話としてはまとまっている、と思うので大丈夫かな?
あ、それとお気に入り100件突破ありがとうございます。
じゃあ、どうぞ。
土曜日の朝は、いつも九時くらいまで寝ているのが普通だ。しかしながら、今日はそういうわけにはいかない。というか、小町に叩き起こされた。
「なあ小町。どう考えても、時間に余裕がありすぎるんだが」
「放っておいたら、お兄ちゃんいつまでもダラダラしてるでしょうが!」
留美と一緒に東京の『劇団季節』劇場まで行くわけだが、開演は午後五時半だ。余裕をもっていくにしても、東京に午後三時くらいに着けば十分間に合うだろう。そして、最寄り駅からは午後一時半ころ出発すればいい。
だというのに、起こされたのは午前八時。
小町に起こされ、風呂に入れられ、着ていく服を選定されている。何で小町がそこまで気合入れているのかわからんが、早すぎるってものだ。
「そもそも昨夜の段階で服を選んでないとか、信じらんないよ」
「はあ、すんません」
小町の剣幕に、ついつい敬語になってしまう。こういう時の小町には逆らわないのが吉だ。
しかし、なんでまた小町が今日の演劇鑑賞のことを知っているんだ、と一瞬思ったのだが、どうせ由比ヶ浜あたりが連絡したに決まっている。
「そうだよ。結衣さんがすっごい心配していたんだから」
「いや、さすがにすっぽかしたり寝過ごしたりはしないと思うが」
「そうじゃなくて! 留美ちゃんって、林間学校の時のあの子でしょ? 多分初デートだろうにその相手がゴミいちゃんだなんて不憫すぎるから、せめて身だしなみくらいはちゃんとしないとでしょ」
あのね。そもそもデートじゃないし、いくらなんでもお兄ちゃん泣いちゃうよ?
「はい! 服はこれで良し。ご飯食べていくんでしょ?」
「ああ。っていうか、昼飯まで食べていく予定だが」
「それじゃ、劇場への行き方わかる?」
「電車の乗り換えと劇場までの道は確認済み。っていうか、お前は俺の母ちゃんか」
「妹だよ。それじゃ、ご飯用意しとくからね」
ドタドタと階段を下りていく小町。まんま小学校の遠足前の母ちゃんだな、ありゃ。小町はいいお母さんに……いい、お母さん、に……いつかなっちゃうんだろうなぁ。
俺のことを気にせずに勉強でもしていればいいのに。そろそろ受験なんだから。心配させている俺が言うこっちゃないが。
さて、着替えて……あいつらにもらった眼鏡でもつけてみるか。
ちなみに、小町の俺の眼鏡姿に対する感想は、似合うけど違和感を感じる、だった。まあ、似合っているならいいか。
昼前になり、小町に追い出されるように家を出た。天気は冬晴れ、公園でスポーツでもしたら気持ちよさそうだ。しないけど。
我が最寄駅は千葉駅ほどの混雑はないものの、それなりに人出がある。
休日なのにスーツ姿で歩いている男。ああいう社畜にはなりたくないものだ。
出かける途中の家族。幸せそうですね。
その家族を見つめている小さい女の子。っていうか留美だった。早いな、約束の時間まで結構あるぞ。
「留美、待たせたか?」
「ううん、そんなには」
座っていたベンチから俺の方にてててと駆け寄ってくる留美は、一言でいえば可愛かった。
クリスマスの時とは違う帽子を被り、ファー付きのコートとマフラー。ポシェットを肩からかけプリーツスカートに黒タイツと、ここまで見て、俺が留美と会ったときは大抵スパッツを履いていたことに気づく。……なんか俺って変態っぽいな。
まあ、とにかくその全てが似合っており、それこそモデルにスカウトされてもおかしくはなさそうに思える。そこらのアイドルより、確実に留美の方が可愛い。
「似合ってるな留美。可愛いぞ」
「……」
小町よりも年下の留美だから、歯の浮くようなセリフも言うのに苦ではない。だが、留美はお気に召さなかったようで、ぷいっと顔を反らしてしまった。
「どうしたの、その眼鏡?」
顔を反らしたまま、こちらをチラ見しながらぽつりと呟く。気になるんならちゃんと見ればいいものを。
「雪ノ下たちにもらってな。どうだ?」
「……眼鏡かけてない方が、いい」
こちらに向き直って相対した留美だが、マジマジと俺の顔を見て、またぷいっと顔を反らした。
うーん、賛否両論ってところか。年下組には受けが良くないようだ。
「まあ、留美と一緒にいるのに必要なんだ。我慢してくれ」
目の腐った男が小学生を連れまわしている、なんてのは確かにごめんだしな。
留美は意味が分からないというように首をかしげていたが、頷いてくれた。
「ちょっと早いけど、行くか? 昼飯はもう食ってるよな」
「……うん」
改札へと留美と歩調を揃えて歩く。様子を見てみるとソワソワしているので、ここでお兄ちゃんスキル発動。
手を差し出すと、おずおずと握ってくる。拒否されたら立ち直れないところだったが、ついこの間も手を握ったことだし、それほど心配はしていなかったけども。俺は留美の小さい手をぎゅっと握りしめた。
電車に揺られること一時間と少し。留美が演劇のことについてぽつぽつと質問してきたのでわかる範囲で返答し、雑談も交えていたためか暇を持て余すことはなかった。
「そういや留美。ご両親に今日のことどう伝えたんだ?」
「……友達と行くって、言ったよ」
「そうか……」
ふと気になったことを聞いてみたのだが、それまでの雑談の時とは返答が少し遅くなっていた。ふむ……。
そんなことがありつつ、劇場のある駅に到着。乗り換えの時も思ったが、さすがに東京は人出が違う。千葉駅の混雑時ともまた違う、ごみごみした感じがする。
この駅に降りる人の目標は俺たちと同じ劇場のようで、同じ方向に向かう人が多い。場所を確認したのだが、すでに並んでいる人たちがいる。え、なんで? 指定席でしょ? 自由席ってないよな。
「八幡、なんであの人たち並んでるの?」
留美も同じ疑問を持ったようだが、あいにく俺に返せる答えはなかった。
後で知ったが、早く入れば物販とかゆっくり見られるし、演劇を見る他県の仲間との会話を楽しむためらしい。そんなことで並ぶの? どっか別のところで落ち着いて話すればいいんじゃないの?
疑問は尽きない。する側もよくわからん世界だが、見る側もよくわからん世界のようだ。
開演までの時間を近くの喫茶店で過ごすことにする。
チェーン店のコーヒーショップは、意識高い系が外からでも見えたので敬遠することにした。駅前通りなのに寂れたというと言い過ぎかもしれないが、物静かな個人経営の喫茶店に入る。
店主(マスターと言った方がよさそうだ)は髭を生やした白髪のダンディな老紳士で、カウンターの向こうでコップを拭きながら挨拶をしてきた。うむ、喫茶店のテンプレのようなお店だな。お、サイホンがあるってことは水出しコーヒーやってるのかな。
禁煙席に通され向かいの席に座った留美は、やはりちょっと足が浮いている。本当にちっちゃいな、こいつは。
「その眼鏡、いつまでつけてるの?」
「あー、そうだな。外に出るときに着けるか」
眼鏡を外して胸元のポケットに差し込む。度が入っていないとはいえ、ずっと掛けているのは、慣れない身としてはつらい。
目をグニグニと軽く揉み解し、メニューを見る。うーむ、さすがにチェーン店よりは高いな。なりたけのラーメン並みだ。長居するわけでなし、お代わり自由のでなくてもいいか。
「留美は決まったか?」
「……八幡と同じの」
「あん? 俺ジュースじゃないぞ」
「バカにしないで。コーヒーくらい飲めるもん」
どうやら機嫌を損ねてしまったようだ。頬を膨らませてそっぽ向かれた。子ども扱いしたのは確かだが、俺がコーヒーを飲んで美味しいと思えたのはいつ頃だったかな。
ここで俺がオレンジジュースを頼んだら、さらに留美に怒られそうな気がする。
注文を少し変えて、マスターを呼ぶ。
「カフェオレ二つ、ホットで」
アメリカンやブレンドよりは飲みやすいだろう。マッカンほど甘くできないのが難点だが。
店の中を見てみると、ポツポツと他に客がいた。常連っぽいご老人と数名のご婦人方、そして公演を見に来たであろう女子大生二人組。
プログラムらしきものを二人で顔を突き合わせてみている。あれは今日俺たちが見る演目と同じようだが、もしかしてこの人たち見に来るの二回目とかなんだろうか。
そんなことを考えながら見ていたら、脛を留美に蹴られた。
「んぐっ! 何すんだよ、留美」
「にやにやしてお姉さんたち見てた」
してねえだろ、と言いたいが、思いの外留美のトゥーキックがいいところに入って言葉も出ない。
むくれている留美のほっぺたをつついてやりたい衝動に駆られるが、ちょうどマスターがカフェオレを持ってきてくれたので断念する。
「お待たせしました……どうかされましたか?」
「いえ……お気になさらず」
留美はツーンとばかりにそっぽ向いている。マスターはそんな俺たちを見てにこやかに笑い、ごゆっくりと言って去っていった。
痛みは治まったが、どうしてくれようかこの小学生。しかし、ここは広い心で許してやるのが年上の度量だ。
「あの人らが俺らが見る演劇のパンフレット持ってたから気になっただけだ。他意はねえよ」
「ふーん」
留美はまだちょっとむくれながら、カフェオレを口にし、そして眉間にしわを寄せた。ほれ、やっぱ苦かったんじゃないか。見た目黒くなくてもコーヒーは苦いもんだぞ。
「留美、砂糖何個入れる?」
「……八幡も入れるの?」
「甘党だからな」
シュガーポットから角砂糖を二個入れる。こうしておけば、留美も意地を張ることなく素直に入れられるだろう。
「……三個」
「あいよ」
無難な数だろう。さすがに四個とか言ったら止めていた。
カチャカチャとカップをかき混ぜ、一口。さすがに量販品とは違う味がするくらいはわかる。陽乃さんとかならどこの豆とかまでわかるのだろうか。雪ノ下は紅茶だったらわかりそうだが、コーヒーにも造詣は深いのだろうか。
留美も一口飲んで、今度はほっと一息ついていた。背伸びしたがる年ごろかもしれんが、素直にジュースを飲んでいてもいいと思うんだがね。
「あ、ところで留美。雪ノ下から聞いたんだが」
「……なに?」
え、何で不機嫌そうになるの? この間は仲よさそうにしていたのに。
ちょっと気圧されそうになったが気を取り直す。
「演劇を見るときは、テレビとは違うということを忘れるなってさ」
「どういうこと?」
「見ればわかるとか先入観なしに見た方がいいってことで、くわしくは教えてくれなかったな」
「ふーん?」
実のところ雪ノ下の助言の意味はよくわからんのだが、素直に聞いておいた方がいいだろう。ただの心構えの話であるし。
開演時間が迫り会計を済ませて店を出ると、少し暗くなっていた。
これから公演を見て、夕飯食べて、電車に乗って、となると帰りは相当遅くなりそうだな。日曜日だったら翌日が憂鬱なところだが、まだましか。
劇場に赴くと人で溢れかえっていた。劇場の収容人数は千人を超えていたから、来客数もそれなりなのだろうとは思っていたが、なかなか壮観な光景だった。
すでに入場は始まっており、列もすんなり動いているため実にスムーズ劇場ヘ入ることができた。有名ラーメン店もかくあれかし。
劇場内は公演中の演目のポスターと過去作のポスターが張られており、それをバックに撮影している人がいたりして、オリジナル容器の洒落た飲み物や、ファンクラブ入会の案内、そして物販スペースと、どこか文化祭中の廊下の雰囲気を感じさせる。規模はずいぶん違うが。
留美も興味深そうにキョロキョロと辺りを見回している。劇場内で席番号までわかっているとはいえ、はぐれるのはよろしくないので手をぎゅっと握ると、留美も握り返してきた。
「物販見てみるか?」
「……人多いし、後にしておく」
まあ、そうだな。物販コーナーの前には人だかりができていて、昼の購買のような様相を呈している。あの中に突っ込む元気はないな。
とりあえず席を確認に向かうと、さすがS席だけあって舞台が近かった。俺たちの席は階で言うと一階にあり、そのちょうど真ん中あたりに位置していた。
個人的には二階席の後ろから見たかったんだが、まあ、この席でも演劇中に舞台をキョロキョロ見なくてすむだろう。
「留美、長丁場だからトイレに行ってくるが、どうする?」
「……行く、けど。本当に八幡てデリカシーがないよね」
「まあな」
「肯定しちゃうし」
言葉を濁して伝わらないよりかいいだろう。席を取っておく必要もないので、留美と連れ立ってトイレへ行く。
休み時間に一緒にトイレに行く女子の気持ちは今もってわからないが、ふと以前は留美もあの子たちとそうしていたのだろうかと考えた。どうにも想像がつかないが。
トイレにはすでに行列ができていた。留美と別れ用を足し、トイレを出ても留美はまだいなかった。女性の方がトイレが長いのはわかっちゃいたが、行列の流れ具合が随分と違う。というより、客層が女性の方が多い。
少し離れた場所で留美を待つ。トイレの目の前で待たれてちゃ、またデリカシーがないとか言われそうだし。
しばし待ち、トイレから留美が出てきたのだが。その表情を見て、俺は顔をしかめさせた。留美が非常に不安がっているように見えた。
ちょっと離れたくらいで、しっかりしている留美が不安がる? いや、そもそもしっかりしているというのも俺が勝手に思っている留美の印象なわけだが、どうにも違和感がある。
「留美」
声をかけ留美がこちらに気づいたとき、ほっとした表情になっていたことに俺は気づいていた。
席に戻り、開演まで待つことしばし。とうとう演劇が始まった。
そしてすぐに、雪ノ下の助言の意味が分かった。
最初に出てきたのは背景と同色の前身タイツを着た男で、手に魚の群れを模した棒を持ち歩き回っている。出来自体はいいのだろうが、テレビのセットに比べるとしょぼく見えてしまう海藻を模した舞台装置。ちょっと面食らってしまった。
だが、すぐに気にならなくなる。登場する役者のよく通る声、オーバーにも思える動き、それら全ての演技に惹きつけられ、圧倒される。
最初はしょぼく見えた舞台装置や小道具もうまく活用している。何よりすさまじいのが、ワイヤーを利用した演技だ。役者のうねる様な動きとワイヤーで、本当に空中を泳いでいるように見える。ワイヤーが少し見えるのはご愛嬌というものだ。
二部形式になっており一度休憩が入るのだが、その直前の主人公が溺れるシーンなど、演技力もあって空気中で溺れているように見えた。
休憩中、留美を見たが黙りこんでいる。俺は初めて見た演劇にある種感動しているが、留美はどういった感想を持つのか。短い休憩時間で、まだ見終わっていないのに聞くことでもない。二人して、休憩中席を立つことはなかった。
時折入る歌や踊りは、ディスティニィーの映画でも歌われた聞き覚えのある曲だ。俺は数年前にゲームで聞いた覚えもあるが、それが目の前で行われるライブ感。CDや映像ディスクでは感じられない高揚感を感じる。
シリアスなシーンの間に下手にギャグを入れられると萎えてしまうこともあるが、挿入するタイミングと頻度のバランスがうまい。それにセリフ回しに現代風のアレンジが加えられていて、ちょっとしたところでもクスッと笑ってしまう。
終盤、悪い魔女の足を動かすのに八人もの全身タイツがおり、彼らは丸見えなのだが、光の加減や背景と同色のタイツでうまく隠れていてあまり気にならない。これまたご愛嬌というやつだ。忙しく動き回りラスボス感を煽っている。
そして大団円。悪い魔女を退治し、お姫様はケンカしていた父親と仲直りし、王子様と幸せに暮らしましたとさ。勧善懲悪並みに使い古されたエンディングでもあるが、王道ともいえる。ストーリーは知っているのに面白い小説を一気に読み切った読了感がある。
キャストがかわるがわる現れ観客席に向けて挨拶。幕が下りた後も拍手はいつまでも鳴りやまなかった。
何度も見に来る人がいるのも頷ける。
俺は無論、留美も拍手を送った。
劇を見終わり、劇場を出るまでの間に周囲の人たちの会話が聞こえる。
すごくよかったよね、また来ようね、お父さん私も劇やりたい、などなど。
演劇鑑賞の感想はみんな大体変わらず好印象な様子だ。下手な役者はいなかったし、素晴らしい演技だった。素人目に悪いところを探す方が難しかった。
俺と留美は、余韻に浸っている人たちの合間を抜けて劇場を出る。俺たちにも余韻がないわけではないが、まずは落ち着いた場所に行きたかった。
鑑賞前から留美と話して決めていた、駅近くのデパートの洋食レストランへ入る。そこで腰を下ろし、適当に注文をしてようやく一息つくことができた。
「留美、どうだった?」
「……うん。なんか、すごかった」
実に小学生並みの感想、実際小学生なわけだが。それだけしか感想がないわけではなく、留美が感じたことを一言で表したのが、凄かった、なのだろう。
「雪乃さんが言った通り、テレビとは違うってこと考えてたけど、最初びっくりしちゃった」
「正直なところ、学芸会の延長っていうか、こんなもんなのかって思っちまったな、俺は」
「そこまで言わないけど。小道具とか、頑張れば作れそうかなとは、思ったかな」
留美は俺と似たようなことを考えていたようだ。
「演技力はさすがの一言だな」
「歌や踊りも楽しそうなのとか、地上への思いとか。感情が伝わってくるっていうのかな」
「だな。つい口ずさみそうになったし」
「八幡が?」
「知ってる曲だったからな」
留美はフフッと笑う。そりゃ俺のキャラじゃ似合わんかもしれんけどな。
「八幡がこの前教えてくれた、演劇に関係する役職? 四つくらいあったよね」
「ん? ああ、あれか。確か、演者と裏方、脚本、監督、だったかな」
「うん。ワイヤーとか、船を動かしていたのって、裏方の人だよね」
「だろうな。裏方も劇の流れを把握していないと、ああまで息ぴったりに動かすことできないだろ」
「だね。劇団員全員で取り組んでいる、っていうのがよくわかった」
と、ここで食事が到着する。
俺も留美も、食事しながら会話をするつもりはないので静かに食事をしていたのだが。
「八幡のちょっとちょうだい?」
「おお、んじゃ留美の方もちょっともらうぞ」
「うん」
お互いに食事を交換するという、昔小町とよくやっていた懐かしいことをしばらくぶりに体験した。
そうして、少し遅い食事を終える。今から帰れば、十時過ぎになるが帰宅できるだろう。
留美を伴い帰宅の途に着く俺は、それまでが最終ラインだと考えていた。
八幡と留美のデートのお話。八幡はデートとは思っていませんが。
予定ではあと三話ほどで終了。話の長さによってはまた分割するかも?
じゃあ、また次回。
一応なんですが。作中の劇はリトルマーメイドです。明言はしなかったし、みんな知っている話なのでこんなかんじで書きましたけど、伝わってたらいいなー。