書いてたデータがブルスクして全部吹き飛んだとか知ら無い。
ヤケになって零戦とか九七式艦爆で敵機落としたり敵基地攻撃とかしてない。
狐火=サン、ウソツカナイ。
はい、普通に遅れてすいませんでした。
ネタも切れて、絞り出して書いたのが吹き飛んで頭がスワァーってなってました。
むむん、ミツだよ。
今日も今日とて油揚げが美味しいのだよ。
朝起きたら玄関に油揚げが詰まった箱が有ったんだよ。
誰が置いてくれたのかな、お礼したいんだけどなぁ。
そして何やら広場が騒がしいな......何があったんだろ。
お母さん移動中......
「何なのニャコレ.....」
「いや、我に聞くんじゃ無いゼヨ。」
何やらザワザワしているそこには。
得体の知れ無い、黒曜石の様な物で出来た長方形の枠の中にある紫色をした靄だった。
「君達、何をしてるんだい?」
「お、御嬢か。いやな、朝にユクモ村行こうとして広場通ったらこんなのがあったから皆呼んだんや。」
「うーん、結構邪魔だね。コレは....」
そう言いながら、靄に近付いたその時。
「みゃあああああああ!辞めるのじゃ!辞めるのじゃ!妾は悪う無い!」
「貴様!折角母様が作ってくれたマカロンを一個残らず食い尽くしよってからに!」
威厳もクソも無くなっている古龍(笑)がミツさん作のマカロンを陽炎からパクって食い尽くした様で。
陽炎に追い回され、広場に突入。
そして、靄に近付いていたミツさんに激突。
ミツさんが靄に包まれ、それに躓き晴嵐も突入。
陽炎も急に止まった晴嵐に驚き顔面からスライディングで突入。
ポンっと3人共その場から消え去り。
枠組み諸共靄が消え去った。
そして....
「ギャァアアアア!またミツさん消えたニャ!どうすんニャ!どうすんニャ!」
「姉御ォオオオ!カムバァック!」
「御袋がまた消えた.....もう駄目ニャア御終いニャァ!」
最近、ミツさんの失踪がデフォルト化しだしたゆけむり村だった。
そして同時に村全体の狂気化もデフォルトになってしまっている。
きっとミツさんが消えた暁にはゆけむり村がどこぞの野菜人みたいな連中の集まりになることだろう。
「ふぁっ!」
「みっ!」
「ゲボバァ!」
最後一名のみ、首からシャレにならない音と声と共に空中に現れ叩き落された。
「うぐ......ここは............」
「見た事が無いの.....空気が淀んでおる......」
「貴様.....決して....許さん.....ぞ....」
そう言い残して、陽炎がその場に倒れ昇天。
まあ、ミツさんの応急処置でどうにかはなったのだが。
何をしたって?抱きついただけですが何か?
結局の所、男子勢は大体下心があるという事なのだろう。
「それにしても、本当に何処なんだ此処は。」
「まあ、渓谷じゃろうか?しかしそれにしては妙に角ばっておるの.....」
「確かにね、この壁。石は石だけどヤケに綺麗だし。材質も結構違う。明らかにユクモや僕が行った事のある場所と何もかも違う。」
「.......ミッちゃん?なんでこの短時間でそこまで分析しているのじゃ。」
「え?当たり前じゃないか、現状把握は知らない土地で最優先するだろう?」
「いや、正論じゃが。そうではなく.....もう良い、ミッちゃんのスペックがイカれてるなんてとうの昔に知っておるしの。」
「イカれてるとはしつれいだなぁ.....でも、人の声は聞こえるし。此処が何処か聞いてみようか。」
そして、3人が光の差す方向へ進むと。
そこには......
完全なる異次元の光景が飛び込んできた。
「な......これは.....人が....多過ぎる...それに、あの動いてる箱は....」
「なんなんじゃ.....こんな場所、見た事も聞いた事も無い....」
陽炎以外の2人が声を漏らす。
しかし、その姿はその場に於いて異色であり。
視線を集めることとなっていた。
「ッ.....一旦離れよう。」
「!?しかし、それでは.....」
「僕達が此処に来る原因になったと思う靄は無い、それに.....」
そう、バツの悪そうに言った視線...否、周囲一帯には。
既に人が集まり、3人に視線を送っていた。
「....解りました、行きましょう。」
そして、その声を皮切りに人混みを掻き分けその場から逃げ去った。
人混みから逃げ、多少人が疎らになった場所に辿り着き。
3人は荒れてはいないが落ち着かせ、現状整理を始めた。
「.....これは確定ではない、だけど、ほぼ確定と言っていい。この、僕達の今いるココは。
ゆけむり村、ユクモ村、その他全てに属さない、異次元の土地だ。」
「異次元.....のぅ。妾も古龍の端くれ、別次元については多少耳に挟んだ事もある。」
「.....今は情報が欲しい、晴嵐、教えてくれないかな?」
「元より教える気じゃし、ミッちゃんに頼まれてはどんな不利な条件でも受けるに決まっておろう。
....異次元は、妾達の元居た世界の創造主....と伝え聞いている、祖龍が行き来する事が出来るらしい。
まあ、確証も無いが他に1名のみ行き来する事が出来る者が居るらしいが、これは関係無い。」
「祖龍.....か、僕達にどうにか出来る物じゃ無いね......」
「どうした物か......」
打つ手が無く、思い悩んでいる。その時。
「あ、本当に居た。」
「!?」
「まあまあ、落ち着いて。」
壁に背を預け、休んでいたその場に現れたのは。
見慣れ無い服装をした少女だった。
「.....僕達に、何の用かな?」
「いやいや、凄い和服イケメンと美女幼女が居るらしいって聞いて探してたのよー」
「.....何を言ってるかわから無いけど、僕達に知り合いは居ないし尋人にもされていないよ。」
「えー......ま、まあ、私が言いたいのは写真撮ってもいいかな?って事。」
「しゃ、写真?聞いた事が無いけど、何かの料理かい?」
「ホァッ!?え.....写真知ら無いの?嘘でしょ.....?そんな人、こんなとこにいる訳無いわよね......」
そう言われても.....写真ってなんじゃ?などと2人が思案している中、陽炎が行動に出た。
「.....取り敢えず、お前はその写真?とやらを我等に求めているのだろう?」
「え....あ、うん。受けてくれる?」
「ふむ、では交換条件だ。この世界の情報と交換....で、どうだ?」
「この世界......?えと、この辺の情報と交換して写真受けてくれるって事よね?」
「そういう事だな。」
多少戸惑っていた少女だったが、陽炎から了承を得た瞬間。
猛スピードでカメラを取り出し、写真を撮る準備をしていた。
「3人とも、ちょっと寄ってくれるかな?できればそのちっちゃい子中心で。」
「な、な!ち、ちっちゃい言うにゃ!」
「グハァッ!リアルにこんな可愛いが存在していたとは.....生きていて良かった.....」
胸を押さえながら声を振り絞った晴嵐に何かの扉を開き、喜びに満ちている少女。
本来ならシリアスなのだろう、しかしそうは問屋が許さ無いのだ。
「うんうん、モデルが良いと初心者が撮っても良い物になるねぇ!」
「.....写真とやらは終わったのか?終わったなら、情報が欲しいのだが。」
「うん、写真も撮れたし。この辺の事は任せなさいな!」
少女が写真を撮るために多少開けていた距離を縮め、近くに戻ってくる。
そして、地図を広げて解説を始め出す。
「取り敢えず、ココは秋葉原ね。3人はコスプレがしたくて来たんでしょ?なのに写真もカメラも解らないのは不思議だけど....まあ良いや、ココがレイヤーの良く集まってる店。情報交換も出来ると思うよ。」
「.....コスプレとは何ぞや。」
「え.......まさか、ソレ....私服...?」
「そう、だけど?それと、レイヤーって?」
「ちょ、ちょっと、貴方達何処から来たの?秋葉原に来て、コスプレも知らないカメラも知らない....嘘でしょ。」
少女の同様がより一層酷くなってくる。
それが、疑念だった異世界という物を確信に変え。
3人互いに頷き、少女に問い掛ける。
「ちと、聞くが....主、ドンドルマという都市を知っておるか?」
「ドンドルマ.....?聞いたこと無いなーどっかの国にあるの?」
「.....やっぱりか、少し聞いてくれ無いかな。
......僕達は、信じられ無いだろうけど。この世界とは別の、異世界から来たんだ。」
「異世界......ですと?いや、でもそれだと全ての辻褄が合う....」
「だから、あとちょっとこの世界について教えてくれ無いかな......」
龍界の者が、異世界に。
一波乱起こすか、何事も無く終わるか、それはまだ世界の者に知る由も無い。
[オマケという名を語るカオス]
なんやかんやでミツさんが現代に飛ばされたらしいよ。
そして最早恒例になったゆけむり村の大発狂が終わり。
そのあとのゆけむり村を、少しだけ映す。
「........ホール....お茶あるかニャ.....」
「.......あるニャ......」
「嗚呼.....空はこんなにも青いのに.....」
「曇ってるけどねー」
御通夜の空気である。
1名無邪気なロリが居るが。
これはあれだ、SAN値を一気に削られてちょっと壊れただけだ。
数名は穴を掘って顔だけ出し、タケノコが育つのを虚ろな目で見ていたり。
またとある者は石を生気の感じられ無い顔で積んでは崩し、積んでは崩しを繰り返していたり。
そしてまたとある者は、ニトロダケを爆発させ不定期に気が狂ったかのようにケタケタ笑いだす。
そんな、ホラゲーに出てきそうな廃村状態だった。
その中で唯一レイスだけが。
「死んだら、ミツさん会えるかな..........」
とか口走りながらも、陽炎の隠していた数個のマカロンを平らげ。
多少の生気を保っていた。
まあ、そんな狂気に満ち溢れたただのホラーになり変わったゆけむり村だった。
ちなみに隅の方で一と二が((((;゚Д゚)))))))みたいな顔して抱き合いながら震えてるのはご愛嬌。
何がしたかったのか自分でも解らない。
とりあえず、しばらく現代で頑張る。
ちなみに、これ一回途中まで書いてブルスクの恐怖が蘇って時間空いたので変なところ有ります。
誤字報告とか、受け付けてます。
それと、今アキバ行ったらミツさんが捨てられた子犬みたいな顔してキョロキョロしてるかもですね。