そのガチャ運をどうして前世で発揮出来なかったのかと(泣)   作:ふれんちとーすと

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11.人のガチャ運に嫉妬してる暇があるならば!俺は石を貯める!

 

 

 

放課後

 

昨日はグレモリーさん達に色々聞かせてもらったが、本日はお仕事の見学というわけで・・・

 

「寂れた工場に来る必要がある仕事なんですか・・・」

 

「えぇ、此処にはぐれ悪魔が潜んでいるのよ」

 

寂れた工場に大公からの悪魔討伐依頼が来ていて、それを見学するというわけだ。

 

「・・・・血の匂い」

すると、奥から下半身化物の女の人が舌なめずりしながら現れた。

 

「はぐれ悪魔バイザー!貴女を討伐するわ!」

 

「ほざけ!」

 

そこからの流れはひどくあっけなかった。

木場君が手足を切り落とし、塔城が殴り飛ばし、姫島さんが電撃で甚振った。

 

そして、グレモリー先輩がトドメを刺そうとした時だった。

 

「お前も道連れだぁぁああ!」

 

奴は首だけでグレモリー先輩に襲い掛かった。

 

「先輩!危ない!」

 

イッセーが咄嗟に頭に殴りかかった時だった。

 

 

「おおおおおおお!らぁ!」

 

左手が赤い光を放ち、左手が赤い鎧の様な腕が付いていた。

 

「・・・・・・なんだ・・・これ・・」

 

イッセーがそれを見ながら、驚いた手のひらを顔で握ったり開いたりしていた。

 

グレモリー先輩曰く、神器という聖書の神の人間に与えた道具?的なやつらしい。

 

「おぉ・・・凄いんだなこれ」

 

と、イッセーは喜んでいたがありふれた竜の籠手?というそこまで珍しいものでもないらしい。

 

僕はその間、周りを見ていた。

 

姫島先輩が張った結界を見て・・・覚えようとしていた。

 

これ、応用すれば僕の魔力隠してられるかも?って直感で思った訳で。

 

とりあえず、その後帰宅してから色々試行錯誤してみたんだけど・・・

 

 

「なんか違う・・・」

 

僕は、マフラーを手にしながらそう言った。

マフラーに僕の魔力を流し、結界を意識しながら練り上げて作ったんだけれど。

 

 

「これ・・・ただ魔力の通しが良いマフラーじゃん」

 

僕は溜息を吐くと、上着と一緒に鞄の中へそれを突っ込んだ。

 

 

「・・・・へぇ・・・やっぱり凄いなぁ☆」

 

 

なんか聞こえた様な気がしたが、聞かなかったことにした。

 

 

 

 

次の日の放課後。

 

イッセーはグレモリー先輩達の所へ行くらしい。

僕は帰るけれど。

 

 

その帰り道にて

 

なんか異様な雰囲気が・・・

 

「漸く見つけたぞ・・・・人間!」

 

・・・・この前の男の人だ。

 

「さあ・・・死に晒すが良い!」

 

奴の投げた槍にまぎれて姿を隠す。

 

周りを見渡してる内に、着替えてマフラーを装備する。

 

さて・・・行くか。

 

「久々に行きますよ!」

 

「何!?ぐぁ!?」

 

男に急接近して叩き落とす。

 

「久々のストレス解消です!」

 

黒い聖剣と黄金の聖剣を取り出し魔力を通す。

 

「星光の剣よ…赤とか黒とか白とか消し去るべし!!」

 

久々の滅多斬りからの・・・!!

 

無銘勝利剣!!(えっくすカリバァァァー!! )

 

「グァァァア!?この・・俺がぁ・・・にんげん・・・ごときにぃ・・・ぐぁぁぁ!」

 

鮮やかに敵は爆裂四散。

 

「ふぅ♫久々にすっきりした」

 

宝具打つ機会なんてあんまりないしね。

それに、平和に暮らしたいけれどストレス解消もしないとね!

 

 

だけど・・・タイミングが余りにも悪かった。

 

 

「・・・・・・ふふ♫やっぱり私は君が欲しいな☆高槻 要一君❤︎」

 

そこにはあの魔法少女が。

 

 

「・・・・やべぇ・・・やらかした」

 

こちらを見つめる魔法少女は魔力を漏らしつつ・・・こちらを笑顔で見つめている。

 

その様子は・・・獲物を捉えようとする蛇を思わせた。

 

僕はどうやって切り抜けるか、考えながら相手を見据える。

 

 

一体どうなるやら(フラグ)

 

 





短くてすみませぬ(´・ω・`)

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