そのガチャ運をどうして前世で発揮出来なかったのかと(泣) 作:ふれんちとーすと
あの後、フェニックスの人達に送り還して貰い、僕とランサーは無事に家に帰ることが出来た。
帰って来ると、ジャンヌとジャックが一緒に寝ていた。
凄く微笑ましかった。
後日、フェニックス家から手紙での謝罪文に直属部隊の再編、後日謝罪に伺うとの事。
事件も無事解決、だったんだけど・・・
「マスター!気合いれろぉ!」
「ランサー!自重してよ!」
ランサーとの修行という名の戦闘時間が増えた。
なんでも、まだまだ強くなりそうで、俺も楽しめるからとの事。
これのせいで、寝る前はクタクタですぐに眠ってしまう。
で、朝起きると大抵ジャックが潜り込んでいる。
そんな感じの日々が続いたある日。
「・・・・・謝罪に参りました」
「ご迷惑をおかけしてすいませんでした!」
ライザーとその妹のレイヴェルが謝罪に来た。
僕は彼等を部屋にあげると、ジャンヌが既に紅茶を出せるようにしていた。
というか、家事の大半が今のジャンヌには難なくこなせる程我が家に慣れ親しんでいる。
なんかお母さんみたいだ、と思った。
僕の言うお母さんは、一般的な意味合いでお母さんっぽいなという話である。
うちの母さんは、家事できないしね。
仕事メインで父さんが家事をメインで担当してるしね。
気分で母さんが料理を作ったりするけど・・・うっ!頭が!
「大丈夫か?体調が悪いなら改めて伺うが・・・」
「いや大丈夫だよ、ライザー・・・ちょっと色々思い出しただけさ」
ん?ライザーと普通に話してるなって?
帰る前まで、軽く話してたけどライザー自身は割といい奴だったよ。
調子に乗りやすい以外はね。
普通に気さくな感じだったし、妹思いだったしね。
なんでも、レイヴェルを自分の眷属に加えたのはちゃんと相手を見極めて眷属交換でその人の眷属になってもらう為らしい。
序でに、「人間界だと羨ましがられるステータスにハーレムに妹がいるのだろう?」と、聞いてきたときに「羨ましがるのは精々アホだけだよ」と返した。
頭を抑えてまじか・・・と項垂れていた。
「お前が悪魔だったら妹を眷属として入れてくれないか、と交渉したんだがなぁ・・・」
「いや・・・今の所悪魔になる気ないしね・・・」
そういうと、紅茶を一口飲む。
うん、ジャンヌの紅茶は美味いな・・・。
因みにジャックはライザーから謝罪されると「おにーさんは悪くないよ」と、天使な対応をしていた。
ジャックも謝罪を受け入れたし、もうこれと言って僕が望むものもなかったしそのまま僕らは暫く談笑していた。
暫く、談笑してライザーとレイヴェルは帰って行った。
次の日、放課後僕らは部室に呼び出された。
「失礼します」
そう言って入ると、そこには・・・・
「要一君?」
ツインテールの女の子と、青髪メッシュの女の子が居た。
「誰?」
と僕が言うと・・・・一誠が「だよな!分からねぇよ!」と言っていた。
「・・・・イリナだよ?」
「・・・・・・・・ええええええええ!?」
思わず叫んでしまったのは、許してほしい。
男だと思ってたんや・・・
さて、一応突入しましたよ、エクバ編。