そのガチャ運をどうして前世で発揮出来なかったのかと(泣) 作:ふれんちとーすと
この、小説初めてから星5が二体当たりました
(オリオン、頼光)
・・・・・・もしかして、俺もう直ぐ死ぬん?
「・・・・・すまないイリナく・・・イリナさん」
僕は深々と頭を下げた。
うん。失礼すぎるね、男女間違えてるとか・・・。
だから、申し訳ない気持ちでいっぱいで頭を下げた。
「い、いいのよ要一君・・・・」
なんだか、ぎこちない感じでそのまま話を聞く事になった。
なんでも、教会の戦士? というのをやっており、一緒にいるゼノヴィアさんと一緒に此処に、ある目的の為にやって来たという。
その目的とは・・・
青い髪にメッシュの入った少女、ゼノヴィアさんはそれを口にした。
「堕天使コカビエルがエクスカリバーを強襲し奪い取っていったエクスカリバーの奪還だ」
僕の中で何かが震える。
そのまま、話を聞いているとエクスカリバーは大戦の時に"折れてしまい"7本に分かれてしまっているという。
コカビエルはその内の3本、
そして、2人もそのエクスカリバーの内の2本を持っていた。
「これが私の
「これが私の
そう言って見せてくれた剣を見て・・・・僕は呆れてしまった。
何も感じないのだ。
そう、何も感じないほどに、僕はこれをエクスカリバーだなんて思えないほど無様だと思ったのだ。
憐れみすら感じてしまう。
僕は剣を見せる気なんてないけれどね。
そして、二人は悪魔と堕天使が協力して動かれたら困るから不干渉にしてくれ、というものだった。
どうやら、この街に潜伏しているようだ。
当然、グレモリーさんはこれに対して自分の領地で何かされても何も出来なくなる為、これを拒んだ。
二人が帰ろうとした時、ゼノヴィアさんが僕に目線を向けた。
「イリナの幼馴染の・・・要一だったか?」
彼女は、疑問を浮かべた表情で此方を見ていた。
「どうかした?」
「いや、何故悪魔と共にしているのか 気になったのさ・・・エクスカリバーが先程から君に会った瞬間から反応しているようでね」
「・・・・え?」
普通に、それは知らない。
だって、どう見てもどう考えても、それエクスカリバーじゃないし・・・。
「どうだろう?良ければ手合わせ願えないだろうか?エクスカリバーがこんなにも反応する人間は初めてなんだ」
「ちょっとゼノヴィア!・・・要一君ごめん、断ってくれても良いのよ?ゼノヴィアったら戦闘バカなんだから!」
「む?流石に少し傷付くぞ」
二人の話をしている時に、僕はある提案をした。
「・・・じゃあ木場君と戦って勝ったら相手になるよ」
「要一!?なんで!?」
グレモリーさんは驚きで声をあげ、木場君も驚いたように目を見開いていた。
「さっきから木場君がピリピリしてるのには気付いてたよ」
殺気がすごいし。
木場君は驚いた様に、僕を見つめる。
あー。この表情懐かしいなぁ・・・。
いくら課金してもガチャが当たらなくてイライラして周りに当たり散らしてた自分を思い出した。
一種の八つ当たりで、一種の復讐とも言えると思う。
「何があったかは知らないし、そんな風な木場は見るに堪えないけれど・・・どうにかしないと前に進めないもんな」
「・・・・・ありがとう要一君」
木場の雰囲気が、その時、怒りや復讐に満ちた目をしていた。
でも・・・その中に一筋の光が見えた。
多分、彼は大丈夫。
そう思えた。
ゼノヴィアが快く承諾し、木場とゼノヴィアの試合が始まった。
木場君は、速い斬撃と身のこなしで的確攻撃をしていく。
その攻撃は全て、剣に向いていたけれど。
そして、ゼノヴィアさん自身へのダメージが少なかったせいかカウンターで膝をついてしまった。
そして、僕とゼノヴィアさんが戦う時、僕は木場君に剣を作ってもらった。
ただ硬くて丈夫なだけのロングソード。
ただ、僕の内心で一つ決めていた。
「やるからには・・・勝たせてもらうよ」
「ふむ・・・ならば此方も全力で行こう」
因みに、彼女には
なんだか、イリナさんが心配そうにこっちを見てる。
そんなイリナさんとイッセーの会話が
「お前・・・知らないかもだけどあいつめちゃくちゃ強いぞ?」
「え?」
こんな感じの会話をしていた事に僕は気づかなかった。
そして、僕は全力で踏み込んだ
果たして要一は勝てるのか!?
レポートにテストに仕事に・・・執筆時間がぬぇーorz