を負っただけで、病気を持たず新鮮な"肉"。そんなものが飛行船から捨てられてくるのだ。
「"お空から魚の餌のように降ってくる新鮮なお肉"ねぇ」
「その通りだ…」
ああ、そうだ。俺は幼少時代に"空から降る肉"を楽しみに魚のようにゴミの上を漂って空を見上げながら飛行船が来るのを楽しみにしていたさ。
ただ、もう一度言うが幼少時代に流星街で俺がそうしていたのは、それが全てだと思っていたからだ。疑問も抱かずに嬉しそうに頬張る。
そこにはカエデも隣りにいた。
カエデは流星街でも居場所が無かった。何でも殺せるディクロニウスだから…ただそれだけで。受け入れはするが、庇護するかは別問題なんだと昔は憤慨したモノだ。しかし、思えばカエデは生まれつきあんな赤黒いオーラを放っていたのだろう。今ならば普通の感性の持ち主なら、誰も近付きたくないだろうと納得も出来る。
カエデと二人だけの流星街。ひょっとすると当時の俺はそれを心の奥底で"密室"にも等しい程に狭く、窮屈な世界だと感じていたのかも知れないな。実際、カエデがひとりでも生きられるようになってから、俺は外の世界に飛び出して行ったわけだから言い逃れも出来ん。
だが、カエデを大切に思う気持ちは今も昔も変わらない。盗賊だか居直り強盗だかは知らんが、幻影旅団という仲間が出来たとこの前聞いた時はそれはそれは嬉しかったモノだ。
それか、外の世界に出て流星街自体が"密室"。そこの住人は外の世界では生きられないと俺が悟ったからこんな念能力になったのかもしれないな。今じゃそこそこ順応しているが。
「要するに今は食べてないの?」
「今は全くだな」
そりゃファミレスのメニューにでも載ってりゃ話は別だが…という言葉も頭に浮かんだが、話をこんがらせそうなので呑み込む。
ハクアには何も関係がないので言っていないが、昔は"肉"持って行くと病気で喰え無いのと、喰えるのを選別してくれた上に料理してくれる青年が近くに住んでいてな。名前は確か……えーと…そうだ。"レクター"さんだ。
そう言えばあの人の家もゴミに呑まれてしまっただろう。ならば何処へ行ったのだろうか? まあ、あの人が野垂れ死にする姿なんて想像出来んし何処かで達者でいるだろう。
俺もカエデも礼儀作法なんかは彼に叩き込まれたモノだ。" 無礼な奴は喰ってしまうぞ?"なんて冗談を良く言っていたのを覚えている。今思えば目がマジだったような……いや、気のせいか。
非常に話の上手い人だったからなぁ。案外、外の世界で心理学者やカウンセラーとしてバリバリ活躍しているかも知れない。勿論、仲の良くなった人には彼の"ご馳走"を振る舞いながら。
まあ、今でも偶に無償にカップ麺を食べたくなる衝動と同じように食べたくなる事はあるがな。我慢我慢。
「……訂正するわぁ。私の影響で特質系に目覚めたんじゃなくて、アナタは産まれてから後天的にホンのすこしだけ特質系に目覚めていたみたいねぇ。私はその成長の手助けをしただけ」
「ハクアに言われなければ、恐らくは一生気付かないし、成長する事も無かった。どっちもそう変わらん……寧ろ前者だと俺は思うがな」
そう言うとハクアは顔を伏せて肩を震わせ。何か気に触るような事を言ったかと考えるが、全くそんな事はないという結論に至った。女心はやはりわから…。
「嬉しいこと言ってくれるわぁ……」
ハクアが俺に飛び付いて来た。どうやら歓喜の震えだったらしい。にまにまと目と頬を緩めながら頬擦りをしている。おお、何処がとは言わんが柔らかい。
「でもこれだけじゃダメよぉ、魚には"水槽"を用意してあげないとねぇ」
「はい?」
「アナタにピッタリの特質系念能力を考えてあげるわぁ。もちろん、私との思い出のいっぱい詰まったモノよぉ」
ハクアはやる気スイッチが入った様子である……記憶も限度があるんだがなぁ…まあ、今のところまだまだ空きがあるから良いか。
この後、ハクアが師としても世界最高クラスの念能力者だという事を実感するのはそう遠くない未来の話だった。
モーくんが思っていた密室遊魚の使用例。
「きゃー、ゴキ●リー!」
「"密室遊魚"」
「あ、蚊に吸われてる…」
「"密室遊魚"」
「スリッパの中にムカデが!」
「"密室遊魚"」
「もう腹一杯だ…残しちまうな…」
「"密室遊魚"」
「戸棚の裏はネズミの卵でいっぱいだ~!」
「"密室遊魚"」
だいたいあってる。
モーくんが10%ぐらいの頃は羽虫を食べる小魚ぐらいの大きさでしたが、80%程特質系を極めた今となっては人間を千切り喰らうぐらいになっております。モーくんが特質系を極めた暁にはど偉いデカさになるでしょう。
それと流石にモーくんとカエデさんだけで幼少時代を流星街で生き抜くのは少し難しいと思うので、博士とか後ろに付いちゃう優秀な保護者がいます。やったぜ。
まあ、正直な話。原作の人体収集家とか、女性を連れ込んで解体する王子とかよりは、幾分かマシなんじゃないですかね。
それにしても、密室以外で生きれない上、ある意味一番身近で遠いお肉が好きな念魚とかほんとうに原作ではどんな人間が作ったんですかねぇ。
後、私は念獣は放出系のモノ。若しくは放出系と具現化系の両方が存在するモノだと思っているので一応後者の呈で話を進めます。モーくんは放出系かつハクアを育てていたりする経緯からペットに強い思い入れがあるので、念獣にもヤバいぐらいの補正を持っております。
~ハクアさんの今日の念能力~
"
操作系念能力。指で書いた"私の言うとおりになる"という文字を見て、その"次に放った命令"を聞いたモノ全てが、如何に不可能な命令であろうとも、それを遂げるまで自動的に動き続けるという余りにも独善的な念能力。
記憶とオーラを人間の規格では不可能な程に消費する為に人間には決して作成出来ない。その為に神の領域と言っても過言ではない。
制約
①指で書いた"私の言うとおりになる"という文字を見る。
②次に放った"命令"を耳にする。
③無理は嘘つきの言葉(除念は禁止)。
~感想欄にあったかもしれない作中の質問回答コーナー~
Q:ハクアってどれぐらい強いの?
A:ネウロで言う人間界に来たばかりのネウロ。 "私が言うとおりになる(アブダ・カ・ダブラ)"は魔帝七ツ兵器。※ただしハクアさんはネウロと違って徐々に本来の力を取り戻していきます。
Q:ハクアと王どっちが強いの?
A:ドーピングコンソメスープを血管から食べた至郎田シェフ VS ネウロ とほぼ同じ展開になります。ちなみにハクアさんは人類と殺りあっても勝負にすらなら無い事は彼女自身わかり切っているので、遊んだり、師匠してみたり、遊んだり、戦闘は極力避けて外野で応援に徹しています。
Q:作者ネウロ好きなん?
A:ジャンプで終わって一番寂しかったと思うぐらい好きぃ……。
Q:ナナちゃんはロケットパンチなんですかっ!?
A:ロケットパンチです。右腕、左腕、右足、左足を切り落とすという誓約が意図せずに働いているので全力の超破壊拳(ビックバンインパクト)の数倍の破壊力になってます。ロケットパンチです。