そのガチャ運をどうして前世で発揮出来なかったのかと(泣)   作:ふれんちとーすと

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9.ガチャを回してる時、偶に自分が何をしてるのか分からなくなる時がある。

 

 

 

それは、帰り道。

イッセーと帰ってる途中だった。

 

「好きです!付き合ってください!」

 

目の前でイッセーが告白された。

 

「えっと・・・ごめんなさい」

 

!?

 

「イッセーが断った!?」

 

「なんで驚いてんだよ!?」

 

あんなに女の子大好きなイッセーが告白を断る!?

誰が予想できるかそんな展開!?

 

「・・・・そうですか」

 

女の子は俯いて・・・そして

 

「ならこの場で死ねぇ!」

 

その時、身体が自然とイッセーを肩を掴んで思いっきり押した。

反動で僕も後ろに跳ぶ。

 

女の子は、光で出来た槍をイッセー目掛けて投げようとしていたが、槍は外れて飛んで行ってしまった。

 

「・・・・・イッセー!逃げるぞ!」

 

「お、おう!」

 

僕はイッセーにそう言うと、女の子に向かって

 

「がふっ!?」

 

無言で腹パンした。

 

女の子が怯んだ隙に、イッセーを立たせて二人で逃げ出した。

 

女の子は地面に蹲っていたが、僕らは躊躇わずいつもの公園まで逃げた。

 

 

 

「ハァ・・・あの子・・・なんなんだ・・・」

 

「僕にもわからないよ・・・流石に」

 

二人揃って、なんとか一息ついていた。

ベンチに座り、お互いにあいつがまた狙ってくるかもしれないと、周りを警戒しながらその場を動けずにいた。

 

 

暫くすると、羽音が聞こえてきた。

上を見るとさっきの女の子とそれとは別に女の子が二人、男が一人いた。

 

「レイナーレ様・・・こいつらですね」

 

「とっととやってしまおうか」

 

「えぇ・・・地獄を見せてあげるわ!!」

 

「さっさと潰してアイス買いたいっす」

 

・・・・イッセーが凝視してる。

 

「お前・・・こんな時でもそれなのか・・・」

 

「は!?いや・・・男としてある意味当然だろ!?」

 

それは違うかな・・・

 

というか、なんかあいつら怒り顏なんだけれど。

 

「貴様ら・・・我等堕天使を舐めているな!」

 

男が声を荒げて怒鳴り始めた。

堕天使?・・・・厨二病?

 

「厨二病なのか?」

 

「イッセー・・・言わないであげなよ・・・」

 

全員切れた顔で槍を投げてきた。

槍投げ大会?みたいな感じで。

 

「あっぶね!?ちょ!?ま!?」

 

「お前!?ら!常識ッ!ねぇの!かよ!?」

 

イッセーが割と避けれてる。

これは多分僕の影響だと思う。

小さい頃から僕と一緒に遊んでるためか、アルトリアスペックについてこれるように頑張ってたみたいだしね。

 

僕らが槍投げを躱していた時だった。

 

 

「待ちなさい堕天使!ここが悪魔の領地と知っての無礼かしら!」

 

「あらあら・・・おいたはいけませんわ〜」

 

そこには、学園の二大お姉様こと、リアス・グレモリーさんと姫島朱乃さんがいた。

 

「ちっ・・・全員!一旦引くわよ・・・!」

 

そう言うと、あの女の子は全員を率いて逃げ出していった。

 

「さて・・・あなた達・・・事情を説明してもらおうかしら?」

 

なんだか・・・面倒な事になりそうな予感がした。

 

 

姫島朱乃視点

 

・・・・・・・・帽子を被った青いジャージ姿の子。

目の前にいる子と同じ格好でしたわぁ・・・あの子。

 

まさか・・・そうだとしたら・・・運命・・・なのかしら?

 

視点終了

 

僕らは明日、オカルト研究部に放課後行き事情を説明する事になった。

ん?素直に行くのか?行かないとより大変な事になりそうだしね。

 

その夜・・・

 

あの丘の上のガチャの所に僕はいた。

でも、石は21個。

まだだ・・・まだ回せない。

 

僕はぐっと堪えて、後ろを向いた。

ふと、そういえば自分のステータスってどうなってるだろう?

そう考えた。

 

一瞬、頭に電流が走った様な感覚がした。

 

 

高槻 要一

 

クラス:未定

真名:高槻 要一

性別:男

属性:混沌・善

 

筋力B(A+)

耐久A+

俊敏B(A+)

魔力B(A+)

幸運A+

 

対魔力A

騎乗A

直感A

魔力放出A

 

宝具

勝利すべき黄金の剣(カリバーン)B(条件付きでA+)

種別:対人宝具

王の選定の剣。武器としてはエクスカリバーに劣るが、刀身の崩壊を代償に一度限りだがエクスカリバー級の火力を発揮する。

 

約束された勝利の剣(エクスカリバー)A++

種別:対城宝具

圧倒的知名度を誇る最強の聖剣。光を束め、究極の斬撃を放つ。

有名すぎて見られたらまず真名を看破されるため、『風王結界』で不可視の状態にしている。

 

約束された勝利の剣(エクスカリバー・モルガン)A++

種別:対城宝具

圧倒的知名度を誇る最強の聖剣だが、こちらは闇を束め、光を飲み込む斬撃を放つ。

 

風王結界(インビジブル・エア)B

種別:鞘

風によって光の屈折を操り、刀身を見えなくする鞘。

アサシン曰く『風王結界』は『鞘』であるが、ただの鞘ではなく、剣に纏わせている魔力を解放することで、

一度限りの攻撃『風王鉄槌(ストライク・エア)』を放つことができる。

 

全て遠き理想郷(アヴァロン)EX

種別:鞘

エクスカリバーの真の鞘。

保有者に強烈な治癒力を授け、真名開放するとあらゆる攻撃を受け付けない絶対防御を展開する。

 

最果てにて輝ける槍(ロンゴミニアド)A++〜EX

種別:対城宝具

エクスカリバーに比肩する聖なる槍。別名はロン。神造兵装の一つ。

十三にも拘束を施され、それの半分を開放しないと真名開放できない。

真名開放時、カテゴリー及びランクが更に変化する。

現世は再び神代の物理法則に変化するというとんでもない効果を持つ。

 

 

竜の因子

赤き竜の因子。竜の属性を帯びた魔力が生成される竜種のような魔力炉心を体内に持ち、その恩恵として息をするだけで無尽蔵の魔力を生み出す。

 

・・・・・・

 

 

げぇ!?なにこのクソチート!?

 

ちょっと待って!?僕、宝具以外もらった覚えないんですけど!?えぇ!?なんでぇ!?

 

その夜・・・・

いくら考えても答えが出ないので・・・僕は・・・考えるのをやめた・・・

 

 

そんな状態で放課後の事情説明は大丈夫なのか!?(フラグ)

 






さらっとステータスを晒す。
カリスマがない理由?発揮してないからね。一度たりとも。

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