一色いろははやっぱりあざとかった♡   作:ぼるびっく♡

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今回はオリジナルの話です。
いろはちゃんの仲良しグループのオリキャラも登場します。

初回がUA1900でお気に入りも12人もなんて思ってもみなかったので、予定より早く2話を書いてみました。



2話 一色いろはの親友はただ物ではない♡

今わたしはお出掛けの準備をしている♪

 

今日は陽花達が生徒会長の就任祝い?と称した女子会をしてくれるらしい。

メンバーはいつもの仲良し4人組♡

 

まずは小泉陽花(こいずみ はるか)♪

みなさんも知ってるわたしの小学校からの大親友!!

同い年なのにとっても落ち着いていて大人っぽくて『可愛いアピール』をしているわたしから見てもとても可愛いわたし達のお姉さん的な存在♪

髪型のショートボブがとっても似合ってる♡

しかしとっても大人っぽくてお姉さん的なんだけど、ちょっとドジっぽいところもあるお茶目さんなの。

それでいてとっても頭が良くて小さい頃からずっと学年1位とかいう秀才さんでもある。

何かもうわたしより陽花の方が生徒会長なんじゃない?とか思ってしまう。

 

そして次はお待たせの初登場♪

誰も待ってないとか言わないでくださいねー。

えぇーと、中学2年の時一緒のクラスになって仲良くなった七海希望(ななみ のぞみ)♪

綺麗な黒髪ボブディの眼鏡っ子ちゃん。

で、そうみなさんのご想像通りのちょっぴりヲタちゃん♪

そんな希望はわたし達のムードメーカー的存在で、しかも陽花ほどではないけど成績はいつも上位。

わたしのまわりって何でみんなこんなに頭いいの...

 

最後はこちらもお待たせの初登場♪

だから待ってないとか言わないでくださいねー。泣いちゃいます(笑)

この子は総武高校に入学して仲良くなった笠原美沙(かさはら みさ)♪

付き合いは一番短いけどわたし達のアイドル的存在。

ボブがとっても似合ってる童顔の妹系!!

どれくらい童顔かというと中学生に間違えられるのは当たり前で、小学生に間違えられることもしばしば。

ちなみに身長も一番低かったりする。

だからわたし達3人は美沙が可愛くてしょうがないんです♡

あっ、勉強のことは言わないでやってください(笑)

 

 

さぁ今日はそんな3人と千葉駅近くのお洒落なカフェで女子会なのである。

待ち合わせの11時にはまだ時間ある...って、もうこんな時間?

でもほとんど準備を終わっていたわたしは最後に鏡でチェックして出発した。

よし!今日も可愛い♪

 

 

わたしが待ち合わせ場所に着くと陽花がもう待っていた。

この子はしっかりさんだけあって必ず時間の10分前には来ている。

わたしも早く行く方だけどいつも陽花のが先に待っていてくれる。

さすがお姉さん系ですね♪

 

 

しかしいつも困るのが希望と美沙の2である。

この2人ときたらルーズとか通り越してるくらいに時間の感覚がない・・・

まぁいつものことなんでいい加減慣れましたけどね...

 

なんて言ってると手を振りながら近づいてくる美沙の姿が。

今日は珍しく時間ピッタリである。

陽花に「美沙時間ピッタリだねー♪」と言われて小さな胸を張っている。

たまに時間通りに来たくらいで...はぁ。

 

 

。。。時計の針は11時10分を過ぎたところ・・・

そろそろだなぁ...あっ!やっぱり。

 

陽花が希望に電話していた(これいつものパターン笑)

そしていつもの陽花の小言...

陽花によると希望はまだ寝ていたらしい。

まったくあの子は。。。

 

 

 

30分後到着した希望は今陽花の前で正座をしてお小言を聞いております。

「まったく希望は何回いったら分かるのぉ...」

 

「だってぇ。。。」

 

「だって何?ちゃんとした理由あるの?寝てただけでしょ!!」

 

「はい、滅相もございません。」

もう土下座しそうな勢いです。

 

陽花さん、もうその辺にしないと近くを通る人の目が・・・

 

 

そんなこんなで目的のお洒落なカフェに着いたわたしたち。

陽花が席を予約していてくれたらしく、12時に。

さすが陽花と思いながら席に着くわたし達。

 

 

まずはみんなで乾杯をしようとなりそれぞれ飲み物を頼む。

もう寒い時期なのでみんな暖かい物を注文!!

わたしはミルクティー、陽花がストレートティー、希望はカフェオレ、美沙はココア(お子ちゃまだ笑)

 

 

希望が乾杯の音頭をとってくれる。

さすがムードメーカーですね。

「いろはの生徒会長就任と私達の友情にかんぱーい♪」

「かんぱーい♪」「かんぱぁーい♪」「かんぱーいぃ♪」

 

「はぁ...あったまるわぁ♪」

 

「希望、おっさんみたいだから笑」と陽花。

 

 

わたし達はお昼の食事を一緒に済ませてしまう為、それぞれ注文しワイワイ、ガヤガヤしながら食べていく。

 

 

 

食事も終わって、デザートのケーキを食べながらのんびりしていると美沙が口を開く。

「いろはちゃんは、どぉーして急に生徒会長になることにしたの?」

 

「うんうん、最初はなりたくないって言ってたよねー。」と希望が続く。

 

 

陽花はわたしが言えるようになたら言うと知っていたので少し不安そうな顔をしていた。

 

わたしの生徒会長就任のお祝いで開かれたこの女子会だから当然この質問は出ると思って、わたしは昨日の夜から決めていた。

「えぇ~っとぉ、まず何から話そうかなぁ...」

 

 

 

「いろは、言いたくないこともあるかもだから無理しなくてもいいよ」

さすが大親友すかさずフォローしてくれる。

その言葉に希望も美沙も頷いてくれる。

 

「えぇーとね、最初はサッカー部のマネージャーをしながら生徒会長なんて無理だって思ってある部活に依頼して何とか

生徒会長にならないようにしてもらうつもりだったの。」

 

「へぇー、そんな不思議な部活があるんだね」と陽花が少し興味があるみたいに聞いてきた。

あら?陽花さん?フォローしてくれた割には興味津々じゃない?

 

 

「うん、わたしも知らなくて平塚先生に相談したら連れて行ってくれたの。」

3人とも真剣に聞いている。

 

 

 

でも、ここからちょっと飛ばして先輩に生徒会長を勧められたとこの話をしようと思う。

詳しいことはまたその時が来たら話すから...

 

「でね、ある時その奉仕部の先輩がわたしに魅力的な提案をしてきてね」ニコッ♪

「わたしにこんな提案してくるこの人は何なんだろう?って興味を持ってね、その人の提案に乗せられることにしたの。」ニコッ♪

 

「その提案てね、困ったら葉山先輩に相談すれば、部活終わりに送ってもらえるとか、部活を理由に生徒会さっぼったり、その逆もとか普通

そんなこと考えないでしょ?」ニコッ♪

「そんなこと平気で言ってくるんだよ」ニコッ♪

 

「それにね、その人ってわたしの『可愛いアピール』がまったく効かないんだよ♪」ニコッ♪

「ちょっと興味持っちゃうよね♪」ニコニコッ♪

 

って、何々??3人ともぽかーんみたいになってるけど??

「どうしたの?」

 

 

陽花がハッ!っとして答える。

「えっ?そんなことで簡単に決断しちゃってよかったの?生徒会長って大変でしょ?」

 

 

「大変な時は先輩をつk...頼ればいいし♪わたしを生徒会長にした責任とってもらって♪」

ピシッと敬礼を決める。

 

 

「そっかぁ♪いろはが決めたことなら私は応援するよ!!」と陽花が笑顔で言ってくれた。

3人は「私達にできることがあったら言ってね」って言ってくれた。

 

 

「生徒会の手伝いとかは大変だと思うから、わたしが疲れたり困った時は話聞いてね♪」

って言ったら3人とも満面の笑みで「もちろんだよ♪」って言ってくれた。

 

 

 

これから生徒会にサッカー部のマネージャーを色々と大変で辛くなることもあると思う。

そんな時陽花達この3人がいたら心強い!!

 

 

 

そう思えたら生徒会頑張らなきゃって元気が出て安心できた。

わたしは本当にいい友達をもったなぁ♪

 

 

 

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お洒落なカフェ(陽花目線)

 

 

 

さぁいつものように待ち合わせ時間に遅刻してきた希望の掛け声で乾杯となる。

まったくこの子は時間にルーズなんだからぁ...って今日はいろはのお祝いだから大目に見てあげよう。

 

 

乾杯が終わりそれぞれのお昼も食べ終わった頃やっぱりこの質問が来た。

美沙が「いろはちゃんは、どぉーして急に生徒会長になることにしたの?」と言ってきた。

 

 

 

この前いろはは言える時がきたら言うって言ってくれた。

どうしよ?

 

いろはを見ると

「えぇ~っとぉ、まず何から話そうかなぁ...」と話す気になってるようだ。

 

それなら

「いろは、言いたくないこともあるかもだから無理しなくてもいいよ」

と軽く助け船を出してあげる。

いろはを見たらニコッとしてくれた。

 

 

私もいろはがどうして生徒会長になることにしたのか興味はあったから思わず真剣に聞いてしまった。

もしかしたら嫌々なったのだろうか?とか思ったりもしたんで、いろはからどんな言葉がでてくるのか...

 

 

話を聞いていて私は安心した。

いろはは無理やりでも嫌々でもなく、納得して生徒会長になることを選んだみたいだったから。

 

 

 

だけど何?

この話をしている時のいろは...少し楽しそうであり、ワクワクしてる?感じさえあった。

 

 

 

こんないろはを見るのはいつ以来だろう??

最近ってか中学いや小学校高学年以来、みんなに好かれたくて『可愛いアピール』をしていたいろは。

 

男子は少しでもいろはに気に入られようと近づく。

本当のいろはを知らない女子はそんないろはを妬む子も多かった。

 

だけど私は知っている。

本当の一色いろはを...

 

 

 

 

 

 

そう...あの子、いろはが『可愛いアピール』するのは...

みんなに好かれたくてやってると思ってる。。。みんな

いや、きっといろは自身もそう思ってるかもしれない。いや、そう思い込んでいるのかもしれない。

 

 

 

 

 

だけど、本当はあの子は、いろはは、嫌われれたくないんだ。

『好かれたい』と『嫌われたくない』一見同じに思えるかもしれないが、全然違う!!

 

 

 

 

あの子は怖いんだろう、嫌われるのが...

だから『可愛いアピール』をしてみんなに好かれようとする。

 

 

 

いろは、それは違うんだよ。

いつか私はいろはに言える日が来ることを望んでいる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日のいろはは少し生き生きしているように見える。

いつものようなあざとさもないのに、本当に可愛い。

 

 

そう、あの子を妬んでいる女の子には分からないと思う。

 

本当の一色いろはは、さばさばした可愛い子なんだよ。

大親友の私が言うんだから間違いないよ。

 

 

 

 

 

本当に今日のいろははいつにもまして可愛い。

大変なはずの生徒会長の話がなんともないように、嬉しそうにさえ話ている。

 

 

きっとあの子は何かを掴みかけてるんじゃないかな?

 

 

 

 

。。。きっとそれは話に出てきたいろはに生徒会長を勧めた『先輩』と呼ばれる人なんだろ。

誰かは分からないけど、私からいろはには聞かない。

きっとその時が来たらいろはから言ってくれると思うから、わたしは待っている。

 

 

そして。。。

 

きっといろはは自分でもまだ気づいてないと思う。

あの子はあぁ見えて意外と鈍いのよね(笑)

 

 

 

 

 

 

いろはが言う『先輩』ってどんな人なんだろう?

 




まったくのオリジナルを書いてみたがうまくかけてるか不安です。

少しでも気に入ってもらえると嬉しいです。

第3話は11/29投稿予定です。
よろしくお願いしますm(_ _)m

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