―――――、ハンター試験が終了した。
俺が合格してから10日くらい経ったかな。
合格者は、ゴン、レオリオ、クラピカ、ハンゾー、ポックル、ギタラクルと、……変態。
まあ、アイツ普通に強そうだったしな。アイツが受からなかったら多分誰も受からない。
しかし変態がハンターとか世も末だな……
男でも
こっちですおまわりさん。あ、おまわりさんがヤラれるイメージしかない。
もうやだ、この夢(´;ω;`)
あ、そういえばキルアは落ちたらしい。
てかあいつ親刺して家出したのかよ。しかも、家族全員暗殺者ってすげえ家系だな。
どうやらギタラクルは偽名で、キルアの兄でイルミって名前らしい。
それで最終試験の時に対戦相手としてぶつかって、なんか言われた結果キルアが暴走。
キレて、レオリオの相手だった、ボドロってやつを殺して失格になったそうだ。
切れる若者って怖いね。え?違う?
で、その間、俺は何をしてたかっていうと取りあえず面白そうな情報を『電脳ページ』で集めてた。
こっちにもインターネットみたいなのあるんですね。便利だわ。
調べると携帯電話とかもあるらしい。便利だし通販で買っちゃったよ。
防水な上、全世界対応で200語以上の翻訳機能付き、TVは付いてないけどラジオはついてて便利そうな奴だ。
近々、TV対応の新機種が出るらしいけど、どうせ見ないし、そのおかげもあって、格安で買えた。
え?お金?なんか取り調べで渡した米と香草の代金だって会長から銀行の口座もらった。
見たら天文学的な額が入っててビビった。何?兆って?初めて見たよそんな額。国家予算かよ。
いや別に億も見たことないけどさ……
それなのに格安の型落ちのケータイを買う辺り、貧乏性なんだろう。
あ、そういえば、メンチの電話番号とメアドとホームコードって言うのをもらった!
ホームコードっていうのは世界各地を飛び回るハンターがいろんな情報を同業者から得るために作っておく、留守電みたいなものだ。
これと、ケータイがあると、どこからでもその情報が取り出せるらしい。今度作っとかないとな。
ケータイ、ホームコード、電脳ページに入るためのコード、3つ合わせて、ハンター三種の神器らしい。
そして、やったぜ!初めてカーチャン以外の女の人の電話番号を入手した。
でも、あんまりかけてくんなって言われた(´;ω;`)
どうやら、俺の入手する食材目当てみたいだ。
ニトロ米と香草まだ残ってるけど内緒にしとこっと、ケツの毛までむしられそうだ。
それで、なにか新しい食材とかその情報が手に入ったら即効でかけてきなさいって言ってた。
あれ?さっきの言葉と矛盾してる……
テレテレッテッテッテー!俺はレベルが1上がった!都合のいい男になった!
ってなんでやねん。
まあ、おっぱいには勝てなかったんだよ……
だって近づいてきておっぱいチラチラ見せながら言うんだぜ?
勝てねえ。あれは負ける。男には負けなければならない勝負に挑まなくちゃならないこともある。
あ、でもいい匂いしたので差し引きプラスだね!
でも、電話かけてくんなって(´;ω;`)
いや、思い出すと悲しくなるのでやめよう。
それと、ついでに会長のやつももらったよ!男はお呼びじゃねえんだよ!
あ、そういえば何の話だっけ?そうそう、電脳ページで情報集めてた話だったか。
さしあたって今後の行動どうしよっかなーと電脳ページ見ながら考えてたらちょっと気になるものを発見した。
――――『GREED ISLAND』。
なんでも58億もするゲームらしい。
最初は遺跡とか秘境でも探そうかなと思ってたんだけど、あっちでも遺跡は有ったし、むしろ秘境しかないし、せっかくだからこっちでしか見れないようなものを見たいなってことで探してたら見つかった。
しかしハンター専用のゲームか……
どんなゲームなんだろう?モンハンみたいな感じなのかな?
気になるな……58億だし値段が上がってたとしても今の貯金で十分買えそうだ。
と、更に調べてみたけど販売本数はわずか100本。
それで、持ってる人を募って見たけど、数万人単位で偽物を売りつけようとした奴が現れた(というか、一回は騙された。100億くらい吹っ飛んだ)ので、電脳ページで情報を得ることは断念した。
ただ、蛇の道は蛇ということで、ゲームに詳しそうなやつを探すため、それからはずっとネトゲやってた。
もうずっと不眠不休で。超疲れた。
まあ、そのかいあってか、なんかずっとゲームにインしてる人がいて、同じくログインし続けている俺のことが気になったのか、仲良くなり、ある程度の情報を得られた。
たしか、イックションペとかいう人で、嘘か本当か知らないけどハンターをやっているらしい。
それで、気になってるゲームが有るんだけど、とほのめかしたら、ここなら情報あるんじゃね?とハンター専用のサイトを教えてもらった。
代わりにレアアイテム取られたけどな!てかあいつ、リアルマネーで約10億(時価)もする、アイテム持って行きやがった。糞が!
まあ、ハンター専用サイトは本物だったので許そう。俺は心が広いんだ。でも、100億奪っていった奴は許さない、通報しといた。
そして、ハンターサイトを見た結果、どうやら、ゲームの中に直接入り込んで遊ぶゲームらしい。
……VRMMO、いや、フルダイブMMOがあんのかよ。すげえな。
調べたワードにちょくちょく出てくる『念』ってのはよく分かんないけど、どうやらそういうゲームのようだ。
そして入手方法についても、9月からヨークシンで始まるオークションに出品されていると書かれていた。
ふむ、最低落札価格が89億か。となると落札価格はオークションが盛り上がったとしても100倍くらいだろう。なんだか金銭感覚がおかしくなりそうだが1兆もあれば買えると思う。
というわけで、ヨークシンに行くか。って、え?ゴン?何引っ張ってんの?え?キルアのところに?いや俺、行きたいところが……
ゴンに連れ去られた。解せぬ(´・ω・`)
―――――、キルアの家に着きました。
まあ正確には門のところなんだけど。
というか不眠不休でネトゲしてて更に無理やり連れ去られたせいか体調最悪。
もうフラッフラになりながら門の前に立っている。
でけえなこの門。
それで、俺たちの他にもキルアの家に入りたい奴らがいて門の近くの守衛さんから鍵を奪って、守衛所近くの小さい門に入っていった。
入っていったんだけど入った奴らは骨になって帰ってきました。ざんねん!ゆうしゃのぼうけんはここでおわってしまった。
なるほど、入ったら死ぬのね。帰ろう。さあ、皆帰ろ?え?キルアと会うまでは帰らないんですか、そうですか。
まあ、ゴンの初めての同い年の友達だしな。ハァ……なら仕方ない。おじさんも手伝うか。体調最悪だけど。
それで、守衛さんの話を聞くと、あの扉は『侵入者』用の扉らしい。何じゃそりゃ。
なんでも中に番犬が居るらしく、小さい方の扉から入ると食い殺されるらしい。
そして、あのでかい方の扉には鍵がかかっていない。
あれ?でもさっきあの鍵使って中に入ったおっさん達が試した時は開かなかったけど?
と、聞くと、扉がすっごい重たいらしい。
扉は7まであって、込めた力の大きさによってそれぞれの扉が開放。1は片方2トンで両扉4トン。
数字が1あがるごとに倍になっていく仕組みだ。
つまり7の扉を開けるなら256トンを持ちあげるだけの力が必要らしい。
現にレオリオが試してるけど開いてない。
んー、4トンか。あの片足だけですら壁に見えるくらいでかいトカゲ殴って吹っ飛ばせたってことは数百トンくらいなら行けそうだけど、体調最悪だからな……多分1割も力出ない気がするけど、行けるかな?と、試してみたけどダメでした(´・ω・`)
うん、体調戻してから挑んだほうがいいな。
そして、ゴンたちも自分たちの力で門を突破したいらしく、修行することになった。
あ、俺?休んでるよ。体調最悪だし。
―――――、一ヶ月後。
ゴンもクラピカも1の門開けれるようになったよ。
レオリオに至っては2の門まで。
俺は5の門までだけど、なんかよく分かんないけどまだ体調が治らないので、多分全力出せるなら全部開けれると思う。
驚かれたけど、俺まだ本気じゃないし!明日から本気出す!
おっかしいなあ……一ヶ月も休めば普通は体調戻るはずなんだが……
慣れない土地で暮らしてたからか?でも、くじら島の時はそんなことなかった。
なんでだろうね?まあ、中に自力で入れたので良しとしよう。
そして中に入ると執事服をきた女の子が俺たちの前を立ちふさがった。
しかし、ゴンの必死の説得(顔ボコボコにされてたけど)のかいあって、無事通れた。
痛くねえのかな?ただ、黙って殴られ続けるとかもしかしてゴンも変態の道に……え?違う?そうですか。
でも、なんかキルアの母を名乗る人が現れて、執事邸で待つように言われたので、おとなしく待つことにする。
ラッキー、なんかよくわからんけどこれ以上本邸の近くに近寄りたくなかったんだよな。嫌な予感がしたというか、なんというか。まあ気のせいだと思うけど。
執事邸で待っていると、どうやらキルアはこっちに向かってきてるらしい。
親からのお許しが出たのかな?そりゃ良かった。
で、待ってるのも暇だろうということで、ゲームしようぜ!ってゴトーさんって言う執事がゲームを持ちかけてきた。
内容はコインを投げて、右手と左手、どっちに持ってるか当てるゲーム。
まあ、楽しかったよ。ゴトーさんの迫真の演技でかなり白熱した戦いになった。
そして、最後まで、ゴンと俺が当て続けて、ゲームに残ったけどキルアが来たのでそこでお開きとなった。
最後の方とか、何人もの執事がコインを投げ合って、誰が持ってるかって内容になったけど、ゴトーさん意外とゲーマーだな。
ムキになってどんどん難易度上げてくとか、大人げない。
ゴトーさんは最後にゴンにトリックでコインの持ってる手を入れ替えて負かしてた。本当に大人げない。え?そういうことじゃない?
そして俺たちはその場を後にした。
―――――、皆と別れることになったよ。
みんな元気でやれよ(´;ω;`)
レオリオは医者になるために故郷に帰って勉強するらしい。いいやつだ。頑張れよ!
クラピカは同胞の、『緋の眼』とやらを取り戻すためのお金を稼ぐため、就活だそうだ。
就活か……なんか嫌な記憶しかないな……まあ頑張れ。
ゴンは俺の受けなかった四次試験で変t……ヒソカと因縁が出来たらしく、その借りを返したいらしい。
あんな変態に会いたいとか気が知れないけど、まあ、人それぞれ好みってあるよね。え?違う?
ああ、ライバル的なやつね。
そういえば、俺もおっさんに借り返してないこと何個かあったな。
けど、アイツにも貸しっぱなしのこと何個かあるし、ゴンの言うように今すぐ返したいってほどじゃない。今度会ったらにしよっと。まあ数百年単位で放置されてますがね。
それで、ゴンはヒソカがどこに居るのか探すつもりらしい。
でも、変態は神出鬼没のライセンス持ってるしな。探すの大変そう。
しかし、何故かクラピカが知ってた。
どうやら、9月1日にヨークシンに居るらしい。試験中に聞いたそうだ。
更にオークションが9月から始まるため、それを狙って、クラピカの一族の仇である『幻影旅団』も来る可能性がある、と。
なるほど、クラピカの目的も達成されて、ゴンの目的も達成されて一石二鳥だな。
まあ半年先なので、しばらくはそれぞれがしたいことをやることになるだろう。
てか、ゴン。お前今の実力で、ヒソカ倒せんの?m9(^Д^)プギャー
あ、殴られた。解せぬ(´・ω・`)
まあ実際、実力が足りてないことは自覚しているのか、しばらくは修行するようだ。
今のゴンの実力じゃあの変態は無理だしな……
なんというか、アイツには独特の迫力があったけどゴンにはそれが欠けている。
……変態だから怖気が走ってるだけかも知れないが、多分間違ってないと思う。いや、そう思いたい(´;ω;`)
で、キルアは特にやることがないけど、ゴンと一緒に居たいっぽいのでゴンについていくそうだ。アラヤダ、ウフフ……
殴られた。解せぬ(´・ω・`)
あ、俺?俺は取りあえず世界各地周って、面白いもの探しに行くよ。
まあ、オークションにはちょっと欲しい物があるから行くけどな。
そう伝えて、別れることにした。
別にゴンたちに付いて行っても良かったんだけど、ほら?あれじゃん?少年たちの友情の中におじさんが入るとあれじゃん?
というわけで、後は若い二人に任せて……ってお見合いおばさんみたいなこと言ったら、キルアが照れながら殴って来た。アラヤダ、ウフフ……
そして、ひらりとキルアの拳を躱す。しかし、躱したと思ったら躱した先にゴンがいてゴンに殴られた。ちくせう。
というわけで、9月1日に再開の約束をして俺たちはそれぞれの目的へ動き出した。
さていろいろと今回設定の断片っぽいのを出したけど便利な言葉を教えよう
っ制約と誓約
まあ今後書いていくことになるよ
展開読まれそうだけど……
これで一区切りついたので取りあえずはこっちの更新は止まります。あっち書かないと行けないしね
多分1週間くらい
そっから他者視点の番外編挟む感じですね
ではまた