とある最強の正体不明(コードアンノウン)   作:まゆげ剃り機

30 / 44
どうもまゆげ剃り機です。


暇潰しに見ていってください


第二十九話

「おなか、ぽんぽんぽんのぽーん♪」

 

ランチの後、ゲーセンに入るインデックス達

 

「しゅ~」ゴゴゴゴ

 

彩人は聖人、神裂火織戦ばりの集中力を発揮していた

 

「ど、どうしたんだすか?彩人君」ヒソヒソ

 

「あ~、彩人はゲームがど下手でね....この前ボコボコにして以来根にもっているんだと思う」ヒソヒソ

 

はっ!!ボコボコにはされてねぇしー、運悪く一撃も当てられなかっただけだしぃー

 

そこから各々やりたい事を見つけたのかバラバラになった

 

「ん?すまん電話だ」てくてく

 

当麻は電話にでるため店から出ていった

 

氷華とインデックスはコスプレプリクラをするためコスチューム室に入っていった

 

そして俺は

 

美少女フィギュアのUFOキャッチャーをやっていた

 

「......微動だにしねぇ」

 

しかし、全然取れない

 

不味いなぁ、これ以上美少女フィギュアに時間をかけるのは不味い

 

何が不味いかって?恥ずかしいんだよ!!............そこまでしてフィギュア欲しいのかよお前......って思われるが堪らなく恥ずかしいんだ!

 

違いますぅ~フィギュアが欲しくてやっているんじゃなくて、クレーンゲームが得意なら難しいやつをやりたくなるのが普通だと思うんだよ。そして取った後の達成感を味わいたいんだ......て言うのを周囲に説明するのも不可能なので....もう良いです............好きです美少女フィギュア......

 

だがここで引くのも後悔しか残らない....それだけは避けたい

 

なんとしても持って帰るz「あの~」!!?

 

....ジーザス......店員さん......

 

「ハハ…ずらしましょうか?位置」

 

くっそ......見られていたのか~店員に~、美少女に大金をつぎ込む姿をぉは....恥ずかしい!!

 

だがちげぇんだ、美少女フィギュアじゃなくてクレーンゲームが好きなだけぇそれを解って欲しい!下手な言い訳かもしれねぇが....足掻いてみるしかない!

 

「ん~?はて、ずらすとは何の事かな....いきなりですね、なんでまた?」

 

「ものすごく執着なさっていたようなので」

 

はっきり言いやがったぁーーーー!!!!!!

 

何よりも厄介なのが店員さんの綺麗な目!!憐れんでるのではなくただ純粋に接客してくるが伝わってく~るぅ~

 

「お....お....おね…お願いします」

 

これで完全にフィギュアに執着してる男になってしまったぁ~

 

 

 

 

がこん

 

 

「わぁ~」

 

店員さんは俺の腕を持ち

 

「フィギュアゲットおめでとうございまーーす!!!」

 

わざとか!!わざと大きな声で言ってるのか!!

 

「ふふ....また来てくださいね?」

 

「二度とくるかーーーーーー!!!!!!!」バヒューン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「何があった....お前達....」

 

店員さんから逃げ出したあと俺は皆と合流したのは良いが、当麻の顔には至るところに歯形があり、インデックスの機嫌が悪く、氷華は顔を朱色にして俯いている

 

「まぁ......いろいろあったんだよ....」

 

ああぁ......いつもの不幸があったのか

 

と、思考していると氷華とインデックスが足を止めて周りをキョロキョロし始めた

 

「?....どうした?」

 

「あの....どこからか声が......」

 

「声?」

 

当麻が聞く

 

「何か頭の中から直接聞こえてきたような......」

 

「それはテレパシーだな......何て言っていた?」

 

「えっと......」

 

氷華が答えようとした時、後ろから足音が聞こえてきた

 

「ちょっとそこのあなた達!人がこんなに注意してんのに、何のんびりしてんのよ」

 

「風紀委員<ジャッジメント>......」

 

そう、足音の正体はジャッジメントの少女だった

 

「テレパシーはお前が出してたのか?....何がおきたんだ?」

 

「あぁ....だからテレパシーよテレパシーほら!聞こえてるんでしょ!!ん~~~!!!」

 

「すまん、聞こえんから口でお願いします」

 

「ハァ....わかったわ....んん....現在この地下街にテロリストが紛れ込んでいるの」

 

「テロリスト?」

 

「うん....まもなく隔壁をおろしてこの地下街を閉鎖します。速やか退避してください。良いですね?」

 

そして、少女は戻っていった

 

「面倒事はごめんだ。行こうぜ」

 

おとなしく従い、俺たちは地下街出口へと歩を進める

 

しかし

 

「――――見ぃつっけた」

 

誰もいないはずの壁の方角から声がした。視線を向けるとその壁に生える眼球

 

「な、何なんだこれは....」

 

「土より出でる人の虚像――神殿の守護たるゴーレムを無理矢理に英国の守護天使に置き換えてる」

 

インデックスの言葉から、それが魔術でありテロリストが魔術師であることに気付く当麻と彩人

 

「さぁ、パーティーを始めましょう―――

―――土の被った泥臭ぇ墓穴の中で、存分に鳴きやがれ」

 

眼球は壁の中に吸い込まれるように消えていった

 

消える眼球と同時、震動で揺れる地下街。隔壁は既に降り、逃げ場の無い空間に暗転する人々

 

逃げ場がなく薄暗い空間により恐怖心ははねあがり人々は隔壁の前に群がり隔壁をひたすら叩く

 

「ちっ!オラ!!どけ!!!」

 

俺は群がる人々を無理矢理押し退け

 

「邪魔!!」シュッ

 

ドガン!!!

 

隔壁を吹き飛ばした

 

「おら....さっさと行け!!」

 

人々はっと我にかえりすぐに逃げ出す

 

「す....すごい....」

 

「あの程度で驚いてたらこの先身がもたないんだよ」

 

「ウンウン」

 

インデックスと当麻は見慣れてるが初めて彩人の力を目の当たりにした氷華はかなり驚いていた

 

「とりあえずどうする?」

 

「彩人達はどっかに隠れてて、敵が魔術師ならこれは私の仕事なんだよ」

 

俺の問にインデックスがすかさず答える。が、

 

「お前の細腕で喧嘩出来んのか?」

 

当麻が反論する

 

「うぅ~......確かにとうまには特殊な能力があるのをあやとから聞いてるけど、所詮とうまやあやとは魔術の素人なんだよ」

 

インデックスが諭してくるが

 

「インデックス......確かに俺は魔術は素人だ......だが、それを差し引いても俺はぜってぇに負けないと思うぞ」

 

「うっ!......このチートめ…」

 

タッタッタッタッタ

 

「「「!?」」」

 

「......何でここにいるかなぁ~」

 

急に足音が聞こえてきたため、口論をやめ皆構える

 

彩人は誰が来るか既に把握していた

 

そこから現れたのは

 

「あんた....こんな所で何やってる訳」

 

美琴と黒子だった

 

「お前は!!…ビリビリ!!」

 

「だ~か~ら~、私の名前は御坂美琴って言ってんでしょうが!!!!!」バチバチ

 

「あん?何だおめぇら知り合いか」

 

当麻と美琴が知り合いなのか聞くが

 

「何?....あやと?この品の無い女達はだれ!!?」

 

インデックスの思わせ振りな発言に空気がおかしくなっていった

 

...ハァ.......なんでこうなるのぉ~

 

「私もしりたいなぁ~あ・や・と・君」

 

氷華....おめぇもか

 

「あんたねぇ....初対面の相手にいきなり品の無いってどういうつもりよ!!」

 

あ~何だか険悪な雰囲気になってきたぞ♪さぁどこのどいつが修羅場ってるんだ?............俺じゃねぇかよ!!!あ~くっそ!もう朝から何なんだよ~

 

「やっぱり彩人の知り合いなの~!!彩人とは一体どんな関係?」

 

(密かに気になりますの)

 

「関係って......ふ....ふふふ....さぁ?どんな関係でしょうね~」

 

「な、何かな!!?その意味深な反応は!!!!?すご~く気になるんだよ!!」

 

「成る程。だいたい怪しいと思っていたのですけど私を差し置いてお姉様は身も心も全て柊さんにさらけ出したという事ですわね。ふへ、ふへへへ」(私に愛してるって言ったくせに..........)

 

「さらけ出してない!!!」

 

もう、なるようになれだ......「....」チョンチョン…あん?

 

後ろを向くと氷華が俺の袖をチョンチョンしてる

 

「彩人君、それであの子とはどんな関係なんですか?」コソコソ

 

「あん?......どんな関係って言ってもただの友達だぞ」コソコソ

 

(ホッ..........そう....なんだ......良かった............あれ?なんで....''良かった''って....思ったんだろう....)

「そう....わかった」

 

と、いきなりインデックスが大声をあげた

 

「私はね!!!彩人に危ないところを助けてもらった上に私の事を''大切な人''って言ってくれたんだよ

 

「そんなの私だって助けてもらった事あるわよ!!!それに''私の事ずっと守ってやる''って言ってくれたもん!!!」

 

「いや、もん....って」

 

「「............あんた!!(あやと!!)どういう事か説明してもらおうか!!(ほしいかも!!)」」

 

なーんで俺に矛先向いてんだよ

 

「俺は妻に浮気がばれた時の旦那か!!!......って今そんな事言っている場合じゃねぇだろ」

 

「「うっ!」」

 

俺の正論に言葉を詰まらせる二人

 

「....ハァ....で?今度はどんな事件に巻き込まれているのよ?」

 

「知らん......黒子どんな情況だ?」

 

「この地下街でテロリストが活動中のようです......大規模な戦闘が予想されるので、私は閉じ込められた人達の避難を済ませませんと」

 

「成る程......黒子とりあえずそこの男以外全員テレポートしてくれ」

 

「幻想殺しのせいで俺は能力を打ち消しちまうからな」

 

当麻が説明してる一方、インデックス達は俺が残る事があまり良く思わないようで

 

「あんたが先に逃げるのよ!!(あやとが先に逃げるんだよ)」

 

「アホぅ....折角く楽しくなってきたのに何で逃げなきゃならんのよ......」

 

そのあと誰が先に戻るのかで再びインデックスと美琴がもめていた。

 

「黒子!!先にこの二人を連れていけ!!!」

 

「ハイですの!!」

 

「「え!?ちょっ!!!」」

 

黒子はインデックスと美琴を連れテレポートした

 

「すまんな氷華......おめぇを残しちまって」

 

「大丈夫ですよ」

 

すると、けたたましい銃撃音が鳴り始めた

 

「おっと....始まったか....どうするんだ?彩人」

 

「そんなもん決まってんだろ?サクッと終わらすぞ」

 

「いやいや、そんな事出来るの彩人位だから」

 

「そうか?まぁ良いや…氷華はここで残って黒子を待ってろ」

 

「え?…あ…あなた達は?」

 

「さっき言った通りテロリストをブッ飛ばしに行く…行くぞ当麻」

 

「おう!!」

 

戦場に着いた。しかし

 

「これは....」

 

「嘘だろ......警備員<アンチスキルが>壊滅....だと」

 

警備員<アンチスキル>がほぼ壊滅状態だった

 

「当然っちゃ当然だな...警備員っつってもただの人だからな…….ん?」

 

そこで、俺は怪我をしている知人を見つけた

 

「愛穂ちゃん!!!」

 

そう、知人とは高校の体育教師である黄泉川愛穂先生だった

 

「少年達!!!こんな所で何してんじゃん!!!」

 

先生に駆け寄る俺と当麻

 

「黄泉川先生!大丈夫ですか!!?」

 

「柊!!それと小萌んとこの悪ガキじゃん!!?」

 

それを見、当麻は拳を握り敵の元へ歩む

 

「当麻?.....」

 

「俺にやらせてくれ」

 

当麻が返事は聞かないっとでも言ってるかのようにさっさと行ってしまった

 

「少年!!何を!!?…ぐっ!.‥」

 

「!?‥…愛穂ちゃん、あなたは怪我人なんだから、動かない方が良い」

 

俺はハンカチで愛穂先生の顔の汚れと血を拭き取る

 

「そんな事言ってる場合じゃないじゃん!!!」

 

「当麻には特殊な能力があるんです......見る限り相手のあの能力なら近付く事さえ出来れば倒せますよ」

 

「......例え何か特殊な能力があったとしても…くっ!......子供にこんな危ない事を私はさせたくないじゃん」

 

......ハハ…やっぱスッゲー先生だなこの人は…小萌先生同様頭が上がらねぇな......

 

「......愛穂先生......その心遣いは嬉しいですけど......俺も愛穂先生をこんな風に怪我させた奴を殴らねぇと気がすまねぇんです」

 

「…柊…」

 

すると、突然当麻が叫んだ

 

「風斬!!伏せろっ!」

 

「「!!?」」

 

俺は振り向くと、岩の破片が氷華の顔面に直撃し、氷華が倒れたところだった

 

「氷華!!!!!!」(くそ!!!!!完全に油断してた!!!周囲の探索を怠っていた!!!!)

 

俺は急いで氷華に駆け寄る

 

「おい!!氷華!!だいj……何だこれは」

 

吹き飛ばされた頭の中身、そこには骨、肉、脳髄、噴出す血液など無く在るのは空洞と光る三角柱

 

「うっ......あれ....眼鏡…....!!!?」

 

目を覚ました風斬はそんな自分の姿に気付いた

 

「何?......これ......」

 

氷華の声に恐怖心が滲み出ていた

 

「ああぁ....はぁ…こんな事......って......」

 

「氷華…」

 

「い…いやぁ......み…見ないでぇ…彩人君…私を見ないでぇぇ!!!」ダッ

 

「氷華!!」

 

氷華が走って行った方にはゴーレムがいた

 

「ふっ…エリス」

 

ゴーレムが腕を振るう

 

しかし

 

「調子に乗るな!!!!」

 

彩人が氷華とゴーレムの間に割り込み腕を蹴り砕く

 

「ちっ!!…コードアンノウン......厄介だね」

 

止めたのは良いが氷華はそのままどこかに行ってしまった

 

 

 

 

 

 

 




ちょっと今回はネタが多めでした


ゲーセンの下りはただやりたかっただけです(笑)


感想お願いします。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。