そのガチャ運をどうして前世で発揮出来なかったのかと(泣)   作:ふれんちとーすと

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ベビーラッシュ?(´・ω・`)


15.願うだけじゃダメなんだ。でも、願わずして求められるものでもないんだ!星5ってのは!

 

 

 

 

 

「おかあさん?」

 

白い髪の幼女はそう言って俺に抱きついてくる。

 

アサシン・・・ジャック・ザ・リッパーである。

 

突然現れた彼女に俺とグレイフィアさんは驚きを隠せなかった。

 

「おかあさん!」

 

ぎゅっと手を握り嬉しそうに笑うジャック。

 

「・・・・・・すみません、邪魔してしまいましたね」

 

「あ、いえ、此方こそなんかすいません」

 

「いえ、では、失礼します」

 

グレイフィアさんはなんか微笑ましそう顔をして帰って行った。

 

「えへへ♫おかあさん!」

 

その後、僕らは手を握りながら帰って行った。

 

 

 

 

 

『あ、ジャックテメェずりぃぞ!父上は私のだ!』

 

『にゃはは・・・まあ召喚されるまで待ちなよセイバー』

 

『ライダー!そういうお前はなんで手をわきわきと動かしてんだ!』

 

『いやね・・・自分の護りたいモノを守り通そうと頑張ってて・・・ちょっと撫でたくなってたり・・・』

 

『テメェ先に行く気か!?』

 

 

 

 

「というわけで新入りのジャックだよ、ジャック僕の母さんと父さんは今はいないけどこっちの二人も家族だからね」

 

「分かった!よろしくね!おにいさん!おねぇさん!」

 

嬉しそうに手を挙げ二人によろしくしようとしてると、とても殺人鬼とは思えない可愛さだ。

 

「お?ついに召喚されたか、よろしくな嬢ちゃん」

 

「よろしくお願いしますねジャックちゃん」

 

二人とも笑顔で受け入れてくれたので一安心だ・・・

 

 

「あ、ご飯できてますからお風呂行ってください、私はジャックちゃんを後でお風呂に入れますから」

 

「あ、よろしくねジャンヌ」

 

「おかあさんとが良かった・・・」

 

その後、特に何も起こらず家族団欒?を楽しみ眠った。

 

 

 

寝る前に、クー・フーリンが僕の部屋に来た。

 

「でだ、マスター」

 

「どうしたのランサー?」

 

ランサーは少し真剣な顔で床に座った。

 

「マスター・・・あんた暫く宝具使わないで自分の魔力の制御に集中した方が良いぜ?」

 

「え?」

 

突然の事に、僕は少し驚いた。

ランサーは気づいてなかったのか、と呟くと話を続けた。

 

「今、あんたは殆ど宝具に頼り切りだ、俺との模擬戦とかもな・・・その所為か魔力自体の扱いが少し雑だし戦い方もごり押しみてぇになってる・・・」

 

・・・・・全く否定できない。

事実、アヴァロンごり押しでクー・フーリンのゲイボルグ無効にしてるしね。

 

「しかも、魔力が何処ぞのセイバーと同質の所為か魔力でテメェの精神が浸食されかけてんじゃねぇか」

 

「え?」

 

そっちに関しては全く知ら・・・アレか!?

 

部室で気が付いたら口走ってたらしいアレ。

そういや、オルタな口調だったよなアレ。

 

「暫く自分の魔力制御や戦い方、そっちを鍛えねぇとダメだな・・・修行行くんだろ?丁度いいしその時に覚えて来な」

 

「うん・・・そうするよ」

 

クー・フーリンが帰った後、僕は少しガックリしながら眠りについた。

 

 

 

 

 

『私が先に出るって言ってんだろ!邪魔すんなライダー!』

 

『ずるいじゃないセイバー!私だってあの子撫でたいのよ!』

 

 

 

 

 

朝、僕らは山に登っていた。

 

 

「重い・・・ぐぉおおお・・・」

 

「一誠・・・頑張れ・・・」

 

僕らは大荷物を抱えながら山に登って行った。

何故か一誠だけ背中の荷物にアーシアさん乗っけて登ってた。

とりあえず、全員が登り終わって準備運動した。

 

 

因みに、ジャックが付いてこようとしたのを帰ったらみんなで遊ぶことでどうにか家にいてもらった。

 

 

レッスン1 組手

 

「ははっ!やるね要一!」

 

「そっちこそ!」

 

木場と木刀で打ち合いをしていた。

普段、部活でも打ち合っていた時にお互い改善点を良く言い合っていた。

 

木場の剣は狙い分かり易すぎるよ?とか、要一はもう少し攻めてきてもいいと思うよ?とか。

 

とりあえず、剣を交えて思った。

 

木場君の剣が遅く見える・・・クー・フーリンとの修行の成果だろう。

 

僕は暫く木場君と打ち合いながら、お互い癖やら何やらを直すのに集中した。

 

その後、

 

 

「はぁ!セイ!はぁッ!」

 

「はぁ!くっ!」

 

小猫ちゃんと組手して力技でごり押しされた。

 

 

 

レッスン2 魔力制御

 

 

「とりあえず、手にこういう風に」

 

「こうですか?」

 

手に魔力の玉をお互い浮かせる。

 

「・・・・同じ大きさなのにそちらは密度が濃いですね」

 

「・・・」

 

とりあえず、色が青だったとだけは言っておく。

 

 

その後、レッスン3として相手側の対戦映像を見てその後みんなでご飯を食べてそして寝る事になった。

 

 

僕は部屋で目を閉じて自分の内側に目を向けていた。

 

クー・フーリン曰く、そうしないと俺の魔力はまともに制御出来ないかもだそうだ。

 

 

目を向ける・・・・

 

 

目を向け・・・

 

 

・・・・・

 

 

『あなたは"私"ではないのですから・・・しっかり自分を持ってくださいね?』

 

 

そんな優しい誰かの声が聞こえた様な気がした。

 

 

そしてその後

 

『セイバー!飯できてるぞー!』

 

『流石です!シロウ!』

 

 

なんかぶち壊れた気がした。

 

 

 

果たして要一は制御出来るのか!?

 


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