艦娘の咆哮 ~戦場に咲き誇る桜の風~   作:陣龍

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今回は題名通り『桜風』の開発した兵装の発表に終始します。『桜風』の開発能力や引きの強さが尋常では無い様に思えますが細かい事は気にしない方向で。駆逐艦じゃなくてフリゲートだしデカ物作っても問題無い筈(震え声)

…タイプ的には『不確定な武運天運を拒絶し、実力のみで捻じ伏せる』タイプなんだがなぁ『桜風』…


第一六話  駆逐艦『桜風』の兵装開発報告会

「さて、休憩も取れた事だし、対策会議を再開するわよ」

 

「・・・アー、提督?」

 

「川内?どうしたの?」

 

「『桜風』が突っ伏してるのは一体どうして?」

 

「命を粗末にする様な言葉を発しましたから、少しばかりお説教を」

 

「鳳翔さん・・・うん、分かった。『桜風』南無」

 

 

そう言いながら川内に拝まれているのは、机の上に突っ伏している『桜風』。先の演説で『死を何とも思っていない』と受け取れる言葉を聞いて少し『カチン』と来た鳳翔と古鷹による『命を大事に』のお説教タイムを休憩時間中ずっと受けていたのだ。自業自得であるとは言え、過去に夜間騒いでいる事で説教を受けた事のある川内としては、少しばかり憐れみを覚える光景であった。

 

 

「・・・まあ『桜風』のさっきの演説は兎も角、今の皆の装備だと超兵器相手だと殆ど使い物にならなさそうなのは、理解できたよね」

 

そして強引に話を元の路線へと戻す深山提督。その一言で騒めいていた艦娘たちのお喋りは消え失せ、全員が真剣な眼差しを提督とスクリーンへと向けた。先とは大違いの様子だが、これは『桜風』の質疑応答と演説が影響していた。まるで芝居の様なセリフでは有ったが、表情と声色は真面目そのものであり、嘘や冗談で言っている訳では無い事が理屈では無く本能で理解させられたのだ。ただ艦娘を真剣にさせたその功績者は重い説教を喰らって机に顔を張り付けていたが。

 

「それで、『桜風』が工廠で開発した兵装をこの場で紹介するわ。それと一緒に装備する艦娘も伝えるから聞き落とさない様に。・・・まずは艦載機ね。瑞鳳」

 

「はい」

 

そうして立ち上がる卵焼き軽空母・・・では無く、祥鳳型航空母艦の二番艦瑞鳳が、レーザーポインターを持ってスクリーンに映る艦載機の説明を始めた。

 

「『桜風』ちゃんが開発した航空機は、全て私たちが使用していた全艦載機よりも遥かに強力な物でした。例えば、この最初に開発された『陣風』と言う戦闘機」

 

その一言に応じてスクリーンに現れる、日の丸が描かれ、今まで見慣れていた零戦とは全く違う無骨で大柄な戦闘機を見て、多くの艦娘は小さく近くの艦娘と小声で何かを話し合うも、次の瑞鳳の一言でその小声はとても大きくなることになる。

 

「この『陣風』と言う戦闘機の性能は、時速685㎞、航続距離2700㎞、武装『40mm航空機関砲』と『30mmバルカン砲』、夜間戦闘可能。因みに計測したところ、『40mm航空機関砲』は『20mm航空機関砲』の4倍の威力と二倍の射程、『30mmバルカン砲』は8倍の威力と3倍の射程を持つ事が確認されています」

 

「ねぇーちょっとまってよ瑞鳳!」

 

「隼鷹。瑞鳳の言っている事は本当よ。私と瑞鶴が調べ上げたのだから」

 

「アレを飛ばしたらもう既存機には戻りたくないよねー。ねえ翔鶴姉?」

 

 

疑いの声で質問を飛ばそうとした隼鷹の言葉を遮り、加賀と瑞鶴が瑞鳳の援護をする。二人は『桜風』の開発した機体を飛ばして居た為に、その惚れ込みそうな高性能は身体が覚えていた。

 

「・・・そ、そうか。それなら良いんだ」

 

質問を遮られ、仕方が無く座る隼鷹。深山艦隊の正規空母でも最も熟練している二隻が太鼓判を押す以上、隼鷹が言える事は無かった。因みに瑞鶴に水を向けられた翔鶴は、『桜風』製航空機を飛ばした事が無い為苦笑いするしかなかった。

 

「『陣風』も凄いけど、他の機体も、本当に凄いのよ!『烈風一一型』も『雷電一一型』もだけど、『流星改』は時速573km、航続力2470km、武装も航空魚雷に加えて『30mm航空機関砲』も搭載!普通に空戦だって出来ちゃう!」

 

その後も細かい性能表が書かれた、事前配布された資料を片手に熱い熱弁を繰り広げて大暴走する瑞鳳。だが航空母艦娘や水上機搭載可能な軽巡以上の艦娘や潜水空母艦娘以外、つまり深山艦隊の中でも多数派である駆逐艦娘には退屈な時間であった。凄い事は分かるのだが、余り駆逐艦娘には関わりの無い話だったのだから、こればかりは仕方が無い。

 

「・・・瑞鳳、流石にもう良いわ。次は艦砲と魚雷と対潜兵装の解説に入るから」

 

「提督?!瑞鳳、まだ全然語り終わってないんだけど!」

 

「固定翼機だけでなくヘリコプターの『AS332(スーパーピューマ)』どころか水上機まで語ってまだ足りないの瑞鳳?担当だった日向が泣いてるよ?」

 

「・・・え?」

 

艦載機解説を止められて憤懣遣る瀬無い瑞鳳が、提督の言うままに本来水上機の解説をするはずだった日向の方を見やると、確かに唇を噛んで泣いていた。『瑞雲マスター』だの『師匠』だの一部から言われる航空戦艦日向の血はこの艦隊の日向にも受け継がれていたようで、瑞雲では無かったが『晴嵐改』と『零式水偵一一型甲』そして『AS332(スーパーピューマ)』と言う凄まじい兵器を、先の実践演習で飛ばして居た。その為この性能を張り切って解説しようとしたら一度もマイクを離さない瑞鳳に全部持っていかれたのだ。日向は泣いていいと思う。

 

 

「それでは、まずは艦載砲の解説に入ろうと思う。解説はこの私、長門が行う。皆、よろしく頼む」

 

裏で瑞鳳が必死に日向に謝っている中、我関せずと戦艦娘の長門は駆逐艦『桜風』の開発した艦載砲の解説に入る。尚今の段階になってようやく『桜風』の頭は机の上から青葉たちの頭の隣に戻っている。

 

 

「今回『桜風』には先の艦載機開発と同じく10回主砲レシピを回してもらっている。・・・きっと皆の中には『駆逐艦が開発した砲なんて』と思っている者もいるだろうが、『桜風』の開発した物は本当に凄いぞ」

 

そう言いながら、航空機から砲塔へとスクリーンに映し出される画像が切り替わる。そして直ぐに艦娘は全員騒がしくなり始めた。騒ぐのは当然だろう。映っていたのは二つの砲塔だったが、その二つとも『4連装砲塔』だったのだから。

 

「先ずは右側の砲塔。これは『41㎝65口径4連装砲』だ。聞いてわかる様に私たちが何時も使っている『41㎝連装砲』よりも遥かに強力な砲塔だ。単発火力は『46㎝45口径砲』よりも僅かに上回るほどだ」

 

「Hey、長門!Powerful weaponなのは分かりましたが、搭載してFireしたら転覆すると大変デース!その点どうデスカー?」

 

「金剛か・・・大丈夫だ。既にこの長門と伊勢が実際に搭載して試射も行っている。結果は極めて良好。41㎝砲を撃った時の感覚とそう変わっていない。金剛型や扶桑型が搭載しても大きな問題は無いだろう」

 

「Oh、i see!それなら問題Nothingデース!」

 

そう言いつつ席に着く金剛。実際既に金剛型にも扶桑型にも46㎝3連装砲を搭載して実践投入する事が可能であるのは過去に確認済なのだが、41㎝とは言え『65口径4連装砲』と言う未知の砲塔をいきなり搭載するには勇気が居る。実戦で船体にダメージを与えながら攻撃する兵器など誰も載せたくはない。

 

「もう一つは『15.2㎝75口径4連装砲』。単発火力は20.3㎝砲と同等。これは・・・何故かは分からないが、駆逐艦にも搭載出来た。陽炎」

 

「はい、長門さん。・・・実験では、私の船体に搭載して砲撃しても異常は起こりませんでした。もちろん、何時も使っている『10㎝連装高角砲』とは勝手が違いましたが、至って普通に砲撃可能でした」

 

 

そしてまたも飛び出た衝撃的情報に、今度ばかりは駆逐艦娘も騒ぎ出す。夕立や綾波の様な例外的存在を除けば、否、その例外的存在にしても駆逐艦の砲撃力は極めて低い事はどう足掻いても覆しようのない事実であったため、もしこの砲を搭載出来れば・・・そう考えるのは至極当然だった。

 

「・・・これで『桜風』の開発した兵器が高性能で有る事は分かってもらえたと思う。余り長々説明するのも問題だから、これからは軽く新規開発された砲の説明を流す。これと手元の資料を見て気になる事が有ったら後で私か陽炎に聞きに来てくれ」

 

そう言うとスクリーンがスライドショーとなって新規開発された砲兵装の説明が流れ出す。『12.7㎝70口径連装砲』や『20.3㎝55口径連装砲』と言った見慣れているが砲身長が違う砲だけでなく『30.5㎝50口径3連装砲』『43.2㎝75口径単装砲』『25.4㎝65口径単装砲』と言う何とも反応し辛い砲が流れ、最後には『50.8㎝75口径4連装砲』『46㎝75口径4連装砲』『61㎝45口径連装砲』と言う明らかな爆弾が流れるに従って、艦種を問わずに艦娘たちの騒めきは津波の如く広がっていった。

 

 

「はいはい私語は止める様に。最後に魚雷の解説に入るから。・・・じゃあ『桜風』、この際貴女が説明してね」

 

「ファい!?」

 

 

いきなり深山提督に水を向けられて奇声を発して固まる『桜風』。本来の予定で有れば魚雷の解説は隣に座っている青葉がする予定であった。勢いよく振り返って隣に座っていた青葉を見やると、その青葉は何時の間にか席から離れてカメラを『桜風』の方へと向けていた。この時点で『桜風』は悟った。『提督たちにハメられた』と。

 

 

「・・・あー、えっと、その・・・。はい、では解説入ります」

 

そして人の依代を得て僅か10日かつ対人経験が少ない『桜風』がマイクを持つように突き付けられ、そして無数の艦娘の急かす視線に抗いきれるわけも無く、マイクを二度取り落としながらも立ち上がった。その声と身体が震えていたのはきっと気のせいでは無い。

 

「艦載機と砲レシピと同じく、魚雷開発レシピで10回開発しました。使える使えないは兎も角、一応全部開発成功しています」

 

そう言って艦娘たちが、特に魚雷開発レシピを何度も回してことごとく玉砕し続けた雪風や時雨、初霜たちが大騒ぎしだすも、『桜風』の解説は止まらない。と言うより緊張の余りそっちに気を回す余裕が欠片も無かった。まだまだ大人数相手でのプレゼンテーションをするには、『桜風』には対人経験が壊滅的に不足しているのだ。一応コミュ障と言う訳では無いので、慣れれば特に問題は無くなっていくだろうが。

 

「先ず開発出来ましたのは『感応機雷敷設魚雷』です。これは射出後に指定したポイントに機雷を大量にばら撒く魚雷です。多少なりともこの機雷は敵艦に向けて動きますので、うまく扱えば敵艦隊を効率的に足止め出来るかもしれません」

 

「はい!『桜風』さん、出来るかもしれないってどういうことですか?使った事は無いのですか?」

 

「・・・えっと、はい。すみません、私はこの魚雷は今まで使った事が無くて・・・すみません」

 

「いえ!気にしないで下さい!あ、雪風は陽炎型駆逐艦8番艦の雪風と言います!これからよろしくお願いします!『桜風』さん!」

 

「あ、ハイ。宜しくお願いします雪風さん」

 

元気に質問を飛ばして、納得したらついでに自己紹介もして座る雪風。まるでリスの様に人懐っこい笑みで僅かながらに緊張が解れた『桜風』。そのお陰か、極めて平坦で機械の様に堅い声色が少しづつ『桜風』本来の声色へと移りながらの兵装説明へとなっていった。この深山艦隊最強の幸運艦は、殆ど意識せずにその容姿と性格から相手の心を解きほぐす事が得意なのだ。

 

「それで、次は『小型機雷掃討連装魚雷』です。これは潜水艦用の魚雷で、文字通り機雷を掃討するだけでなく、手動操作で敵艦の魚雷を迎撃する事も可能です。・・・使い勝手は・・・すみません、伊58さんからは微妙との評価を戴いております」

 

「『桜風』ー。さんはつけなくて良いでち。呼び捨てで良いでち」

 

「あ、はい、分かりました」

 

そして二連発で何とも使い勝手が悪い魚雷が出て来た事に、流石に艦載機と砲兵装の開発で運を使い果たしたかと、深山艦隊の艦娘たちは残念なようで、ある意味安心していたが、彼女たちの安心感は次から怒涛の如く説明された魚雷兵装によってあっさり打ち砕かれた。『桜風』の引きの強さは、そう弱い物では無かったのだ。

 

「次は『61㎝7連装誘導魚雷』と『5連装対潜誘導魚雷』『32.4㎝誘導魚雷』の誘導魚雷です。これはロックオンした敵艦を追いかけ続ける魚雷で、迎撃を受けるか、電波妨害やデコイを射出されない限りは必ず命中します。威力はそれぞれ単発火力で『61㎝7連装誘導魚雷』は『61㎝酸素魚雷』と、後者二つは『53.3cm空気魚雷』と同等になります」

 

「最後の五つは普通の水上艦艇用の魚雷兵装です。順に『45㎝5連装酸素魚雷』『80㎝5連装空気魚雷』『61㎝5連装酸素魚雷』『61㎝7連装空気魚雷』『68㎝3連装空気魚雷』になります。陽炎に実験して貰いましたが、特に問題なく使用可能との事です。・・・以上が、私が今日までに開発した兵装になります」

 

 

そう言った後、ポスリと椅子に座り込んで『やっと終わった』と安堵のため息を吐く『桜風』。良い写真が取れましたと笑顔ですり寄ってきた青葉を捕まえて「この裏切り者メ~」「イタイイタイ、『桜風』さん痛いです」とじゃれ合う中、深山提督が立ち上がり、騒めく艦娘たちに向かって宣言しだした。

 

「先ほど海軍庁から、深山艦隊は対超兵器戦闘に関して一切のフリーハンドの権限を与えられた。要約すると『超兵器出現時は、既存作戦を放棄してでも超兵器撃沈を優先任務とする』と言う命令ね。・・・確かにただの杞憂に終わるかもしれないけど、それでも備えておいた方が良いのは自明の理。皆も、協力してもらうわよ」

 

 

その一言に、体育館は一瞬で静まり返り、そして椅子を蹴り倒して一隻の戦艦娘が立ち上がった。

 

「Of courseデース!超兵器?それが一体如何したと言うのデース!『桜風』が沈められたのなら、私たちにだってきっと出来るはずデース!」

 

その一言で、静まり返っていた艦娘たちの眼には戦意の炎が灯った。『桜風』が勝てたのなら、きっと自分たちにだって出来る・・・。明確な根拠も『桜風』が開発した兵装が存在した。金剛の一声で、雰囲気は一気に切り替わったのが、誰もが感覚的に理解できた。

 

 

「・・・この様子なら大丈夫ですね。『桜風』さん、貴女と一緒に、皆も戦いますよ!」

 

「はい、青葉さん。心強いです」

 

 

 

――――仮に行けたとしても、『ドレッドノート』『デュアルクレイター』、運次第で『アルケオプテリクス』、十重二重の奇跡が起きれば『ハリマ』・・・。この辺りが限界かな

 

口では青葉にそう答えつつも、『桜風』の脳内では『中盤以降の超兵器では、深山艦隊の艦娘は戦線離脱不可避』と言う冷徹な答えが出ていた。そもそも元来超兵器は、基本的に単艦戦闘しか考えておらず、僚艦無しでの対多数戦闘を前提にされていると言う、通常の兵器開発思考の常道から全力で逆走している兵器である。僚艦との共同での戦闘を本能レベルで刻み込まれている艦娘とは絶対的かつ致命的に相性が悪い。今更単艦戦闘の訓練をしても、極限まで単艦戦闘に特化した『桜風』レベルにまで矯正など出来る訳が無かった。

 

「・・・まあ、それも戦い方次第かな」

 

「?何か言いましたか、『桜風』さん?」

 

「何でもありませんよ」

 

――――でも、この世界は私が居た世界とは違う。今度演習で深山艦隊の艦娘の連度を確認してから最終判断を出した方が良いか

 

 

だがその『答え』はあくまで『前の世界』での常識だ。もしかしたらこの世界の艦艇の能力は何かしら凄い物を持っているのかもしれない。それを見てから、答えを出した方が良い。

 

 

 

「Hey、提督ー!これで会議は終わりですかー?」

 

「そうね・・・これで終わりね。もうそろそろ良い時間だし」

 

「じゃあ後は机と椅子を片付けるだけですね」

 

「『桜風』ー、一体何を言ってるデスカー?」

 

「え?会議が終わったのなら片付け・・・」

 

「何言ってるんですか『桜風』さん!深山艦隊の艦娘が集まったら『桜風』さんの歓迎会するって、前に言ってたじゃ無いですか!」

 

「青葉さん!?アレ本気だったんですか?!」

 

 

あんぐりと口を開ける『桜風』。確かに深山提督と初めて会って即答で参入する事を決めた日に聞いたが、正直に言うと本当にするとは思ってなかった。するとしても自己紹介程度で、『歓迎会』までの大きなものをしてくれるとは思ってなかった。特に超兵器が出現して大して間もないこの時期に。

 

 

「これから忙しくなるからこそ、今『桜風』の歓迎会をするの!今を逃したら何時出来るか分かったものじゃ無いしね!」

 

「陽炎?!いやそんな事して頂かなくても・・・」

 

「『桜風』さん」

 

「不知火!ちょっと不知火からも言ってやってくれない?!恥ずかしいか・・・じゃ無くて、超兵器が出現したっていうのに・・・」

 

「諦めましょう。皆この時を楽しみにしていましたので、今更中止には出来ません」

 

 

――――・・・そんな・・・既に精神的に大分神経すり減らしたのに、これ以上摩耗しろと言うの・・・?

 

その『桜風』の魂の叫びは声に出される事は無く、歓迎会の準備をする為に主役の『桜風』は強制連行されていった。さながら、その姿はボクシングの試合でKO負けした選手を、二人で肩を貸して運んでいる姿のようだったとは、綾波型駆逐艦の漣の証言である。




ガンガン字数が増えてってますが、陣龍は大丈夫です。次回は宴会で『桜風』の酒豪っぷりが隼鷹と千歳那智を纏めて潰れさせることで発覚する予定。

…何時になったら戦闘に持ってけるのかは全く分からんので戦闘を期待される方は長らくお待ち下さい。

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