えー、大覇星祭篇です。
そのことなんですが、超電磁砲側で事件があったり、美琴が何か雷神?になったり、かなりうろ覚えな上、マンガを持っていないためここはスルーさせていただけないでしょうか?
ホントに何が起こっているのかわからないし、調べても断片的な内容しか載ってなくて、うまく纏めることが出来ないと思いますので。
第四十三話
さぁ今年もやって来ました。大覇星祭。
【大覇星祭】
学園都市に所属する全学校が合同で行う超大規模な体育祭。
開催期間は9/19~25の七日間。要は異能者が繰り広げる大運動会。
その為、燃える魔球や凍る魔球、消える魔球はザラであり、外部からの注目度も高い。
種目は学校単位のものから個人単位まで多岐に渡り、個人種目では上位三位内に入ると表彰される。
(毎年大覇星祭には大量の一般客が学園都市に入ってくる。そりゃそうだよな…基本的に学園都市は外部との繋がりが薄く、閉鎖的な為一般の人は学園都市内部の実情を知り得ない)
俺は大覇星祭についての情報を頭の中で整理していた。
(……開会式は……グダグダだったなぁ……)
主に軍覇のせいで
「ちょっと!!」
「あん?」
「さっきから上の空だけど話聞いてた?」
そう、俺は今の今まで美琴と歩いていた。
「いや、聞いていなかった。何かいってたの?」
「だーかーら!!負けた方が罰ゲームって言ってんの!!」
は~、全く話が読めないんだがな
「え~……」
「なーに?負けるのが怖いの?」
美琴は殴りたくなるようなニヤニヤ顔で見てくる
(うぜぇ)
「俺が怖がっているのは、常盤台とうちの学校にある隔絶した力の差を理解してなお勝負を挑んでくる君の狡猾さと、そこまでして俺に課そうとしている罰ゲームの内容だよ」
「私はそんな黒い事は考えていないわよ!!!被害妄想も大概にしなさい!!」
「ほーん」
俺は半目で睨む
「そんな目で見るな!!」
「で?どんな罰ゲームを所望ですかい?さすがに溶かした鉛を鼻に詰めて固まった瞬間鼻毛とともにぬく地獄の鼻毛ワックスとかは無理だからね。振りじゃないから!!!」
「誰がそんなキモいことするかーーー!!!誰も楽しめないわよ!!!」
「じゃあ何?」
美琴は顔を赤くしながらニヤッと笑い
「''勝った方が負けた方に何でも言うことを聞かせる''よ!!!」
「テンプレだなぁ…」
ふぇぇ、考えが安直だよ~
「何よ!!文句あるって言うの!!」
「いや、別に…………しかし、何でもか……」
「…な、何を頼む気よ……」
少し考え……いいこと思い付いた
「くくく……なら、俺が勝ったら俺に''キス''してくれよ。する場所はどこでも良いぜ」
俺の内容を聞いた美琴は最初は言葉を理解できずフリーズしてたが、一瞬にして顔を真っ赤にしてキョドり始めた。
「なななななななな、何を言ってんのよあんたはぁぁぁぁぁ!!!!キキキキキキスって…あんた!ホントにバッカじゃないの!!!!」
「違う違う、そこは……あんたばかぁ!!?って言うんだよ」
「し、知らないわよ!!!……あーもう馬鹿馬鹿しい!!私もう行くから!」
そう言って美琴はダッシュでどっかに行った。
「ふっ…めんこい奴よなぁ」
---屋台エリア
俺はインデックスと歩いているんだが、
「ハムハムむしゃむしゃバクバク…ごくん…ふ~、ご馳走さま!!」
家の姫は最初っからクライマックスだぜ!!!!!
「……インデックスさん…洒落にならない位食べてるんですが…」
「そう?腹五分目位なんだよ…」
いや~!!!!!!!この子生まれてくる世界間違ってるよ!!!!絶対一つなぎの大秘宝がある海賊の世界とか美食家がおいしい食材を求めて戦い冒険する世界もしくは、戦闘民族が地球におとずれる強敵達と戦いまくってワクワクすっぞの世界に生まれた方が適切だよぉぉぉぉ!!!!!!
「!?おっと、もうこんな時間かいな」
何気なく携帯を開くと自分が出る一種目の競技の時間がもう迫っていた。
「インデックス。俺もうすぐ競技があるからさ、いかなきゃ」
「え?行っちゃうの?」
わざとなのかそうでないのか判らないが、この時のインデックスの表情は心なしか悲しげであった。
「……いや、そんな顔をすんなよ……このパンフに俺が出る競技のやつ丸で囲っているから、応援にきてよ」
俺はインデックスにパンフをわたす。
「…分かったんだよ!! ちゃんと応援しに行くね!!」
「おう!! インデックスの為に今日は頑張るわ」
俺は久しぶりに顔の表情筋を動かして、微笑む
ボフッ
そんな音を鳴らしながらインデックスは顔を真っ赤にする。
「あわわわ…アヤトの…アヤトの久しぶりの笑顔だ…………」
「じゃ、もう行くな」
俺はアワアワしているインデックスを置いて、学校に急ぐ
───学校
「なんだこりゃ?」
俺が学校に着くとまるで死体のようになっている生徒達がそこらじゅうに居た。
「……何が起こっていると言うのだ……」
「何かシリアスになってるところ悪いけど、ただ皆大覇星祭やる気無いだけだから」
当麻!!!?
「何!?魔術師の攻撃では無いと!?」
「そんな頻繁に攻撃されてたまるかい!!」
「いや、わかんねぇぞ。もしかしたらこの一般客がたくさん入ってくる大覇星祭の期間に外部から入ってくるかもしれんぜ?」
「おい……おい…やめろよ…ええ!!? 本当に潜入してるんじゃいかって思えてきちまうだろーが!!!」
「あっははは!!! 冗談冗談マイケルジョーダン!!! そんな簡単に入ってたまるかよ!!」
「そ、そうだよなー!! いやー、にしても今の冗談まあまあイケるジョーダンだな!!」
「「……」」
「「アッハハハハハハハハハハハハ!!!!!!!」」
「くっだらないダジャレを言ってんじゃないわよ!!!」
「食らうか!!!」
「がは!!」
俺と当麻が馬鹿みたいに大笑いしてる時にいつの間にかやって来ていた大覇星祭運営委員の''
「どうしたんだい制理?そんな不機嫌そうにして」
「不機嫌にもなるわよ!! 仕事を終わらせて戻って来てみれば皆はだらけているし、土御門は居ないし、馬鹿みたいにゲラゲラ笑っているあんたらが目に入ったらね!!!!!!」
「違う!! くだらないことで笑ってたんじゃない!! 俺が冗談冗談マイケルジョーダンって言ったら、当麻がまあまあイケるジョーダンって返してきたから笑ったんだ!!!!」
「どのみちクソくだらないことで笑ってたんじゃいか!!!!!!」
「ぷげら!!?」
俺の便所のクソ虫みたいな言い訳にキレた吹寄は思いっきり腕を振りかぶり俺を殴った。
「で?土御門はどこに行ったのよ?柊」
「知らん」
「ったく…折角の大覇星祭だってのに……」
「イテテ……確かに朝から土御門をみていねーな…あいつの義妹の舞夏はそこらじゅうで弁当売ってたけど……」
「取り合えず皆のところへ行きましょ」
「ん…少しトイレ行ってくる…」
「はいはい」
いやー実は美琴の件からずっと尿意が……
「ふ~……?あれは小萌先生?…こんなところで男性と何を?……は!?……小萌先生にとうとう春が!?」
これは見なきゃ損損♪♪
俺は建物の影から二人のやり取りを盗み見る
「だから!! うちの設備に不備があるのは認めるのです!!でもそれは生徒達には何の非もないのですよぉ!!」
「生徒の質が低いから統括理事会から追加資金がおりないのでしょう? ふっ…失敗作を抱え込むと色々苦労しますね~?」
「!?生徒さんには正当も失敗もないのです!!あるのはそれぞれの個性だけなのですよ!!」
「なかなか夢のあるご意見ですがぁ…これから始まる棒倒し、お宅の落ちこぼれ達を完膚なきまで叩き潰して差し上げますよ。ははは」
男は小萌先生から離れていく
小萌先生はうつむく
「……違いますよね…皆は落ちこぼれなんかじゃ……ありませんよね……」
小萌先生の目元に光るものがあった
「……………………ぶっ潰す」
俺はかつてのアウレオルス戦並みにキレてた
俺は俯きながら皆の所に戻る
「ん?…意外とトイレ長かったな」
「柊!! 遅い!! もうすぐ競技の集合時間よ!!ほら!! 皆もやる気だしなさい!!」
「でもよ~吹寄~…所詮俺たちじゃ相手の高校に勝てねーぜー…」
さっきまでそこに寝っ転がっていた男子が吹寄に反論する。
「そーだよー、制理ちゃん。いくら頑張ったってレベルに差がありすぎるよ~」
「そうそう」
男子に便乗して女子もちらほら反論する
「もう!! 皆最初から諦めモードになってどうするのよ!!」
でもよ~っと男子がまたぼやこうとするが……
「渇っっっっ!!!!!!!!!!!!」
「「「「「「「「「「「「「!!!!!!!?」」」」」」」」」」」」」
俺の大声に皆一斉にビクつく
「うだうだいってんじゃねぇぞ!!!!おめぇら!!!聞け…」
俺はさっきあった小萌先生がクソ野郎にいびられていた事を皆に話した。
「これを聞いてどう思った!! 俺は腸が煮えくり返そうだったぜ!! おめぇら!! こんなどうしようもない俺らをちゃんと見守っていて、優しく時に厳しく支えて来てくれた最高の先生が!!!! 先生の事を1ミリも知らない奴に馬鹿にされて!!! 悔しくないのか!!!!」
俺は全員見渡す
「「「「「「「「「「悔しいです!!!!!!!」」」」」」」」」」
「だったらグチグチと喚くんじゃねぇぇぇ!!!!!俺たちが殺ることは一つだけだろうが!!!」
「彩人!! それはなんだ!?」
「…………相手校を徹底的にターミネートするんじゃボケぇぇぇ!!!!」
「「「「「「「「「「「うおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!」」」」」」」」」」」
「いくぞ!!! おめぇら!!!」
───応援席
『第一種目棒倒し。各校の入場です』
ワァァァァァァァァ!!!!
会場が盛り上がるなか、美琴も彩人が出る競技を見に来ていた。
「あいつ無謀よね…うちの学校に勝てるわけないのに……いや、あいつ単体なら余裕か……でも、力隠してるって言ってたし……ん?」
「あ……短髪」
美琴が偶々座ろうとした応援席にはインデックスが座っていた。
「短髪もアヤトの応援?」
「なんで、私があんなヤツの応援なんかしなくちゃならないわけ!?」
「……ふーん…そう。素直にならないんだったら短髪は相手じゃないね」
「は?何ですっt「おーい!!」ん?」
「インデックスちゃん!!美琴ちゃん!!」
「アリサにシャットアウラ!!」
「彩人君応援しに来たんだけど、インデックスちゃんが見えたからこっち側に来たんだよ」
「へー、アリサはわかるけどもシャットアウラも応援ねー……」
「か、勘違いするな…私はただアリサの付き添いだ」
「取り合えず短髪もアリサ達も座れば?」
「ありがとう」
「失礼する」
「じゃ、遠慮なく」
アリサ、シャットアウラ、美琴は席に座る
「もうすぐ始まるw「あ、彩人の所のエセシスター」誰がエセシスターだっって!?私はちゃんとしたイギリス清教のシスターなんだよ!!!」
インデックスの台詞を遮ったのは…
「フレンダの付き添いだったんですけど…このシスターが超居るってことは、この種目に彩人が超出るって事ですね。フレンダ超グッジョブ!!」
フレンダと一緒に来ていた絹旗だった。
「また貴女なの……何?アヤトのストーカー?」
「…はぁ、柊家の超穀潰しが私に有らぬ汚名を超着せてきて、相手するのも疲れますねェ……」
「絹旗。口調口調」
「おっと……それと、あの時の部屋にいた少女もいるんですね」
「あ…その節はどうも」
「いえいえ、あの時は超見苦しいところを見せちゃいましたね…そちらの方は超誰なんですか?」
絹旗はシャットアウラの方に顔を向ける
「む、すまない。自己紹介が遅れた……私の名前はシャットアウラ=セクウェンツィアだ。前までは黒鴉部隊と言う治安維持部隊のリーダーだったんだが、エンデュミオン消滅事件で解散となったんだ」
「どうも私の名前は絹旗最愛です。モアイじゃないですよ」
インデックスと絹旗、そしてアリサは一度面識はあるがシャットアウラとは無かった為、互いに自己紹介をする
一方、フレンダの方は……
「へー。柊を見るのはあの日以来って訳よ…「あんた!!!」ん?げぇ!!!!?あんたはレールガン…」
「あんたあの時研究所に居て私を邪魔した奴でしょ!!?どうしてここに!!」
「いや~やっぱり折角の大覇星祭なんだし~、やっぱ楽しまなきゃって訳よ」
「……言い分は理解したけど、でもやっぱ全然納得出来ないわよ!!!」
「まぁまぁ良いじゃないですか第三位。ほら、もう始まりますよ」
「くっ…もう、分かったわよ」
全員席に座り、競技場に目を向ける。
───競技場(相手校視点)
「いやーこの試合楽勝だな~」
「ああ、相手校ってレベル2以上がほとんど居ないらしいからな~」
男子二人の会話を皮切りに周りの生徒達も相手校を馬鹿にし始める。
「しかも相手校の担任の先生三十路なのに身長135cmしかないんだぜ」
「あたしそれ知ってる!! 何か七不思議になってるやつだよね!!」
「俺その先生見たことあるけど、小学生みたいで可愛かった」
「うわ! お前ロリコンかよww」
「「キモーイ」」
「ロロロロロリコンじゃねーやい!!!」
あははははははははは!!!
「お!?もう始まるみたいだぜ」
「よっしゃいくか!!」
『位置について……ヨーイ…』
(くくく…ここでかっこいいところをあの子に見せれば…好感度急上昇だぜ!!)
『ドン!!!!』
「よっしゃいk」
瞬間、向こうから石が信じられない速さで飛んできて、こちらの地面に着弾と同時に地面が爆発した。
俺は自分が10m程吹っ飛んでる事に気付いて、そこで意識が途切れた。
黒鴉部隊は禁書目録本編でもう出てこなかったので、解散させました。あっても立ち位置が微妙だったので。
感想おねがいしまーーーーーす。