渓流暮らしの泡狐竜   作:狐火(宇迦之御魂)

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以前のアカから持ってきました。
盗作ではありません。

自分の所為で皆さまの応援を無にしてしまったこと。
深くお詫び申し上げます。


タマミツネ、それはみんなのお母さんです。

やっほー、僕はタマミツネのミツだよ。

ちょっと他の子と違うっぽくて、色々するけど基本はのんびり生きてるだけだよ。

 

たまーに遊びに来たり、襲い掛かってくる子も居るけど付き合って返してるね。

最近はドキドキノコ?だとかいう変な味のキノコを食べて人間の村に遊びに出掛けるのがマイブームだぬだぬ。

 

あれ食べると、人になれるんだよねぇ。正確には人の姿。

マッズイけど!表すとしたら.....なんだろ〜ね?甘味の中に青い柿みたいな渋味がある、みたいな。

 

まあ、そんな僕が渓流でのんびり過ごして。ハンターや他の子達と過ごす、終始詰まらないお話さ。

それでもいいなら、ちょっと、お話に付き合ってくれると嬉しいよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ニャー」 「ニャー!」

「ミャフッ!」

 

「あー起きるよ起きるよ、だから静かにしてー」

 

僕の朝はアイルー達の声で始まる。

食糧の備蓄もあるし、ここ最近はあの子も居ないからまだのんびりしたいのになぁ。

いやまあ、僕が所構わず怪我した子とか住処が無くなった子とかを連れて来たのが悪いんだけどね?だってしょうがないだろう、可愛いんだもの!

 

最初の頃は怖がってたけど、慣れてくるとあの子達モンスターの言葉解るしね。

今では何か祀られたよ。うん、何故かね?祀られたよ。

 

僕も、アイルー達との意思疎通は出来るよ。

頑張った、頑張ったよ、僕は。

というかこの子達、僕の泡で滑って遊ぶの好きだなー僕からしたらひたすら和むだけだから良いんだけどね。

たまに、滑って止まらなくなって僕の尻尾に飛び込む子が居るんだよねぇ。

窒息しちゃうよ?気をつけてね。

 

んー暇だし、散歩でもしようかな?

 

 

 

 

龍歴院side

ああ、本当にどうしようか.....あ、自分はユクモ村に調査に来た研究員だ。

調査対象は、渓流に棲息するとあるタマミツネだ。

唯のタマミツネなら別に調査なんてしないんだよ。

 

唯の、ならな。

 

問題はそのタマミツネが特異な行動をするという事だ。

その個体は、弱ったアイルーなどを見つけると必ず捕まえる。

ただそれが捕食ではなく、自分の住処に連れて帰り看病するという人間の様な行動をとる。

 

しかも、そのアイルー達はタマミツネを祭壇で祀るのだ。

これが認知されたころ、明らかなまでの知性を恐れたギルドが一度討伐しようとした事があったが。

その時タマミツネは眠っており寝込みを襲おうとした瞬間、アイルーに襲われ。

それ以来参加したハンターはもふもふ恐怖症になりハンター業を辞めた。

 

......これだけ見ると普通にタチ悪いな。

だが、もうハンターが討伐に向かっていないのはべつにもふもふに恐れたわけでなくて。

ユクモ村の駐在ハンターが新米だった頃にロアルドロスに追い詰められ、死にかけた時にタマミツネが回復効果のある泡を飛ばしてハンターを援護したらしい。

 

ちなみに、それ以来そのハンターはミツネ信者である。

まあ、そんな感じで観察してるんだが、無駄なキガスル。

村の全員割と渓流に行く時は最初にタマミツネ祀ってる祭壇でお祈りしてるし、普通にタマミツネと話してるし。

 

大丈夫かこの村。

 

まあ、そんな感じだからさ.....

 

「やっほー、お兄さん。僕になにか用かな?」

 

直接話した方が早い。

あかん可愛い、そして溢れ出すおかんオーラ。

これは勝てない(確信




どうも、みなさん。
廃棄アカにデータ移行の旨は乗せたものの....
盗作、データ重複で消されないかな...
運営さん、パスワード忘れて消せなかったんです許してください(切実


【挿絵表示】
 挿絵です。

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