どうしてもSSを書いてみたくなってしまいました。
初投稿なら小町にしようと思ったのですけど世の中(千葉)の兄を敵に回したくないので・・・これは折本ファンを敵に回す宣言ですねw大丈夫です私は折本大好きです。
一話から怒涛の展開
葉山達のダブルデートの時、折本達に「表面だけ見て勝手なことを言うのはやめてくれないかな。」って言ったあとからスタート!
殺伐とした雰囲気からスタートです。
一話「告白」
「表面だけ見て勝手なことを言うのはやめてくれないかな。」
「…ごめん帰るね」
葉山君ってこんな人だったんだ。なんかつまらない。比企谷の様子を見ればわかる。これは葉山君彼の独断だ。自分のために比企谷を使ってる。
…でも比企谷のことは理解してるっぽいんだよね。そこだけはちょっと悔しい。
居合わせた二人の女の子のほうに目を向ける。美人系のスラットした女の子はこの状況に対して動じていない。かたやお団子のかわいい系の女の子はこちらから目線を反らしておろおろしいている。
二人とも私よりよっぽど魅力的だなぁ…やるじゃん比企谷。
「そっか…」
私は勘違いしていたのだ。やっぱり彼は変わった。こんな可愛い子達と…葉山君のような本当の自分を知ってくれる友達もいる。私とは違うんだ。
あーこれが嫉妬っていう感情なのかウケるw
こんな感情初めてだなぁ。普段適当に周りに合わせて自分が好きなように生きてきたから。
店から出ると夜風が心地よく感じた。あの雰囲気はやっぱり私には似合わない。
なのに胸の中にある何かがもやもやしている。なぜか比企谷の顔を思い出してしまう。
「私は知らないといけないんだ…彼について」
「え、かおり?どうしたの?」
中学の時私は彼を知らなかった。だからフッた。意味なんてない。なのどうして。今は比企谷の周りが…比企谷が気になって仕方ない。
この気持ちは今明かさないともう一生理解できないかもしれない。
それは嫌だ。彼に負けた気がする。
「ごめん千佳。先に帰ってくれない?私ちょっと用事があるの」
「え、あ、うん…」
「じゃまた明日!バイバイ~」
ごめん千佳。でも私の初めての嘘だから許してくれるよね。そういえば、人に頼みごとをするのも初めてだっけ。どんだけ適当に生きてきたの私。
カフェに戻ろうとするとさっきの美人が出てきた。すごい速足で帰っていく。
あれ?怒ってる?顔はなんだか強張っているように見えた。
そのあとに続くようにお団子頭の子もでていった。
しばらく二人を目でおっているとまたもや美人が店からでてきた。
あれ?なんだか雰囲気がさっきの娘と似てる?お姉さんとかなのかな…姉妹そろって美人とかどんな家系よ
え?っちょ、こっちに近づいてきたんだけど!!
「ねぇ折本さんだっけ?どうしてまだここにいるの?」
「…あなたは誰ですか」
「誰だっていいでしょ。あなたが思う通り彼の関係者であることにはかわりないんだから。それより質問しているのはこっちよ。答えなさい。」
「私は比企谷に聞きたいことがあって…」
そう私はこんなところで油を売っている時間はない。はやく比企谷に聞かなくちゃいけないことがある。
「へぇ…でも、ごめんね。彼は雪乃ちゃんのものなの。誰かに手わたっていい物じゃない。だから帰ってくれないかな。きっと隼人と大事な話をしているから」
「ぷっ!あ、あはははははwww」
比企谷が物って(笑)ウケる!この人意外にギャグのセンスあるかも!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・そしてどこか比企谷に似ている気がする。
「何を笑ってるのかな…お姉さん分からないな」
「だって比企谷が物ってwしかも所有者がいるなんてwあはははwww」
「ふぅん…あなた、少し面白いわね。まぁ真逆なライバルってもの悪くはないっか」
そういうと謎の美人さんはどこかに去っていった。ライバル?なんのことだろ。
再び店内に入り、さきほどまで座っていた席に戻る…やっぱ気まずいや。葉山君に結構怒られたし、
比企谷はきょどって、…ぷっ!あの顔思い出すとウケるw
おっといけない、にやけて戻るわけにもいけないよね。
「ずっと考えてたんだ。俺が壊してしまったものを取り返す方法を。」
「はぁ?」
!!どうしよ。思わず隠れちゃった。
それに、謎の美人さんの言う通り葉山君と比企谷が言い争っている。しかもかなり空気が重い。葉山君は思い悩んだように顔の前で両手握り合わせている。比企谷は…こっちからじゃ表情が分からない。
「俺は君に期待していて、だから分かっていたのに頼ってしまった。そのせいで…君は」
「おい」
「君は自分の価値を正しく知るべきだ。君だけじゃない、周りも。」
「お前何言って、はぁ?」
「ただそれは難しいことで、もっとうまくやれればよかったんだけどな。俺ができるのはこれくらいしかなかった。君はずっとこんな風にしてきたんだろ?もうやめにしないか、自分を犠牲にするのは。」
「…一緒にするな。犠牲?ふざけんな。当たり前のことなんだよ俺にとっては。
いつも一人だからな。
だから周囲がどうとか関係ねぇんだよ。俺の目の前で起きる事はいつだって俺の出来事でしかない。勘違いして割り込んでくんな。」
「君がだれかを助けるのは、誰かに助けられたいと願っているからじゃないのか?」
「ちげぇよ。気持ち悪い同情を押し付けて勝手に憐れんじゃねぇ。」
比企谷がカバンを担いだ。
…って、やば!!こっち来た。葉山君とめて!
もちろん私の願いは叶うことはなくあっけなく比企谷に見つかってしまう。
「…何してんのお前」
「あはは…」
どうしよなんて声かけたらいいの。本人を目の前にすると言葉が出てこなくなる。
「すまんな。今日はこんなことになっちまって。」
「え」
「葉山ならそこにいるぞ。邪魔もんの俺は帰るから葉山とでも楽しくお茶でもしてくれ」
「あ、ちょ」
違う違う違う。違うんだよ。
ねぇ比企谷どうしてこんなことを私に言えるの?私のことなんて嫌いだよね。なんで優しくしてくれるの?
あんたには私がどう見えてるの?
・・・・・知りたい。
「まって!!」
「…なんだよ文句があるなら言えよ。」
「違うよ。文句なんてこれぽっちもない。」
文句があるのは私じゃないでしょ?今日一日こんな身勝手な女に貶され、笑われたあんたじゃないの比企谷。昔フラれた女に笑われて、友達である葉山君にあんなふうに否定されて、どうしてまだ他人の私に気遣えるの?
「私はね。ただ知りたいの」
「あー葉山ならフリーだぞ。」
予想外の返答。この状況でなんで『葉山くんって彼女いるの?』っていう質問にいきつくの?ウケるw
ちょっと意地悪をしてみよう。
「比企谷は?」
「は?」
「だから比企谷は……彼女いるかって聞いてんの」
うーん。ちょっと待って私。カラかっているだけだよね。なのに全身が熱い。比企谷と目が合わせられない。どうして。
「い、いや…生涯でいたことなんてなんてないが」
「ぷっ!生涯ってw」
「…俺は本当のこと言っただけなんだが」
さすが比企谷!彼のおかげで少し冷静さを取り戻せた。そして気づけた。
もやもやの正体は恋なのかもしれない。それならさっきまでの比企谷への気持ちも納得いける。まさか初恋が比企谷になるとはw私も単純な女だなぁ。
でも、もう決めた。もうこの思いは本物だ。彼が面白いのは行動がとか言動がおもしろいからじゃない。そうこれは…
「じゃぁ、それも今日までだね」
踏み出そう。ここまで私に考えさせて、行動にうつさせた男なんだ。
こんなにおもしろい男なのに、なぜ
「今日から私が彼女になってあげる!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・は?」
彼の混乱している顔は今まで見たことのない光景を見ているように目を見開いてる。
でも、なんだか彼に勝った気がした。もやもやも晴れた。ぷっ!おもしろ!なんでこんな顔してるの笑えるんだけどw
「あはははははははははwww」
私の笑い声だけがカフェの中に響いた。なんで私しか笑ってないの?ウケるw
どうでしたか?
積極折本。私は好きです(聞いてない)。一話で告白するなんで短編だと思うでしょ?
残念!結構長編になります!
そのためそんなに期間は開けたくないんで、最低週1ペースは守っていきたいと思います。
守れなかったらごめんなさい。
感想評価よろしくお願いします!誤字脱字アドバイスもお待ちしております。
≪一部修正しました。≫