渓流暮らしの泡狐竜   作:狐火(宇迦之御魂)

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投稿、早い方ですかね?
モンハン出来てねぇ。

最近忙しいです。


弱点が一つぐらいある方が人間輝く。

むん、ミツだよー

最近、ずっとボーっとしてた気がするよ。

 

そして今日は、村の皆でユクモ村に泊りがけで遊びに行くのさ。

案外、ユクモ村に行った事の無い子たちも居るからね。

お金も貯めておいたから問題ないし。偶には息抜きしないと爆発しちゃうから。

 

「....そういえば、人の居る場所に最近行ってなかったニャ。」

 

「ホール殿は料理長、村から離れる事が出来ないですし仕方無いのでは?」

 

「いや....そういう問題じゃニャくて.......」

 

人の居るところに戻りたい子もやっぱり居るのかな。

さて、二泊三日で宿は貸し切ったけど.....

まあ、留守番は大丈夫だって皆言ってたし良いか。

 

 

 

 

 

ちなみに、真相はミツさん除く村民全員による。

ロゥロゥへの脅迫で留守番の問題が解決している。

え?どんな脅迫か聴きたい?物好きですね。

 

古代中国の拷問方法を洗いざらい行うとでも言っておきます。

例えば、千切りとか人豚ですかね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なあ、シュガーよ。俺は幻覚を見ているのか?気のせいだろうがミツさん達が宿に入るのを見たのだが。」

 

「なんか、ミツさんが仕事お疲れ様って事でゆけむり村全員で遊びに来たらしいニャ。」

 

「え?なんでシュガーだけ知ってんの?俺知らないんだけど。」

 

「お前にだけ情報が行かない様に仕組んだからニャ。」

 

大乱闘スマッシュハンターズとか言うタイトル付きそうな喧嘩になったらしい。

そんな中、ミツさん一行は.......

 

 

 

 

 

 

 

 

「皆、はぐれない様にするんだよー」

 

最近住みだして参加できた晴嵐含む、6人が引率を務める。修学旅行的な事になってた。

ロッドは各地を転々としていた所為で参加出来なかったらしい。

来たら来たで荒れそうである。

 

「ニャ......ここ来たの何時振りニャ.......」

 

「ふむ、そういえば我はユクモ村に来た事が無かったな。硫黄の匂いが強いな。」

 

「普段居るけど、観光で来ると結構変わるもんやな.....」

 

「温泉卵!温泉卵食べたい!」

 

一名引率(半児童)が混ざっていた件。

各々が思い耽っている時ミツさんは

 

「油揚げ.......じゅるり......」

 

着いてきたアイルーと共に食べ歩きをしていた。

 

「御袋....いつも思うけどニャ.....飽きないのかニャ?」

 

「ホール君っ!何を言うのかな君は!油揚げは味噌汁お米におやつ!何にでも合う至高の食材なのだよっ!」

 

「そ....そうかニャ....」

 

「姉御に油揚げにマイナス意見を問う事が馬鹿のやることニャ。」

 

いなり寿司美味しいよね。

おいなりさん美味しい。

 

「.....あ、この抹茶美味しいニャ。」

 

「姉御のレパートリーが強化されるだけニャ気にすんニャ。」

 

「姉さん安定の超スペックだニャ。」

 

 

.............!?

 

「シュガー!?なんでここに居るニャ!」

 

「なんでも何も.....ユクモ村ニャんだから居るに決まってるニャ。」

 

「ミツさん、宿に入るのを見て何事かと思いましたよ。」

 

「あれ?シュガーちゃんに教えた筈だけど...」

 

「それがですねm「レイスが忘れてたニャ。」

 

「そうかい、レイス君達も泊まるかい?貸し切りだから問題無いよ。」

 

「あ、いいんですか?というか、そんなお金何処から......」

 

「ん?それは素材を売って貯めたけど。」

 

「......姉御?ちょっと良いかニャ?」

 

「どうしたんだい?」

 

「我等は今回の費用.....交易や狩猟で手に入れたお金と聞いた筈ニャが......?」

 

「あ、いや、それは.....その.....」

 

「お前らどれだけの期間姉さんと居るのニャ。姉さんが誰かの稼いだお金を使ってこんな事するとは考えられ無いニャ。」

 

「.....そりゃそうかニャ。」

 

諦めの境地とはこの様を表すのだろう。

その後、陽炎やノエル達とも合流して宿に戻ったミツさん一行。

食事を済ませたら、ユクモ村メイン。

 

 

 

 

「温泉だよ温泉!」

 

「温泉なんて毎日入ってるニャ。そんな喜ぶ事でもない気がするニャ。」

 

「全く、温泉っていうのはそれぞれで効能だったり、湯の質が違う物だよ?それを楽しまなきゃ意味が無いよ。」

 

案外、通なミツさんだった。

 

「まあ、それはともかく行こうぜ。」

 

「なんか今日疲れた、早く入ろーよ。」

 

「どうでもいいから先入っとくニャ。」

 

そして安定のミツさん性別誤認による鍵の渡し間違え。

そろそろミツさんはブチ切れていい頃。

だけどブチ切れないのがミツさん。

 

「じゃあさっさと入ろーぜ。」

 

「うん、そうだね。」

 

そして男女に別れてミツさんも男湯に。

女性陣が若干残念がったのはアレだろう、子が親から離れると不安になるアレ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

意気揚々と、戸を開け入った風呂場は。

巨大な岩風呂であり、集会場の温泉より一回り大きい程だった。

そして掛け湯をして体を洗い、温泉に浸かり出す。

 

「おお、確かに入って見ると違う物だな。」

 

「あっつ!温度高ッ!」

 

「こんな事もあろうかと、トール君氷結晶を織り込んだタオルあるから巻いておくといいよ。」

 

「悪いな嬢......」

 

「御袋の用意周到振りが凄すぎてヤバいニャ。」

 

男湯もワイワイしだした頃、女湯.....

 

 

 

 

 

 

 

 

観れると思った?

ねぇねぇ、観れると思った?

残念、世間の風当たりが強いから見せ無いです。

 

主にノエルとか晴嵐とかノエル&晴嵐は事案発生なんで。

 

だが無情にも時は過ぎる。

ロリも育つ。ショタも育つ、そんな事実ごみ捨て場に放り投げて。

なんやかんや○○もあったりして、就寝でオフトゥンに潜り出す頃。

 

「怪談しませう。」

 

「........」

 

「やめろ陽炎、そんなナニイッテンダコイツ的な目線を向けんな心が抉れる。」

 

「.......」

 

「だからやめろっての、いやさ?こんな風に集まったら怪談するしかないだろ。選択肢は一つだろ。」

 

「お前を埋めるという選択肢ならあるな。」

 

「もうマヂ無理怪談シヨ...」

 

「割と面白そうだから賛成ニャ。」

 

「じゃあ、言い出しっぺの俺からな。

一昔前、ユクモ村の近くにはそこそこ規模のある村があったんだ。

その村には一と二という、そりゃあそっくりな双子が居た。

だが、ある日の夜に嵐が起きて一晩せぬ内に村は消え去った。

それ以来、眠っていて死んだ事に気付いてい無い双子の霊が彷徨っている.......って話。」

 

「ふむ、そしてお前がその双子を襲って殺されたと。」

 

「え?ナニ?お前、俺をロリコンに仕立て上げた上で殺すの?ちょっと表出ろ。大乱闘スマッシュハンターズ再開だよ。」

 

「お前らがどうなろうと知ったこっちゃ無いがニャ.....なんか御袋が可笑しいニャ。」

 

ホールの示した方向では、耳を塞いでオフトゥンに包まった。

完全に何も聞か無いようにしているミツさんが居た。

 

「......えーと、まさか姉御.....ホラー苦手かゼヨ?」

 

「....はっ!いやいや!?そんな事は無いよっ!?うん!別に青い鬼とか真っ白な顔が追いかけてきたりしても別に怖く無いよ!」

 

「.......あ、後ろに真っ青な女の人が。」

 

「いやぁああああああ!」

 

ミツさん一秒もせずにオフトゥンに避難完了。

 

「.....ミツさんにも弱点あったのな......」

 

取り敢えずこの後の感想は全員揃って『今正規最大の衝撃を受けた。』だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

嗚呼....今まで隠してたのに....バレてしまった....

というか何だよ僕も....何で悲鳴が『いやぁああああああ!』だったんだよ。

贔屓目に見ても女性だよ。

あれ?コレ本当に性別誤認の原因僕......?

 

.....まあいいや、水どこにあったっけな。

何か、喉痛いんだよね。

 

 

「....ごめ.....か.....め....」

 

.....声?

いや、ねも皆は寝てるし、村の子の声じゃない。

それに....子供の声?こんな時間に....?

.....ちょっと見に行こうか。

 

 

 

 

 

コツコツと足音を鳴らしながら廊下を歩いていると。

そこには着物を着た2人の、見慣れぬ少女が居た。

 

「...君達、何してるんだい?」

 

「あ、お姉さん。えとね、遊んでるの。」

 

「お母さんたちどっか行っちゃったから。遊んでるの。」

 

「そ、そうかい。でも、どうやって入って来たんだい?」

 

「…………教えてあげ無い。」

 

「まあ、教えたくないなら良いよ。早く家に帰るんだよ。」

 

「でも、遊んでくれるなら教えてあげる。」

 

「は...はあ......解った、遊んであげるから教えてくれるかな。何をするんだい?」

 

「かごめかごめ。」

 

「解った、じゃあ名前を教えてくれるかな。」

 

「一と。」 「ニ、じゃあやるからお姉ちゃん真ん中。」

 

一と二.....あれ?

どこかで聞いた様な.....

まあいいかな。気のせいだろうし。

 

「それじゃあやろっか。」

 

そして、ミツさんが少女2人の間に入ろうとした、次の瞬間。

 

「ミツさん何やってんですか?」

 

「ひゅいっ!?な、何だレイス君かい。」

 

「いや、トイレで起きたらミツさん居ないんで探してたら。何やってたんですか。」

 

「え?いや、この2人と遊んであげようかと。」

 

「この2人?誰も居ませんよ?」

 

「え?」

 

そして振り向いた時には、其処には誰も居ず。

ただ、廊下が続くだけだった。

 

「ミツさん疲れてるんじゃないですか?」

 

「そ、そうかな.....でもさっき確かに.....」

 

「?あと、そのクビのアザは?」

 

そう言われた首には、何かに掴まれた様な。

青い手の跡になったアザがあった。

 

「ひっ!」

 

「どうしたんですか本当に、もう戻りましょう。」

 

「そ、そうだね.......」

 

そして2人で部屋へと戻っていった。

そしてミツさんには......

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お姉ちゃんもこっちに来れたのにね.....」

 

「いつかまた迎えに来るよお姉ちゃん.....」

 

そう、確かに聴こえていた.......

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




書いてたの、深夜12時です。
書いてて怖くなった。

それと、かごめかごめというのは。
輪を籠に見立てて、籠に魔物を封じ込めるということです。
あのまま、ミツさんが入ってたら.....どうなったでしょうね....

それと、おいなりさんでロクでもねぇこと想像した人は一と二に連れてって貰いなさい。
何処にだって?全く、死者が行く場所なんて決まってますよね?

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