八幡と幼なじみの留美   作:そをじ

5 / 6
~不定期更新~


どうもお久しぶりです~そをじです~

ぐちゃぐちゃ~?
それでは今回もよろしく読んでください~


昼食と眼鏡

昼飯か、簡単なものにするか。

 

 

 

八幡 「ほれ」

 

留美 「ん、ありがと」

 

俺が作ったのは3種のサンドイッチ…

一つ目にはレタス、トマト、ゆで卵、ハムを食パンで挟んだだけのもの。

 

二つ目はスライスチーズ、厚切りベーコン、キュウリの全てにトマトソースぬりを食パンで挟んでオーブンで焼いたもの。

 

そして三つ目にはイチゴジャムと生クリームを混ぜたものと苺を切ったものを食パンで挟んだもの。

 

この3つを三角に切り皿に盛り付けただけの簡単なもの……と

 

八幡 「ほれ、コーヒー」

 

留美 「ありがと」

 

……何か素っ気ない?

 

 

その後、俺は小町にサンドイッチを届けてから留美と言葉も交わさずに黙々とサンドイッチを食べた……

 

 

留美 「ご馳走様でした」

 

八幡 「お粗末さまでした」

 

留美 「うん、美味しかったよっ」

 

八幡 「ッ!?」

 

ッ/////!?急に笑顔になるなよっ!

 

留美 「ところで八幡。」

 

あれ?声のトーンが?

 

留美 「いつまで眼鏡かけてるの?」

 

八幡 「へ?」

 

留美 「学校からずっとかけてるから道行く女子が凄い見てたよ?」

 

は?マジ?

 

……ホントに眼鏡かけっぱだ。

 

留美 「……八幡の女たらし」

 

八幡 「いやいや…って何で!?」

 

留美 「眼鏡かけた八幡は…その」

 

八幡 「?」

 

留美 「かっこ…ぃぃから…別にかけてなくてもだけど……」

 

八幡 「いやないだろ」

 

留美 「はぁ?」

 

八幡 「ひぃっ」

 

留美 「中学の時のこと忘れたの?」

 

八幡 「…忘れてません」

 

留美と中学の時にショッピングモールに行ったことがあった。

この眼鏡はその時に留美の考案で買ったんだが。

家に帰るまででモデルの勧誘2回、アイドル勧誘1回、逆ナン8回という妙なことが起きた。

留美曰く「眼鏡をかけると八幡の目の濁りが緩和されるから更にカッコよくなる」らしい。

やだー留美さん俺にぞっこんじゃないですかー。

 

キモイな、うん、キモイ。

 

留美 「なら外ではかけないことっ。わかった?」

 

八幡 「さーいえっさー」

 

留美 「。」キッ

 

八幡 「はひ!?わかりましゅた!」

 

怖い怖い怖い怖い怖い

 

留美 「はぁ……」

 

と、とりあえず眼鏡を取ろう。

 

留美 「あ……」

 

え?

 

留美 「もう少しだけかけといていいょ…」

 

八幡 「いや何でだよ。」

 

と言いながら外す

 

留美 「もう少しだけかけといてって」

 

留美が俺の持ってる眼鏡を取りに飛びかかってきた。

 

八幡 「うおっ危ねぇって」

 

それを避け……

 

八幡 「痛っ」

 

留美 「きゃっ」

 

……

 

俺がソファから落ちた

 

その上に留美が落っこちてきた

 

そして今、留美と俺の顔は少し動けば唇が触れてしまいそうなほど近い。

 

八幡 「す、すまん……」

 

留美 「こっちこそ……」

 

喋るとお互いの息がかかる距離

 

目と目が合い離せない

 

吸い込まれそうな程に大きく潤んだ瞳がすぐそこにある

 

何秒経ったか何時間経ったか時間の流れがやけに遅い

 

徐々に近付いて来ているその瞳……

 

留美 「八幡……」

 

八幡 「る、留美さん?」

 

……

駄目だ…クソッ手が留美の足に踏まれてる。

 

留美 「ごめん八幡…」

 

ちょっ何がごめんナノッ?!

 

留美がそう言い

唇が触れそうになった瞬間

 

ガチャン!!

 

小町 「お兄ちゃーん!お皿こ、こ…に………………ごめんなさいお邪魔しました。」

 

バタン

 

……

 

ナァァイスゥウウウMy Angel!

 

場が固まった…これは抜け出すチャンス。

 

八幡 「留美……腕痛い」

 

留美 「え、あっ、ご、ごめん…」

 

よし退いてくれた。

 

ふぅ

 

八幡 「大丈夫か?怪我とかないか?」

 

留美 「う、うん…大丈夫……」

 

あー、俯いちゃった。

 

八幡 「留美」

 

留美 「っ!?」

 

名前を呼んで頭を撫でる

 

八幡 「……ま、また…な?/////」

 

留美 「え!?/////」

 

いやこれだと今度は口づけキス接吻しよっ?って言ってるでしょうにバカ八幡!!!

 

八幡 「め、眼鏡が壊れたから『また』買いに行くの付き合ってくれるか?」

 

留美 「え、あぁー…うんそうだよね」

 

明らかにテンション落ちたな、うん。

 

留美 「……」

 

八幡 「……」

 

……気まずい

え、何誤魔化さなかった方が良かったの?

……超恥ずかしいからムリ

 

 

……

 

留美 「帰る」

 

八幡 「え、ちょっおま」

 

バタン

 

八幡 「……」

 

ここまでされて気付かないヤツがいるならラノベの主人公か何かだ。

 

流石にラノベの主人公でも気付くか。

 

 

こんなつまらんこと考えてる状況じゃない。

このままだと明日は……

 

八幡 「はぁ……」

 

 

俺は部屋に戻りその日は出てこなかった。

 

 

 

 

☆☆☆☆☆

 

 

 

 

次の日、留美は家に来なかった。

 

高校に入学をしたばかりだというのに俺の人間関係は早くも壊れだした…か。

 

 

結衣 「あれ?ヒッキー、ルミルミは?」

 

こいつホント痛いところ突くな天然かっ!

天然だったわ。

 

八幡 「…他クラス何だからいなくて当たり前だろ」

 

……

 

結衣 「あ、そっか。」

 

八幡 「たく…」

 

南 「結衣ちゃんおはよー」

 

結衣 「あ、南ちゃんおはよー!」

 

南 「比企谷くんもおはよー」

 

八幡 「…おう」

 

南 「何それっ」

 

ニコッと笑う

 

留美といい由比ヶ浜といい相模といい笑うと可愛いやつ多いな」

 

南 「は!?/////」

 

結衣 「え!?/////」

 

八幡 「ん?どうした?」

 

結衣 「な、何でもない/////」

 

南 「あー/////そうそう結衣ちゃん」

 

結衣 「?どうしたの?」

 

南 「昨日ね下足でバカ男2人に絡まれてる女の子を助けた超イケメンがこの学校にいるらしいんだよっ」

 

結衣 「へーそうなんだー」

 

南 「会ってみたくない?!」

 

ちょい待ち……

マジかもう広がってるか……

 

結衣 「ん~どっちでもいいかなー」

 

南 「そっか~ま、いっか」

 

良かった~それに今日は眼鏡もないし~

 

南 「比企谷くん何か知ってる?」

 

!?

 

八幡 「し、知らん。眼鏡男など」

 

あ、

 

南 「眼鏡なんて一言も言ってないよ、ってことは知ってるんだ。昨日見たの?」

 

八幡 「そ、そうだ。たまたまな」

 

ふぅ良かった眼鏡の事考えてたからつい口走っちまった。

 

結衣 「その助けられた女の子は?」

 

!?

 

南 「結衣ちゃんいいとこつくね~その助けられた女の子も黒髪ロングで超美人なんだって~助けられた後は2人で帰ったって聞いてるし。はぁいいなー」

 

なっ!?

 

結衣 「黒髪ロングの美人?……ルミルミやゆきのんみたいだね!ヒッキーっ」

 

八幡 「あ、あぁそうだな」

 

良かったぁーアホの子で良かったー

 

ピロン

 

南 「あ、ゆっこだ。……やっぱ会いに行こう!」

 

八幡 「え」

 

結衣 「何で?」

 

南 「他クラスの私の友達が女の子の方のクラスと名前分かったんだって」

 

入学式の翌日にもう他クラスの友達とメールしてんのかコイツ

 

って今何つった

 

南 「名前はね、えーとA組の鶴見…留美さん?この娘って結衣ちゃんの友達じゃなかったっけ?」

 

結衣 「ルミルミだよっ、って確かルミルミ昨日はヒッキーと帰ったはずなんだけ…ど……いないっ!?」

 

南 「これは何か関係あるねっ探そ」

 

 

 

 

☆☆☆☆☆

 

 

 

 

逃げなければ

 

八幡 「授業開始まであと15分もあるのかよっクソ何でこんな早く来てんだよー!」

 

結衣 「あ、ヒッキーいたっ!」

 

南 「待てぇええええ!」

 

八幡 「この状況で待てって言われて待つやつは犬か何かだ!」

 

後ろから由比ヶ浜と相模が追ってきた。

 

ダッシュ!するが前を向いた瞬間に減速。

 

留美 「……」

 

八幡 「…留美」

 

留美 「女の子に追われて楽しい?」

 

声低っ

 

結衣 「あ、ルミルミ!ヒッキー捕まえて!」

 

南 「あの娘が鶴見留美か…」

 

 

留美 「だって、どうする?」

 

八幡 「通してくれ」

 

留美 「やだ」

 

八幡 「頼む」

 

留美 「無理」

 

八幡 「んじゃ無理矢理」

 

留美の横を通ろうとする

 

留美 「…却下!」

 

直後足を見事にはらわれ

 

八幡 「うぐぅっ!」

 

頭から着地

 

結衣 「ありがとうルミルミ」

 

南 「さぁて聞きたいことは山ほどあるんだからね~」

 

八幡 「ひっ」

 

留美 「私からも聞きたいことある」

 

八幡 「ひぃいいいいい」

 

 

 

その日は昼休みを使い色々と聞かれた。

留美からは相模についてと何故追いかけっこをしていたかとか

由比ヶ浜は眼鏡の事について

相模からは留美との関係と眼鏡装着時の事について

 

モウヤダ

 

ハチマンオウチカエル

 

留美 「今帰ってるでしょ」

 

うわー冷ややかな目

 

八幡 「しれっと心読むなー」

 

ちなみに俺と留美は仲直りした。

留美曰く

 

『恥ずかしかったの!』

 

らしいです。

まぁそうだよなー俺もだし

留美は可愛いなぁ…うん。

 

 

そんなこんなあって今は下校中

 

結衣 「でもヒッキーにあんな一面があったなんてね~」

 

八幡 「うるせ」

 

南 「眼鏡かけたらいつもよりカッコよかったよ~」

 

八幡 「なっ/////ニヤニヤするな!からかうな!」

 

南 「バカ本心だっつの」ボソッ

 

相模が何か言った気がしたが

ま、いっか

 

留美 「八幡の女たらし!」

 

八幡 「はぁ?」

 

留美 「もう知らない!」

 

留美さん何で怒ってんの?

 

南 「おやおや喧嘩?んじゃ「八幡」はもらっちゃおっと」

 

相模が腕に抱きついてきた

 

留美 「!?」

 

八幡 「ちょっ相模!」

 

南 「み・な・み♪」

 

八幡 「はぁ?!」

 

結衣 「あ、南ちゃんずるい、っと」

 

留美 「!?!?」

 

続いて由比ヶ浜も。

あなたは自重しなさいほら2つのメロンが自己主張をやめないじゃない!

 

結衣 「私は結衣だよ」

 

八幡 「知ってる」

 

結衣 「反応薄っ!?」

 

隣でニヤニヤしている相模とうえーんって言っている由比ヶ浜そして後ろには

 

留美 「うぅ~八幡のバカぁああああ!!」

 

顔を真っ赤にして涙目で叫んでる留美がいた……




数週間ぶりの更新です~
その数週の間にお気に入り数が100こえました~
皆様ありがとうございます~

よければ評価等お願いします~

それでは次回もお楽しみに~?~

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。