この話でもご都合主義があります
-追記
多少修正しました。
俺は本格的に自分の交友関係を見つめ直そうと考えてる。
何故かって?
俺の知り合いと思わしき後ろ姿が見えるんだがそいつは今............ちっちゃい男の子を見て明らかに興奮している....
「......」
「ハァ....ハァ....良いわぁ....あの無邪気な笑顔が素敵よ/////」
淡希ェ......
俺は静かに淡希に近寄り肩を強く掴み
「君何してるのかな?話聞きたいからジャッジメント支部に来てくれないかな?」
淡希はメチャクチャ慌ててた
「ち、違うんです!!私はただあの子が迷子にならないか心配で見てただけで決して興奮していたんじゃないんd......ってあんただったの、紛らわしいから止めてよね」
「....明らかに興奮してただろ」
「してる訳ないでしょ」
「だったら上気した顔とよだれを拭けよ」
「!!?」ごしごし
俺達は近くのカフェに移動した
「で?何よ?何か私に用があるんでしょ」
「おめぇ....トラウマを克服させた恩人を粗末にしすぎじゃねぇか?」
今までの会話で判るように俺とこの女性、結標淡希は当麻の次に関わりが長い
ある時に淡希のトラウマを知り、克服させるのに協力したんだ
「まぁ......それは感謝しているわよ、粗末に感じるのは口調のせいよ......で?用件は?」
そう言い紅茶を一口
「窓のないビルに入りたい......案内してくれ
「ぶーー!!!」
「きったねぇな!!この年で女を捨ててんじゃねぇよ」
「捨ててないわよ!!!どこからどう見ても美人でしょうが!!!」
「ああ、美人だな」
「うえぇぇ!!?不意討ち禁止!!!」
「うわチョロ」
「うっるさいわね!!!本題に戻るわよ......で?窓のないビルに入りたいんだっけ?......何する気よ?」
淡希はジッとこっちを見てくる
「アレイスターに会うだけだ」
俺は見つめ返す
「......」
「......」
見つめ合う
「......」
「......」
まだ、見つめ合う
「......」フイ
急に顔を赤くし目を反らす淡希
「....おいこら、こちとらお見合いしに来たんじゃねぇんだぞ」
「....ごめん」
「案内してくれるか」
「......本来ならダメだけど……まぁ良いわ」
「....おし、サンキュな」
「良いわよあんたには返しきれない借りがあるからね」プイ
行くわよと言い、お金を置いてその場から消えた
統括理事会の空気はかなり重かった。全くもって不明の存在、柊 彩人の処遇について話し合っていた
理事会の一人は即刻殺害せよと言っている
「あれは危険すぎる!!化け物のような身体能力だけでも手に余るのに頭も切れるなんて......もし学園都市を裏切ったら被害はとんでもない事になるぞ!!!」
「落ち着いてください......まだ裏切ると決まった訳ではないでしょう?それなのに殺すなんて些か早計すぎませんか?」
見た目50~60程度の初老の女性、親船最中が反対する
「親船さん、貴女は甘すぎる!!何か起きてからじゃ遅いんですよ!!」
過激派と穏健派の二人は意見が全く合わない
「雲川君、君はどう思うかね」
理事会の一人、貝積 継敏は自身のブレインの雲川芹亜に柊について聞く
「…そうだね....あれは私達の想像を遥かに超える存在だぞ」
「...ほう...まるで会った事があるような言い方だね」
「知り合いだからね......」
「原石なのかい?」
貝積は柊が能力開発をしてない事を思いだし、原石なのか聞く
「そうでもあるし、そうではないかも.......まぁ原石だった場合間違いなく学園都市第七位よりも数倍巨大な原石だよ」
「「「「「「「「「「「「何!!」」」」」」」」」」」」
雲川の言葉に理事会は言葉を失う
「............理事長はどうお考えですか?」
理事会全員が巨大ディスプレイに映るアレイスターを見る
「...ふむ...答えたいとこだが......客が来たようだ......」
「そういう事です理事会の皆さん」
画面越しから理事長の声以外の声が聞こえてくる
「だ、誰だ!!!!!」
さっき親船と言い合いしていた理事会の男がヒステリックに叫ぶ
「どーも、皆大好き柊 彩人です」
「な!!?貴様!!どうやってそこに進入した!!!」
何か言ってるが理事会に用は無い
「理事長、ディスプレイを切ってもらえますか?貴方''達''と話しをしに来たので」
「......」
アレイスターは無言で切る
「いや、突然すみません、イレギュラーだからってだけで殺されるのも勘弁なんで」
「問題無い、私の邪魔さえしなければ私は何もしない」
「そっすかありがとうございます............所でここには他に誰か居ますよね?一人....いや、一匹と''何か''か?......ん~......どっかで感じた事のある力だな............あ~『天使』みたいな''何か''か......」
「......貴様」
「待てアレイスター」
俺とアレイスター以外の声が響いた、だがその声は一方通行の黒翼を出した時のようなノイズが少し混じってる
もう一つはゴールデンレトリバーだった
「上条当麻、一方通行、垣根帝督も興味があるが......柊 彩人 やはりお前も興味深いな」
「いやはや、ここに乗り込んで来るとは命知らずだな......だが、なかなかどうして面白い」
「......本物の天使と喋るゴールデンレトリバー......か…やっぱこの都市はイカれてんな……」
「厳密には違うがね......私は''エイワス''だ『ドラゴン』とも言われるがね」
「私は''木原脳幹''だ」
「ワオ……木原ね、那由多とはあった事あるぜ、ジャッジメントで世話になったからな」
「世間話をするために来たのでは無いのだろう?用件はなんだ?」
ここでアレイスターが会話に割って入って来た
「......あんたに色々聞きたいんだよ......この世界は謎が多すぎる....だから最も詳しいあんたに聞きに来た。なぁ大魔術師アレイスター=クロウリーさんよ」
「..........」
「色々ありすぎなんだよこの町は......それに魔術の方にも何か深い闇があるだろ......例えばローマ正教なんかいかにも闇がありそうだけどな」
「あまり知りすぎると寿命を縮めるぞ」
「......今ここで俺を殺すか?」
「ふむ、それもやぶさかではないが」
ゾゾゾゾゾゾゾゾ
アレイスターの威圧が膨れ上がる、
(今まで戦ってきた奴等とは比較にならないか)
エイワスと脳幹は事の成り行きを興味深そうに眺めている。俺が死のうが生きようが関係無いらしい
「......そうか、確かにあんたがやろうと思えば俺をやれるだろう......だが」
彩人を中心巨大な''力''が右腕に集約しだす
「ただでは死なねぇぞ…悪いがこちとら世界の一個や二個簡単に消せるんでね……」
強烈な威圧と''力''が部屋に充満する
「なかなかだな……やはり興味深いな」
「ハハハハハ!!!!、驚いたな本当に化け物じゃないか!!....もしかしたら私じゃ手に終えないかもしれんぞ」
エイワスと脳幹はこの状況が愉快でたまらいらしい
「止めておくんだなアレイスター、それをくらえばお前は平気かもしれんが……世界に向けられたら世界が耐えられない……そしたらプランに大きな誤差が生じるかもしれんぞ」
エイワスが助け船を出してくれた
「...ふむ...確かにプランに影響が出るのは出来るだけ避けたいな」
威圧が消えた
(ほっ......やっぱ化けもんだな大魔術師アレイスター=クロウリー......ぶっちゃけ疑似創星図<アナザーコスモロジー>を使っても殺せんぞ...敵対したくねぇ...)
「....俺はおめぇのプランをどうこうしようって訳じゃねぇんだ......俺は只自分と自分の大切な存在を守れれば良いんだ......それさえ出来れば何もしねぇ....だが、もしそれを脅かす者がいるなら俺はそいつを砕くだけだ」
「ふむ......君や君の周りを巻き込まなければ何もしないと......」
「ああ、だが俺が何も知らなきゃいつも後手にまわっちまうから駄目なんだよ.......だから情報がほしい」
「......良いだろう」
こうして俺はさらに世界の奥に進んでいく
いやー今回は大分設定を調べましたよ
今回は彩人が少しマジになりました。
原作の十六夜も神霊と戦えてたので天使や魔神でもタイマンなら良いところまで生きそうだとおもうんだけどなぁ
あと、オリジナル終わりませんでした。まだオリジナルです