二度目の中学校は”暗殺教室”   作:暁英琉

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比企谷八幡は一度立ち止まる

 烏間先生の持っているものからではない、意図しない方向からの銃声に視線が動くのを止められなかった。いや、正確にはそれより少し前、水が気化するように突如膨張した何かに、完全に意識が持っていかれたのだ。

 弾けた弾丸は鷹岡のすぐ脇を通り過ぎたようで、奴も弾丸の飛んできた方向に首を向けている。狂気に染まった瞳は憎々しげに崖下の銃手、比企谷君を睨みつけていた。

 平常とはほど遠い、湿度の高い乱れた息を吐きながら、大量の汗を滲ませている。誰が見ても、健常体の様子ではない。おそらく、ウイルスに侵されているのは今までひた隠しにしていたのだろう。

 そしてその目は――ああ、その目は見覚えがある。それはイトナ君が転校してきた次の日に彼が私に向けたもの。暴力的な怒りを湛えた瞳は震えるのを抑えながらも、キッと一点を睨みつけていた。

 

「比企谷八幡……お前も俺の人生を狂わせてくれたなァ? てめえもきっちり落とし前付けさせてやるから、今はそこで見てろよ」

 

「……ハッ、あいにく待つのは性にあわないんでな」

 

 膝を曲げて、見下すように挑発してくる鷹岡に、比企谷君は限界まで口角を吊りあげる。拳銃のハンマーを親指でカチリと下ろし、再びターゲットに感情と殺意の濁流を向けながら照準を合わす。

 

「おいおい、ただのガキが人を殺す勇気なんてあんのか?」

 

「殺すさ……誰かがやるくらいなら……俺が……」

 

 トリガーに添えられた人差し指に再び力が籠められる。ググッという鈍い音が聞こえてきそうなほど、皆の視線が集中し、強く吹き付けているはずの風の音すら聞こえなくなっていた。

 そして、彼の手にした銃口から火花が――散ることはなく、

 

「比企谷!!」

 

「おいっ、大丈夫……すごい熱じゃないっすか!?」

 

 震える足では支えきれなくなった身体が崩れ落ちた。速水さんと菅谷君が駆け寄って、倒れた彼を支える。

 それを見た鷹岡は…………ひたすら邪悪に、悪魔が乗り移ったかのように破顔した。

 

「なんだ、お前もウイルスに感染してたのか。ククク、渚を叩きのめしたらてめえは連れ帰って、死ぬまで観察してやるよ」

 

 てめえのそのいけすかねえ顔がブクブクに腫れあがるのが今から楽しみだ。そう下卑た笑みを浮かべる鷹岡に、今の私では何もすることができない。完全防御形態なんて言って、生徒たちにドヤ顔していた自分を殴りたい気分ですよ。元の姿ならば、目の前の暗殺者ですらない“敵”を徹底的に手入れすると言うのに……。

 

「っ…………」

 

 ギリッと奥歯を噛みしめて比企谷君は、既にほとんど力の入らないのであろう拳を精いっぱいに握り締め――一瞬だけこちらを見た。

 怒気は鷹岡に向けたまま、あの距離では鷹岡は気付かないであろうほど小さく、本当に一瞬だけ。

 それでも、その今にも気を失いそうな人間がしているとは思えないほど力強い視線はその一瞬で充分だった。自分では動けない形態に苦労しつつも、ざっと周囲を確認する。

 皆が皆、比企谷君に意識を持っていかれていた。鷹岡も、烏間先生も、磯貝君も、カルマ君も、怒りこそ納めていないが渚君さえも。

 ――ただ一人を除いて。

 これは、彼が必死に作った勝機だ。それをしっかりと汲むのが、先生というものでしょう。

 …………諭すのは、全てが終わった後でも遅くはない。

 

「……渚君の頭を冷やして下さい。君にしかできません、寺さ……」

 

 言い終わる前に渚君の頭にゴスッと何かがヒットする。……相変わらずやり方が危ないですねぇ。スタンガンを投げつけた、こちらも相当ウイルスで限界が近い寺坂君は肩で激しく息をしながら、「チョーシこいてんじゃねーぞ!!」と言い放つ。

 

「そんなクズでも、息の根止めりゃ殺人罪だ。テメーはキレるに任せて百億のチャンスを手放すのか?」

 

 その通りだ。どんな状況でも、人間である以上殺してしまえば日本の法律で裁かれてしまう。この男に、私の生徒がそこまでする価値はない。

 命の価値を……言葉の価値を……冷静に考えるのです、渚君。

 

「……やれ、渚。死なねえ範囲でブッ殺せ」

 

 今にも倒れそうな寺坂君の絞り出すような声を聞いた渚君がスタンガンを手に取ったと同時に、身体から何かが剥がれ落ちるような違和感を覚えた。比企谷君の方を見ると、どうやら完全に意識を失ってしまったようだ。寺坂君といい彼といい、だいぶ無理をさせてしまった。

 全員で繋いだ言葉が、想いが、今の君の背中にはあります。後は任せましたよ、渚君。

 

 

     ***

 

 

「……知らない天井だ」

 

 いや、マジで知らない天井なんだが……ここどこだ? 確か渚がスタンガンを受け取ったあたりで意識が途切れて……まさか、鷹岡のアジトだったりしない……よな?

 つーっと背中に嫌な汗を感じていると、かすかにザザァ、ザザァという音が鼓膜を振動させてきた。閉じられていたカーテンから外を覗いてみると、半分まで沈んだ夕陽が青いはずの海を真っ赤に染めていた。どうやら、俺たちが泊まることになっていたホテルの一室のようだ。

 

「ぁ…………」

 

 ギッと扉が開く音に振りかえると、タオルの入った桶を抱えた矢田が入ってきて、一瞬動きを止めた。少しの間俺を観察した彼女は小さく息をつくと、柔和な笑みを浮かべて近づいてくる。

 

「よかった。もう、平気そうだね」

 

「ああ、まあ……」

 

 そうだな、と普通に答えそうになって、ふと自分の身体を見回してみる。あれだけ痛かった関節は全く痛くないし、手を握ってみても充分に力が入る。頭痛もなければ眩暈もない。むしろ前よりよく見えるまである。

 おかしい。確か俺は全身ブクブクに腫れあがるウイルスにかかっていたはずで、治療薬も鷹岡に破壊されて……。

 

「比企谷達が盛られたウイルスは、鷹岡が言っていた奴とは違ったんだよ」

 

 続いて入ってきた磯貝の言葉に首をかしげると、続けて説明してくれる。どうやら鷹岡に雇われた暗殺者達が、俺たちにウイルスを盛る前に話し合って、別の食中毒菌を改良したものにすり替えたらしい。時間が立つと途端に無毒になるし、スモッグお手製の栄養剤を使えば、倒れる前より元気になるらしい。なるほど、やけに調子がいいのはその栄養剤のせいか。

 

「……鷹岡は?」

 

「渚が倒したよ。ちゃんと殺さない範囲でブッ殺したから、もう悪さはできないってわけ」

 

 不破が人差し指を立てながら教えてくれてその言葉をかみ砕く。

 つまり……誰も大事にはなっていない、ってことか。ベッドに再び体重を預けて深く息を吐くと、ようやく少しだけ実感ができてきた。

 そうか、みんな無事なのか。

 

「よかった……」

 

 ベッドシーツを握りしめて、安堵の声を漏らす俺に――矢田が珍しく険しい表情を向けてきた。

 矢田だけじゃない。磯貝も不破も、いつの間にか入ってきていた速水や千葉も、一様にその表情は硬かった。

 

「……比企谷君はさ、なんでウイルスにかかっていたのに無理して潜入ミッションに参加したの?」

 

「別に最初からウイルスに身体をやられていたわけじゃねえよ。体調の変化に気付いたのはラウンジのあたりだ」

 

 どんなウイルスでも感染には個人差があるらしい。わずかとは言え皆と歳が離れているからか、はたまた体質からか、俺の発症は少しだけ遅かった。寺坂が言っていたように、あそこまで潜入した手前足を引っ張るわけにはいかない。黙ってやり過ごすほか、なかった。

 その結果、結局途中で意識を失ったみたいだが。寺坂の奴はなんとか気を失うことはなかったらしい。あいつの体力やばすぎるだろ。

 

「そっか……。最初から無理してたわけじゃないんだ」

 

 矢田の表情が少しだけ和らぐが、「それじゃ」と口を開いた速水の表情はさっきと変わっていなかった。

 

「あの時、あんたは本気で鷹岡を殺そうとしたの?」

 

「それは……」

 

 答えようとして、一度言葉を切って居住いを正した。なぜか皆の顔を見ることができず、掛けシーツをじっと見つめたまま、ぼそりと呟いた。

 

「……ああ」

 

「っ……」

 

 速水が息を飲み、視界の端でギュッと拳を握りしめたのが見えた。

 あの時はすでに治療薬と思われていたものは粉微塵になっていたし、その上で渚が鷹岡を殺そうとしていた。正面戦闘で渚が職業軍人に勝てる可能性はほぼ皆無だし、もし勝ったとしても残るのは渚の罪だけだ。誰も救われない。

 だから……渚が、E組の奴らがこれ以上辛い思いをするくらいなら――俺には、俺が殺すしか切れるカードがなかった。

 

「渚にやらせるくらいなら、俺がやるべきだと……そう思ったんだ」

 

 そんな十字架、俺一人が背負えばいい。中学生が背負うには、あまりにも重すぎるから。

 そう続けようとして顔を上げ……何も言えなくなってしまった。

 

「…………」

 

 ――今にも泣きそうな速水の表情を見てしまっては。

 速水は震える唇を小さく開き、何かをこらえるようにさらに両の拳を握りしめて――

 

「…………バカ」

 

 なんとかそれだけを絞り出して、部屋を出ていってしまった。速水の出ていった扉と俺を何度か見比べた千葉は、被っていたニット帽を少しだけ深く被り直して速水の後を追う。

 

「私はさ、今の比企谷君が何を考えているのか、分かんない」

 

 二人分だけ少しだけ広くなった部屋に不破の声が静かに響く。その表情は難解な謎解きに詰まっているように歪み、少しだけ悔しそうに唇を噛みしめていた。

 

「だから、もうちょっと自分で考えてみるね」

 

 小さく首を振った不破は寂しそうに笑った。

 そして矢田は……。

 

「私、こわい。こわいよ……」

 

 それ以上は何も言えなくなり、泣き崩れてしまう。不破に付き添われて矢田が部屋を出ると、残されるのは俺と磯貝だ。

 

「……俺は、何か間違った……のか……?」

 

 あの状況では俺が殺すのがベターだった。烏間さんはまだ精密射撃ができるほどには回復しきっていなかったし、近接戦よりも一方的な射撃の方が安全性は高い。途中で俺自身の射撃が不可能と判断したから殺せんせーに渚の頭を冷やすように目配せをしたが、それまでは俺があいつを、鷹岡を撃ち殺すのは最善とは言わないまでも、最優だったはずだ。

 そもそも俺の中で、あいつらが人を殺すなんていう世界は存在しないのだから。

 

「……俺はたぶん、比企谷がどういう気持ちであの時銃を撃ったのか、分かる気がするよ」

 

 矢田が残していた桶を拾い上げながら、磯貝は口を開く。心なしか元気のないように見える触角のように生えた房を揺らしながら、「けど」と苦々しげに口を開く。

 

「分かる気はしても、それでも……いい気分は絶対しない」

 

 その理由はきっと、俺からじゃ比企谷には伝えられないからさ。そう言い残して、磯貝は出ていく。少しだけ悲しそうな表情を浮かべて。

 

「…………」

 

 誰もいなくなると聞こえてくるのは小さな波音だけだ。再びベッドに倒れ込んで目を閉じる。寝ている間に飲まされたらしい栄養剤のおかげで身体はすこぶる調子がいいはずなのに、痺れるような頭痛が絶えず走り抜けていた。

 

「……律か」

 

「はい、おはようございます。八幡さん」

 

 暗い世界の隅がほのかに明るくなったので声をかけてみると、枕元に置いてあったスマホに現れたであろう律が返事をしてくる。

 

「ひとまずご報告を。昨夜連行された鷹岡さんは防衛省の下拘束。国家機密が関わるため秘密裏にではありますが、懲役にかけられるそうです。そして、懲役後も国家の監視下に置かれると」

 

 まあ、そうだろうな。国の金をごっそり強奪した揚句、未遂とは言え大量殺人の首謀者だ。一度野放しにした結果がこれなのだから、防衛省としてももう放っておくわけにはいかないのだろう。

 鷹岡に雇われた暗殺者三人も現在事情聴取中のようだが、大量殺人を企てる鷹岡の意向に背いたことで防衛省の人間が大量殺人を行うことを未然に防いだことで、今回の件を口外しない代わりに数日中には解放されそう、とのことだ。

 

「それともう一つ。これは私の個人的な報告なのですが……」

 

 合成音声のトーンが明らかに下がったのを感じて、瞼を開けてディスプレイを見つめる。小さな画面にバストアップ姿を映したAI娘は、俺と目が合うと一度瞑目して胸に手を当て、まっすぐに俺を見返してきた。

 

「八幡さんが鷹岡さんに向けて発砲したとき、私の中である感情、というよりも思考が湧きました。…………『いやだ』という思考です」

 

 いやだ。その言葉を発する瞬間、3Dグラフィックでしかないはずの瞳の奥に、何かが見えた気がしたのは、俺の気のせいだろうか。

 

「なぜこの思考が湧き起こったのか、私自身分かりません。少しの間、インターネットの海で勉強してきたいと思います」

 

 深くお辞儀をすると、ディスプレイが真っ暗になる。なんとなく電源を付けてみるが、当然律の姿はなく、一般的なスマホ画面が映し出されているだけだった。

 

「…………」

 

 電源ボタンを押してディスプレイを再び落とす。真っ暗になった画面に俺の顔が反射する。寝起きでボサボサの黒髪の下にある両目は、力なく淀んでいた。

 

 

     ***

 

 

 皆疲れてしまって二日目を無駄にしてしまった俺たちは、次の日そのまま帰ることになった。行きと同じフェリーで、俺は皆から離れて船尾側のデッキに座り込んでいる。小さな雲が散見している程度の青空を海の境界を眺めていると、普久間島がどんどん小さくなっていく。本島に着くころにはもうあのリゾート島の姿は肉眼では視認できなくなるはずだ。

 

「名残惜しいですか、比企谷君?」

 

 ヌルヌル声に視線だけを向けると、元の姿に戻った殺せんせーが近づいてきた。昨日の夜元の姿に戻った超生物は、烏間さんの努力空しく変態中にダメージすら負わせられなかったそうだ。

 

「……別に、あの島を使うのは危険だって、理事長に報告した方がいいんじゃないかな、とか思ってただけですよ」

 

 まあ、さすがにそうそう人質に取られることはないだろうが、わざわざ生徒に危険の可能性がある場所を使う必要はないだろう。

 ただ、名残惜しくないと言えば嘘になる。無駄にした昨日一日があれば、きっと皆はもっとこの旅行を楽しめたことだろう。

 

「ああ、そうだ比企谷君。ちょっとこっちを向いてもらえますか?」

 

「なんですか……っ」

 

 振り返った瞬間、ぷにょんと頬に柔らかいものが当たった。視線を動かすと黄色い触手が触れていた。叩いたつもりなのだろうか。勢いも全くなかったようで、全然痛くない。

 

「不殺の約束を破りかけましたからね。これはその罰です」

 

「……やけに優しい罰ですね」

 

 紫のバツ印を顔に浮かび上がらせた先生に、少し粘液でヌメる頬をさすりながらぼやくと、いつものようにヌルフフフと笑いながら、「未遂ですからねぇ」と答えた。

 

「それに、今の比企谷君には“課題”ができたようですしね」

 

 ――やっぱりこの先生には分かるもんなんだなぁ。

 一晩考えてみたが、結局何が間違っていたのか俺には分からなかった。今でもあの選択はベターだったと思っている。

 そのせいで、今日はあいつらとは一言も言葉を交わしていない。倉橋あたりは何か言いたそうにチラチラこっちを見てきているが、俺の雰囲気を察してか近づくことはなかった。

 

「悩んでいるようですねぇ。君には難しい課題ですか?」

 

「……少なくとも、期末の数学よりは難解ですね」

 

 人の心なんてわからない。俺はそいつではないのだから。他人の心なんて、分かるはずがない。

 もう一度島の方を眺めるために首を動かした俺に、悩むことは大事だと、いつもより優しい声で彼は諭してきた。

 

「それでは先生からヒントをあげましょう」

 

「ヒント……?」

 

 視界の端で、黄色い超生物は指を二本立てた。それを確認して、顔は動かさずに耳だけを傾ける。

 

「一つ、なぜ君があの時彼を殺そうとしたのか。一つ、君と他の皆さんの違い」

 

 そこから重点的に考えるといいでしょう。そう言い残すと、殺せんせーは皆のところに戻っていっ……あっ、途中で顔を青くしてうずくまってしまった。船酔い我慢してたのね。……締まらねえなぁ。

 ただ、今は無理をして諭してくれた担任に心の中で感謝をする。もう一度離島を眺めると、もうすでに二日過ごした島は豆粒ほどのサイズになっていた。暗殺者たちと戦ったあのホテルは、もう見えない。

 課題の答えはまだ見つかる気配はない。それなら、せっかくうちのお節介な担任が教えてくれたヒントの部分を考えてみよう。大丈夫、考えることはぼっちの得意分野だ。

 夏の潮風に身を任せながら、そっと瞼を閉じた。




一応の離島暗殺編終了です。この後に続く話があと一話ありますが、離島での活動は一応ここで終了。

離島暗殺は暗殺教室のターニングポイントの一つだと思っています。そこで八幡を成長させたいなぁとずっと考えていたので、どう成長させようかウンウン唸りながら書いていました。まあ、基本的にいつも唸ってるんですけどね。

PCが本当にやばい音立てて、ちょっとシャレにならないのでスマホで投稿しているんですが、ほんと入力が面倒くさいです。キーボード入力のキーが小さすぎてしょっちゅうタップミスします。
とりあえず大急ぎでPCの新調を図らないと、夜と昼しか眠れないレベル。

あっあと、この話で書きだめがついに無くなりました。
できるだけ早い更新を目指していきたいですが、たぶん毎日更新は難しいと思います。更新頻度が早くて嬉しいと言ってくれていた方々は本当に申し訳ないです。筆が遅くて消化速度に生産速度が間に合いませんでした……。

それでは今日はこの辺で。
ではでは

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