鷲巣-Washizu- 宿命の闘牌   作:園咲

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対局後半戦です。


対局後半戦

南一局 親・純 ドラ・{1}

東家 井上純   26900

南家 天江衣   18000

西家 龍門渕透華 11100

北家 鷲巣衣和緒 44000

 

(まだ昼過ぎとはいえ確か今日は満月…9割といったところでしょうか)

 

 この天江衣という雀士は少々特殊な打ち手であり月の満ち欠けにより強さが上下する。今は最大限に近い強さのようだ。

 

鷲巣配牌  

{一二四四五五六八7②⑨白発 ツモ 白 打 ⑨}

 

 鷲巣の手牌は変わらず好調を維持。打発とせず9筒とした混一色狙い。三萬の二度受けがネックだが鳴きを入れれば難なく手を進めることができるだろう。

 

二巡目   {一二四四五五六八7②白白発 ツモ 七 打 ②}

 

三巡目   {一二四四五五六七八7白白発 ツモ 北 打 7}

 

四巡目   {一二四四五五六七八北白白発 ツモ 9 打 9}

 

五巡目   {一二四四五五六七八北白白発 ツモ 南 打 南}

 

六巡目   {一二四四五五六七八北白白発 ツモ 六 打 北}

 

七巡目にて鷲巣あっさりイーシャンテンに持ってくる。

 

鷲巣手牌  

{一二四四五五六六七八白白発}

 

 三、六、九萬と三面待ちのイーシャンテン。鳴いてもテンパイにとれ、三萬か九萬なら一通も見える。張るのも時間の問題…と思われた。しかし途端に鷲巣の手が止まる。

 

十三巡目

鷲巣捨牌

{⑨②79南北}

{北98③⑥⑨}

{⑨}

 

七巡目以降は全てツモ切りである。つまり鷲巣の手はイーシャンテンで凍りついていた。

 

(ありえん…儂に限ってこんな事が…)

 

 鷲巣は改めて場を見るとある違和感に気づく。誰1人として鳴いていない。全員面前である。順目も深くなり1人ぐらい鳴いて手を進めていてもいいものだが…

 

 そんなことを考えていると下家の純から三枚目の三萬が切られた。当然鳴けない。

 

(ぐ…)

 

十四巡目

鷲巣手牌  

{一二四四五五六六七八白白発 ツモ 1}

 

 鷲巣ここでドラを引いてくる。場にはソーズが高くそれおいと切れる牌ではない。

かといって発はまだ1枚切れ。これも切りにくい。鷲巣は仕方なく二萬を切った。

しかし次順…

 

(なに…馬鹿な)

 

十五巡目

鷲巣手牌  

{一四四五五六六七八1白白発 ツモ 三}

 

 裏目になるラス三萬引き。1索さえ通していれば張っていた。ここから鷲巣は一萬を切る。

 

十六巡目

鷲巣手牌  

{三四四五五六六七八1白白発 ツモ 一}

 

 だがまたもや裏目。やはり1索を切っていれば発切りでテンパイに取れていた。

 流石にここまで手が進まず裏目になったことはない。流局も近くなりテンパイを諦め一萬をツモ切る。

 

(流石におかしい…やはりこの小娘か?)

 

 鷲巣は衣に疑いをかけるもまだ確信には至らない。

 

「リーチ!」 打 {②}

 

 衣が十七順目でツモ切りリーチをかけた。ツモは親の第一ツモを合わせて70枚。

つまり鳴きが入らない限り南家の衣がハイテイ牌を引く事になる。

 

(ここはどうですの?)打 {8}

(ダメだ。鳴けねえ…)

 

 実は純と透華、数巡前から互いに鳴かせ合おうとしていたがうまくいっていなかった。対面同士でチーが出来ないのが痛い。

 そして鳴けない以上この状況を打破出来ない。結局衣にハイテイツモを許すことになってしまう。衣はハイテイ牌を掴むと口端を吊り上げ盲牌すらせずに宣言した。

 

海底撈月(ハイテイラオユエ)

 

衣手配  

{11456678④⑤⑥九九 ツモ 九}

 

 裏ドラは白で乗らなかったがリーチ一発ツモハイテイドラ2で跳満。

しかし余りにも不自然な上がりである。

 

(ラスト一順でのツモ切りリーチか。まるでハイテイ牌でツモる確信があるように見えるが…)

 

東家 井上純   20900(ー6000)

南家 天江衣   30000(+12000)

西家 龍門渕透華  9100(ー3000)

北家 鷲巣衣和緒 41000(ー3000)

 

南二局 親・衣 ドラ・{中}

「わーい。衣の親番だ~サイコロ回れ~」

 先程と同じことを言う衣だが2人は内心冷や汗が止まらなかった。

麻雀は親が上がると続けて親ができる。つまり衣が上がり続ける限り局が進まないのだ。

 

十五巡目

鷲巣手牌  

{七八555678②③④⑤⑥ ツモ 一 打 一}

 

 先程とは違い、受けが広いイーシャンテンであるにも関わらず有効牌が入ってこない。事ここに至り鷲巣は確信を持った。天江衣という少女が何らかの力でこちらのツモを妨害している…

 

「ポン」

 

 衣が下家である透華の切った三萬を鳴く。これでハイテイがずれ透華から衣になる。

そして誰も鳴けず上がれずハイテイツモを衣が引く。

 

「ツモ!海底撈月(ハイテイラオユエ)

 

衣手配  

{四赤五六④⑤45699 ツモ ⑥ 副露 三三横三}

 

 三色ハイテイドラ1で2000オール。この上がりで僅かではあるが衣が鷲巣を抜きトップに立った。

 

北家 井上純   18900(ー2000)

東家 天江衣   36000(+6000)

南家 龍門渕透華  7100(ー2000)

西家 鷲巣衣和緒 35000(ー2000)

 

南二局一本場 親・衣 ドラ・{3}

(やはり衣和緒でも無理なのか…)

 

 今まで自分と対峙してきた打ち手たちはことごとく敗れ去りこちらを化物でも見るかのような視線を送ってきた。

 例外はこの龍門渕高校の皆だが心底では自分を恐れているのは隠そうとはしているようだが分かっている。同等以上に打てるかもしれないと思っていただけに残念だった。

 

八巡目

鷲巣手牌  

{三四七七七九33456④⑤}

 

(小娘…面白い力を使うが…こちらに侮蔑の視線を送っておる。気に食わん…気に食わんな。)

 

 この鷲巣という男(今は女だが)見下されることが大の嫌いであり、例え神でも仏でも従えさせるような人間である。更にそれが年端もいかぬ少女ならば尚更であり耐えられるはずがない。

 

「…図に乗るなよ……小娘………」

 

 それは余りにも小さい声だったので誰にも聞かれることはなかったが地の底から響いてくるような声色だった。

 

(見ておれ。ここで…ツモる…)

 

 その瞬間鷲巣の全身から白く眩い光が漏れ出す。それは奇跡をおこすような光。

 

(なんだ!?)(なんですの?)

(す…凄まじい力を感じる…)

 

 アカギとの対戦で見せたホワイトホール。鷲巣が時折見せる超豪運状態。

 

八巡目

鷲巣手牌  

{三四七七七九33456④⑤ ツモ ⑥ }

 

 そして必然的に持ってくる。テンパイに至る6筒をツモ。

鷲巣ついに衣の支配を真正面から抜けテンパイ。リーチで満貫確定の二、五萬待ち。

 

(隠す必要もなかろう…)

 

「リーチ!」 打 {九}

 

(な…!張ったのか!?)

 

 一方驚愕したのは衣。複数人で協力されて支配を抜けられたことはあれど単独では経験がない。

やはり先ほどの光による力と考えるのが妥当か。数巡後純から当たり牌の二萬が切られた。

 

「…ロン。裏1で8000は8300」

 

鷲巣手牌  

{三四七七七33456④⑤⑥ ロン 二}

 

裏ドラは6でリーチタンヤオドラ3の満貫。

 

(衣の支配下で…見たことがありませんわ…)

 

 この上がりで鷲巣、衣をまくり再びトップに立つ。

 

北家 井上純   10600(ー8300)

東家 天江衣   36000

南家 龍門渕透華  7100

西家 鷲巣衣和緒 43300(+8300)

 

南三局 親・透華 ドラ・{七}

 

(衣和緒…衣の支配を破ってくるとは…こんなこと始めてだ)

 

 衣は興奮していた。これからもずっと一人ぼっちだと思っていた。

思えば透華に誘われて昨年麻雀部を革新し大会に出たが、地区大会、インターハイを通して少なくとも衣が戦った相手の中に衣和緒のような存在はいなかった。

 

(勝ちたい…衣和緒に勝ちたい!)

 

六巡目

 

鷲巣 打 {八}

 

(ぐ…張ったな。しかもとてつもない手…)

 

鷲巣捨牌

{北南南9②八}

 

 鷲巣の手から強烈なオーラを感じ取って衣は身震いする。

 普通この時点で手の高さどころかテンパイを察することすら不可能に近い。

だが衣はある程度相手の手を読み取ることが出来る。これも衣が「牌に愛されし子」と呼ばれている一つの所以である。

 

同順

純手牌  

{二三四五六七③③④⑤226 ツモ 8}

 

(テンパイ…衣の支配が緩んだのか…?カンチャンがネックだがここは…)

 

「リーチ」 打 {③}

 

純の先制リーチが入る。ここで衣取るべき行動を決める。

 

衣手牌  

{三四七九5678⑤⑥⑦東東 ツモ 五}

 

(衣和緒に上がられると勝負そのものが終わる。衣の手は一手遅れ。上がらぬと決め付けるのは余りに甘い…)

 

打 {7}

 

「ロ…ロン!リーチ一発タンヤオドラ1…裏はなしで8000!」

 

 衣の差し込み。裏ドラは北。乗らなかったが痛い満貫放銃。

 

(衣が一発放銃!?)

(どういうことですの?)

(差し込みか)

 

鷲巣手牌  

{一一二三三四赤五六七八九九九}

 

 衣の判断は正しかった。鷲巣は一、二、四萬待ちのメンチンをテンパイしていた。

一萬なら九蓮宝燈。衣が差し込まず順当に手を進めていたら近いうちにツモっていただろう。

 上がりを逃したというのに鷲巣は惜しむことなく自動卓に牌をかき入れた。図らずもこれが衣がした始めての差し込みだった。

 

西家 井上純   18600(+8000)

北家 天江衣   28000(ー8000)

東家 龍門渕透華  7100

南家 鷲巣衣和緒 43300

 

南四局 親・鷲巣 ドラ・{⑧}

 

衣配牌  

{三四八3①③④⑥⑧⑧西北北 ツモ 八 打 北}

 

 差し込みで点差が離れたとはいえまだ許容範囲。衣は満貫直撃か跳ね満ツモで鷲巣をまくる事ができる。配牌はなかなかいい。ドラ対子もある。ここから跳ね満を狙うならメンピン系が良さそうだ。

 

八巡目

衣手牌  {三四八八23③④⑥⑦⑧⑧西}

 

 衣、メンタンピン系のこの形から純の切った八萬を鳴いて西を切る。

 

(これでハイテイツモは衣。最後まで衣らしく打つ…)

(自分を曲げぬ…か。)

 

十三巡目

衣手牌  

{三四五23③④⑥⑧⑧  副露 横八八八}

 

 衣の手はイーシャンテンまで進む。幸いまだ誰も張っている気配がない。

しかしここで衣にとって想定外の事態が起きる。

 

「カン」

 

 鷲巣は8索を暗カン。ドラが増えるのはリスキーだが、恐らくハイテイをずらすためのカンだろう。

 新ドラは三萬となり、衣の手に1枚乗る。しかしその瞬間衣は鷲巣の手からテンパイ気配を感じ取る。

 

(!…今のカンで張ったか)

 

 どこにもスキがないように感じる衣の能力だがただ1つ、王牌には及ばない。つまり嶺上ツモからのテンパイは防げないのだ。

手は満貫以下だが上がられると勝負が決する。ツモられないよう祈るしかない。同順鷲巣の捨牌を警戒したのか、純が鷲巣の現物である5筒を切る。

 

(しめた!)

 

「チー」

 

 衣は当然鳴く。手を進め、ハイテイを戻す一挙両得の鳴き。衣は6筒を切りテンパイにとった。

 

衣手牌  

{三四五23⑧⑧  副露 横⑤③④ 横八八八}

 

(新たなハイテイ牌は4索か…手替わりを待つしかないな。)

 

1、4索の両面待ちだが片上がり。このままハイテイでツモっても跳ね満まで1翻足りない。

 勿論鷲巣が4索で振り込んでも逆転にはなるが期待値は薄い。

 

十七巡目

衣手牌  

{三四五23⑧⑧ ツモ 5 副露 横⑤③④ 横八八八}

 

(来た!)

 

 なかなか手が進まなかったがここに来て5索ツモ。

これで2を切れば三色がついてタンヤオ三色ハイテイドラ3。跳ね満に届く。

 

(ただ問題は衣和緒の手…)

 

鷲巣捨牌

{②九②赤⑤①中}

{東東⑧一二四}

{96南九}

 

(捨牌は明らかにソーズ染め。でも衣の直感では2索は通るはず…)

 

 衣の直感は麻雀において外れたことがない。その直感に(のっと)って今まで打ってきた。

 

(これさえ通せば衣の勝ちだ!) 打 {2}

 

衣の打った2索。直感通り鷲巣の当たり牌ではない。なかったが…鷲巣動く。

 

「…ポン」

 

(!?)

 

鷲巣は2索を鳴く。そして手牌の中から9筒を切った。

 

(その捨牌で今更9筒切りですの?)

(どういうことだ?)

 

 2人には鷲巣の思惑が分からない。しかし衣は鷲巣の手の気配が急激に強くなったのを感じた。先程と同じような役満を匂わせる強さ。

 

(ハイテイを奪われた…更に満貫以下の手がたった一鳴きで役満に?)

 

 この鳴きでハイテイツモが鷲巣となる。そして…

 

「…ツモ…16000オール」

 

鷲巣手牌  {3344発発発 ツモ 4 副露 2横22  ■88■}

 

「おいおい…」

「な…緑一色!?」

 

(衣和緒…鳴く前の手格好がこうだ)

 

{223344⑨発発発 副露 ■88■}

 

(これだと9筒単騎の発イーペーコー…満貫以下。手の大きさを隠していたというのか…緑一色テンパイにとれる6をツモ切りしてまで。そして衣の2索を鳴き緑一色3、4索のシャボ待ちとなった…か…完敗だ)

 

終局

南家 井上純    2600(ー16000)

西家 天江衣   14000(ー16000)

北家 龍門渕透華 ー8900(ー16000)

東家 鷲巣衣和緒 91300(+48000)

 

「衣和緒…ありがとう」

「ぬ…」

 

 対局終了後衣が鷲巣に礼を言った。鷲巣には心当たりがなかったのだが。

 

「ここまで勝ちたいと思わせてくれたのは衣和緒が始めてだ。とても楽しかった。また…打ってくれるか?」

「…うぬ…また打とう。」

「!…うん!」

「衣…よかったですわね…」

 

 衣は笑った。それは対局中に見せたサディスティックな笑いではなく、年齢相応のとても可愛らしい笑みだった。

鷲巣自身も久々に楽しめた対局だった。後ろで透華がハンカチ片手に泣いているのがとても気になるが。

 

「いやーごめんね遅れちゃって…ってなにこれ?」

「遅れた…」

 

 その時部室のドアが開き少女が2人入ってきた。

 彼女たちも麻雀部員なのだろう。そんな彼女たちは目の前の光景がよく分からず困惑しており、純に事の顛末(てんまつ)について聞いていた。

 

「へえ~これがその対局かぁ…ってあれ?透華飛んだの?」

「うっ!」

「っていうか焼き鳥…」

「ぐっ!!」

 

 対局の簡単な牌譜を見て少女たちは気づいてしまった。

透華にとって触れられたくなかった事実を。実は透華この半荘で飛んだばかりではなく見事に焼き鳥になったのであった。

 

「ふふ。今日の夕食は焼き鳥にでもしますか」

「な…ハギヨシ!」

「焼き鳥か…たまにはいいな」

「最近食べてなかったしね」

「悪くない…」

 

 いつの間に現れたのか燕尾服を着た男性が夕食に焼き鳥を提案する。

透華は反対のようだが皆はまんざらでもなさそうだ。

 

「そうだ!是非衣和緒も来てくれ!」

「それはいいですわね。あなたなら歓迎しますわ!」

「いや儂は…」

 

鷲巣もこのあと家に来ないかと誘われる。特に用事はないがだるい。

ここは無難に断ろうとしたが…

 

「来てくれないのか…」

(うっ…)「ま、まあどうしてもというなら行ってやらんでもないが…」

「わーい!」

 

 鷲巣城、衣の涙の前にあっさり陥落。

こうして鷲巣は夕食を龍門渕家にてご馳走になると同時に麻雀部の面々と知り合うことになるのであった。




対局終了です。鷲巣の手牌がしつこいと思いますが許してください。
あと致命的なミスがあります。書き終えた後入学式あたり(4/7)の月齢を見るときれいに新月なんです。満月ということで勘弁してください。
次々回くらいから県予選編に入れると思います。鷲巣が大暴れしますのでお楽しみに。

設定資料1
鷲巣衣和緒(わしずいわお)
かつて昭和の怪物とまで呼ばれた男。経営コンサルタント会社「共生」の創設者だった。
アカギとの「鷲巣麻雀」に敗れ、当然地獄行きになるはずだったが生前反乱を起こしたことで地獄から受け入れを拒否される。
かと言って生前の行いから天国にも行けず、ペナルティ付きでもう1度人生をやり直すこととなる。
(鷲巣はこの事実を知らない)

身長160cmとほぼ平均で白髪で髪型は腰まで届くロング…だったが鷲巣が扱いをめんどくさがったため肩にかかる程度に切った。容姿はとても良い。衣服はアカギ戦で着ていたものとほぼ同様のデザイン。無能な若者への苛立ちがなくなり、傲慢な性格が多少改善した。慣れない女性としての生活に苦戦中。龍門渕高校1年生。強者との戦いを望んでいる。甘味が好き。衣に甘く、衣の涙に弱い。

鷲巣の雀力

運…SSS 読み…A (一般的な女子高生雀士をCとした場合)(SSS~E)

剛運 別名鷲巣力 
鷲巣が生まれながらにして持つ途方もない強運。鷲巣最大の武器。
1.大物手を狙える配牌になることが多い。(主に役満)
2.裏ドラ、槓ドラが手牌に乗りやすい。(槓が自分、他人を問わない)
3.有効牌を引きやすい。
その他もろもろ…
若返ったことで更に強化し全盛期の力を取り戻している。

ホワイトホール
鷲巣が窮地に陥った時に発動する。
驚異的なツキで配牌時テンパイを引き寄せる。
能力の干渉を受けずツモを引ける。

力任せで強引な麻雀を打つことが多かったが衣との戦いののちオカルトの存在を知り
能力前提での相手の分析が出来るようになる。

普段は冷静だが豪運の波が押し寄せると涎を垂らしたり、目をぎらつかせたりするなどの奇行に走る。

これらの能力は鷲巣と同類の者の強運により辛うじて捻じ曲げることが出来る。

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