そのガチャ運をどうして前世で発揮出来なかったのかと(泣)   作:ふれんちとーすと

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オリ宝具出そうかと思いますがよろしいですかね?
(´・ω・`)


16.回せよ・・・でねぇと何の為に課金したか分からないじゃないか

 

 

 

夢だったのだと思う。

 

僕は・・・水の中に沈んでいた。

 

その水はすごく身体に馴染んで・・・僕を守ってくれていると同時に僕の中の"何か"を吸っていた。

 

僕は水に触れると・・・そっと自分へ流す様に水の中で手を掻く。

 

水はゆったり僕の内側に吸い取った何かと一緒に戻っていく。

 

気がつけば・・・広い浜辺で頭上には

 

 

 

眩い星が煌いていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二日目以降から最終日前日まで、僕等は組手や魔力制御、相手の戦術分析などを繰り返していた。

 

最終日前日はみんなで身体を休める為に軽く運動してからのんびりしていた。

 

中でも一誠の戦闘の伸びは凄かった。

スポンジのごとく、色んな技術を吸っていたのを思い出す度にあいつが主人公とかじゃないよな?とか思っている。

 

 

 

 

そんな中、僕は一人で組手をするのに使っていた広場にいた。

 

 

僕は、そこで目を閉じる。

魔王様と戦った時のあの姿・・・どうにかなれないだろうか?そう思い、念じてみる。

 

 

 

「・・・・・ダメか」

 

 

いくら念じようとも変化する気配はなく、僕はその後みんなの所へ戻り身体を休めながら明日の事を考えていた。

 

 

 

 

『あなたはあなたのままだから・・・強くなれるのですよ』

 

『セイバー?おかわり食べないのか?』

 

『食べますよシロウ!』

 

 

 

 

 

 

 

決戦当日、僕はみんなと作戦を確認しながら待機する。

なんというか、

 

 

「・・・ある意味緊張するね」

 

「仕方ないさ・・・僕も少し緊張してるからね」

 

僕と祐斗が話してる時、一誠は隣で

 

 

「大丈夫です部長・・・自分を信じて下さい・・」

 

「一誠・・・」

 

 

部長さんを励ましていた。

アーシアさんは少しぷくっと頬を膨らませていた。

 

しかし、その時部長がとんでも無いことを言ってくれた。

 

「今回の戦い・・・魔王様二人が見にきているのよ・・・」

 

僕は・・・飲んでた紅茶を吹きかけむせてしまいみんなから大丈夫?と物凄く心配された。

 

 

 

その後、転移魔法で僕等は擬似的に作られたという駒王学園に飛ばされ、そして試合が開始された。

 

 

「みんな・・・いいわね!」

 

「「「はい!」」」

 

僕等は手筈通りに外へ散会していった。

 

部長はアーシアさんと小猫ちゃんと一緒に残り、僕と一誠と祐斗が動き始める。

 

途中で祐斗は遊撃に向かう為に別行動になるのだけど、その時に僕に壊れにくいタイプの魔剣を作り、渡してくれた。

 

彼は魔剣創造という神器を持っていて、ありとあらゆる魔剣を作る事が出来るらしい。

僕は軽く礼を言うと、彼は笑顔で走り去っていった。

 

その後、僕と一誠が体育館に来た時、入り口に4人の女子が現れた。

 

とりあえず、僕と一誠が敵に遭遇した時にある事を決めていた。

 

 

「みつけ「一誠いくぞ!」え!?」

 

「応!」

 

一誠が赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)をこちらに向け倍加を僕に注ぐ。

 

魔力が湧き立つ感じと共に膨れ上がる。

僕は貰った魔剣に風を纏わせ・・・放つ!

 

「纏めて吹きとべ!風王鉄槌(ストライク・エア)!!」

 

暴風は彼女達を吹き飛ばしながら、風の斬撃で斬り裂いていった。

 

『ライザー・フェニックス様の【兵士】3名 【戦車】1名 撃破』

 

そのアナウンスが流れた直後に、

 

『ライザー・フェニックス様の【兵士】3名 撃破』

 

僕と一誠は顔を見合わせると、体育館からそっと出て周りを警戒しながら移動する。

 

ふと、上空を見ると人を探すように辺りを見渡しているライザーの女王がいた。

 

僕は一誠にハンドサインでここに居るように伝えると、下に回り込んで地面に風をぶつけ飛び上がる。

 

「な!?いつの間に!?」

 

「遅い!風王鉄槌(ストライク・エア)!!」

 

そのまま、彼女は身体を地面に叩きつけられながら消えていった。

 

『ライザー・フェニックス様の【女王】 撃破』

 

それに動揺したのか、各場所で声が上がる。

僕等は、その声のする方へ走って行った。

 

 

???side

 

「ライザー様の言いつけにより、これより我ら3人は高槻要一の家族を襲撃、誘拐した後兵藤一誠の家への襲撃を敢行する、良いな?」

 

「はっ!」

 

そう言い、我らは襲撃する為に家の周りに結界を張り様子を伺っていた。

 

「おう、どこぞの間抜けが攻めてきたな。ちょいと懲らしめに行くかい?」

 

「あなた一人で十分ではないですか?ランサー・・・私はあの子を寝かしつけてますからお任せしますね」

 

「応よ!」

 

我らの前に、青いタイツ姿の男が立っていた。

 

今の声はなんだ?会話か?目の前でしていたのに気づけなかったのか?色々な疑問が湧き混乱する。

 

しかし、我らはフェニックス家のエージェント。

こんな所で高々人間如きに

 

「あ? 何? 今の全力?」

 

瞬間、我らの意識は闇に落ちた。

 

 

 

 


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