そのガチャ運をどうして前世で発揮出来なかったのかと(泣)   作:ふれんちとーすと

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※誤字修正しました。


5.イベントガチャは出やすい、だが出せるかどうかは君に委ねられている!

旅行二日目。

二泊三日の京都旅行の為、昨日観光できなかった分今日を楽しもう。

 

「というわけで、今度こそ清水寺に行きましょう!」

 

「そうだな」

 

「・・・・・・二人は昨日どうしてたの?」

 

「「貴方を探してたに決まってるだろ?(じゃない?)」」

 

・・・・・素直に嬉しいけど照れるなこれ

 

その後、二人に照れてると弄られながら僕らは清水寺に向かった。

 

 

 

 

 

「わぁ・・・八ツ橋のお店が多いね・・・」

 

「清水寺の近辺の通りは大体これだからな」

 

「あなた!後で沢山買っていきましょうね!」

 

母さんがよだれ垂らしてる・・・

 

父さんが「・・・・要一に大食いが遺伝してませんように」と、祈りみたいなポーズをしてたのを見て、僕はそっと目を逸らした。

 

 

 

「ほぇ・・・ここが清水の舞台なんだね・・・」

 

「よく知ってるな要一・・・」

 

「流石うちの子・・・博識ですね!」

 

前世では修学旅行の時。嵐山にはいったんだけど清水寺には来れなかったからこれで良かった。

 

母さんなんかすごいはしゃいでるし。

父さんは、家族3人の写真撮ろうと撮ってくれる人を探してるけど。

 

そしたら、突然僕以外の観光客が全員眠ってしまったように倒れてしまった。

 

「父さん!?母さん!?」

 

慌てて駆け寄ると、二人とも眠ってしまっただけのようで少し安心した。

すると、頭上から

 

「京の妖怪どもに告ぐ!今後からは八坂から我に仕えよ!でなければ人質となった観光客の安全は保障出来ぬと思え!」

 

・・・・・・・うわぁ・・・面倒なのに巻き込まれた。

というか・・・母さんと父さんを巻き込んだ事が凄く腹立たしい。

 

僕は深めに帽子を被ると・・・風王結界(インビジブル・エア)を発動して清水寺をすっぽり包み込んだ。

 

「なんだこれは・・・!!」

 

さっきまでドヤ顔してた奴がいるけど気にしない。

 

「ぶっ飛ばす」

 

深めに帽子を被りながら約束された勝利の剣(エクスカリバー)約束された勝利の剣(エクスカリバー・モルガン)を構えながらそいつの声の方に、走っていく。

 

・・・・清水寺の上を飛んでやがる。

 

だが、僕なら届く。

ジャンプで届く。

つまり・・・・

 

「逃がす気も手加減する気もありません!近くに行ってぶっ飛ばす!まっすぐ行ってぶっ飛ばす!宝具かましてぶっ飛ばす!」

 

「なんだお前は!?」

 

なんか相対する形で向こうに九重ちゃんと・・・誰か分からないけど九重ちゃんのお姉さん?みたいな人がいる。

 

・・・・終わったらとっとと母さんと父さん連れて逃げなきゃ。

 

とりあえず・・・・

 

「星光の剣よ…赤とか黒とか白とか消し去るべし!!」

 

「ぐぁ!?ぎゃぁ!?ふぎぃ!?ほげぇ!?」

 

体に動きが染み付いたかのように動く。ズバズバと斬れてある意味満足感が・・・ふと九重ちゃんと目が合った。

驚いた顔で僕を見ている、さすがに気づかれたかな?

 

「ミンナニハナイショダヨ?」

 

そう言って九重ちゃんに向かって軽く笑う。

そしてそのまま十字に斬りつける。

 

無銘勝利剣(えっくすカリバァァァー!!)‼︎」

 

「馬鹿なぁ!?バァガァナアァァァァ!?」

 

奴はそのまま落下して風王結界(インビジブル・エア)に直撃して体を跳ねさせながら舞台を落ちていった。

 

僕は風王結界(インビジブル・エア)を解除してそのまま清水寺に戻っていく。

 

その時、九重ちゃんがこっちを見ながら口に指を当ててしーっみたいにやってたのを見て微笑ましくなった。

 

その後、僕は母さんと父さんを連れてこっそりと逃走した。

 

九重視点

 

「九重・・・あの女子と知り合いなのかえ?」

 

「いいえ母上!私は初対面です!」

 

「そうかの・・・」

 

母上が笑ってるから多分わかっているのじゃろう。

 

私が母上と喧嘩して家を飛び出した時、わしはあやつと初めて会ったのじゃ。

 

あやつはわしの話をただただ黙って聞いてくれたのじゃ。

何気ない日常会話みたいなものじゃった。

でも、なぜか心が晴れ晴れとしておったのじゃ!

 

それにあやつ、わしに「おかあさんに会える」と何度も励ましてくれたしの!

 

そんな直後にこれじゃった。

 

あの妖怪は、母上からその座を奪おうと企んでいたらしい。

全くもってけしからんやつじゃ!

 

そんな時、あいつは突然現れて一瞬であの妖怪をボコボコにしていきおった!

まるで日曜の朝に出てくるヒーローのようじゃった!

 

相手は女子なのじゃがなぁ。

 

「・・・・・九重」

 

「母上?」

 

「少し時間が出来た事だしちょいと・・・の?」

 

「・・・・はい!母上!」

 

更に、あやつは母上との時間までプレゼントしてくれおった!

 

「ありがとの・・・ヨーイチ!」

 

そういえば・・・母上は悪魔との会談があったそうじゃが来た悪魔は大丈夫じゃろうか?

 

視点終了

 

 

???視点

 

「すごいよあの子!・・・・うちの所に引き込めないかな?」

 

魔法少女みたいな格好をした女の子・・・彼女が要一と邂逅する時は近い。

 

視点終了

 

 

おまけ

 

目が覚めた母さんがお腹を空かせていたため3人で行ったしゃぶしゃぶにて。

 

「足りません・・・もっと!もっとです!」

 

「・・・・・ごふっ」

 

「父さん!?父さーん!?」

 

父さんの胃に穴が開く音がしたような気がした。

 

別に払ってしまっても構わんのだろう?(フラグ)

 

 




フラグ回収(父、死す(財布が))

そして、おめでとう!
要一は《無銘勝利剣》を習得したぞ!

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