そのガチャ運をどうして前世で発揮出来なかったのかと(泣)   作:ふれんちとーすと

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修正入りました5/23


2.ガチャにおいて大事なのは回す勇気である。

 

「〜♫〜〜♫〜♫」

 

前世のアニソンを歌いながら、母親から貰った500円を持って僕は近所の駄菓子屋に向かう。

格好は謎のヒロインXみたいな格好だ。

だが、3歳だ。そして男だ。残念だったな。

 

 

さて、僕は何時も駄菓子屋に行きソーダ味のアイスバー(税込108円)を買い、一回200円のガチャポンを回すのが日課である。

 

余ったお金は貯めて将来役立てる事にした。

将来・・・・課金に使うかもしれないと考えると前世を思い出して少し苦笑いする。

 

 

まあ、僕が主にやってたのってFGOとか白猫とかデジモンくらいなんだけど一番やり込んだのはFGOだったなぁ・・・

 

何度も回して何度も何度も石貯め直して・・・本当に懐かしい。

 

そんな気持ちに浸っているうちに駄菓子屋が見えたので早速・・・

 

「おばちゃん!あいすばー下さい!」

 

「あいよー」

 

買ったアイスバーを食べながらガチャポンを回す。

 

 

あ、空孫 悟きた。

 

「あー!そらまごさとるだー!いいなー!」

 

ふと背後から声が聞こえたので振り返ると、

 

「いっせーくん!どーしたのー?」

 

「いりな!その子がそらまごさとるをがちゃぽんで当ててたんだよー!すごいうらやましい!」

 

二人の幼稚園くらいの男の子がそこにはいた。

 

「ねー!君も一緒にあそぼー!」

 

「おれたちとあそぼーぜ!」

 

「良いよ!何して遊ぶ?」

 

え?なんで一緒に遊んだかって?

僕の精神が子供だったんだよ・・・てか自然とそう返してしまったorz

 

二人とヒーローごっこ?したんだだけどイッセー君が魔王役でいりな君が勇者役で僕は

 

「おお ゆうしゃよ しんでしまうとは なさけない」

 

王様役やってました。因みに、情けなくなんかないもん!と涙目で言われオロオロしてしまうヒロインX(みたいな格好の3歳児)がそこにいた。

 

それから3カ月後。

 

 

「いっせーくん・・・よーいちくん・・・またね・・・」

 

「あぁ!またあおうな!いりな!」

 

「またねいりな君!」

 

彼・・・いりな君はお父さんの都合で海外に行ってしまった。

 

僕とイッセーはまた会いたいと思いつつ手を振っていた。

 

 

 

せめて、いりな君が無事でいられるように神様にお祈りしようと思い、姫島神社という所にお参りしに行くことにした。

 

 

母に行ってきまーすと挨拶して何時ものように出かけ、地図を見ながら神社を探す。

 

暫く地図を見ながら行くと問題なくついたので神社の階段を上っていく。

 

そして、登りきったその場所で

 

 

 

「娘には手は出させません!」

 

「愚かな女だ!呪われた子を差し出せば生きていられたものを!」

 

「お母さん・・・!」

 

女の子とその母親を囲む刀持ちの人たちがいた。

 

 

「・・・・・・なぁにこれぇ」

 

 

こう呟いてしまったのはしょうがないと思う。

 

 

なんとかなると信じてる!(フラグ)

 

 




主人公は!いりなが!女だと!気付きませんでしたァァァァ!

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