渓流暮らしの泡狐竜   作:狐火(宇迦之御魂)

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まだ活動してた時期に描いてた奴を1800文字程度ですが仕上げてみました。
不味いなぁ、中途半端に話数が30ぐらいあるから検閲かけて設定の見直しもできないし・・・

ここは皆さんの意見を頼ろう。
矛盾点の報告オナシャス!


何事にも限度というものがある。

水......化学式H₂Oで表される水素と酸素の化合物。

水とは生物にとって最もありふれた液体であり、基本的な物質である。

また、生物が生命を維持するには必要不可欠であり、さまざまな産業活動にも不可欠の物質である。

古代ギリシャではタレスが「万物のアルケーは水」とし、エンペドクレスは四大元素のひとつで基本的な元素として水を挙げた。

古代インドでも五大のひとつとされ、中国の五行説でも基本要素のひとつと見なされている。

18世紀の後半まで、洋の東西を問わず人々はそうした理解をしていた。

 

だがそんなことはどうでもいいのだ。

肝心なのはゆけむり村である。

今現在、ユクモ一帯は猛烈な寒波に襲われ、そりゃもうなんか凄い寒かった。

その結果、水は完全に凍り付き元々温暖な地域なため、これほどまでの寒さに対策などなく。

ユクモ村の者は全員、都市であり寒波の影響を受けなかったドンドルマに避難している。

 

だって、氷点下49度ですぜ?

もはや異常気象とかなんてレベルではない。

南極点とほぼ同じ気温である。

 

そんな人をいきなり南極に拉致って来たようなみたいな事態に直面したゆけむり村!

いったいどうなってしまうのか!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うぅ.....」

 

普通に無事である。

というか、ゆけむり村には氷山暮らしだったトールや寒冷地出身のアイルーも居る。

寒さへの対応はなんとかなるっちゃなるのだ。

南極みたいな温度でも極地じゃないから問題ないの精神は強い。

死ななきゃ安い、しなやすだよしなやす。

 

「いやーまさかこんなに冷え込むとはね。」

 

「雪も積もってるし寒波が去ったら雪合戦やろうよ!」

 

のんびりと外を眺めながら冷え性のアイルー用に防寒具を作るミツさん。

寒波が去ったあと出来るであろう雪合戦を思い浮かべwktkするノエル。

 

そして何故かいるレイス。

ゆけむり村全員をドンドルマに連れていくために来たものの、普通に対応して慣れていたので居ついたのだ。

シュガーも久しぶりの長期的な里帰りか、というかんじに仲間とガールズトークに花を咲かせていた。

 

「いやーまさかタル爆がいい感じにティガの口に入って体内で爆発するとは思わなかったニャ。」

 

「で、どうなったのニャ?結果をハリーハリー」

 

「体が爆発四散して血と臓器の雨ニャ。」

 

ガ、ガールズトークに花を咲かしていた......

彼等がガールズトークと言えばガールズトークなのだ(哲学

 

「それにしても、この寒波何時まで続くんだろうね。」

 

この寒波、現時点で一週間続いている。

無論、ゆけむり村の貯蓄は潤沢でありまだ半年は耐えれるほどの保存があった。

しかし寒波により作物は全滅、ミツさんが手懐けて家畜として育てているガーグァやファンゴは急ピッチで造った地下室に移された。

住んでる奴らの大半が生物を超越した様な生物(仮)だが、流石に自然災害には勝てないのだ。

 

「そういえば、昨日外見てきたんやけどポポが居ったわ。」

 

「どっから来たんだいそれ・・・」

 

「はいはーい!ポポも家畜化されるに100ペリカ!」

 

「流石に寒波が過ぎれば暮らせないだろうし無理だよ・・・というか出たくない・・・」

 

地下世界とポポが襲来し、八寒地獄と言ってもいいほどの寒さと環境変化で例え寒波が過ぎ去っても復帰できるのかが怪しいところではあるが、サバイバルどころか生存競争の頂点に立ってるような集団なので大丈夫だろう。

まずもって古龍種のナバルデウスをお土産感覚でサクッと狩るような奴も滞在してる訳で、別大陸から空輸なりなんやらするだろう。

航空力学なんてクソくらえと言わんばかりに、晴嵐あたりは浮遊してるのだから物理でこいつらに常識を問うのは愚問である。

 

さて、ではまずこの大紅蓮地獄の様な環境において、さしあたった問題はなにかという話で。

散々チートだなんだと言ったが、思い出してほしい。

このメンバーで唯一、肉体的には下位に属している者を、アイルーではない。

 

「へくちっ!」

 

「源泉にはまだ当たらんのか?」

 

「流石に火山地帯とはいえ、そんなに簡単には見つからないニャ」

 

ミツさんである、というか普段から滑液を分泌して少し湿ってる状態というのも加算され、ミツさんにはえげつないほどの寒さが襲い掛かっていた。

寒さに弱い限界まで保温性を高めて増築されたミツ宅だが、この常軌を逸した寒さには勝てず凍えていた。

というよりも、雪山出身のトールですら少し寒いと感じる寒さを、火山麓の温暖な場所に住んでるミツさんがそうそう耐えれるわけが無いのだ。

 

「うぅ・・・寒い・・・」

 

今現在、少しでも暖を取るため源泉をアイルー達が掘っているが

結果は乏しくない。

故に皆、この問題に頭を痛めていた。

この一大事に対抗できるかは、まだ謎である。




次の更新は不明
でもいつかは更新すると思う。
なろうの方もネタ切れ気味だし、アイディアロールが常にファンブルですわ。

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