盗賊の襲撃を退けた俺達は、それ以降何の滞りもなく、パルミアにある教会へとたどり着くことができた。
少々困ったことと言ったら、荷車に積まれた魚達が、異臭を放っていることくらいか。
まあ、買ってから一週間弱の間、常温で放置されていたのならば、こうもなるだろう。
後はエヘ様に捧げるだけだし、それほど気にすることでは無い。
(そしたら、この教会で魚共を捧げるとするか)
「本当にいいんでしょうか?何だか、食べたらヤバそうな臭いがしているんですけど……」
(他ならぬエヘ様が良いって言ってたんだから、気にすることないだろ。パッパとやっちまおうぜ)
「そう、ですよね?失礼しまーす、祭壇をお借りしたく参りましたー」
そう言いながら、オーディは教会の中へと入っていく。
すると中から、青い制服に身を包んだ、一人の癒し手の女性が出迎えに来た。
「いらっしゃい、オーディさん。祭壇のご利用ですね、ではこちらに……ってクサッ!」
「あ、フィーヌさん。すみません、いっぱい供物の魚を持って来たんですけど、腐ってしまいまして」
彼女の名前はフィーヌ、この教会、というかパルミアにただ一人の癒し手である。
癒し手とは、市民がアンデッド等に襲われ、彼ら特有の能力値を蝕む攻撃を受けてしまった時、その下がった能力値を元に戻す事を生業とする者だ。
オーディも冒険者をしている以上アンデッドと戦う機会はあり、癒し手にお世話になる機会はあった。
その関係で、このパルミアの癒し手フィーヌとオーディは顔なじみになっている。
そのフィーヌだが、パルミアにある教会の管理の仕事もしているのだ。
なので、初めて祭壇に行くオーディは、顔見知りのフィーヌに案内をしてもらおう、と声をかけた訳である。
「オーディさん、こういったのは日々の積み重ねが大事なんですよ。
こうやって、まとめてドン!ではまるで気まぐれのようではないですか」
ちょっと怒られたけど。
「うう、すみません。でも、エヘカトル様に一杯お礼の気持ちを伝えたくて……」
「だとしても、です。オーディさん、自分の身の丈に合った信仰でよろしいのですよ。
見ればパルミアを発った一月程前から、あまり装備なども変えていらっしゃらないようです。
大方、稼いだお金のほとんどをエヘカトル様の為に捧げたのでしょう。」
「よ、よく分かりましたね」
「あなたのような方はたまにいるのです。
ですが、そんなことをし続けることはできません。出来たとしても、それはあなたを幸せにはしないでしょう。
エヘカトル様はお優しい方と聞きます、きっと、無理をするあなたを見て心を痛めてしまいますよ」
「……そうですね、今度からは、出来るだけ頻繁に此処に寄って、エヘカトル様に捧げ物ができるようにします」
「ええ、それが良いでしょう。……私も腐った大量の魚に囲まれるようなことは、出来るだけ少ない方が良いですからね」
結局腐った魚が嫌で、屁理屈を捏ねてるだけじゃないのか、というのは邪推だろうか。
だが確かに、今回のような大移動を捧げ物の度に行うのは、少し無駄が過ぎるだろう。
フィーヌのいう事もごもっとも、言う通りにしておいた方がいいだろうな。
「でも、今回は買ってしまったので、とりあえず捧げさせていただいていいですか?」
「ええもちろんです。というか、この大量の腐った魚を他にどうにかする方法は無いですからね。ではこちらにどうぞ」
そう言って、フィーヌは俺達を教会の奥へと案内する。
そこにあったのは、神々の休戦地にあったような、不思議な神々しさを持つ祭壇だった。
「祭壇というのは、人それぞれにとって、別の神と繋がっています。この祭壇は特定の神の為に作られたものではないですから、もしあなたが此処でエヘカトル様のために祈りを捧げれば、この祭壇はあなたにとって、エヘカトル様の為の祭壇となるでしょう。」
「えっと、人によって、その祭壇で祭られている神が違うように見えるってことですか?」
「そうです。そうでもないと、捧げ物の度に祭壇の乗っ取りあいが、異なる神の信者達の間で起こってしまいますから」
「それじゃあ、一度ここで捧げ物をしたら、私にとってここは、ずっとエヘカトル様の祭壇なんでしょうか」
「はい、ですから安心してこの場所をご利用してくださいね」
なんかややこしいが取りあえず、別の日にこの祭壇に来たら、他の神に乗っ取られてたって事態にはならないという事か。
まあ、こんなところにあるのは公共の祭壇みたいなものだろうから、皆が使っても問題ない造りじゃないと困るわな。
この国どう考えても多神教だし、首都の教会で一つの神しか信仰ができないようだったら、国民の信心深さからして、暴動がおこるだろう。
神々の休戦地みたいに、すべての神の祭壇があったら別だが。
「それじゃあ始めますね。エヘカトル様ー、受け取って下さーい」
そう言って、オーディは荷車から腐った魚を取り出し、祭壇の前で掲げる。
すると、教会の天井を貫いて、白い光が祭壇へと降り注いだ。
それが祭壇に届いて辺りを照らし始めると同時に、天から聞き覚えのある声がしてくる。
『わおっ♪新しい居場所っ!嬉しい!好き!大好き!』
「わわっ、エヘカトル様!い、居場所ですか?」
「新しく祭壇を支配するということは、神々の支配域が広がるという事だと聞きます。恐らくその事を喜んでおられるのでしょう」
「そうなんですか、じゃあ多くの祭壇でエヘカトル様に捧げ物をした方が……」
「エヘカトル様はお喜びになるでしょう。
でも既に支配者がいる祭壇を支配させようとすれば、元の支配者を怒らせてしまいます。気を付けてくださいね」
そこら辺は特にゲームと変わってないな。
まあ、自分視点で見たら、祭壇関係はゲームと同じと覚えておけばいいだろう。
冒険とかしてたら、余り関係なさそうだし。
『うみゅみゅ、その後ろのお魚、私の?私の?』
「あっ、そうです!せっかくいらっしゃったのに、お待たせしてすみません。今お渡ししますね」
オーディは荷車から次々と魚を取り出し、エヘ様へと捧げていく。
受け取ったエヘ様の方は、声だけで上機嫌と分かるほどに嬉しそうな声色で、うみみゃぁ♪うみみゃぁ♪と鳴いている。
それを聞いているオーディも嬉しそうだ。どんどん捧げ物をするペースが上がり、その動作も勢いに乗っていく。
数分もすると、あれだけ大量に荷車に乗っていた魚達は、全てその姿を消していた。
『うみみやぁ!お魚たくさん!うみみやぁ!』
「お喜びいただけたようでよかったです。また近いうちに、捧げ物に参りますね。今度はこんなに沢山とはいかないかもですけど」
『うん!たくさんたくさん待ってるよ。よ!』
その声を最後にエヘ様はお帰りになったようで、辺りに満ちていた白い光は少しずつ薄れていった。
「良かったですね、オーディさん。エヘカトル様、とても嬉しそうにしていらっしゃいました」
「はい。また教会に来る時が楽しみです」
「それはよかったです。癒し手の方もよろしくお願いしますね」
「そちらの方は、機会が無いに越したことは無いんですけどね……」
「ふふ、冗談ですよ。それではまたのお越しをお待ちしております」
「ありがとうございました。ではフィーネさん、お元気で」
(んん、あんだけ沢山魚とか貢いだし、何かご褒美とかくれるかなーと思ったけど、そう簡単にはいかなかったな)
「もう、剣さん!見返りを求めてやったんじゃないんですよ!」
(へいへい、でもあれじゃない?エヘ様に頑張りを認めて貰って、何か貰えたりしたら嬉しくない?)
「う、それはそうですけど……」
(まあそういう楽しみがあってもいいだろうってことで。エヘ様もそれくらいで目くじら立てないだろうさ)
「そ、それはそれとしてですけど!」
旗色が悪くなったとみて話題転換にかかったか。
だがこの俺にはお見通しである、っていうかモロバレである。
あんまつっついても面白くないから、普通に話流すけど。
「フィーヌさんに言われましたし、これからはやっぱり、パルミアのお魚屋さんで供物を買うべきですかね?」
(それもいいだろうな、頻繁に買って捧げるなら、近場で買った方が効率がいいし。だが、もう一つお安く済む手段もあるぞ)
「それって、どんな方法ですか?」
(自分で釣り上げるのさ、釣り竿とエサを買ってな)
「ええっ!で、でも、私釣りなんかやったことありませんし、どうすればいいのか分かりませんよ?」
(ん?ギルドで釣りのやり方を教えて貰えばいいんじゃないのか?)
「へー、ギルドで釣りについて教えてくれるんですか。剣さん良く知ってますね」
(それは、えー、あれよ、いつもの酒場で情報収集よ。何かギルドで釣りやらの仕方を教えてもらったぜーっていう冒険者がいたんだよ)
便利なり、酒場で情報収集。
ゲーム知識の言い訳するときは、大体これで何とかなる気がする。
「ギルドで教えてくれるってことは、依頼達成の報酬である、プラチナコインでの技能講習ですよね。丁度1つ学べるくらいはコインが貯まってますし、行ってみましょうか」
(言い出しておいてなんだが、本当にそれでいいのか?他にも必要な技能はあるんだし、釣り技能は後回しにして、魚の供給の方はしばらく店からにしてもいいんだぞ)
「はい、釣りってやったことないですから、どういうものなのか興味があるんです」
(そうかい、じゃあ行ってみるとするか)
「ええ、待っててくださいねエヘカトル様!いっぱい魚釣って持って行きますから!」
オーディは気合十分と言った様子で街道をグングンと進み、パルミアの中心部にある冒険者ギルドへと突撃していった。
そしてがっくりと肩を落として、冒険者ギルドから出てきた。
「釣りスキル、ここでは講習やってませんでした……。ヨウィンかヴェルニースに行かないと、やってないって……」
(いや、そう落ち込むなってオーディ!ヴェルニースとか近い方じゃないか、2、3日あれば着くんだし!)
「でも、何だか出鼻くじかれました……」
(どっちにしろ釣り竿とかないと釣りはできなかったから!ギルドの奴が言ってただろ?ヴェルニースかルミエストにしか釣具店は無いって、どのみち無理だったんだって!)
「それ、余計残念です……」
(ああもう面倒くさい性格をしおって!)
結局、オーディはヴェルニースで釣りの技能を手に入れ、その足で釣具店に行って、釣り竿と釣り餌を買うまでの間、落ち込んだままだった。
そして釣り具を手に入れたオーディがこちらになります。
「よーし、これで釣りの準備は整いました!後は釣って釣って、釣りまくるだけですよ!」
(お前急に元気になったな、1時間くらい前までほぼ無言だったじゃねぇか)
「それはまあ、なんというか拗ねていたと言いますか」
(自分で拗ねてたとか言える神経すげえな、神経属性攻撃無効とかじゃないのか?)
「えへへ、そんなに凄いですか?」
(月並みだが言わせてもらおう、全くもって褒めてはいない)
ねんがんのつりざおをてにいれたオーディは、意気揚々と釣具店前にあった池で釣りを始める。
さっきまであんなに暗い様子だったのに、現金な物だ。
しかしまあ、元気になったならば俺にとっても助かった。
というのも、オーディがショックを受けていた間、俺はめっちゃくちゃに暇だったのである。
普段ならば、移動時間の間は雑談などをして暇をつぶすのだが、今回はオーディが落ち込んでいたため、まともに会話が成立しなかった。
剣である俺には、基本的に暇な時間にやることが無い。
一応索敵などは行っていたが、安全な街道を通っていたため、道中に賊やモンスターなどの襲撃はなかった。
そのため当然、俺にとって一番の娯楽である、敵からの血液採取もできなかったのである。
もちろん、途中で血吸いが発動して、オーディから生き血を吸い上げはした。だが、あれは飢えに突き動かされてやっているので、楽しんでる暇はない。
この退屈であるという問題は、本気で俺にとって大きな問題となりかねない。
俺には基本的に行動の選択権が無いからな、受け身で持ち主の行動に付き合うしかない。
またオーディの口数が減るようなことが起こって、その上で彼女が、何の変わり映えもしないことをやり続けていたら。
その時俺は今一度、持て余した時間をどうすることもできず、ただ待つことしかできなくなるのだ。
そう、丁度今のように、2時間たっても何も釣れず、だんだんオーディが鬱ってきた状態だとだ。
「全然、釣れません……」
(いや、まあ初めての釣りなわけだし、こんなもんだろうよ)
「そうは言っても、やっぱりこれは少し堪えますよ……」
まあ、そうはいっても、自分から話しかけてきたりする分、さっきまでよりはマシだ。
早いとこ釣れて、オーディがいつも通りに回復してくれるといいんだが。
「釣りのやり方って、本当にこれで合ってるんでしょうか?私ちょっと不安になってきました」
(それに関しては問題ないと思うんだがな、ギルドのやつが言ってたやり方はしっかり踏襲しているようだし、釣具店の店長もここで魚が釣れると言っていた。やはり問題は、経験のなさだろう。こればっかりは慣れていくしかないと思うぞ)
「やっぱりそうなんでしょうか。それにしたって、釣れないにしてもそろそろ何か針に引っかかる位はしてもいいんじゃ(って、おいオーディ!引いてる!引いてる!)ふぇっ!?」
オーディが話に夢中になっている間に、いつの間にか釣り竿に何かがかかったようだ。
オーディは慌てて竿に意識を集中させ、浮きが沈むのに合わせて思い切り引っ張る。
それにより、水中から水しぶきをあげて、獲物が飛び出してきた。
「こーい!って、あれ」
(あー、これは、なあ)
そして、この反応が出てきた。
針があった場所に付いて来ていたのは、銀色に光る背中に丸みを帯びたボディ、そして平たく反り返った頭をしていて、
まあ、平たく言えば空き缶だったのだ。
「2、2時間かけて、成果がこれ……。私もう釣りに向いてないんじゃあ……」
(……まあそう言わず、餌使い切るまではやってみたらどうだ?せっかく買ったのにもったいないし)
「確かにそうですね、取りあえず、餌が無くなるまでは」
そういって、オーディはとれてしまった餌の代わりに新しい餌を針につけ、再び浮きと睨み合いを始める。
だが、やはりそう簡単に魚は釣れない。
引っかかるのは、あれから何度か引っかかるようになり始めた、ゴミばかりの物だ。
更に3時間ほどが経過し、買った餌が尽き始めてきた。
(これはもう本当に駄目かも分からんな、ゴミは一応よく釣れるようになったが)
「ゴミが釣れても仕方ないですよう!エヘカトル様の為のお魚が手に入らないと」
(しかしこんだけ釣れないとなると、流石に諦めた方がいいかもだなあ。もしかしたら、能力値とかが足りないのかもしれんし)
「えっと、ギルドの方が言うには、感覚が関係してくると言われているんでしたっけ?でも、それだったら、確かに急に上げる方法なんてないし……って、引いてる!」
(何ぃ!)
見ると、確かに浮きが沈んでいた。
しかも、これまでとは違い、左に右にと引っ張る方向が変わっているように見える。
(これはもしかすると、もしかするぞ。オーディ、気を付けて行けよ)
「は、はいぃぃ」
オーディは針が抜けないよう、魚の動きに合わせてゆっくりと竿を引き上げていく。
実際これが効率がいいのかは分からないが、それが分かる者はこの場にはいない。
緊張しながらも、オーディは明らかにうれしそうだ。今日一番楽しそうにしている気がする。
「い、今!てええええええい!」
そういって、オーディが力を入れて引っ張り、水面から魚影が飛び出してきた!
……金魚の。
「や、やったあああああああ!釣れましたよ、剣さん。私、初めて魚を釣りました!」
(お、おう。お前がそれでいいんだったらば俺も別にいいんだけどよ)
「よーし、早速パルミアに出発です。エヘカトル様にお魚捧げに行きましょう!」
(……そうだな)
「オーディさん、私は確かに身の丈に合った信仰をと言いましたが、流石にここまで規模を小さくするのはどうかと思います」
「そ、そうですよね」
教会に行って、フィーヌに自信満々で金魚を見せたオーディは、そのフィーヌに窘められて、ようやく客観的に自分の魚を見ることができたようだ。
「すみません、初めて釣りが成功したもので、舞い上がってしまいまして……」
「まあ、そういうことだったら、エヘカトル様も喜んでお受け取り下さるでしょう。ですが、次からは流石に、店売りの魚も混ぜた方がよろしいかと思いますよ」
「はい、そうします」
どうにか神への献上を終え、俺達は教会を後にした。
金魚を釣ってからずっとテンションが高かったオーディも、流石に落ち着いてきたようだ。
「流石にあれはまずかったかもですね。剣さん、気付いてたなら教えてくれればよかったのに」
(せっかく喜んでたのに、水を差すのもどうかと思ってな。それに、エヘ様はきちんと喜んでくれたじゃないか)
「それは、そうですね。結構苦労したけど、喜んでもらえたみたいで良かったです」
そういうオーディは嬉しそうだ。
こいつ相当エヘ様のこと好きだよな。
(しかし、これからはどうする?この調子だと、釣りで魚を用意するのは難しそうだが)
「それですけど、やっぱり感覚の能力値が足りないんじゃないかと思うんです。
とは言っても、釣りもやらなきゃ上達しませんし、レベルを上げて冒険者としての地力も上げながら、たまに釣りに挑戦してみる感じで行こうかと思います。その間は、お魚屋さんで供物を用意する、ということで」
感覚の能力値が足りない可能性というのは、オーディから話を聞いたフィーヌも言っていた。
やはり、感覚が鋭い奴の方が釣りが得意なことが多い、というのがこの世界の定説のようだ。
(そうか、それもいいだろうな。で、冒険者の地力を上げるって言ったが、どうするつもりなんだ?また子犬の洞窟にでも潜るのか?)
「いえ、今度は別の簡単なネフィアに挑戦してみたいです。私も結構戦えるようになりましたし、しっかり準備していけば、知らない場所でも大丈夫だと思うので」
(確かに、今のオーディだと子犬の洞窟では少し役不足かもな。それに、俺としてもその方が面白そうだ、今から楽しみだぜ)
実際、子犬の洞窟の敵では、全くオーディに敵わなくなっていたからな。
地力を高めるというのならば、それは正解だろう。
俺にとってもなかなかうれしい事だ、正直子犬の洞窟の奴らの味は少し飽きてきていたからな。
ここらで心機一転というのも悪くない。
(しかし、途中あんなにダレていたのに、今は釣りをやる気満々だな)
「はい、やっぱり、釣れると分かったら途端に楽しくなってきますね」
そういうオーディの目は、ハイライトさんがいつも以上に仕事しているように見える。
しかし、この様子だと大分釣りにハマりそうだな。
釣りしてる間、俺のほうはかなり暇になるし、こりゃ余計な提案せずに、店で魚買わせたがよかったかね?
実際ヴェルニースで釣りしてた時は本当暇で、後の方とかは、俺は睡眠必要ないのに寝るんじゃないかと思ったわ。
ま、いまさら言っても仕方ないか。
剣になったからか、割かし暇でも大丈夫になったしな。
今は取りあえず、次挑戦するネフィアへの準備のことだけ、考えておくとしよう。