そのガチャ運をどうして前世で発揮出来なかったのかと(泣)   作:ふれんちとーすと

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8.期間限定ガチャ・・・それは魅惑の響き

 

 

 

 

あれから数年・・・

 

僕は高校生になった。

 

「おはようヨーイチ!」

 

「おはよう・・・イッセー」

 

イッセーは、学校にて変態3人組と呼ばれていた。

 

ドウシテコウナッタ・・・・

 

更に・・・

 

「にしてもヨーイチ・・・お前・・・」

 

イッセーに見下ろされている。

そう、"見下ろされている"のだ。

 

僕の身長は154cm。体重42kg。

 

「生まれてくる性別間違えてんよな・・・お前」

 

「言うんじゃない!」

 

なんで・・・こうなったし・・・。

 

 

 

僕らは駒王学園というと学校に通ってるんだが・・・イッセーの変態3人組みたいなあだ名を僕もつけられている。

 

 

《剣道部のマスコット》

 

 

僕は剣道で経験を積んで、いざという時にちゃんと宝具を使いこなせるようにと剣道を始めた。

 

でも、マスコットはやめて欲しかったorz

 

「それじゃまたねイッセー」

 

「おう、朝練がんば〜」

 

剣道部にて

 

「今日こそは勝たせてもらうよヨーイチ君」

 

「簡単には負けられないよ・・・木場君」

 

始めの合図と共に剣を交える。

木場君は剣道部にて知り合った。

彼の剣は程よく早くて、さばく練習がし易い。

 

「・・・・・はっ!」

 

彼の剣は正直だ。

というか、セイバースペックなせいか彼の剣がよく見える。

真っ直ぐ、相手に斬り込む事しか考えていない。

だからこそ、軽く逸らして・・・

 

「セイッ!」

 

「ぐっ!?」

 

簡単にカウンターに持っていける。

 

「・・・・・あはは、流石はヨーイチ君・・・強いね」

 

「そんな事ないよ・・・偶々さ」

 

にしても今日の彼・・・何時もより速かったなぁ・・・

 

「あ、お疲れ様 僕はそろそろ教室に行くね」

 

「あぁ・・・お疲れ様」

 

僕はそのまま着替えて教室に向かった。

 

 

木場視点

 

「・・・・・・・・・彼は一体」

 

今日、僕は"本気"で打ち込んだ。

彼の身体能力の高さから、どれくらい強いのだろうと気になったからだ。

 

「・・・・・まさか悪魔の身体能力をフルに使っても彼の剣が見えないとはね」

 

そう。彼の剣は"速すぎる"

そして、重く、直ぐに他の攻撃に繋げてくる。

 

「・・・・・隙がまるでなかった」

 

しかも、終わってから息切れ一つしていない。

 

「・・・・・部長に報告しておく必要がありそうだね」

 

・・・・・いつか君に勝ちたいな、高槻 要一君。

 

視点終了

 

朝練が終わり、授業が終わった昼休み。

僕は屋上へ向かった。

 

普段はイッセー達と弁当食べたりだけれど、たまーに一人で食べたい時に僕は屋上で食べる。

 

因みに、今日のお弁当はおにぎり(梅)と焼きジャケ、おひたし、ポテトサラダ、である。

手作りである。その方が安く済むし。

 

そして、屋上で僕がご飯を食べてると

 

「にゃあ」

 

大抵来るんだよな、この白い猫。

 

「お?ちょっと待ってて・・・」

 

僕はそういうと、鞄の中から鳥のササミを解したものを出す。猫は美味しそうに食べ始め、それを見ながら僕もご飯を食べる。

 

すごく癒される・・・

 

変態3人組が問題を起こして狩り出されたり、母のダークマターによるダメージが癒されていく・・・

 

食べ終わった後は、軽く撫でて帰る。

 

「よしよし・・・またな」

 

そう言って僕は教室に戻った。

 

塔城視点

 

・・・・・私の使い魔のシロが偶に屋上に行くので何があるんだろう、そう思って付いて行ったんです。

 

そしたら、

 

「・・・・・あれは・・・高槻先輩?」

 

シロは気持ち良さそうに撫でられて嬉しそうだった。

シロがあんなにも懐くなんて・・・

 

そして、一瞬だけだけどシロを羨ましいと思ってしまった。

 

撫でられてみたいな・・・

 

視点終了

 

 

学校が終わり家に帰る。

両親は仕事が忙しく二人でイギリスに行っている。

帰ると掃除を軽くし、そして自室にこもる。

 

「・・・・・ハァァ」

 

魔力の量を調整し、誰にも自分が魔力使える事がバレないようにいつも鍛錬を行っている。

 

「・・・・・ん、異常なし」

 

最近の過ごし方の大半がこんな感じである。

大変な事(主に変態3人組)とかもあるけれど、平和に暮らせている。

 

そして、僕は想像していなかった。

 

 

この平和を乱される事になるとは。(フラグ)

 

 

 

 

 


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