とある最強の正体不明(コードアンノウン)   作:まゆげ剃り機

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どうもまゆげ剃り機です。

モチベーションが続いてる間に書き続けたいと思います。




第三十四話

当麻と彩人も事情を聞き、法の書の危険性を知る

 

燃やしてしまえばと考えたくもなるが、魔道書は燃えない。まったくもって厄介な代物だ

 

状況の説明を始めちまいたいとことで、アニェーゼが彩人たちのもとへとやってくる

 

厚底靴であるせいもあり、慌てていたアニェーゼはバランスを崩し、後ろへと倒れかかってしまう。当麻は咄嗟にアニェーゼの手を取るも、勢いは止められず二人仲良く倒れてしまう

 

倒れた当麻の目の前にはアニェーゼのパンツ

 

数秒遅れて今の状況を理解したアニェーゼは、咄嗟に当麻の頭を押さえつけてしまう

 

離れたくも離れられない

 

上条さんとしてはどうしようもないところであったが、当然インデックスたちに責められる

 

「仕事中に発情するな」

 

「ほんととうまは見境無いんだよ」

 

「全くだ……それに何なんだそのスキルは…正直羨ま「アヤト?」しくなんてないんだからね!!!」

 

「唐突なツンデレ!!?」

 

インデックスが夕方の小萌先生とダブって見えたよ~はわわ~

 

現状、オルソラは天草式の手にある

 

今回の件に出張っている天草式の数は推定50人弱。魔力の痕跡からその動向を追っているものの、何も情報を掴めないでいた

 

アニェーゼたちの包囲網も確かなはずなのだが……

 

 

「特殊移動法・縮図巡礼」

 

日本国内限定のその術式は、日本中47ヵ所にある特殊な渦の間を自由に行き来できるもの

 

それには星の動きが大きく影響してくるため、決まった時間でないと使えない

 

そしてそれまでは4時間ほどの猶予がある。今敷いている包囲網の中で、使える渦はただ一ヵ所。インデックスはその場所を示す

 

とことで、その場で天草式を仕留めるための準備を進めるか……

 

 

当麻は何か手伝えることはないかと、シスターさんだらけの辺りをうろうろする。

 

彩人はステイルと話をしているためここには居ない

 

すると、悲鳴が聞こえてくる。

 

当麻は急いで声のしたテントへと直行。すると、アニェーゼが抱きついてくる

 

何かに怯える彼女の指さす先には天草式が……なんてことはなく、そこにはなめくじがいた。

 

一安心なところであったかに思えたが……

 

「とうま……?」

 

そこにはシャワーを浴びるインデックスもいた。もちろん、アニェーゼも裸だったわけなのだが……

 

「イ…インデックス!?…待ってくれ!!これには深い訳が…」

 

「う…うぇぇ…ヒッグ…とうまに…とうまに裸を見られちゃったぁ…」

 

どんな言い訳も通じず、インデックスは泣きだしてしまう

 

「た…頼む!!!泣かないでくれぇ!!!じゃないと彩人が!?ぐへぇ!!!」

 

さっきまで必死に言い訳をしていた当麻がいきなり吹っ飛んだ

 

「インデックス大丈夫か?ほらバスタオル」

 

「うりゅぅ…ありがとうなんだよあやと…グス…当麻に汚されたぁ」

 

「よしよし」

 

俺はインデックスを優しく抱き止め頭を撫でた

 

「さてと…当麻ァァァ!!!てめぇ殺される覚悟あるんだろぉなァァァァ!!!!!!」

 

「ち…違うんだ…これは事故で…」

 

「事故なら嫁入り前の女の子の裸を見て良い理由になるんですか?」

 

「で、でも不可抗力…」

 

「ん?」

 

「全面的に俺が悪いです!!!!sir!!!!!」

 

「だったら土下座しろやボケェェェェェ!!!!!」

 

「すいませんでしたァァァァ!!!」

 

あまりに綺麗な土下座に少し可哀想と思ってしまった

 

「…インデックスさん判決を…俺的にはもう許しても「ギルティなんだよ」え!?…インデックスさん?」

 

シスターらしからぬ低い声で有罪判決を下すインデックス

 

「事故でも麗ら若き乙女の裸を見た事実は変えられないんだよ……皆、や~っておしまい!!!」

 

「「「「「「「アラホラサッサー!!」」」」」」」

 

いつの間にかシスターが集まっていた

 

「な…何でそんなに息が合ってるんだよーーー!!!」

 

複数のシスターにリンチされる当麻

 

 

……南無

 

 

 

 

 

ステイルと同じテントで眠る当麻と彩人。そんな中当麻はステイルに話しかける。

 

「お前の好きな子誰だよ」

 

唐突な質問に、ステイルはせき込む

 

「お?何だ恋ばなか?俺も混ぜろよ!!」

 

わくわくしてきたぜ!!

 

「何だよ…急にテンション上がって…じゃあ彩人は好きな人いるのか?」

 

「残念ながらいねぇな」

 

「…………終わりじゃん!!…この話終わりじゃん!!!」

 

「まぁまぁ次ステイル言ってみよー」

 

俺の問いにステイルはコホンとせきをし、

 

 

「尊敬する女性はエリザベス一世で好みのタイプは聖女マルタだ」

 

と、言う

 

「嘘つけ、インデックスだろ」

 

「え!!?マジか!!!」

 

「ぶっ殺されたいか!!!柊彩人!!!」

 

「ハハハハわりぃわりぃ」

 

 

そこからしばらく沈黙が続く

 

無言の中各々が今回の相手天草式十字凄教について考えていた

 

天当麻は草式十字凄教が神裂のいた組織だと知っていた。もちろんステイルだってそんなことは知っている。

 

「僕はね、あの子を守るためなら何でもやるって決めているんだ」

 

ステイルは好きな女性のために、神裂の仲間相手でも殺ることを覚悟していた

 

それが正しいことかどうかはわからない。でも、ずっと昔に誓ったことを守り続ける彼の固い決心は決して揺らぐ事は無いだろう

 

(ああ……やっぱかっけぇなぁ)

 

彩人はステイルのそういう所が本当に格好いいと思っていた

 

 

 

 

夜中

眠る上条さんの布団の中に、何者かが侵入していた。彩人やステイルではない事は確実だろう……

 

「こ、コラ。ちょっと待て…誰!?」

 

「ぱぱぁ……」

 

布団に入り込んでいたのはアニェーゼであった

 

「ちょっ…ダメだって……本当に…コラ」

 

「うもう…五月蝿いんだよとう…ま…」

 

目を擦りながらやって来たインデックスが見たものは、下着姿で当麻に抱きついているアニェーゼと、そんなアニェーゼに覆い被さる当麻が居た

 

「とうま…まだ懲りてないんだ……」

 

「違うんです!!!!!……これは私めの預かり知らぬところで実行された陰謀です!!」

 

「ふ~ん……またそうやって言い訳するんだ」

 

「だから!!…」

 

「う…ん……さっきから何だよ…まだ夜中だぜ…」

 

「い、いや何でも無いぜ!!」

 

「何でも無いなら言い争いは聞こえてこねぇだろぉが……どう…し…た…………下着姿のアニェーゼが当麻の布団にいる…!」

 

「違う!!これはアニェーゼが勝手に…」

 

「…ハ……ハ…ハ」

 

「ハ?」

 

「ハレンチだわ!!!!」

 

「何のキャラだよおめー!!!!!」

 

相変わらず良いツッコミだなぁ

 

「とりあえずお仕置きなんだよ!!!!」

 

キラリと光るインデックスの牙

 

そして

 

ガブッ!

 

「不幸だぁぁぁぁー!」

 

少年の悲しき叫びが闇夜に響く……

 

 

「彩人何関係無いって顔してるの!!彩人だって下着姿を見たからお仕置きなんだよ!!!」

 

「何~!!」

 

おのれ~!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、天草式は縮図巡礼の準備を整えていた

 

「神裂火織。お前に見せてやろうぞ。多角宗教融合型十字教術式・天草式十字凄教の今の姿を!」

 

 

 

 

 




今回は大分中身が薄かったなぁ……

ほとんど当麻の折檻だけでしたねwwwwww

別に当麻の事が嫌いじゃ無いんですよ!!どっちかって言うと好きな方ですよ

感想・アドバイスお願いしましす。

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