社畜精神旺盛な両親の関係で、我が家は基本的に俺と小町しかいないことが多い。しかし、実はこの家の住人は俺たちだけではないのだ。ここにきて新レギュラーキャラ登場か? 家の住人をあとだしか? などと思われるかもしれないが、そいつは人でないので安心してほしい。
いや、そんな言い方するとこの世界殺せんせー以外にも変な生物いるのかよ、という話になってしまうのだが。
閑話休題。
――カタン。カタン。
休日に自室で読書をしていて、そろそろ昼飯でも食おうかと俺の中の胃袋が囁いてきた提案に素直に従って一階に降りていくと、そんな音が聞こえてくる。
今日は小町の奴は中学校の友達と遊びに行って朝からいない。ここまで言うと、無人の自宅で鳴っているこの音はラップ音とか言う心霊現象的サムシングなのではと思ってしまうが、斜に構えた比企谷八幡は心霊現象なんて信じないのだ。
というかまあ、そもそも音源を理解しているから信じてる信じてない以前の問題なのだが。
「なぁ……」
扉を開けてみると、我が家のペットである猫のカマクラが身体をダランと伸ばしながら金属製の餌皿をペチペチ叩いていた。ちなみに我が家のアイドルは小町だったりする。むしろ世界のアイドル、世界の妹まである。今その情報いらねえな?
カマクラが餌皿を叩くたびにわずかに跳ねたさらがフローリングに当たり、カタンと少し高めの音が響く。つまりこれがさっきのラップ音もどきの原因なのだ。お腹が空いても自分で飯の用意もできないのがペットの辛いところよ。だから皆、ペットの世話は責任を持ってしような!
「わーったよ。今用意するからその音やめろ」
自分の飯の前に餌の用意をしようと台所脇にあるカマクラ用の棚に向かう。それを見た愛猫はペチペチと餌皿を叩くのをやめて、俺の方に向かって餌皿を弾いてきた。
シャッと金属と木材が擦れる音が短く響き、止まった餌皿に近づくとさらに前足で弾いてすべらせる。お前は何? アイスホッケーでもしてるの? それともカーリング? ネコリンピック日本代表でも目指してるのん?
カマクラの謎の行動に首をひねりつつも餌の入った箱を取り出して――その軽さに今度は反対向きに首をひねった。
「あ、まさか……」
試しに行儀よく待機しているカマクラの餌皿に向けて箱を傾けてみる。少しの間をおいて、カタリと少し硬めの物体が金属に当たった音が聞こえてきた。
一回だけ。
餌皿の中身を見てみると本来なら小さいドーナツ型の餌が半分に欠けたものが一つだけ、転がっている。箱の中身も確認してみるが、銀色の袋の中には粉のような小さな欠片が残っているだけだった。
つまり空。
そして、それを主食にしている愛猫は皿と俺を2回見比べて、皿の中に入った欠片をペロリとザラついた舌で掬い上げて口に含み、もう一度俺を見る。何もない皿をペロッと舐めて――また俺を見る。
……うん。お前の言いたいことは分かる。お前は俺にダイエットを強要するのか、それともこの家は戦後の敗戦国かと訴えかけているような目だ。いや、さすがにこいつがそこまで凝った思考できるとは思わんけど。
「つうか、なんでなんもないんだよ……」
棚を全て探してみてもちょっと高級な猫缶も残っていない。なんでこんなことになっているのかと後頭部をガシガシ掻いてテーブルに目をやると、なんかやけにカラフルな紙が置いてあった。
『お兄ちゃんへ
カーくんのご飯が無くなってしまいそうです。だから、今日中に買ってきて欲しいんだ!
お金は後でお母さんに言えば返してもらえるから、いつものご飯買ってきてあげてね。
ではでは! 小町は遊びに行ってくるであります!』
……うん。かわいく敬礼する小町が幻視できてお兄ちゃん的にポイント高いんだが、無くなりそうじゃなくて完全に無くなってたよね? なんで残してたんだよこの箱……。
しかもわざわざ書き置きなんていうものにしているせいで気づくタイミングが完全に遅れた。出掛ける前に直接言えばいいじゃねーか。もしくはメール。その文明の利器はただの玩具か?
まあ、我が妹はちょっとおバカなところがあるからな。あいつ来年受験だけど大丈夫なのだろうか。総武高校受けるって意気込んでたけど。
「……なァ、ナー」
とりあえず今は妹の頭の心配よりも先に不機嫌そうに俺の足を前足でテシテシしてくるペットを優先することとしよう。やめて、その爪しまって。今回俺あんまり悪くないから不当な暴力しないで。
「ったく……ちょっと買ってくるから待ってろよ」
耳と耳の間を手の甲でグリグリしてやると、カマクラは小さく鳴いてソファの影に丸くなった。まだ日向は暑いもんね。扇風機を当てておいてあげよう。
簡単に着替えて財布だけ持つと、脇に寄せていた自転車にまたがる。そういえば、こいつに乗るのも久しぶりな気がする。最後に乗ったのっていつだっけ……? ああ、期末テストで総武高に行った時か。椚ヶ丘には駅まで徒歩だし、最近は買い物もジョギングのついでだったからな。
カマクラの餌を買うなら……やっぱあそこか。
***
というわけでやってきたのはららぽーと。今までならさすがに電車を使ってくるような場所なのだが、試しに自転車で駆け抜けたら思いの外早く着いた。あと全然疲れない。八幡君体力ついてきてるぞ!
ここのペットショップは大きいし、大抵のものは揃っているから比企谷家御用達だ。まあ最近は基本的に餌しか買いに来ないんだけど。
内装も特に変わっていないから、猫用品のコーナーに直行。目当ての餌箱をカゴに入れて……機嫌の悪くなってしまったカマクラのためにちょっと奮発して高級猫缶も買ってやることにした。俺は鬼嫁の機嫌取りをする夫か何かかよ。
ついでに幾つか栄養補填用の餌も買おうと物色していると、背中をちょんちょんと突かれた。店員にしちゃえらい気さくな声のかけ方だなと思って振り返るとゆるゆるふわふわな栗毛が揺れていた。
「やっぱりはっちゃんだー!」
ゆるふわ少女倉橋はカラカラと笑いながら踊るように小さく跳ねる。その拍子にふんわりと広がったスカートが楽しそうに揺れた。
「奇遇だね。はっちゃんも買い物?」
「ああ。ちょっと買い出しにな」
軽く首をすくめた時――くぅっと俺の腹が鳴った。そういえばカマクラの餌がないという緊急事態ですっかり忘れていたが、俺も昼食まだ食っていなかったんだった。
「はらぺこはっちゃんだー」
その音を聞いたゆるふわ少女は小さく笑いながら俺の持っている買い物カゴを覗き見て、目を見開くと頭を仰け反らせながら口元に手を当てた。なんでちょっと引いてるのん?
「はっちゃん……」
「おう?」
「それは猫のご飯だよ!」
「そうだな」
間違いなく猫の餌である。
「人間さんのご飯じゃないんだよ!?」
ん……? んん!?
「待て待て待て倉橋よ。俺は猫の餌を食う趣味はない」
というか、なんでららぽまで来て猫の餌を食わんといかんのだ。似たような値段で普通に飯食えるだろ。
「これはな、うちの猫用の飯だ。さっき切らしちまったんだよ」
誤解を解くために説明すると、今度は両手を頬に当て出した。あっちょんぷりけなの?
「はっちゃんちって、猫飼ってたの?」
「あー、あいつ気分屋だし人が多いの苦手だからな。お前らが来た時は二回とも俺の部屋のベッドで丸くなってたわ」
小町ですら気分が乗らないときは相手されないからな、と続けると、はっちゃんみたいだとまたくすくす笑いだす。こいつ俺を猫にしようとしてない? こんなめんどくさい猫がいたら今頃野生に帰ってる頃だろう。八幡まじヤマネコ。
ひとしきり笑った倉橋は、人差し指を顎に添えて「んー」と小さく唸ると、ぽんっと左の手のひらに右手の拳を乗せた。なにそのベタなボディランゲージ。
「よしっ! これからはっちゃんちに行こう!」
「……なんで?」
「私もはっちゃんとこの猫ちゃん見たい!」
どうやら彼女の意志は固いらしく、絶対行く! と小さな鼻を鳴らしていた。
いやまあ、別にE組の奴らがうちに来る分には別に構わないんだが……。
「俺、チャリで来てるんだけど……」
だから一緒には行けないぞと続けようとしたら、なんかまた引かれていた。今回はむしろドン引きされている。
「はっちゃんちって、ここから結構離れてるじゃん! なんで電車じゃないの!? キン肉マンなの!?」
「なんでそこでキン肉マンなんだよ」
いいだろ自転車。クリーンだし手軽だし移動費も燃料費もかからない。初速は新幹線より上なんだぞ! 初速だけですね、屁理屈こねました。
どうやらキン肉マンのことは倉橋にとってどうでもいいようで――ゆでたまご先生に失礼――むむむっとまた唸りだしたと思ったら、表情をぱあっと輝かせた。
「それなら、私にいい考えがあるよ!」
あ、これ嫌な予感するわ。
カマクラの餌の他に俺の昼飯も適当に買って、連れ立って駐輪場に向かう。隅の方に止めていた自転車のカゴに買い物袋を入れて、カギを外すと……勝手に動かされた。自転車が移動した方を見ると、スタンドを上げた荷台に倉橋が当然のように座っている。
「や、なんでだよ」
「二人とも自転車に乗れば問題ないよ!」
ゆるふわ系の倉橋でもドヤ顔するとちょっとうぜーって思うのな、なんて言うクソほどどうでもいい感想は置いておいて、ド正論を突きつけておくことにする。
「二人乗りは違反だぞ」
自転車とは原則一人で乗るものである。つまりぼっち専用アイテム。違うか。違うな?
まあ実際最近は自転車の規制も厳しくなってきたし、あいにく俺には藍色の公務員に進んで注意される趣味はないのである。
「じゃあ、わたしが自転車漕いで、はっちゃんが走る?」
「どこの運動部員とマネージャーだよ」
というか、運動部のランニングに自転車でついて行くマネージャーって実際見たことない。あんなの実在するの? 俺が万年帰宅部だから知らないだけ?
「そもそも、お前じゃ高さが合わねえから危ねえだろうが」
現に、サドルより低い位置にある荷台に座っている状況でも、爪先立ちでギリギリ届いている状態だ。サドルにまたがったら確実に足が宙に浮くことになるだろう。
「じゃあ二人乗りでいいじゃん」
「だから法律的にアウトだろうと……」
大きくため息を吐いた俺に、倉橋が人差し指を振りながらチッチッチッと舌を鳴らす。お前そんなキャラだったっけ?
「はっちゃん……ばれなきゃ犯罪じゃないんですよ」
「お前俺のSAN値でも削りに来たの?」
いあ……いや、お前そんなキャラじゃねえだろ。どうしたマジで。
「あ、やっぱり通じた。竹ちゃんが前に使ってたから、はっちゃんなら通じるかなって思ったけど、ビンゴだったね!」
「……元凶はあいつか」
席が近いからって倉橋に妙な知識刷り込むのはやめてくれないか竹林。ついでに律に変な知識与えるのもやめて。起こし方のバリエーションが増えたりしてマジ大変だから。
まあ、ここで押し問答を繰り返していても無駄に時間を浪費するだけだし、家で飯を待ってるカマクラの不機嫌指数も上昇していいことなしだ。ここはお兄ちゃんが折れるとしよう。いや、別に今回は妹分だから甘くなったとかじゃないから。マジでマジで。
「はあ、今回だけな」
「やった!」
大人しくサドルにまたがると、肩に手が乗せられる。ほっそりとした――これが白魚のようなという奴だろうか――指の感触に緊張してしまうが、それもあくまで一瞬。いつもより強めにペダルを踏み込んで走り出した。
倉橋にはああ言ったものの、なんだかんだ小町をよく乗せる俺にとって、二人乗りはそこまで苦ではない。倉橋自身も烏間さんからの訓練で体幹を鍛えられているからか、俺の肩に手を乗せるだけで器用にバランスを取っている。
つまり、青春ラブコメでよくあるような、二人乗りをしたら背中に柔らかい感触が! とかいう現象は発生していないのだ。いやつうか普通に考えて恋人でもない男の腰に手を回したり、背中に身体をくっつける女子なんていないな。俺に対してそんなことをするのは小町くらいである。……実は小町は恋人だった?
「きっもちー!」
「あんまはしゃぐなよ、あぶねーぞ」
後、倉橋込みで効くのかはわからんが一応発動させているステルスが解ける危険がある。
まあ、実際まだ十分に暑い九月の昼間に、自転車で風を切るのは存外気持ちがいい。前面で受けた風が二分化されて、わずかに俺の背中にも涼しい風を当ててくれている。
……いや、別に背中に柔らかいなにかが当たってないのがちょっと残念だななんて思っていない。マジでマジで。
***
「わー、かわいー!」
家に帰って不機嫌マックスハートなカマクラに高級猫缶で交渉した。金の缶詰を見た瞬間ものすごい機敏な動きで餌皿まで移動しやがった。お前いつもはもっとのっそのっそ歩くじゃねえか。全く以って現金な奴だ。
マグロをメインに使っている猫缶を必死こいて食べるカマクラを倉橋はフローリングに女の子座りをして凝視している。ほんともう至近距離。このままカマクラを食べてしまうのではと飼い主の俺は戦々恐々である。ごめん嘘。
クリクリとした瞳が愛猫の動き一つ一つを余すところなく収め、カマクラが休憩とばかりに顔を上げて舌で口元を舐め上げるとふっと少しだけ目を細める。
さて、俺も飯を食うかと買ってきた幕の内弁当を取り出す。煮物やサバの塩焼きといった純和風なお弁当は、八幡的に割と好みである。こう、ちょこちょこ摘まめるのがいいよね。……なんか今の言い方スイーツバイキングに行く女子みたいだった、キモい。
さすがに自転車に揺られていたマッカンは少しぬるくなってしまっていたので冷蔵庫に入れて戻ってくると……なぜか倉橋が俺を見ていた。そしてなぜか超目を見開いていた。
「……はっちゃんが、ご飯と一緒にマッカンを飲まない!?」
「お前俺に変な固定概念持ってない?」
俺をなんでもマッカンで流し込む男だと思うなよ? 米と一緒にコーヒー飲む日本人とかそんなの日本人とは認めねえわ。あれ、けどマッカンは千葉の水……ということは別にマッカンと米を一緒に摂取するのは問題ないのでは……? うーん……。
とりあえずその話は置いといて。
「だいたい、弁当にしてから学校でも食事中にマッカン飲んでねえだろ」
「あ、そういえば……」
一見、小町の料理とマッカンが合わされば最強に見えると思われるかもしれないが、最高と最高で必ずしも超最高になるとは限らないのだ。なので弁当とマッカンは一緒に取らない。そう……。
「マッカンは……食後のデザートだ」
「飲み物だよ!?」
む、この子はまーたよくわからん事を言ってくる。あんなに甘いのにデザートじゃないわけないだろ。
というわけでもさもさと弁当を食べ終えた俺は冷蔵庫からさっきのマッカン……ではなく事前にストックしていたマッカンを取り出した。やっぱぬるいのよりもキンキンに冷えてやがる方がいいよね。
リビングに戻ると、同じく高級猫缶を食べ終えたカマクラが倉橋の膝の上でぐでっとしていた。お前はほんと最近になって貫禄出てきたよな。貫禄というか、休日の親父感が出てきた。
おっさん猫を膝に乗せた倉橋――なにこの表現、犯罪臭半端ない――は背中や顎を撫でたりしている。指先でもしゃもしゃと顎をくすぐると、気持ちよさそうにゴロゴロ言い出した。ゴロゴロ。
「珍しいな。そいつが初対面でそんなに懐いてんの初めて見たわ」
カマクラは誰に似たのか警戒心がやたら高い。他人の気配を察して倉橋達に合わずに俺の部屋に逃げ込んだように、普通はここまで気を許すことはないのだが……。
「どんな人見知りな子でもね、ちゃんと見てあげればすぐ仲良くできるんだよ!」
「……そっか」
倉橋は何でもないようにそう言うが、動物相手にそんなことができる人間はそうそういない。そういえば、離島での暗殺のときに数時間でイルカを作戦に組み込めるまでにしていたっけか。
動物と仲良くなる。きっとそれも才能なのだろう。
「それに、カマクラちゃんやっぱりはっちゃんに似てるからね」
……うん、ごめん。それはやっぱり同意できない。
俺の不満に呼応するように、カマクラがやや低い声で「ナー」と一つ鳴いた。やっぱお前もそう思うよな。全然似てない。
***
そのままカマクラとじゃれあっている倉橋を眺めたり読書をしていたらいい時間になっていたので、そろそろ倉橋を帰宅させることにした。
「駅まで送るか?」
「まだ十分明るいから大丈夫だよー」
後頭部に自然に伸びそうになる手を戻しながら提案すると、カラカラと笑われてしまった。むう、人の好意を笑うなど許せん奴だ。許すけど。
倉橋が玄関に腰を下ろしてやたら複雑そうなサンダルを履いていると、リビングからカマクラがのっそりと出てきた。お前小町にだってお見送りなんてしたことないのに……たった数時間でうちの愛猫がクラスメイトに絆されてしまった。
「カマクラちゃん、じゃーねー」
振り返った倉橋が小さく手を振ると、あくびをするように鳴いてのっそのっそと二階に上っていった。うーん、背中で語っているような貫禄だ。女子中学生にメロメロになってるけど。
「ねえはっちゃん、またカマクラちゃんと遊んでもいい?」
小町のときも思うのだが、その首をコテンと傾けて上目遣いをするのは反則だと思う。それ拒否できる兄貴いんの? ちなみに俺はできません。だってしょうがないじゃない。千葉のお兄ちゃんだもの。
「別にいいんじゃねーの? あいつも楽しそうだし」
飼い主としてはちょっと複雑だけど。
「やった!」
ま、こうして妹分が全身を使って表現するくらい喜んでくれるのなら、それくらいいいかなと思わなくもない。元々俺とカマクラは割とドライな関係だしな。最近やたら人の布団に入ってきたりするけど。この時期に猫の体温はちょっと熱い。
ああ、ただ……。
「もう二人乗りは絶対しないからな」
「えー!?」
別に背中に柔らかい何かが当たらなかったのが悔しかったからじゃないですよ。マジでマジで。
倉橋と動物を絡ませてないなということで倉橋回。ちょっと八幡が出かける理由が無理やりだったかなと反省。
月並みな意見ですけど、八幡って猫みたいだなぁと。一匹狼な猫って感じ。
…………。
………………。
それって矛盾してない? まあいいや。
個人的にカマクラはものっそいふてぶてしくて貫禄ある感じ。サブレに追いかけまわされてるカマクラとか、完全に面倒くさいことから逃げる中年おっさんな感じで好きです。……それって別に貫禄あるわけではないのでは。
というか、冒頭にカマクラの件入れようと思って書いてみたら割と膨らみました。ふてぶてしい。でもかわいい。しかし私は亀派。実家に残した亀が父親の職場で行方不明になったと聞いてしょぼくれました。
それでは今日はこの辺で。
ではでは。