そのガチャ運をどうして前世で発揮出来なかったのかと(泣) 作：ふれんちとーすと
|ｮω･`)<お久しぶりです
誤字修正しました
火花が散る
互いが熱を上げていく
意思と意志が、刃と刃が、思いと想いが、鬩ぎ合い弾き合う。
「オラオラ！どうした！こんなもんじゃねぇだろ！」
不意に弾き飛ばされ、地面に叩きつけられる。
だが、寝ている暇はない。
飛び退くと、先程自分が居た場所に赤い閃光が走る。
「父上の力、そんなもんじゃねぇだろ！」
「ぐっ！？」
踏み込んで斬る、単純ではあるが単純だからこそ、経験不足の僕には重くて痛い。
「くっ・・・
「おせぇ！」
苦し紛れに放つ風は簡単に避けられる。
意識が漠然として、朦朧としていく。
モードレッドはアーサー王を倒した逸話がある。
それを痛感していた。
今まで兄貴や他の連中とは違う。
特攻とは、こういう事か。
衝撃が、痛みが、魔力の減りが、まるで違う。
槍を出すか？否、そもそも相性が悪い。
それに、槍をあまり使っていない。
なら、剣でいくしかない。
しかし、このままじゃ、ジリ貧。
敗北は必死であった。
「そんなもんかよ・・・・そんなんで父上の力を使うだと？有り得ねぇ」
彼女は剣を構える。
なんとか、杖にして立っている。
「吹き飛べ！」
強い衝撃で僕は壁を破壊しながら家に突っ込んだ。
モードレッドside
ムカついた。イライラした。キレた。
父上の力を使ってるくせに、剣に冴えはねぇ。
何より、
まあ、吹き飛ばした。
だがこいつの力、俺の知る父上と何処か違うような・・・・
関係ねぇか、こいつのサーヴァント共には悪いが俺は許容できねぇ。
父上の力を使ってる。それだけならまだ、いやそれでも許せねぇがまだ許せた。
こいつは、父上の生まれ変わりみたいなものとぬかしやがった。
なら、許さねぇ。
父上を汚す様な無様を晒すなら、それは許さねぇ。
その時、不意に聞こえた。
「
黄金の光が溢れた。
sideout
意識が揺蕩う。
揺れて、ぶれて、今にも目を眠ってしまいそうだ。
僕は、何故・・・頭に過ぎる無力感。
ふと、目を閉じそうになった時。
ジャンヌが、兄貴が、ジャックが、僕を見ていた。
いや、見えてはいないはずだ。でもそんな気がした。
まだ、負けられない。
何故？
彼等の前では、負けられない。
何故？
僕が、彼らの信じてくれる僕でありたい。
何故？
決まってる、彼らが好きだからだ。
・・・・そうかい。君はそういう選択をするんだね。
うん・・・仕方ない。承認してあげよう、立つんだ。
君の・・・世界を救う戦いはまだこれからだ。
誰かの声が響く。
安心するといい、君達の物語は祝福に満ちている。
さあ、漸くだ。漸く君の戦いは始まる。
足に力が入る。ゆっくり立ち上がる。
口からその言葉を零した時
『頑張れよ、マスター』『大丈夫ですよ、マスター』『一緒だよ、お母さん』
誰かに支えられてる様な気がした。
「十三拘束解放《シールサーティーン》－－－
承認
是は、生きる為の戦いである－ケイ
是は、己より強大な者との戦いである－ベディヴィエール
是は、一対一の戦いである－パロミデス
是は、人道に背かぬ戦いである－ガヘリス
是は、精霊との戦いではない－ランスロット
是は・・世界を救う戦いである。
アルトリア
眩い光が漏れていき
おや、これは不味いね、そんな声と共に
弾けるような光がその場を埋め尽くし、僕は気を失った。
就職活動真っ只中、CCC直前と言うことで投稿します。
ある程度プロット組み直しが完了しましたので、次の投稿は就職活動次第になります。
大変お待たせしてすみませんでした。